最も知られている皮膚・被毛のケアとして、汚れや臭いを落とすために「シャンプー」があります。このシャンプーの一般的な目的は「汚れや臭いの除去」ですが、皮膚科診療におけるシャンプー療法には治療として「過剰な皮脂の除去」、「アレルゲン(皮膚刺激物)の除去」、「病原菌の除去」、「皮膚バリア機能改善」なども含まれています。診察では、これら様々な治療効果をもった数多くの薬用シャンプーの中から、皮膚の状態に合わせて処方するようにしています。
このようにシャンプー療法は皮膚科診療の中でも非常に大きな役割をもっていますが、当院でのシャンプー療法は「スキンケアの中の1つ」でしかありません。当院ではシャンプー療法だけではない、さらに上のレベルを目指したスキンケア治療を行っています。