2019.06.03
手先・足先を舐める、腕をなめる・・など、痒み疾患に間違われやすい「癖」に対する皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
皮膚炎などはなく、同じところを舐めて続けて茶色になっているわんちゃんいませんか?
アポキル・ステロイドといった一般的な痒み止めで効果がないのも特徴の一つです。
【症例】
チャイクレ
【経過】
〇元々アトピーがあり、アポキル・抗不安薬・ヒーリングケアLFプラスで2年ほど症状はおちついていた。
〇家族構成の変動などのきっかけて再発し、同じ治療内容を続けているにも関わらず半年以上改善がない
※以前にも治療実績として紹介したことがありますが、その後の経過が順調なので再掲載です。
それでは再発時の写真です。
右腕の手首やや上の写真、そしてその拡大の2枚です。
同じ部位を繰り返し舐め続けているため、皮膚がびらんをおこしています。
ここから「癖」に対する治療として投薬治療の変更とサプリメントの変更を行いました。
もちろん治療結果はよかったのですが、投薬治療を古い内容に戻しても維持できるかもやってみました。
投薬治療を昔のレベルに戻しても一切ぶり返しなしで維持できています。
なにより被毛の茶色が一切ないため、「舐めていない」という状態です。
もちろんパーソナルケアPⅡ+だけでのアプローチではなく、投薬治療も併用していますが、以前はコントロール不能だった舐め癖の投薬内容にもどしているため、サプリメントでの維持ができている指標になると思います。
この子には腕だけなく、他の部位を噛む癖もあったのですが、現在は全身どこも噛んでいません。
かなりいい状態なので、今はアポキル・抗不安薬などの投薬治療の減薬にも取り組んでいます。
「舐め癖」「突発的な掻き壊し」「急に噛みだす」といった症状は、従来の痒み治療(アポキル・ステロイド)での反応が悪く、いい治療プランが提案できなかった症状ですが、現在はいい治療プランが提案できています。
そのうちの1つが当院が今年の4月に開発したサプリメント「パーソナルケアPⅡ+」です。
当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。
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