2022.01.11
今年もよろしくお願い致します。皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、フレンチブルドッグの症例をご紹介します。
【症例】
フレンチブルドッグ 2歳9ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇アポキルを1年間毎日服用したが効果なし
〇サイトポイントの注射も効果なし
〇皮膚病としては軽度だが変化しない
では、初診時の様子をご覧下さい。
まずはお顔のアップです。目の周り、シワの辺りの毛が薄くなっています。
こちらは胸~お腹の写真です。
胸の辺り、脇の辺りの毛が薄くなっています。お腹の毛も薄くなっていて、皮膚が黒ずんでいます。
そして、前足と後足です。
前足はあまり分かりませんが、後足は毛が薄くなっているのが分かります。
それでは、約1ヶ月後の写真をご覧下さい。
この子は元々、皮膚病としては非常に軽度なので劇的な変化はないのですが、確実な改善が見られました。1か月も経たないうちに、顔の痒みも大分減り、赤みも落ち着きました。毛量もそこまでの薄毛ではなかったのですが、薄くなっていた部分に毛が再生しています。胸や、後足の写真を見て頂くと、毛並みも綺麗になっているのがお分かり頂けると思います。そして、飼主様が気になっていたお腹の黒ずみも緩和してきました。
アポキルをずっと服用してきて、服用を辞めても悪化もせず変化がなかったそうです。今回の治療では、見落とされていた基礎疾患へのアプローチに平行して、腸内改善(スキンケアECプラス)と、ご自宅でのスキンケアを行って頂きました。
このように、アポキルで改善しないなど、酷い皮膚病の症状でなくても気になる事やお悩みの事があれば是非当院にご相談下さい。
今回、腸内環境を整える為に使用した当院オリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)、ご自宅で行って頂いたスキンケア製品は以下のオンラインショップからご覧頂けます。
また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。
※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。
詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト
【症例報告制作者】 看護師 森
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