症例別

【フレブルの皮膚病】アポキルが効かない手舐め&脂漏症

2020.11.18

フレンチブルドッグの皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

今日はフレンチブルドッグの症例を紹介します。

【 症例 】

フレンチブルドッグ 7歳  男の子

【 経過 】

〇3年前に保護時点から続く皮膚病

〇3年間アポキルを毎日服用しても改善しない

〇ステロイドを併用しても一時的な緩和しか得られない

〇1年通して症状があるが、梅雨に特に悪化する

〇手を舐める、舐めだすと止まらない

〇顔や脇を掻く、掻きだすと止まらない

それでは初診時の状態です。

 

続いて、3カ月弱の治療後との比較です。

※画像をクリックすると大きくすることができます。

 

 

とてもきれいになっていますね。

かゆみや手舐めもかなり落ち着きました。

当院では、投薬・サプリメント・食事療法・スキンケア療法などによる根本的な皮膚コンディションの改善に力を入れています。

お悩みの方はぜひご相談ください。

報告作成者:看護師 鮫島

♦ ♦ ♦ ♦ ♦ 【解説】 ♦ ♦ ♦ ♦ ♦ ♦

獣医師の平川です。

今回は初診時の「こんにちは」のあとに続く一言目に、とても印象に残ることを聞かれました。

 

飼主さま 「先生、これ治るかな?」

 

今まで色々治療を続けてきて、何年も皮膚のことに悩まれていたことが凝縮しているような一言ですよね。

もちろんまだ検査どころか問診もしていませんが、飼主さまはどうしても聞きたかったのだと思います。

その心は、

 「先生、治せる自信ありますか?」

だと思います。

まだわんちゃんを一目しか見ていなかったのですが、間髪いれずにこうお答えしました。

 

僕 「余裕です」

 

治療結果は何一つでていないのですが、「来てよかった~!」と喜んでいたのが印象に残っています。

 

このタイプですが、検査どころか問診すらしていなくても劇的に改善することだけは容易に想像できるタイプです。

治療結果は劇的で、

・痒くない

・脂っぽくない&におわない

・毛が抜けない

・全身フワフワ&モコモコ

アポキルに至っては元々毎日服用していてもよくならなかったにも関わらず、現在は2日に1回でも症状がでないレベルまで改善しています。

アポキル減らすことができる治療法を持っていれば、より根本的なアプローチが可能です。

 

さらに性質・気質的なところからきている「舐め癖」に対するアプローチとして、性格・気質を変えるような治療を併用したのですが、ずいぶんと変化が認められ、

・元気になった

・散歩が嫌いだったのに、散歩好きになった

・意欲的に行動するようになった

ととても喜んでもらえました。

こういうときに聞く言葉があるので、今回も聞いてみました。

 

僕 「犬らしくなりました?」

飼主さま 「ホント!その通り!」

 

参考までに多くの飼主さまがこのタイプで「アレルギー」を疑っているのですが、このタイプでアレルギーの可能性はかなり低いです。

むしろ「アレルギー」を疑って検査したり、治療方針を立てると負のスパイラルに入り、改善の可能性はますます低くなります。

キーワードは「免疫」「毛並み」「心因性」の3つです。

この3つの診断&治療が適切であれば、劇的によくなります。

勘違いしてはいけないのですが、免疫をアレルギーと置き換えてしまうと治るものも治りません。

免疫異常であってアレルギーではないのがポイントです。

そして毛並み、痒く&脂漏だから毛並みが悪いのではありません。

毛並みが悪い原因が見落とされているから痒くて、脂漏が悪化するのです。

そして心因性、「ストレス」と言い換えて環境や接し方を変えても何もかわりません。

外部のストレスではなく、生まれ持った性格・気質によるものなので、脳の思考回路から変える視点が必要です。

フレブルは遺伝的に「夢中になる」「ムキになる」という行動パターンを示しやすく、この性格・気質が皮膚病のときに難治性の原因になっています。

この脳の思考を確認する問診と、脳の思考の癖を変える治療プランを持っていれば舐め癖すら緩和できます。

 

当院ではこういった難治性に対する皮膚科の勉強会を開催しています。

勉強会への参加をご希望の方は当院までお問い合わせください。

 診療提携&いろか会について

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚病治療】重度の脂漏性皮膚炎①

2019.11.22

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はフレンチブルドッグの症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 8歳8ヶ月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇3歳から継続した痒みを伴う皮膚病(季節性はなく通年性)

〇全身脂っぽく、毛艶がなくフケが多い

〇毎週シャンプーしても改善されない

〇過去に4件の動物病院を受診したが、一度も改善したことがない

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

 

顔(右側)です。

 

 

左耳です。

 

 

右前肢です。

 

 

頚部です。

 

 

脇~胸です。

 

それでは、初診時から約4ヶ月後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

院内での薬浴を数回行い、全身を覆っていたボロボロは綺麗に無くなりました。

痒みも落ち着き、毛も段々と揃い始めています。

 

今回の症例にいくつかポイントを列挙します。

ポイント①やはり治療はアポキルなのか?

今の痒み疾患の標準治療ともいえるアポキル(オクラシチニブ)ですが、今回の治療期間中には使用しませんでした。

もちろん使用する選択肢もあるのですが、「なくてもいい」というものでもあり、「むしろ〇〇〇の方がいい」という明確な理由があったので敢えて採用しませんでした。

もちろんアポキルメインで治療することが間違いというものではないです。

みなさんに知っていただきたいことは「常にアポキルがベストではない」ということ、アポキル以外の治療選択肢を知っていることこそが「アポキルを使いこなせる」だと思います。

ポイント②原因は食物アレルギーなのか?

今の皮膚科の問題点でもあるかと考えていますが、「治りにくい=アレルギー」という括りにされやすく、特に「食物アレルギー」の言葉は乱用されがちです。

食物アレルギーをある・ないの確定診断は難しいのですが、このタイプの皮膚病で「食物アレルギー」と診断することは当院ではほとんどありません。

「食物アレルギーはない」とまでは断定できませんが、「どこに食物アレルギーがあるのだろうか?」とは思います。

事実、当院受診までアミノ酸系または低アレルゲン系の食事療法をしていましたが、当院はアレルゲン制限をといた食事管理を推奨しています。

ポイント③では原因は何か?

原因を1つに絞ることそのものが治療の失敗を招きます。

やはり複合要因のため、複数の異常をできるだけ同時に治療する必要があります。

ただ本当の意味で同時治療は診療的に難しいこともありますので、優先順位の高い治療方針から先におこないます。

それが院内薬浴ですね。

院内薬浴と投薬治療、そして食事療法などの組み合わせが体質に合致すると今回のような劇的な改善が可能になります。

 

ではその次はなにか?

その次・・・、そう「世界初の治療」です。

当院では標準治療になりつつあるのですが、ある治療を併用します。

ここまでもかなり劇的な治療結果ですが、当院ではもう1つ上の治療成績を出すことが可能です。

またご報告します。

 

 

なお、今回紹介した症例に使用したスキンケアとサプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【難治性脂漏症】スキンケア&サプリで減薬に成功した症例

2019.11.15

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの症例です。


【症例】
トイプードル 5歳 男の子(去勢手術未)


【経過】
〇3年前から季節性のない皮膚炎

〇体全体に脱毛、痒みあり

〇手足をよく舐めている


それでは、初診時の状態です。
まずは、体の正面です。

 

顔の左側です。

 

脇~前胸です。

 

体の右側面と拡大です。

 

 

 

右後肢の大腿部です。

 

それでは、初診時から約2ヶ月後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

 

今回の症例ですが、トイプードルの治りにくい皮膚病として非常に多いタイプです。

治療で重要なキーワードは「脂漏症」と「免疫」です。

アトピーという枠組みも間違いではないのですが、アトピーを中心に置くと治療がうまくいきません。

もし仮にアトピーとして考えると、治療は「アポキル」になるのですが、アポキルではこのタイプはかなり苦戦します。

もちろんアポキルを間違いというものではなく、ある程度改善も認められると思うのですが、「アポキルだけでは治らない」という意味でアトピーを治療の中心に置くのはよくないということです。

 

脂漏症に対してはもちろんスキンケアが必要不可欠です。

また免疫にはスキンケアECプラスが非常におすすめですが、今回の症例は少しだけ手先の舐め癖があったのでヒーリングケアLFプラスを採用しました。

このタイプにはスキンケア&サプリメントだけでは改善しないので投薬治療は必須です。

積極的な投薬治療を併用することでかなり短期間で改善し、サプリメントの体質改善によって必要な投薬量も現在は初期の半分量で維持できています。

 

適切な診断と投薬治療があれば当院のスキンケア&サプリメントが非常に役立つ典型的な症例だったと思います。

当院が開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの難治性皮膚病】脂漏としつこい手舐め

2019.10.27

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はトイプードルの症例です。

 

【症例】

トイプードル 13歳 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇1~2歳頃からトリミング後に痒みが出ていた

〇半年前からは起きている時はずっと痒い状態

〇手足を舐めすぎて脱毛し、腫れている

〇首、耳を掻く

〇お尻を擦り付ける

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

顔(右側)です。

 

前肢です。

 

右前肢の足先です。

 

背中です。

 

それでは、初診時から約6週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

顔や手足の赤みや腫れが引き、毛が生えてきました。

痒みもほぼ無くなり、性格も大人しく穏やかになったそうです。

ポイントとしては治療の最初から院内薬浴を行ったことです。

初回の院内薬浴の次の診察時には

「劇的に変わりました!すごいです!」

「魔法のようなことがおこるのか、驚きです!」

とまで言っていただけました。

以後定期的に院内薬浴を受けていただき、痒みはほぼでていません。

 

トイプードルの典型症例の1つですが、こういった症例には適切な診断&投薬治療だけでなく、当院のスキンケア療法や体質改善のサプリメントが非常に有効です。

参考までに今回の症例はアトピー素因と心因性の混合型のため、投薬治療ではアトピー治療としてアポキルと心因性治療として向精神薬、自宅ケアとしてスキンケアシリーズ、体質改善としてスキンケアECプラスとヒーリングケアLFプラスを採用しています。

皮脂が多いタイプには当院のスキンケアセット、アトピー体質にはECプラス、心因性にはLFプラスという考え方で対応しました。

スキンケア&サプリメントのメリットですが、これほど重症の症例でもこの夏はアポキルを2日に1回という少ない量で長期間いい状態を維持できたほどです。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病治療】薬浴&サプリ&食事療法

2019.10.18

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はシーズーの症例です。

 

【症例】

シーズー 2歳3ヶ月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇半年前から続く皮膚炎

〇抗生物質の投与を行ったが改善しなかった

〇腹部、後肢、足先を舐める、耳を掻く

〇エリザベスカラー着用

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

右腕の内側です。

 

右の手先です。

 

左の足先です。

 

胸~脇、腹部です。

 

胸~脇、腹部の拡大です。

 

内股~後肢です。

 

それでは、初診時から約2週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

 

全体的に赤みが引き、フケも無くなりました。

以前は人がいない時ずっと手を舐めていたようですが、だいぶ落ち着いたそうです。

 

このような症例には当院が開発したスキンケアとサプリメントが非常に有効です。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

抗生物質を使わず湿疹・膿皮症を抑える方法(スキンケア&サプリ)

2019.05.23

犬の湿疹・膿皮症治療や再発予防に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

暑くなってきたため、これからの季節は湿疹・膿皮症が悪化しやすい季節ですね。

湿疹・膿皮症の治療と言えば「抗生物質」ですが、いくつか問題があります。

1つは「再発」、2つは「効果がでない」という問題です。

再発については「抗生物質を服用すると治るが、服用を止めると再発する」ということです。

効果がでないについては、内分泌疾患の見落し・食事が合わないなどの問題もありますが、耐性菌(抗生物質に抵抗力をもつ菌)によるものもが大きな原因です。

ではこういった問題に当院ではどのようにアプローチしているのか、ご紹介します。

【症例】

 トイプードル

【経過】

〇背中の湿疹が治らない

〇消えては新しいのができるの繰り返し

それでは初診時の状態です。

湿疹が多いのは背中です。

 

 

 

それでは治療から3か月後の状態です。

 

抗生物質を使っていないにも関わらず、ずっと再発をゼロにしています。

この治療後の再発をゼロにする方法の1つのアプローチが「スキンケアECプラス」です。

サプリメントですが、膿皮症の改善に非常に相性がいいです。

内分泌疾患の見落しや、食事が体質に合っていないという2点をしっかり除外できていれば、かなりの効果が期待できます。

当院の「治療成績に差がでるサプリメント」ですが、当院オンラインショップからご購入できます。

Medicareシリーズのスキンケア商品(オイル・シャンプー・ローション・ジェル)とともにご使用ください。

手先・足先・顔などのアトピー・痒みがなく、湿疹タイプであれば「膿皮症ケアセット」がお勧めです。

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科専門外来】舐め癖&掻き壊し

2019.04.25

アポキル・ステロイドといった痒み止めのお薬が効かない舐める・掻くといった皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

トイプードルはアトピー、脂漏症、ホルモン異常の他にも心因性の皮膚トラブルが多いなど、かなり難治性になる場合があります。

今回は一見重度ではないのですが、特徴的な皮膚病で同じような症状のわんちゃんの飼主さまには知ってほしいことなので紹介します。

 

【症例】

 トイプードル 4歳 女の子(避妊手術済)

【経過】

〇生後4歳(約半年前)にブリーダーから譲渡

〇引き取ってこの半年ずっと皮膚トラブルがある

〇痒みは「前胸を舐める」「陰部を舐める」「背中を真っ赤になるまで掻く」「顔をこする」「前肢端を舐める」

それでは初診時の状態を紹介します。

続いて、頚部~前胸部です。

 

続いて、左前腕の屈曲部位です。

続いて、胸部とその拡大です。

 

 

続いて、この胸の部位の毛をカットした後の状態です。

 

続いて、背中と皮膚炎の局所拡大です。

背中全体をみると一見なにもないようにみえますが、たった1か所だけ非常に炎症の強い部位があります。

この半年間、背中ではこの1か所だけをずっと掻いているそうです。

背中の他の部位にこの赤み、ないし痒みがでたことはないそうです。

 

 

初診時から2週間後の状態です。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

舐め癖がつよく、真っ赤&脱毛していた部位ですが、舐めるのがとまったため、赤みもなくなり発毛しています。

 

左前腕の内側(屈曲部)ですが、同じく舐め動作がなくなったので皮膚炎が消失しました。

 

この部位には部分的に「感染」があり、心因性である舐め癖と感染の炎症の2種類が混在しています。

 

舐める・掻くといった症状はほぼゼロになりました。

写真は掲載していませんが、背中の皮膚炎&痒みもゼロになりました。

 

 

今回の症例のポイントです。

①舐め癖が強い

四肢端を舐める症状もですが、前胸部をずっなめるという行動は非常にめずらしく、一般的な痒み行動ではありません。

②同じ部位を掻き続ける

背中ですが、広い範囲でみると一見皮膚病変はありませんが、1か所だけ掻き壊して真っ赤になっています。

このように「ピンポイント」で皮膚炎が起きつづけているのも心因性の特徴の1つです。

③痒み以外にも特徴的な行動が多い

これは診察室での表情や動き(行動)をよく観察すればかなりの確率で診断できます。

また日常の行動について飼主さまからお話をきくことで、同じく推測できます。

皮膚病治療だからといって、皮膚の診た目と検査で診断治療するのではなく、そのわんちゃんの「行動」をよく観察することが重要です。

 

こういった症例には感染症の除外のために積極的なスキンケアと、心因性へのアプローチが必要です。

もちろん当院が開発したスキンケア&サプリメントが非常に有効です。

適切な診断&治療とともに【医療にプラスのケア】痒みケアスターターセットをご使用いただければ非常に効果的です。

このタイプはスキンケア単独では絶対によくならないため、スキンケアECプラスとパーソナルケアPⅡ+が非常にお勧めです。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【犬の舐め癖専門外来】手舐め・足舐め・内股舐め

2019.04.22

シーズーの手舐め・足舐め・内股舐めなど痒みを伴う皮膚炎治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

手をしつこく舐める、足を舐めだしたら止まらない、暇があると内股を舐める・・・など「舐める」という症状が強くでる皮膚病があります。

アポキルやステロイド、食事療法、アレルギー治療などでの改善が難しく、今の皮膚科では難治性として扱われています。

特にシーズーに多く診らえる傾向があります。

今日はそんな症例です。

【症例】

 キャバリア×マルチーズMIX 4歳 男の子(去勢済み)

※シーズーではないのですが、遺伝的体質がほぼシーズーに近いためこのカテゴリに分類しています。

【経過】

〇1年前から手を舐める&噛む、毛をひっぱる

〇2ヵ月前からは後足や内股までなめるようになった

〇季節性はない

〇アポキルを1日2回服用しても効果がない

〇食事療法併用しているが、改善しない

それでは初診時の状態です。

続いて、口唇(右側)です。

 

続いて、前肢端です。

続いて、前腕です。

※皮膚炎があるのは腕の曲がる部位(屈曲部)です。

その拡大です。

続いて、内股~後肢です。

 

 

 

それでは初診時から5週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

非常に綺麗になりました。

口唇、腕、四肢端、内股の痒みはほぼゼロに近いです。

当院でもアポキルを併用しましたが、1日2回ではなく1日1回と少ない量で使っています。

 

ポイントを列挙します。

①アポキルは効くのか?効かないのか?

②よく見るアトピーや脂漏性マラセチア性皮膚炎と何が違うのか?

③食事療法は適切か?

④アポキル以外に必要な投薬治療は何か?

これらを初診時に同時に判定することが5週間で改善させるポイントです。

 

投薬治療があることが最も確実な治療プランですが、治療内容にスキンケア&サプリメントは非常に重要になっています。

当院が開発したスキンケア商品のMedicareシリーズと、サプリメントPlusシリーズが非常に相性があうと思います。

特にクレンジングオイル&シャンプー、スキンケアECプラス&パーソナルケアPⅡ+がお勧めです。

 

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

当院では獣医師向けにプライベートセミナーを開催しています。

今回の症例のようなアポキルが効かない舐め癖に対する診断・治療法についての詳細な解説を行います。

ご興味のある方は当院までお問い合わせください。

≪セミナー申し込みはこちら≫

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルとステロイドが効かない柴犬の皮膚病治療の実際③

2019.03.01

柴犬のアトピー・アレルギーなど痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

柴犬の症例は非常に多いですね。

キーワードは「柴犬」「痒い」「掻く」「舐める」「アポキルが効かない(ステロイドが効かない)」です。

今回の症例も「3年間綺麗になったことがない」「アポキル1日2回服用しても効果がない」「ステロイドも効果なし」という症例です。

以前にも紹介していますので、以前の記事も参考にしてください。

2019.11.23  アポキルとステロイドが効かない柴犬の皮膚病治療の実際

2019.12.23  アポキルとステロイドが効かない柴犬の皮膚病治療の実際②

【症例】

 柴犬 約10歳 女の子(不妊手術済)

【経過】

 〇~5、6歳までは異常なし

 〇3年前から続く皮膚病

 〇アポキル(1日2回)効果なし、ステロイド効果なし

 〇食事療法効果なし

 〇掻き壊し防止のために洋服を着せている

 

それでは初診時の状態です。

まずは正面から。

続いて、頚部とその拡大です。


続いて、前胸部~上腕と上腕の拡大です。


続いて、右側面とその拡大です。


続いて、胸部です。

続いて腹部です。

 

それでは初診時からちょうど3か月後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。









アポキルは一時的に併用しましたが、治療2ヵ月の時点で週1回以下までへり、3か月後の時点では「ずっとアポキルを服用していないけど、痒みはない」というレベルまで改善しました。

皮膚炎・フケ・脂漏・円形脱毛はすべて改善しました。

治療方針は初診時に決定してから軽度な変更すらなく、順調そのものでした。

わずかな予測違いとあげるとすれば膿皮症の治療経過です。

抗生物質を使わずとも自然のよくなるかと期待して「あえて抗生物質なし」で治療していましたが、最後の最後に内股のだけに湿疹が残ったためやむを得ず使いました。

それ以外は特に問題なしですね。

このタイプの皮膚病治療には投薬治療が必須です。

もちろん投薬治療だけでうまくいくわけではなく、脂漏症には当院が開発したスキンケア(オイル&シャンプー&保湿ジェル)が非常に相性がいいと思います。

またアトピー&脂漏症と膿皮症の体質改善のためにスキンケアECプラスが必須で、アポキルをここまで減らすことができたのは投薬治療以外にも免疫の改善(スキンケアECプラス)がとても役に立ったと思います。

このタイプの遺伝的体質の評価は確定できるため、当院の治療方針に沿っていれば2度と悪い状態に戻ることはありません。

膿皮症や脂漏症の改善に必要なスキンケア・サプリメントは当院のオンラインショップでお求めいただけます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

膿皮症を薬を使わずに治療・再発させない方法

2019.02.06

犬の皮膚病でも最も多い細菌性皮膚炎「膿皮症」の根本的な治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

よく「膿皮症の原因って何ですか?」と聞かれますが、そのときはこう答えています。

「人の風邪のようなもので、生物学的な免疫の弱点からくる病気です」

人で最も多い病気とえ言えば「風邪」だと思うのですが、風邪は治しても「2度とならない」ということはない病気ですよね。

逆に犬で風邪があるか?というと、個人的な意見としては「犬に風邪はない」と考えています。

では人は風邪をひくのに、犬に風邪がない理由は・・・?

それは免疫だと思っています。

人は呼吸器の免疫が弱く、犬は呼吸器の免疫が強いというだけです。

でも代わりに犬は皮膚免疫が弱いのでしょうね。

人の「風邪」と同じように絶対に根絶されることのない病気が「犬の膿皮症」と思っています。

そのため体質によっては治しても治しても再発するのだと思います。

 

今回はそんな「繰り返す(治らない)膿皮症の根本的な治療に成功した症例」です。

【症例】

 ミニチュアシュナウザー 女の子

【経過】

〇内股の湿疹が治らず繰り返される

それでは初診時の状態です。









それでは治療後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。


綺麗に改善しました。

今回の症例では初診時に7日間の抗生物質を処方しましたが、初診時に行った細菌培養感受性検査(どの抗生物質が効くか調べる検査)で耐性菌という結果がでて、処方した抗生物質が無効であったことがわかりました。

こういった場合は再診時(2回目診察日)に感受性(効果)のある抗生物質に変更して処方しなおすプランが定法ですが、あえて抗生物質を使わない方法へと切り替え「スキンケア&サプリメント」だけで治療することにしました。

もちろんスキンケア&サプリメントはもちろん当院のMedicareシリーズとスキンケアECプラスです。

こういったタイプにはスキンケアECプラスが非常に効果的です。

以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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