2023.01.11
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアシュナウザーの子の症例です。
【症例】
ミニチュアシュナウザー 5歳2ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇3歳から湿疹が出始め、掻痒感と臭いが1年中出ている
〇薬が効く時もあるが完治しない
〇痒みに対し『掻く』よりも『噛む』症状があり、一度始まったら止まらない
それでは初診時の様子をご覧下さい。
こちらの写真は胸の写真です。
次にお腹と下半身です。
そして背中です。
ここまで一見問題が無いようにも思えますが、毛をかき分けて見ると・・・
黄色い皮脂がカサブタ状になって存在していることが分かります。
この子の場合は背中に多く見られました。
写真からは伝わりませんが、皮膚は全体的に脂っぽく、臭いました。
当院で治療を開始し1か月弱。変化がみられました。
痒み:ほぼなし(1~2割まで減)
臭い:なし
そして2ヶ月後には、湿疹部がきれいに!
それでは治療後の変化をご覧下さい。
写真では分かりづらいですが、毛に艶が出て柔らかくなりました。
飼主さまからも、
・臭いがなくなった
・油っぽいのがなくなった
・皮膚の黄色のフケ(皮脂)がなくなった
と治療を実感されていました。
そして散歩中の行動にも変化が…
・犬を見つけると悲鳴をあげ吠えていたのが、じっと待てるようなった
・治療前の散歩中は余裕がなく落ちつかなかったが、今では臭いを嗅ぐなど余裕をもって散歩できるようになった
、と本人も飼主様も一緒に散歩するのが楽しくなったと喜ばれておりました。
一般的な皮膚病に対してのアプローチだけでは治療が難しいケースもあります。
皮膚トラブルや痒み行動、また日常の行動で悩まれている方はぜひ当院を受診してほしいと思います。
《サプリメント・スキンケアについて》
当院受診が難しい方のために、ホームケアとしてサプリメントやスキンケアを販売しております。短期間でしっかり治すには投薬治療との併用が1番ですが、受診ができない場合はまずサプリメントで様子を見る選択肢もあります。当院オンラインショップからどなた様でもお買い求めいただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでは飼主さまより頂いた印象や感想も載せています。
ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
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