2021.11.23
トイプードルの皮膚科治療にも力を入れている、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、トイプードルの症例をご紹介します。
【症例】
トイプードル 14歳1ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇アポキル、ステロイドを服用していたが効果なし
〇サイトポイントも効果がなかった
〇出血するほど噛む
では、初診時の様子です。
まずはお顔(横向き)の写真です。
目の周り、口の周りの脱毛が激しく、肌もごわごわとしています。
次に足の写真です。
噛んだり、舐めたりする事が辞められず、赤み、腫れ、脱毛、出血、傷跡があります。とても痛々しい状況です。
それでは4ヶ月後の写真をご覧下さい。
手足を異常な程舐めたり噛んだりし、飼主様が声をかけても辞めず、更に酷いと悲鳴をあげながら出血するまで噛むほどでした。
他にもクッションやバスタオルなども噛み、怒りっぽくなったそうです。
5年間このような状態が続き、アポキルやステロイドの服用、サイトポイントの注射をしても効果が出なかったのです。
今回、当院では心因性に対する必要な投薬治療を行い、同時に腸内環境を整え(スキンケアECプラス)、投薬とは別にサプリメントでも心因性にアプローチをしました(パーソナルケアpⅡ+)。
3ヶ月後には舐める回数が大幅に減り、毛の量も増え、明らかな元気が出てきました。心因性の原因を抱える子たちは、改善により性格にも変化が見られる事が多いのです。
この子の場合は投薬治療が必要な例です。必要な投薬は大切な治療です。
この様にただ痒くて掻くのではなく、心因性からくる痒みの衝動を上手くコントロールすることが大切です。
皮膚病には色々な原因があります。
噛み癖や、アポキルが効かないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りの事がありましたら、是非当院にご相談下さい。
今回の治療でも使用した当院オリジナルのサプリメント、スキンケアECプラス(腸内環境を整えます)、パーソナルケアpⅡ+(心因性のアプローチに服用しました)、は当院のホームページでご覧頂けます。⇒サプリメント&スキンケア製品
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
【症例報告作成者】 看護師 森
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