皮膚科ブログ

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【フレンチブルドッグの皮膚病】

2019.10.25

 

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はフレンチブルドッグの症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 8歳8ヶ月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇3歳から痒みあり(季節性はない)

〇全身脂っぽい

〇毛艶がなくフケが多い

〇全体的に毛が薄い

〇毎週シャンプーしても改善されない

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

 

顔(右側)です。

 

 

左耳です。

 

 

右前肢です。

 

 

頚部です。

 

 

脇~胸です。

 

それでは、初診時から約4ヶ月後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

院内での薬浴を数回行い、全身を覆っていたボロボロは綺麗に無くなりました。

痒みも落ち着き、毛も段々と揃い始めています。

 

このような症例には投薬治療が必須ですが、それに加えて当院が開発した

スキンケアとサプリメントが非常に有効です。

当院のスキンケア商品・サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【犬の舐め癖専門外来】手舐め・足舐め・内股舐め

2019.04.22

シーズーの手舐め・足舐め・内股舐めなど痒みを伴う皮膚炎治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

手をしつこく舐める、足を舐めだしたら止まらない、暇があると内股を舐める・・・など「舐める」という症状が強くでる皮膚病があります。

アポキルやステロイド、食事療法、アレルギー治療などでの改善が難しく、今の皮膚科では難治性として扱われています。

特にシーズーに多く診らえる傾向があります。

今日はそんな症例です。

【症例】

 キャバリア×マルチーズMIX 4歳 男の子(去勢済み)

※シーズーではないのですが、遺伝的体質がほぼシーズーに近いためこのカテゴリに分類しています。

【経過】

〇1年前から手を舐める&噛む、毛をひっぱる

〇2ヵ月前からは後足や内股までなめるようになった

〇季節性はない

〇アポキルを1日2回服用しても効果がない

〇食事療法併用しているが、改善しない

それでは初診時の状態です。

続いて、口唇(右側)です。

 

続いて、前肢端です。

続いて、前腕です。

※皮膚炎があるのは腕の曲がる部位(屈曲部)です。

その拡大です。

続いて、内股~後肢です。

 

 

 

それでは初診時から5週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

非常に綺麗になりました。

口唇、腕、四肢端、内股の痒みはほぼゼロに近いです。

当院でもアポキルを併用しましたが、1日2回ではなく1日1回と少ない量で使っています。

 

ポイントを列挙します。

①アポキルは効くのか?効かないのか?

②よく見るアトピーや脂漏性マラセチア性皮膚炎と何が違うのか?

③食事療法は適切か?

④アポキル以外に必要な投薬治療は何か?

これらを初診時に同時に判定することが5週間で改善させるポイントです。

 

投薬治療があることが最も確実な治療プランですが、治療内容にスキンケア&サプリメントは非常に重要になっています。

当院が開発したスキンケア商品のMedicareシリーズと、サプリメントPlusシリーズが非常に相性があうと思います。

特にクレンジングオイル&シャンプー、スキンケアECプラス&パーソナルケアPⅡ+がお勧めです。

 

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

当院では獣医師向けにプライベートセミナーを開催しています。

今回の症例のようなアポキルが効かない舐め癖に対する診断・治療法についての詳細な解説を行います。

ご興味のある方は当院までお問い合わせください。

≪セミナー申し込みはこちら≫

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルとステロイドが効かない柴犬の皮膚病治療の実際③

2019.03.01

柴犬のアトピー・アレルギーなど痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

柴犬の症例は非常に多いですね。

キーワードは「柴犬」「痒い」「掻く」「舐める」「アポキルが効かない(ステロイドが効かない)」です。

今回の症例も「3年間綺麗になったことがない」「アポキル1日2回服用しても効果がない」「ステロイドも効果なし」という症例です。

以前にも紹介していますので、以前の記事も参考にしてください。

2019.11.23  アポキルとステロイドが効かない柴犬の皮膚病治療の実際

2019.12.23  アポキルとステロイドが効かない柴犬の皮膚病治療の実際②

【症例】

 柴犬 約10歳 女の子(不妊手術済)

【経過】

 〇~5、6歳までは異常なし

 〇3年前から続く皮膚病

 〇アポキル(1日2回)効果なし、ステロイド効果なし

 〇食事療法効果なし

 〇掻き壊し防止のために洋服を着せている

 

それでは初診時の状態です。

まずは正面から。

続いて、頚部とその拡大です。


続いて、前胸部~上腕と上腕の拡大です。


続いて、右側面とその拡大です。


続いて、胸部です。

続いて腹部です。

 

それでは初診時からちょうど3か月後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。









アポキルは一時的に併用しましたが、治療2ヵ月の時点で週1回以下までへり、3か月後の時点では「ずっとアポキルを服用していないけど、痒みはない」というレベルまで改善しました。

皮膚炎・フケ・脂漏・円形脱毛はすべて改善しました。

治療方針は初診時に決定してから軽度な変更すらなく、順調そのものでした。

わずかな予測違いとあげるとすれば膿皮症の治療経過です。

抗生物質を使わずとも自然のよくなるかと期待して「あえて抗生物質なし」で治療していましたが、最後の最後に内股のだけに湿疹が残ったためやむを得ず使いました。

それ以外は特に問題なしですね。

このタイプの皮膚病治療には投薬治療が必須です。

もちろん投薬治療だけでうまくいくわけではなく、脂漏症には当院が開発したスキンケア(オイル&シャンプー&保湿ジェル)が非常に相性がいいと思います。

またアトピー&脂漏症と膿皮症の体質改善のためにスキンケアECプラスが必須で、アポキルをここまで減らすことができたのは投薬治療以外にも免疫の改善(スキンケアECプラス)がとても役に立ったと思います。

このタイプの遺伝的体質の評価は確定できるため、当院の治療方針に沿っていれば2度と悪い状態に戻ることはありません。

膿皮症や脂漏症の改善に必要なスキンケア・サプリメントは当院のオンラインショップでお求めいただけます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚病】アポキルが効かない脂漏症②

2018.12.15

トイプードルのアトピー・アレルギーなど脂漏を伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回の症例は以前紹介したトイプードルの脂漏症のその後です。

 前回記事 ⇒ 【トイプードルの皮膚病】アポキルが効かない脂漏症

 

初診時の詳しい状態は前回記事をご覧ください。

改めてよくなった部位の比較を行います。

初診時の状態から。

まずは右前腕。




 


 

 





 


 

 

それでは初診時からわずか6週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。


変化としては、

 ・痒み:ほぼなし

 ・脂漏:ほぼなし

 ・毛の再生

 ・エリザベスカラーを完全に外すことに成功

です。

・・・・・・・・・・

【獣医師の解説】

今回の症例のポイントは

 ①脂漏をどうコントロールするか?

 ②痒みをどうコントロールするか?

 ③エリザベスカラーを外せるか?

です。

①に関しては投薬とスキンケアが非常に重要ですが、アポキルでは抗脂漏が難しいためその他のプランが推奨されます。

②痒みは2種類の痒みがあるため、アプローチ方法を2~3つ用意して臨まなければいけません。

 それこそアポキルで痒みをコントロールできない典型症例なのですが、その理由は最後の腰背部~臀部の病変ですね。

 前腕の痒みも心因性が一部含まれていますが、腰背部~臀部の痒みはほぼ心因性といっても過言ではないです。

この心因性のアプローチがなければ③エリザベスカラーを外すは難しいでしょう。

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病】痒み=アポキルではない治療方針

2018.11.16

こんにちは。四季の森どうぶつクリニックです。

今回はシーズーの症例報告です。

 

【症例】

シーズー 8歳4か月 男の子(去勢手術済)

 

【経過】

○5歳頃から痒みや赤みが出始め、この1~2年で悪化

○季節性はなく、冬も症状がある

○過去に抗生剤を使用したが、あまり効果が感じられなかった

○痒み止めも効果がなかった

○手先や内股をよく舐める

○エリザベスカラーをつけている

 

それでは初診の状態です。

まずは顔の正面です。



 

頚部です。

 

両脇です。

 

左脇です。

 

腹部です。

 

左後肢です。

 

それでは、初診時とその約8週間後の状態を比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

実は初診時から4週間でほぼ綺麗になったのですが、撮影を忘れており比較写真が8週間になっています。

肝心の皮膚の状態は著しい改善をみとめ、エリザベスカラーも外すことができました。

このような症例には積極的な投薬治療がこれだけ早い治療結果を出すポイントになりますが、当院が開発したスキンケアとサプリメントが非常に重要です。


当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

・・・・・・・・・・

【獣医師の解説】

アトピー・痒み疾患に対する新薬アポキルの登場により、今の「痒みを伴う皮膚病」にはアポキル一辺倒になりつつあります。

しかし「痒い=アポキルが効く」ではなく、むしろアポキル以外の方が治療成績が高いこともあります。

そのため、これからの皮膚科で重要なことは、

 ①その症例にアポキルがどこまで効くのか?

 ②アポキル以外に効く治療法があるのか?

 ③アポキルが効かない痒みがないか?

だと思っています。

今回の症例はそこの3つのことが重要になっていることを証明するような症例で、

 ①アポキルでは不十分

 ②アポキルよりも効く治療薬がある

 ③アポキルが効かない痒みがあるため

と判断し、あえてアポキルを使わず治療しています。

ただアポキルがまったく効かないわけではないため、今後はアポキルに切り替える余地はあると思います。

たらればの話になりますが、もし最初からアポキル単独であれば・・・これだけ早い治療結果はでなかったと思います。

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病】アポキルが効かない手舐め・足舐め

2018.11.16

こんにちは。四季の森どうぶつクリニックです。

今日はシーズーの症例報告です。

 

【症例】

シーズー 12歳3か月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

○生後1~2歳頃から痒み

○7歳頃~手足をよく舐めるようになり、血マメ(はじけて出血)になるようになった

○アポキル、抗生物質、ステロイドを使用したが、効果が出なかった

 

 

それでは初診の状態です。

まずは体の正面です。

 

左前肢です。

 

腹部です。

 

右後肢です。

 

左後肢の内側です。

 

それでは、初診時とその約8週間の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると拡大することができます。


体の赤みが減り、毛も生えかなり良くなりました。

 

このタイプの症例には治療薬が不可欠ですが、当院が開発したスキンケア&サプリメントが非常に重要になってきます。
当院で開発したスキンケア商品は以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

・・・・・・・・・・

【獣医師の解説】

シーズーによくあるタイプで、おそらく既存の治療で最も治りにくいタイプの1つかと思います。

特徴は、

①シーズー

②アポキル・ステロイドが効かない

③病院専用療法食

④手先・足先・内股を舐める

⑤手先・足先(指間)に血マメができて、はじける

です。

この特徴があるときは、3つのポイントを同時に抑える必要があります。

3つのポイントは初診時に判定できますが、検査では検出することができないため、主訴・問診・見た目で判断する力が必要です。

今回の症例は、当院受診以降一度も血マメができなくなり、アポキル・ステロイドで改善がなかった四肢の皮膚炎もほとんど消失しています。

「痒み・舐める・皮膚炎」がイコール「アポキルが効く」ではないため、なぜ腫れているのか?なぜ舐めるのか?なぜ炎症がおきるのか・・・を追求する視点が重要です。

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚病】重度の膿皮症の完治&再発防止

2018.10.20

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回は繰り返す湿疹に悩むフレンチブルドッグの症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 10歳 男の子(去勢手術未)

 

【経過】

○2~3歳頃から湿疹、円形脱毛

○5歳から胴体全体に悪化し、2ヵ月前から腕・足にも急激に悪化

○1年中痒いが、梅雨~夏にかけて悪くなる

○頭、耳を掻く

○手を舐める

○食事療法を行ったが改善しなかった

 

それでは、初診時の状態です。

まずは体の正面です。

 

顔の正面、右側、左側です。


 

続いて、右耳の正面です。

 

続いて、後頭部です。

 

続いて、頚部と前胸部です。
 


 

続いて、右前肢の足先です。

 


続いて内股です。
 

続いて、右後肢とその拡大です。

 


右側面と後ろから見た様子です。


 

それでは、初診時から約4週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。



 






 


 


 


痒みも減り、身体を掻くことも無くなりました。

頚部と前胸部の被毛も綺麗に生えてきているのが分かります。

また、全身にあった湿疹もほぼ綺麗になりました。

飼主様からも、「本当に綺麗になった!」と嬉しいお言葉を頂きました。

※2018.11月追記

抗生物質と院内薬浴を終了し1カ月以上経過しても、1つも膿皮症の再発が認めらていません。

 

このような症例には当院が開発したスキンケアとサプリメント(特にECプラス)が非常に有効です。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。


【症例報告制作者】 看護師 長尾

・・・・・・・・・・・・・・

以下、獣医師によるコメントです。
フレンチブルドッグの膿皮症は多いのですが、今回の症例は特別です。
理由は重度であるという簡単な表現ではなく、数と分布の問題です。
かなり密度の濃い膿皮症(かさぶた)があること、四肢にもでていることはイレギュラーな証拠です。
また耳のダメージも特徴ですね。
これらを加味すると、イレギュラーなりの原因が推測でき、初診時に原因を特定することにつながりました。
そのためたった4週間という短期間での治療が可能になったという側面もあります。

やはり診た瞬間にどれだけ原因と対策をイメージできるかが治療のポイントになります。
今回の症例は当院と診療提携している動物病院に解説メールをお送りします。

獣医師 平川

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

遠隔診療のその後

2018.09.30

当院を受診できない遠方にお住いの方にメールと写真で継続する遠隔診療を提供している皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

以前にも報告した通り、今年の夏は「山口県」と「北海道」に往診に行きました。

原則として「直接診るのは1回だけ」という背水の陣で臨みますので、往診に行くからには改善の確信を持って伺っています。

もちろん今回の2件とも「いける」という確信をもって伺いました。

そしてその2件のその後ですが、まだ治療中とはいえ十分な改善が認められたようです。

1件は心因性の掻き壊し・舐め壊しのチワワちゃんで、掻き壊しを防ぐために誰かが家にいなければならず、1人では買い物にも行けないというものでした。

もちろん治療の目標は掻き壊しをなくすのは当然で、「わんちゃんが留守番して買い物ができるように」ということも目標にいれました。

まだ治療して1カ月ですが、十分に改善が認められたようで、①一番の問題だった口唇の痒みはほとんどなくなり、②短時間でも留守番ができるようになったということでした。

 

2件目のわんちゃんは写真を見るのがいいと思いますので、紹介させていただきます。

【症例】

 柴犬

【経過】

 〇アポキルを1日1回をずっと継続しているにも関わらずよくならない

 〇過去には心因性の治療として抗不安薬の投与もしたことがある

 〇甲状腺ホルモン剤も服用中

 

最初に相談メールをいただいたときのお写真がこちら。

柴犬のよくあるタイプの1つです。

もちろんこの時点で「今まで治らなかった理由」と「どうやったら治るのか」はわかるのですが、追加でいただいた昔の写真をみて確信を得ることができました。

これは「アポキルでよくならない決定的証拠写真」です。

実際に往診に伺うときには治療方針は決まっていたので、お薬をもって出発です。

そこから約1か月後。

 

痒みも随分と落ち着き、毛も再生してきました。

また心因性の痒みもあるため、心因性の投薬治療を追加したのですが、「改善あり」という判定でした。

今回の症例にはいくつか評価ポイントがあります。

1つは、「なぜアポキルが効かないのか?」ですね。

2つは、「なぜ心因性の治療に効果がでたのか?」です。

2つ目の理由は非常にシンプルで、「その他の治療方針がパーフェクトだから」です。

心因性の治療はその他の治療方針にわずかでもズレがあると、まったく改善しなくなることがあるため、心因性以外の皮膚トラブルの診断・治療が上手くいっているときに実施しなければ評価が難しいです。

 

あとは順調に回復するのを待つだけです。

年末にはフワフワ&サラサラを期待しています♪

 

1つめの「アポキルが効かない理由」は当院で実施している個別セミナーで紹介しています。

診療提携をご希望される動物病院はお問い合わせください。

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルよりも効果のある治療薬の選択

2018.09.11

アポキルが適応となるアトピーや脂漏症・マラセチア性皮膚炎など痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


日本でアポキルが発売されて3年目の夏ですね。

飲みやすく、即効性があり、長期的な副作用が非常に少ないということで「痒い皮膚病=アポキル」という方程式が成り立つようになりました。

当院でも「まず無難にアポキル」の選択肢はありだと思っています。

しかし今までのブログで何度も書いてきたように、「どんな痒い皮膚病にもアポキルが効くわけではない」というのはあるため、アポキルは選択肢の一つにしかすぎません。

今日紹介するのは長期間アポキルを服用していたが、別のお薬に変更することによって改善した症例の紹介です。


【症例】

 ペキニーズ 7歳 女の子(不妊手術済)

【経過】

 〇発症は通年性だが、梅雨~夏の季節性の悪化も認める

 〇全身がべったり、臭いが強い

 〇舐める・掻くといった痒み症状


それでは初診時ではなく、当院で1年半治療している状態を紹介します。

治療内容は1カ月に1回の院内薬浴と、アポキル1日1回投与を基本としています。

続いて、お腹とその拡大です。

同じくお腹の陰部周囲の拡大です。

続いて、右後ろ足の膝周囲の拡大と、やや内股の写真です。

続いて、右後足の足首付近です。

 

この時点まで1年半、内服治療はアポキルでしたがこの時点からアポキル1日1回を中止し、別の投薬治療に変更しました。

それ以外の食事療法、院内薬浴などの条件は一切かえていません。

投薬治療のみを変更して6か月後の状態と比較してみます。

皮膚コンディションの改善が明らかに認められました。

赤み・色素沈着ともに大きな改善が認められます。

また脂漏・臭いについてもかなり改善があり、飼主さまからも「明らかに臭いがへった」と評価していただけました。

さらに投薬治療を切り替えた半年前がちょうど2月の真冬で、6か月後の比較後の写真が8月の最も悪くなる季節であることを考えるとかなりの改善と評価できます。


今回のポイントですが、「痒い皮膚病=アポキル」ではないことを改めて実感することができました。

思い返せばこの症例が初診で来院したときがアポキルの発売時期で、初診から3週目からアポキルを使い始めました。

そのときはほぼすべての皮膚疾患をアポキルがカバーできると思っており、この症例でも同様に効果的だろうと判断していました。

しかしアポキルが発売されて2年を越えて今思うことは、「アポキルは脂漏症には部分的な効果しか示さない」です。

アポキルによって痒み症状は緩和できるとは思いますが、脂漏症にはもっと効果的なお薬があります。

それでもアポキルでもいいのですが、治療の選択肢として把握しておくことは重要だと思います。

今回の治療内容の変更については提携病院にメールで配信予定です。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルとシャンプーで治らないタイプの皮膚病

2018.09.06

シーズーのアトピー・マラセチア性皮膚炎・脂漏症など、痒い皮膚病の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


シーズーの皮膚病は本当に治しにくい場合があります。

あのアポキルでしっかりコントロールできる症例もいますが、そうでない症例も相当数いるかと思います。

今日はそんな「アポキルでは抑えきれないだろう」というシーズーの皮膚病症例です。

【症例】

 シーズー 8歳

【経過】

 〇3年前から皮膚トラブルで、通年性(季節による改善はほぼなし)

 〇外用ステロイドスプレーによる改善なし

 〇痒み(四肢なめる・内股舐める)がひどいため、常時エリザベスカラーを装着している

 
それでは初診時の状態、まずは正面から。

続いて、胸部~わき。

同じく左わきの拡大。

続いて、内股です。

病変部の確認と、治療成績向上を兼ねて毛をカットしました。

続いて、右わき(毛カット後)です。

続いて、内股です。

毛をカットしたあと、そのまま院内薬浴を実施しましたので、その実施直後の状態を紹介します。

まずは胸部。

続いて、左前腕です。

同じく左前腕の内側です。

同じく左前腕の外側です。

続いて、内股です。

続いて、右後足の膝~スネあたりの写真です。

今回はここまでです。

とういうのも、つい昨日来院されたため、2回目の診察はまだ先です。

このタイプ、一見シーズーの典型症例にみえるかもしれませんが、ちょっとイレギュラーです。

そのためシンプルななアポキル&シャンプーでは抑えきれないものがあります。

初診時にどの部位を、どう評価するのか?

そしてどの治療方針を選ぶのか?

この一番大事なポイントは提携動物病院にメールでお知らせします。

この症例は初診時の「診た目」に特徴があるので、「アポキル&シャンプーではない」理由がわかるタイプです。

提携をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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