2025.01.20
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 4歳3ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1才半頃から1年中かゆみ症状
〇24時間外せないエリザベスカラー
〇抗生剤は効果なし
〇アポキルを1日1回服用しても多少マシになる程度
それでは初診時の様子をご覧ください。
【初診時の診極め】
ポイント①:被毛形成異常
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・アンダーコートが生えていない
これらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
「搔く」症状が発症し「アポキルが効かない」わんちゃんに多い原因が『心因性の搔痒行動』なのですが、この柴犬は当てはまりません。
被毛形成異常が原因の1つ。
しかし、純粋なかゆみをコントロールできるアポキルは効かず、抗生剤も効果なく、だからといって心因性でもない。
このような特殊な症状はアポキルをどれだけ長く服用させてもどれだけの量を服用させても効果がありません。
また薬用のシャンプーなどでのスキンケアを行っても改善はされませんので、当院でのみで行っている特別な投薬治療を行う必要があります。
今回の柴犬も当院での特別な投薬治療を行い、犬生初の柴犬らしいふわもこの被毛になりました。
皮膚病に悩むご自宅のわんちゃんが一番輝く『犬生初!』を体験できる可能性は大いにあります。ですので同じような症状でお困りのわんちゃんは是非当院の受診をおすすめします。
【オススメホームケア】
◎適切な食事
◎スキンケアECプラス(腸活)
・パーソナルPⅡ+(心因性)
・アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケアMedicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
それでは治療から約2ヶ月半後を比べてみましょう。
この柴犬の治療プランとして特別な投薬治療の他に食事改善と腸活を行っています。皮膚を良くするためには腸を整えることが第1なのです。
実際に服用していた腸活サプリは当院オンラインショップでご購入可能です。また、食事に関しましては当アカウントにリンクツリーがありますので是非ご覧ください。
当院オンラインショップでは腸活サプリ以外にも今回は該当しなかった心因性に対するサプリメントや、アロペシアに対するサプリメントなども販売しておりますので受診が難い場合などは適切な食事と腸活サプリと共に一度お試しください。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】 岡崎
投稿者:
2025.01.20
治療実績の更新状況です。
2025.1.20 柴犬の治療実績
2025.1.16 パグの治療実績
2025.1.10 マルチーズ×プードルの治療実績
2024.12.19 ミニチュアピンシャーの治療実績
2024.9.29 フレンチブルドッグの治療実績
2024.8.24 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2024.7.27 フレンチブルドッグの治療実績
2024.7.4 ポメラニアンの治療実績
2024.6.13 ダックスの治療実績
2024.6.12 MIX犬の治療実績
2024.6.6 ポメラニアンの治療実績
2024.6.1 プードルの治療実績
2024.5.25 プードルの治療実績(追記)
2024.5.8 ポメラニアンの治療実績
2024.5.6 ポメラニアンの治療実績
2024.4.29 フレンチブルドッグの治療実績
2024.4.27 ダックスの治療実績
2024.4.24 柴犬の治療実績
2024.3.2 チワワの治療実績
2024.2.27 トイプードルの治療実績
2024.2.21 ポメラニアンの治療実績
2024.2.3 MIX犬の治療実績
2024.1.31 フレンチブルドッグの治療実績
2024.1.5 チワワの治療実績
2023.12.27 柴犬の治療実績
2023.12.26 ビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザーの治療実績
2023.12.23 柴犬の治療実績
2023.12.19 ポメラニアンの治療実績
2023.12.12 トイプードルの治療実績
2023.12.9 フレンチブルドッグの治療実績
2023.12.8 シーズーの治療実績
2023.12.7 ポメラニアンの治療実績
2023.12.5 柴犬の治療実績
2023.12.2 トイプードルの治療実績
2023.11.29 柴犬の治療実績
2023.11.20 パグの治療実績
2023.11.10 フレンチブルドッグの治療実績
2023.11.1 柴犬の治療実績
2023.10.28 パグの治療実績
2023.10.11 柴犬の治療実績
2023.10.7 チワワの治療実績
2023.9.26 柴犬の治療実績
2023.9.16 ミニチュアピンシャーの治療実績
2023.9.9 フレンチブルドッグの治療実績
2023.9.6 チワワの治療実績
2023.9.5 シーズーの治療実績
2023.9.2 フレンチブルドッグの治療実績
2023.8.29 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2023.8.2 柴犬の治療実績
2023.8.1 柴犬の治療実績
2023.7.29 フレンチブルドッグの治療実績
2023.7.28 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2023.7.22 トイプードルの治療実績
2023.7.13 トイプードル×パピヨンの治療実績
2023.7.10 チワワの治療実績
2023.7.5 柴犬の治療実績
2023.7.4 フレンチブルドッグの治療実績
2023.6.14 柴犬の治療実績
2023.6.10 ウエルシュテリアの治療実績
2023.6.9 ミニチュアダックスフンドの治療実績
2023.6.2 トイプードルの治療実績
2023.5.25 ミニチュアピンシャー×チワワの治療実績
2023.5.24 フレンチブルドッグの治療実績
2023.5.9 柴犬の治療実績
2023.5.5 柴犬の治療実績
2023.5.3 アメリカンピットブルの治療実績
2023.5.3 ボストンテリアの治療実績
2023.5.2 トイプードルの治療実績
2023.4.29 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2023.3.31 柴犬の治療実績
2023.3.18 フレンチブルドッグの治療実績
2023.3.18 ゴールデンレトリバーの治療実績
2023.3.8 柴犬の治療実績
2023.3.4 フレンチブルドッグの治療実績
2023.2.11 キャバリアの治療実績
2023.2.11 フレンチブルドッグの治療実績
2023.1.18 秋田犬の治療実績
2023.1.11 ミニチュアシュナウザーの治療実績
2023.1.4 ミニチュアダックスフンドの治療実績
2022.12.14 トイプードルの治療実績
2022.12.1 ポメラニアンの治療実績
2022.11.23 柴犬の治療実績
2022.11.23 スタンダードプードルの治療実績
2022.11.21 ヨークシャーテリアの治療実績
2022.11.3 イングリッシュブルドッグの治療実績
2022.10.29 ハバニーズの治療実績
2022.10.14 フレンチブルドッグの治療実績
2022.10.8 チワワの治療実績
2022.9.28 柴犬の治療実績
2022.9.22 ミニチュアピンシャーの治療実績
2022.9.22 ポメラニアンの治療実績
2022.9.4 キャバリアの治療実績
2022.9.2 チワワの治療実績
2022.8.27 シーズーの治療実績
2022.8.24 シーズーの治療実績
2022.8.11 ミニチュアダックスフンドの治療実績
2022.7.15 柴犬の治療実績
2022.7.15 シェットランドシープドッグの治療実績
2022.7.12 キャバリアの治療実績
2022.6.22 パグの治療実績
2022.6.21 柴犬の治療実績
2022.6.21 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2022.6.20 パピヨンの治療実績
2022.6.20 柴犬の治療実績
2022.6.20 柴犬の治療実績
2022.5.31 フレンチブルドッグの治療実績
2022.5.24 トイプードルの治療実績
2022.2.16 フレンチブルドッグの治療実績
2022.2.8 ダックスの治療実績
2022.1.19 ダックスの治療実績
2022.1.11 フレンチブルドッグの治療実績
2021.12.7 ミニチュアシュナウザーの治療実績
2021.12.1 チワワ×プードルの治療実績
2021.11.23 トイプードルの治療実績
2021.11.23 柴犬の治療実績
2021.11.3 ボーダーコリーの治療実績
2021.10.26 フレンチブルドッグの治療実績
2021.10.19 ペキニーズの治療実績
2021.10.12 チワワの治療実績
2021.9.23 プードルの治療実績
2021.9.21 シェルティーの治療実績
2021.9.18 ウェスティの治療成績
2021.9.18 ダックスの治療成績
2021.8.18 チワワの治療成績
2021.1.16 イタグレの治療成績
2020.10.12 ウェスティの治療成績
2020.9.8 柴犬の治療成績
2020.9.4 ウェスティの治療成績
2020.3.18 ビーグルの治療成績
2020.3.18 ジャックラッセルテリアの治療成績
2020.2.8 イタグレの治療成績
2019.12.20 ポメラニアンの治療成績
2019.12.9 フレンチブルドッグの治療成績
2019.12.8 フレンチブルドッグの治療症例
2019.11.23 トイプードルの治療症例
2019.11.22 フレンチブルドッグの治療症例
2019.11.15 トイプードルの治療症例
2019.10.27 トイプードルの治療症例
2019.10.24 フレンチブルドッグの治療症例
2019.10.18 シーズーの治療症例
2019.10.13 マルチーズの治療症例
2019.6.3 チャイクレの治療症例
2019.5.31 フレンチブルドッグの治療症例
2019.5.30 フレンチブルドッグの治療症例
2019.5.22 トイプードルの治療症例
2019.5.10 マルチーズの治療症例
2019.4.26 パピヨンの治療症例
2019.4.25 トイプードルの治療症例
2019.4.22 シーズーの治療症例
2019.4.12 パグの治療症例
2019.3.30 柴犬の治療症例
2019.2.9 柴犬の治療症例
2019.2.1 柴犬の治療症例
2019.1.31 柴犬の治療症例
2019.1.11 柴犬の治療症例
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2018.12.15 トイプードルの治療症例
2018.11.29 柴の治療症例
2018.11.29 マルチーズの治療症例
2018.11.29 トイプードルの治療症例
2018.11.6 シーズーの治療症例
2018.11.16 フレンチブルドッグの治療症例
2018.11.16 シーズーの治療症例
2018.11.9 ウェスティの治療症例
2018.11.5 ボストンテリアの治療症例
2018.10.26 バーニーズの治療症例
2018.10.26 ゴールデンの治療症例
2018.10.20 フレンチブルドッグの治療症例
2018.10.15 フレンチブルドッグの治療症例
2018.9.30 遠隔診療の治療症例
投稿者:
2025.01.16
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はパグの子の症例です。
【症例】
パグ 4歳7ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇1歳頃から肘、お腹、四肢の赤み
〇舐める>搔く=9:1
〇アポキル服用するとぐったりする
〇ビクタスクリームをずっと塗っていた
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
【初診時の診極め】
ポイント①:被毛形成異常
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
これらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してのアプローチをすることで皮膚の状態が良くなっていきます。
言い換えると、この薄毛が皮膚病悪化の原因と判断できない&治療方法がわからないでいるとずっと悪い状態が続きます。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
※アポキルの処方はありません
②被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、当院でのみ受けれる治療法です。
③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアpⅡ+
④腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
⑤週に1回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareローション
それでは治療から約3ヶ月比べてみましょう。
この子の場合、初診時から2週間で肘の皮膚が綺麗になり舐める事が減ったと実感されました。
さらに1ヶ月後には毛量が増え、人生初!と喜んでいただけました。
そして治療から3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善!
毛が抜けずモコモコの毛が維持されています。
周りからは『パグっぽくなった』と言っていただけたそうです。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルPII+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】 岡崎
投稿者:
2025.01.16
【皮膚科総論】
【柴犬】
柴犬の全症例(New!2025.1.20)
・・・・・・・・・・
【ブルドッグ種】
ブルドッグ種の全症例(New!2024.9.29)
・・・・・・・・・・
【シーズー】
・・・・・・・・・・
【プードル種】
プードルの全症例(New!2024.6.1)
・・・・・・・・・・
【チワワ】
チワワの全症例(New!2024.3.2)
・・・・・・・・・・
【ダックスフンド】
・・・・・・・・・・
【ミニチュアピンシャー】
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
皮膚科ブログ(症例報告以外)
天真爛漫ブログ(院長の気ままなブログ)
投稿者:
2025.01.10
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はマルチーズとプードルのミックス犬の子の症例です。
【症例】
マルチーズ✕プードル 6歳1ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇5歳から痒み・脱毛
〇4歳までは痒みも被毛も問題なかった
〇アポキルを服用しても多少マシになる程度でスッキリはしない
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
毛は薄く地肌が見えています
脇と胸~腹部のお写真です。
側面の様子です
被毛の密度が低く地肌が見えています。
残った被毛の色も薄く艶も失われパサついた感じになっています。
背中の様子です。
【初診時の診極め】
ポイント①:甲状腺機能低下症
・艶がなくカールもバサバサ
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
当院で診察と検査を実施した結果、この子は「甲状腺機能低下症」という診断になりました。
単純な「甲状腺機能低下症」であれば今回のようにホルモン剤、甲状腺の薬だけで【短期】かつ【劇的】に改善されていきます。
今回はこの場合に当てはまったため、投薬治療で改善へ導くことが出来ました。
【当院の治療プラン】
①甲状腺機能低下症
・投薬治療
②腸活(皮膚の状態をより良く保つため)
・食事療法
③週に1回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
当院を受診してわずか3ヶ月で1年アポキルを服用しても改善されなかった症状が改善へ向かいました。
写真からもわかる通り毛量も増え、被毛の色が初診時と比べ濃くなっています。以前はシャンプーをしても1週間後にはベタつきが目立っていたそうですが、被毛が回復してからは1週間後でもサラサラのまま維持が出来ているそうです。
薬を服用しても改善されない等の皮膚の症状にお悩みのわんちゃんは是非当院の受診をオススメいたします。
遠方のために継続的に通院できない方でも当院ではオンライン診療で継続治療を受けることができます。
関東にお住いの方は東京サテライトで初診を実施し、2回目以降の再診をオンライン診療で治療を継続することをお勧めします。
どうしても受診が難しいという方は、
・正しい食事療法
・スキンケアECプラス
・アロペシアGR+
・スキンケア Medicareシリーズ
※心因性がある場合は、パーソナルケアpⅡ+を追加を長く継続することをお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
投稿者:
2024.12.19
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアピンシャーの子の症例です。
【症例】
ミニチュアピンシャー 3歳11ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳からずっと痒みあり
〇爪を噛む(噛むのは家の中だけで車や外では噛まない)
〇耳、目を掻く
〇一年中抜け毛が多い
〇ステロイドを多い時は1日2回服用するも改善見られず
〇フケが多い
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
毛は薄く地肌が見えています
脇と胸~腹部のお写真です。
ほとんど毛が生えていません。
最後に体の側面の写真です。
【初診時の診極め】
ポイント①:被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
ポイント②:心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
今回の症例もこのタイプで、純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動が強く出ていました。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
④被毛形成異常
・投薬治療
それでは治療から約3ヶ月比べてみましょう。
治療から1ヶ月半で爪を噛むことが無くなり、毛もフサフサになりました。治療から3ヶ月後には痒みが無くなりました。
行動面では、
「掃除機に吠えなくなった」
「犬に吠えることが少なくなり、ずっと見ているだけになった」
「掃除機に怒らなくなった」
「拾いが少なくなった」
このような変化がありました。
また飼い主さまにも『こんなの初めて!』と喜んでいただけました。
今回の症例のように皮膚と心因(行動)への特殊な投薬治療は、当院のみで受けることが可能です。
同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
投稿者:
2024.11.28
こんにちは。四季の森どうぶつクリニックです。
年末年始の休診日につきまして、以下の通りお知らせいたします。
《年末年始の休診日》
2024年12月27日(金)午前のみ診療
2024年12月28日(土)午前のみ診療
2024年12月29日(日)~2025年1月5日(日)終日休診
《初診の方へ》
初診申込フォームは当ホームページから24時間受け付けております。
休診期間中はご返信までお待たせしてしまいますが、1月6日(月)以降、受付順に返信および予約日時調整をさせていただきます。
詳しいお申込み~予約までの流れは初診の方へをご覧ください。
《通院中の方へ》
お電話での再診予約は12月28日(土)まで受付可能です。
例年、休診日前後はご予約が集中する傾向がありますので、ご予定がお分かりの方は早めのご予約をおすすめいたします。
四季の森どうぶつクリニック
TEL:0562-85-2215
通常診療:月・木・金・土
午前9時~11時40分/午後16時~17時(木曜日は18時半まで)
休診期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。
投稿者:
2024.09.29
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はフレンチブルドッグの子の症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 5歳 5ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1年中続く痒み
〇舐める:搔く=6:4
〇舐め続けると止まらない
〇抗真菌剤やステロイドを試すが改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは左横顔です。
目の周りと口周りの皮膚が赤く炎症しています。
次に首です。
毛は薄く、本来隠れているはずの皮膚が見えています。
こちらは両前肢です。
止まらない舐め癖の影響か、脱毛し皮膚が炎症しているのが分かります。
次に胸~腹の写真です。
身体の内側はほとんど毛が生えていません。
こちらの写真は胸~腰の左側です。
フケと局所的な脱毛が目立ちます。
最後に左臀部です。
こちらも同様にフケと脱毛が目立ちます。
【初診時の診極め】
ポイント①被毛形成異常
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
これらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・他の犬と仲良くできない
・ドライヤーや掃除機が苦手
・たまに食糞がある
・小枝の拾い食いをする
・紐やペットボトルが好きで壊す
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。
ポイント③3つの要因がかけ合わさった皮膚炎
この子は『アトピー』『膿皮症』『心因性』の3つの要因がかけ合わさり皮膚や被毛に影響が出ています。
そのため治療には、『正しい診極め』と、
『それぞれに適した処方』が必要であり、当院ではそれが可能です。
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【当院の治療プラン】
①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤・抗真菌剤・ステロイドの処方なし
②被毛形成異常
・投薬治療
③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
⑤週に1~2回のスキンケア(膿皮症)
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル
それでは治療後の様子と比べてみましょう!
<治療から1ヶ月後>
・痒みが減る
・元々下痢気味だった便が形のある便に!
<治療から2ヶ月後>
・搔く:2割まで減る
・舐める:1~2割まで減る
・皮膚がすごくキレイになった!
<治療から3ヶ月後(After写真)>
・見た目がふつうの子まで改善した!
・搔く:無し
・舐める:無し
3年間治らなかった皮膚炎が、わずか3ヶ月で綺麗な皮膚と被毛に生まれ変わりました。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
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受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルPⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2024.08.24
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はワイヤー・フォック・ステリアの子の症例です。
【症例】
ワイヤー・フォック・ステリア 3歳 8ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳6か月から2年間ずっと続く痒み症状
〇アポキル1日2回の服用を2年間毎日おこなっても改善されない
〇季節問わず1年中発症するかゆみ
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面の写真です
首の写真です
バンザイをした胸~お腹、脇の写真です
内股の写真です
側面の写真です
側面の肩の部分を拡大した写真です。
アポキルが効かない原因とは何か。今回の場合の原因は遺伝的な被毛の異常です。
ワイヤー・フォックス・テリアを含めてテリア種のわんちゃんで共通して以下の症状を持つ子は、アポキルだけで痒みのコントロールができない傾向が強くなります。
・毛が薄い
・脂っぽい
・アポキルが効かない
この3つです。
そして、この原因に対しては特別な治療が必要となってきます。
この特別な治療を実施したことで1日2回服用していたアポキルの服用はたったの1ヶ月半で
3日に1回の頻度に減り、この服用頻度でも痒みをコントロールする事が可能となりました。
『掻く』=『痒い』⇒アポキルの服用
この式が全て正しいわけではありません。正しい診断と正しい投薬治療があれば
劇的にそして迅速に治すことは不可能ではないのです。
それでは治療後の様子と比べて見ましょう。
被毛が密に生え揃い、色も濃くなったことがわかると思います。
原因に正しくアタックすることで
2年治療しても治らなかった症状がわずか1ヶ月半でこんなにも綺麗に改善されます!!
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルPII+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 廣田
投稿者:
2024.07.27
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はフレンチブルドッグの子の症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 3歳 10ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇半月前に引き取った時から病変あり
〇抗生剤、抗真菌剤、ステロイドで治療中
〇搔く、手舐めなどの痒み症状がある
〇薄毛や脱毛がある
〇皮膚の赤み
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首です。
次に右前肢の先です。
こちらは右前肢の脇~手先にかけてのお写真です。
胸~腹部の写真です。
最後に右体側の写真です。
全体的に毛は薄く、首~お腹は全く毛が生えていません。
四肢も同様脱毛しており、皮膚は赤く炎症しています。
【初診時の診極め】
ポイント:被毛形成異常
全体的に毛が薄く、特に首、脇~股、四肢は地肌が見えています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
被毛形成異常の特徴としては、
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
が上げられます。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
※抗生剤、抗真菌剤、ステロイド、アポキルは使用しません!
②被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※当院だけの特別な治療法です。
③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
④週に1~2回のスキンケア(脂漏症)
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
毎日のデイリーケア
・Medicareローション
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治療後の様子と比べてみましょう!
この子の場合、治療から2週間で痒みがほぼなくなり、
約1ヶ月後には痒みは無し!
同時に少しずつ毛が生えてきたと実感されています。
そして治療から3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善!
引き取ってから初めて見た綺麗な状態と喜んでいただけました。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルPII+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者: