2024.06.01
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの子の症例です。
【症例】
犬種 4歳5ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇毛色が薄く見える
〇毛の密度が低い
それでは初診時の様子をご覧ください。
上から、側面、お腹、お尻、被毛のアップのお写真です。
お腹やお尻の毛が抜けており、ピンク色の地肌が見えてしまっています。
側面のお写真だけを見れば、一見フワフワにもみえるのですが、実は毛質が悪く、毛の密度が薄いため、毛色が薄く見えてしまいます。
アロペシア症例はポメラニアンやトイプードルが圧倒的に多いですが、この2犬種限定というわけではなく他犬種でも起こり得る脱毛症です。
以下の症状はアロペシアの症状の特徴となっています。
○毛の密度が減る
○毛の色が変わる
○ツヤとカールが失われる
○皮膚が薄くなってシワがよる
○色素が沈着する(皮膚がくすむ)
○乾燥して皮がめくれるようなフケが出る
アロペシアXは被毛が生えるまで個体差がある病気です。根気よく継続的に治療を続けることこそが回復の近道と言えます。
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
治療開始から4年6ヶ月。地肌が見えてしまっていたお尻やお腹も毛を生やすことができました!
全体的に見ても初診時より毛色が濃くなり、しっかりとした毛が生えていることが分かります。
この子はオンライン診療と通院の両方をしています。直近1年はオンライン診療を1回、通院を4回行いました。
アロペシアの治療は1~2年かけて毛が生え変わることも珍しくないため、時には根気強い治療が必要となる場合もあります。諦めずに治療に取り組んでもらった結果、見事フワフワな毛を生やすことができました!
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
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「アロペシアGR+」は当院の獣医師平川が開発した毛周期停止・被毛形成異常にアプローチするサプリメントです。診察をした上で投薬治療と併用するのが一番おすすめの方法ではありますが、様々な事情で当院を受診できない方や、自宅でできる範囲でケアをしてあげたいという方には、こちらのサプリメントをお勧めしています。
※発毛効果は個体差があり、給与期間として最低6ヶ月~1年間は継続していただくことを推奨します。
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『正しい食事療法』
皮膚をよくするなら腸内環境を整える事が改善の第一歩になります!
ですので、スキンケアECプラスに加えて正しい食事療法を行うことをお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者】看護師 杉浦
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