フレンチブルドックの症例報告

【フレンチブルドッグの皮膚病】膿皮症と隠れた基礎疾患

2021.02.24

こんにちは、東京のサテライトクリニックを開設し、

遠隔での治療にも力を入れている四季の森どうぶつクリニックです。

今回はそんな東京のサテライトクリニックでの診察後、

オンラインの診療のみで大きな改善をしたフレンチブルドッグの症例をご紹介します。

【症例】

フレンチブルドッグ×ペキニーズ

男の子 去勢済み 2歳

【経過】

2か月前から痒み、湿疹が出始めた

掻く、手足をなめる

 

それでは初診時の状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療後との比較を見てみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます

 

 

この症例は一見膿皮症に見えるのですが、抗生物質の投与だけでは改善しません。

それは隠れた基礎疾患があるからです。

その基礎疾患とは、初診時の写真を見てわかるように「毛並みの異常」です。

アンダーコートがなく、全体的に毛が薄くなっています。

フレンチブルドッグでは毛の長さがないので見落とされがちですが、

アンダーコートがないのは大きな異常です。

その「毛並みの異常」が治療されないままに膿皮症の治療をするから改善しないのです。

なのでこの症例も抗生物質を投与せずに「毛並みの治療」をすることで膿皮症が改善しました。

今回の症例のポイントは、胸や首や腹部の毛並みがしっかり改善されていることです。

フレンチブルドッグの子でなかなか膿皮症が改善しないという場合は、

この症例のように基礎疾患が隠れているのかもしれません。

当院ではそういった別の要因からの治療も行っていますので、

皮膚病がなかなか改善せずに悩んでいる方はぜひ当院までご相談ください。

 

また関東地方にお住まいの方や、愛知県のクリニックの受診が難しい方には

東京のサテライトクリニックをお勧めします。

このサテライトクリニックでは、初診時のみ直接会って診察をします。

その後はZOOMやメール等を使用してオンラインで診察をし、

お支払いの確認後、ご自宅にお薬を郵送でお届けするといった流れになります。

東京のサテライトクリニックでの診察をご希望の方は、

必ず注意事項をお読みいただいた上でこちらのフォームよりお申し込みください。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレブルの皮膚病】アポキルが効かない手舐め&脂漏症

2020.11.18

フレンチブルドッグの皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

今日はフレンチブルドッグの症例を紹介します。

【 症例 】

フレンチブルドッグ 7歳  男の子

【 経過 】

〇3年前に保護時点から続く皮膚病

〇3年間アポキルを毎日服用しても改善しない

〇ステロイドを併用しても一時的な緩和しか得られない

〇1年通して症状があるが、梅雨に特に悪化する

〇手を舐める、舐めだすと止まらない

〇顔や脇を掻く、掻きだすと止まらない

それでは初診時の状態です。

 

続いて、3カ月弱の治療後との比較です。

※画像をクリックすると大きくすることができます。

 

 

とてもきれいになっていますね。

かゆみや手舐めもかなり落ち着きました。

当院では、投薬・サプリメント・食事療法・スキンケア療法などによる根本的な皮膚コンディションの改善に力を入れています。

お悩みの方はぜひご相談ください。

報告作成者:看護師 鮫島

♦ ♦ ♦ ♦ ♦ 【解説】 ♦ ♦ ♦ ♦ ♦ ♦

獣医師の平川です。

今回は初診時の「こんにちは」のあとに続く一言目に、とても印象に残ることを聞かれました。

 

飼主さま 「先生、これ治るかな?」

 

今まで色々治療を続けてきて、何年も皮膚のことに悩まれていたことが凝縮しているような一言ですよね。

もちろんまだ検査どころか問診もしていませんが、飼主さまはどうしても聞きたかったのだと思います。

その心は、

 「先生、治せる自信ありますか?」

だと思います。

まだわんちゃんを一目しか見ていなかったのですが、間髪いれずにこうお答えしました。

 

僕 「余裕です」

 

治療結果は何一つでていないのですが、「来てよかった~!」と喜んでいたのが印象に残っています。

 

このタイプですが、検査どころか問診すらしていなくても劇的に改善することだけは容易に想像できるタイプです。

治療結果は劇的で、

・痒くない

・脂っぽくない&におわない

・毛が抜けない

・全身フワフワ&モコモコ

アポキルに至っては元々毎日服用していてもよくならなかったにも関わらず、現在は2日に1回でも症状がでないレベルまで改善しています。

アポキル減らすことができる治療法を持っていれば、より根本的なアプローチが可能です。

 

さらに性質・気質的なところからきている「舐め癖」に対するアプローチとして、性格・気質を変えるような治療を併用したのですが、ずいぶんと変化が認められ、

・元気になった

・散歩が嫌いだったのに、散歩好きになった

・意欲的に行動するようになった

ととても喜んでもらえました。

こういうときに聞く言葉があるので、今回も聞いてみました。

 

僕 「犬らしくなりました?」

飼主さま 「ホント!その通り!」

 

参考までに多くの飼主さまがこのタイプで「アレルギー」を疑っているのですが、このタイプでアレルギーの可能性はかなり低いです。

むしろ「アレルギー」を疑って検査したり、治療方針を立てると負のスパイラルに入り、改善の可能性はますます低くなります。

キーワードは「免疫」「毛並み」「心因性」の3つです。

この3つの診断&治療が適切であれば、劇的によくなります。

勘違いしてはいけないのですが、免疫をアレルギーと置き換えてしまうと治るものも治りません。

免疫異常であってアレルギーではないのがポイントです。

そして毛並み、痒く&脂漏だから毛並みが悪いのではありません。

毛並みが悪い原因が見落とされているから痒くて、脂漏が悪化するのです。

そして心因性、「ストレス」と言い換えて環境や接し方を変えても何もかわりません。

外部のストレスではなく、生まれ持った性格・気質によるものなので、脳の思考回路から変える視点が必要です。

フレブルは遺伝的に「夢中になる」「ムキになる」という行動パターンを示しやすく、この性格・気質が皮膚病のときに難治性の原因になっています。

この脳の思考を確認する問診と、脳の思考の癖を変える治療プランを持っていれば舐め癖すら緩和できます。

 

当院ではこういった難治性に対する皮膚科の勉強会を開催しています。

勉強会への参加をご希望の方は当院までお問い合わせください。

 診療提携&いろか会について

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【日進月歩の医療】お待たせしました。今なら治せます。

2020.01.28

こんにちは、フレンチブルドッグの皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今日は3年前から通院しているフレブルのわんちゃんの紹介です。

改善するのに3年かかったわけではないのですが、有力な治療法がなく待っててもらっていた症例です。

元々顔・四肢端の痒み(アトピー)、背中の湿疹(膿皮症)で当院を受診され、これらの問題点は少ない通院頻度でコントロールできていたのですが、薄毛だけが目立って残っていました。

意外とこのタイプのフレブルわんちゃん多いですね。

「生まれつき」「こういうもの」と思われている方が99%と思いますが、これは「異常」です。

ただ当時は有力な治療法がなかったため、「これを治すことができたらもっとよくなるので、いい治療法が見つかったらご提案しますね」とお伝えしていました。

あれから約3年、医療は進化しています。

「お待たせしました。今なら治せますよ!」

しっかりと説明した上で治療に取り組むことに同意していただけました。

そこからわずか2ヵ月後、

 

治療結果は劇的、非常に綺麗な毛並みに再生しました。

脱毛症の治療として毛生え薬を使ったわけではありません。

「皮膚コンディション」を改善させれば毛は生えるということです。

1年前まではできなかったことなので、これからはフレブルの治療成績が今まで以上に向上していくと感じています。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【標準医療が変わる瞬間⑤】膿皮症の再発を抑える方法

2019.12.22

犬の膿皮症(湿疹)、脂漏症、アトピーなど痒みを伴う皮膚病に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

以前にも紹介した「新しい治療法」についての続きです。

 【標準医療が変わる瞬間】脂漏症の新しい治療法

 【標準医療が変わる瞬間②】未来の医療は想定外にある

 【標準医療が変わる瞬間③】より根本的な治療法

 【標準医療が変わる瞬間④】一つ上の治療成績

今年覚えたこの治療法ですが、10中8,9で高い治療成績を出しています。

今回もフレブルのわんちゃんです。

【症例】

 フレンチブルドッグ

【経過】

 〇膿皮症が再発しやすい

 〇アトピー(顔・四肢端)の痒みがある

それでは初診時の状態です。

ここまではフレブルのよくある「膿皮症&アトピー」ですね。

このタイプの膿皮症の多くは当院のスキンケア&サプリメント(スキンケアECプラス)と適切な食事療法で改善することができます。

ただこの症例は他の症例と異なり、再発しやすい傾向がありました。

そこで検査結果で異常がでないのですが、ある疾患が隠されているのではないかと予測して治療を開始することにしました。

「膿皮症をコントロールしている状態」の治療前、治療後をみてみましょう。

 

  

 

 

 

以下、治療後との比較です。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

いつも紹介している「劇的な変化」ではないですが、毛並みが非常に改善しているのが伝わるかと思います。

この治療後からは膿皮症がぶり返しにくくなっています。

赤みがなくなる、かさぶたがなくなるといった分かりやすい比較ではないですが、この治療変化の方がずっと大事です。

皮膚そのものがよくなる、皮膚コンディションの改善ができています。

「なぜ皮膚が弱いのか」のより根本的な治療がここにあります。

膿皮症を繰り返す、アトピーの改善が芳しくない、脂漏症が治りにくいなどのお困りごとがあれば当院にご相談ください。

より根本的な治療が可能かもしれません。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【標準医療が変わる瞬間④】一つ上の治療成績

2019.12.09

犬の膿皮症(湿疹)、脂漏症、アトピーなど痒みを伴う皮膚病に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

以前にも紹介した「新しい治療法」についての続きです。

 【標準医療が変わる瞬間】脂漏症の新しい治療法

 【標準医療が変わる瞬間②】未来の医療は想定外にある

 【標準医療が変わる瞬間③】より根本的な治療法

前回のブログで「衝撃的」と書いた症例を紹介します。

 

【症例】

 フレンチブルドッグ 女の子 避妊手術済

【経過】

 〇今まで何件も動物病院を受診したが、よくなったことがない

それでは症例を紹介します。

比較写真は、写真をクリックすることで大きくすることができます。

 

今までもかなり重度な皮膚炎の治療前・後の比較を掲載してきたので、特別感はないかもしれませんが、細かいところでその内容が違います。

今回は重度の脂漏症のため週2回を目安とした「頻繁なシャンプー」が推奨されるタイプですが、著しい改善で「2週間シャンプーしていないのに脂っぽくない&痒くない」というレベルまで改善しました。

個人的にはこのレベルは去年までの治療では到達できなかったので、今後の脂漏症治療の基本になる1例になったと考えています。

逆にいうと、今まで診てきた中にもこの病態(治療内容)が当てはまる症例は数多くいたので、今となっては十分ではなかったと反省というか悔しいというか、複雑な想いもあります。

ここ数年「どこかに突破口があるはず」と探してきた課題に答えが見つかったようなのでとてもうれしいです。

参考までにアポキルですが、初期治療としては処方しませんでした。

アポキルを使う選択肢もなきしもあらずですが、「アポキルがベターではない」「アポキルがなくても改善は可能」「むしろアポキル以外の方がいいこともある」ということを把握して症例を診る目が非常に大事かと思っています。

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚病治療】重度の脂漏性皮膚炎①

2019.11.22

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はフレンチブルドッグの症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 8歳8ヶ月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇3歳から継続した痒みを伴う皮膚病(季節性はなく通年性)

〇全身脂っぽく、毛艶がなくフケが多い

〇毎週シャンプーしても改善されない

〇過去に4件の動物病院を受診したが、一度も改善したことがない

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

 

顔(右側)です。

 

 

左耳です。

 

 

右前肢です。

 

 

頚部です。

 

 

脇~胸です。

 

それでは、初診時から約4ヶ月後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

院内での薬浴を数回行い、全身を覆っていたボロボロは綺麗に無くなりました。

痒みも落ち着き、毛も段々と揃い始めています。

 

今回の症例にいくつかポイントを列挙します。

ポイント①やはり治療はアポキルなのか?

今の痒み疾患の標準治療ともいえるアポキル(オクラシチニブ)ですが、今回の治療期間中には使用しませんでした。

もちろん使用する選択肢もあるのですが、「なくてもいい」というものでもあり、「むしろ〇〇〇の方がいい」という明確な理由があったので敢えて採用しませんでした。

もちろんアポキルメインで治療することが間違いというものではないです。

みなさんに知っていただきたいことは「常にアポキルがベストではない」ということ、アポキル以外の治療選択肢を知っていることこそが「アポキルを使いこなせる」だと思います。

ポイント②原因は食物アレルギーなのか?

今の皮膚科の問題点でもあるかと考えていますが、「治りにくい=アレルギー」という括りにされやすく、特に「食物アレルギー」の言葉は乱用されがちです。

食物アレルギーをある・ないの確定診断は難しいのですが、このタイプの皮膚病で「食物アレルギー」と診断することは当院ではほとんどありません。

「食物アレルギーはない」とまでは断定できませんが、「どこに食物アレルギーがあるのだろうか?」とは思います。

事実、当院受診までアミノ酸系または低アレルゲン系の食事療法をしていましたが、当院はアレルゲン制限をといた食事管理を推奨しています。

ポイント③では原因は何か?

原因を1つに絞ることそのものが治療の失敗を招きます。

やはり複合要因のため、複数の異常をできるだけ同時に治療する必要があります。

ただ本当の意味で同時治療は診療的に難しいこともありますので、優先順位の高い治療方針から先におこないます。

それが院内薬浴ですね。

院内薬浴と投薬治療、そして食事療法などの組み合わせが体質に合致すると今回のような劇的な改善が可能になります。

 

ではその次はなにか?

その次・・・、そう「世界初の治療」です。

当院では標準治療になりつつあるのですが、ある治療を併用します。

ここまでもかなり劇的な治療結果ですが、当院ではもう1つ上の治療成績を出すことが可能です。

またご報告します。

 

 

なお、今回紹介した症例に使用したスキンケアとサプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚病】しつこい手舐め・足舐め

2019.10.18

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はフレンチブルドッグの症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 4歳5ヶ月 女の子(避妊手術未)

 

【経過】

〇1歳前から痒みあり(季節性はない)

〇足先を舐める

〇顔、下顎をこすりつける

〇両耳を掻く

〇アレルギー用の食事を試したが改善しない

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

 

前胸、前肢です。

 

前肢の指間です。

 

足裏です。

 

それでは、初診時から約6週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

全体的に赤みが引き、痒がることも少なくなったそうです。

手舐めも改善されました。

・・・・・・・・・・・・・・・・

フレブルの手舐め・足舐めで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

特にアポキルで改善しない手舐め・足舐めのフレンチブルドッグの症例は非常に多いですね。

この手舐め・足舐めを「アレルギー」と考えて治療すると迷走します。

牛豚鶏はもちろん、魚、カンガルー、馬、ウサギ・・・ありとあらゆるタンパク質に切り替えても改善する可能性はかぎりなくゼロに近いと思います。

理由は簡単です。

膨大な医学データから「食物アレルギーは稀」とわかっているためです。

食物アレルギーも探せばいますので、その稀な食物アレルギーであれば改善するのですが、あまりにも稀過ぎて改善する可能性は本当に少ないです。

非常に多いのではないか?という報告データをみても皮膚病全体の5%くらいで、当院では1%未満と考えています。

食生活からアレルゲンを探し出すことを無意味とはいいませんが、最も効率のいい治療は「食物アレルギーはない前提で治療方針を組み立てる」ともいえます。

100頭いたら99頭はその方がうまくいきます。

当院ではフレブルのしつこい手舐め、足舐めには心因性の診断を加え、「痒み+心因性」としてアプローチすることでいい治療成績をだしています。

もちろん向精神薬の処方が非常にいいのですが、将来的には減薬のためサプリメントの併用がお勧めです。

フレブルの手舐めには当院の開発しているパーソナルケアPⅡ+がお勧めです。

 

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレブルの皮膚病治療】手舐め・足舐めの癖にアプローチ

2019.05.31

フレンチブルドッグに多い「アポキル・ステロイドが効かない」手舐め・足舐めといった痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

フレンチブルドッグの皮膚病の原因と言えば「アトピー・アレルギー」がよく知られていて、アレルギー対策としてアレルゲンを避けた食事療法や、ステロイド・アポキルといった痒み止めの内服治療薬が一般的ですが、これらの治療でよくならないフレンチブルドッグも多くいます。

今日はそんな「痒み止めが効かない手舐め・足舐めのフレンチブルドッグ」の症例です。

【症例】

 約2歳 フレンチブルドッグ 男の子

【経過】

〇1歳のころから続く痒み

〇手・足先をよくなめるため、エリカラを外すことができない

〇顔も全体的に赤く、掻いたりこすったりしている

それでは初診時の状態、まずは正面から。


続いて、前肢端とその指間・足裏の拡大です。





続いて、後肢端とその拡大です。




それでは初診時からやく1か月後の状態です。






慢性的な舐め癖によって毛が茶色に染まっているため一部分かりにくいところがあるかもしれませんが、舐める程度は「10→2」レベルまで改善しました。

アポキル・ステロイドといった痒み止めが劇的に改善につながる「痒くて舐める」もありますが、「舐める=痒い」とは限らないため、改善がない場合は痒い以外の原因を探さなくてはいけません。

手舐め・足舐めの原因は一概に1つだけではなく、多くは複合的な要因で起きているため、アプローチを痒み止め(アポキルやステロイド)一辺倒では不十分なこともあります。

特にフレンチでは心因性(性格)による舐め動作が強く出やすい傾向にあるため、心因性のアプローチを併用しなければうまくいかないケースが多くあります。

当院でフレンチブルドッグの治療成績が高い理由の1つはこの心因性のアプローチが奏功しているためだと考えています。

その他に考慮すべき原因として「アレルギー」についてよく聞かれますが、環境アレルゲンに対する反応はあれど食物アレルギーはほとんどないため、食生活からのアレルゲン回避の努力はほとんど改善につながらないと考えています。

※稀に食物アレルギーもありますので、アレルゲン回避でよくなる場合があるかもしれませんが、当院ではアレルゲン回避だけで改善した症例はこの5年は経験していません。

今回のアトピーがあったため、アポキルを併用しつつですが、心因性の投薬治療を行って改善させました。

ある程度改善したら減薬のためにもサプリメントの併用していくと治療成績が高くなります。

当院ではこういった痒い以外の舐め癖にサプリメント「パーソナルケアPⅡ+」を開発しました。

一般的なサプリメントと異なり長期的な使用が必要ですが、根本的に解決しにくい性格・気質からくる舐め癖には非常に有用だと考えています。

また、こういった症例にはスキンケアも非常に重要となります。

スキンケア単独で舐め癖が改善するのは難しいのですが、スキンケアが不十分であると治るものも治りません。

ピントが足裏の皮膚にあわなかったため、比較画像では採用していませんが、足裏の奥に皮脂が多く付着したままの状態であれば投薬治療がどれだけ適切でも痒み改善は難しいです。

こういったシャンプーでは取り除きにくい皮脂汚れには当院のMedicareクレンジングイルが非常に効果的です。

犬の皮膚病治療のために開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレブルの皮膚病治療】脂漏性皮膚炎に必要なスキンケア&サプリ

2019.05.30

フレンチブルドッグの湿疹・脂漏などを特徴とするアトピー・アレルギーなどの皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

夏が近づき気温・湿度が上がってくると皮膚トラブルが増えてきます。

特に赤い湿疹の膿皮症や、脂漏症はこれからの季節で増えてきますので、より適切なケアが重要になってきます。

【症例】

 フレンチブルドッグ

それでは初診時の状態、正面からみてみましょう。


続いて、頚部です。

続いて、前胸部です。



続いて、右前肢です。


続いて、 胸部です。


続いて腹部(臍)です。


続いて、内股です。


 
続いて、左胸部側面とその拡大です。





それでは初診時から約2か月後の状態と比較してみましょう。



 





 



非常に綺麗になりました。

極めて重度だった脂漏(黄色のフケ)はなくなり、皮膚炎も消失し、毛並みも整っています。

投薬治療は必要ですが、その中でも重要なのがスキンケアです。

例え投薬治療が正しくてもこのスキンケアがなければ2ヵ月での改善は難しいというくらいスキンケアが重要になるタイプの皮膚疾患です。

Medicareクレンジングオイル、Medicareシャンプー、Medicareモイストクレンジングオイルジェルの3点を使うことがお勧めです。

蒸れやすい顔の皺ではMedicareローションでのケアがお勧めです。

またアトピー・アレルギー体質にはサプリメント「スキンケアECプラス」が体質改善に非常に効果的です。

適切な診断・治療薬とともに使っていただければかなり改善につながると思います。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

検査で異常が見つからないフレンチブルドッグの皮膚病治療

2019.02.05

フレンチブルドッグに多いアトピー・アレルギー・膿皮症・手舐めなどの痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

フレンチブルドッグの皮膚病は難治性になりやすいですね。

当院でも受診数の上位犬種に入ってきますので、体質として「現代の皮膚科医療アプローチ」と「フレンチの遺伝的体質」に大きなギャップがあると考えています。

参考までに「ギャップがある」というのはどういうことかというと、「今どきの医療ではフレンチを治せない」という意味です。

逆に「ギャップがない」というのは「検査したら答えが分かる」という意味です。

すわなち

「フレンチの皮膚病の治療法は検査ではわからない」

ということです。

今日紹介する症例はそんな「異常値が一切でないザ・体質からくる典型的な皮膚病をたくさん抱えたフレンチブルドッグ」です。

 

【症例】

 フレンチブルドッグ 4歳 男の子

【経過】

〇2歳のときから皮膚炎、背中の湿疹・外耳炎・手舐め&足舐め

〇過去の治療はアポキル、抗生物質、ステロイド、外用薬

〇背中をカットしたら生えてこなくなった

それでは初診時の状態です。

続いて、背中とその拡大です。



続いて、側面とその拡大です。

続いて、左耳です。

続いて、足裏です。


それでは治療後とひかくしてみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。








非常に綺麗になりましたね。

今回の皮膚治療は合計2年超に及びました。

純粋に2年かけてよくなったというわけではありません。

折角なので順番に解説していきます。

①毛が生えない

シンプルに「ステロイドの副作用」です。

外用薬や内服薬によっておきたものなので、ステロイドを使わないことで改善が期待できます。

 

ただ考えなければいけないことがあります。

「(以前の病院で)なぜステロイドが処方され続けていたのか?」

ここからは推測ですが、ステロイドを使うからには「炎症」があったのだと思います。

このわんちゃんでどんな炎症があったのか?

背中にはブツブツ(フケ&脱毛)タイプの湿疹(おそらく膿皮症)があったのだと思います。

手先・足先にはアトピー&心因性の皮膚炎がずっとあったのだと思われます。

これらの皮膚炎のコントロールのためにステロイドを使ったと推測されますので、ある程度改善したあとに起こりえることを想定しなければいけません。

 

②背中の湿疹

それは「背中の膿皮症の再発」と「手先・足先の皮膚炎の再発」です。

もちろん初診時に想定できますので、「毛が再生してきたら背中に膿皮症がでやすくなるかと思います。そのときには新しいアプローチが必要です

と伝えておきました。

※初診時に背中の膿皮症がなかったのは、幸か不幸かステロイドの副作用により毛がなく蒸れにくくシャンプーもしやすく細菌が増えにくい状態だったのが膿皮症をでにくくさせていたと思われます。

実際、治療から4~6カ月で背中の毛並みが再生してきたのですが、やはり湿疹(膿皮症)がでるようになってきました。

飼主さまも「この湿疹が昔からずっとあったもの」とおっしゃっていました。

もちろんこの膿皮症がでることも想定の範囲内なので、準備していたアプローチを併用します。

もちろん当院が開発したサプリメント、「スキンケアECプラス」です。

基礎疾患がない、食事の選択に間違いがなく、スキンケアも適切であれば、かなりの割合で改善が見込めるサプリメントです。

もう2年継続していただいていますが、膿皮症のトラブルはかなり少なくなりました。

 

③耳の脱毛

これも多いトラブルですが、耳介辺縁の脱毛です。

正常であればしっかりと密な毛が生えているのがフレンチブルドッグですが、皮膚トラブルが多いと耳の毛が抜け落ちやすくなります。

これにも原因と対策があるので、体質に合う治療法を取れば写真のようにきれいな毛並みに戻ります。

問題は検査で原因がわかるわけではないので、「体質に合った」という答えが導き出しにくいことでしょうか。

これはステロイドをやめても、膿皮症を治療しても治りませんので、特別なアプローチが非常に有効です。

 

④手舐め・足舐め

これもフレンチに非常に多いですね。

痒みを抑えるアトピー治療薬「アポキル」で改善すればいいのですが、この症例ではほぼ効果なしでした。

もちろん想定外ではないので、心因性のアプローチにシフトしていきます。

心因性のアプローチといってもどの成分を、どの程度服用させれば改善するか調整が難しいため、改善を導き出すために相当な変更を繰り返しました。

「正解」にたどり着くまでは改善が認められないため、飼主さまには治療方針への理解と協力が不可欠です。

結果がでるまで長くお付き合いしていだき本当に感謝です。

 

症状に対するアプローチを紹介しましたが、検査結果はどうだったか?というと特筆すべき異常値は何も認められませんでした。

検査でわかるものはほぼなし、ということです。

フレンチブルドッグの皮膚病治療が難しいのはこういった、「検査で答え(治療・薬)が分からない」ということだと思います。

 

今回紹介したスキンケアECプラスは、以下のオンラインショップでお買い求めいただけます。

適切な診断、適切な投薬治療、適切な食事療法、適切なスキンケアがあれば非常にお勧めできるサプリメントです。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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