皮膚科ブログ

【柴犬の皮膚科治療】オンライン診療で痒み改善は可能か

2023.12.27

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は柴犬の子の症例です。

 

【症例】

柴犬 4歳4ヶ月 男の子

 

【経過】

〇耳、口や眼の周り、手指の痒み           

〇痒みは1年中      

〇舐める、噛む:掻く=9:1         

〇アポキルは下痢するため休薬

〇就寝と留守番時はエリザベスカラー着用

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは右側の口周りです。
左側も同じ状態です。

次に顎下です。
毛は無く皮膚は赤く肥厚しています。

こちらは首です。

次に胸の写真です。

最後にお腹です。
胸~お腹は全体的に毛が薄いですが、特に脇と股は地肌が見えています。

 

【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
全体的に毛が薄く、腹部は地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。

・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える

これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。

ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

・散歩中にリードを引っ張る
・他の犬と仲良くできない
・風や雨の音が苦手で怯え、震えている
・拾い食い(石を咥える)がある
・枯葉を追いかける
・外猫に興奮する
・シャンプー後に興奮し部屋を走る

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。

.
.
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常
・投薬治療

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

この子の場合、治療から3ヶ月で痒みが無くなり、
エリザベスカラーを外すことができました。

ただアフター写真が2年後になっているには意味があります。
本当は比較的短期間で劇的な改善できたものの消化器症状がでたため投薬治療が不十分となり、再燃後はコントロール不能に陥った時期がありました。
やはり投薬治療の副作用は服用を躊躇する要因になりやすく、再投薬には飼主さまの理解とモチベーションも重要になります。
この症例ではオンライン診療ではあったものの、1年以上の長い時間をかけて飼主さまの不安を解消しながら2回目の十分な改善に導くことができました。

飼い主さまからは、『今までで一番良い状態!』と喜びの声をいただけました。

「オンラインだと・・・」と不安を感じることもあるとは思いますが、オンラインでも丁寧に医療を届けることができると考えています。

皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(新潟県)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、お困りの方は当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリメント    
 スキンケアECプラス(腸活)  
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)    
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア  
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザーの皮膚科治療】2年間続く痒みはオンライン診療で治るのか

2023.12.26

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザーの子の症例です。

 

【症例】

Mix(ビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザー)  5歳3ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇3歳から痒みあり

〇胸~お腹、上腕~前胸を舐める

〇口や目の周り、首を傷になるまで掻く

〇アポキルを1日2回服用時は痒みほとんど無くなるが、1日1回にすると痒みが出る

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

こちらは胸、お腹の写真です。

最後に身体側面の写真です。

【初診時の見極め】

 ポイント①被毛形成異常
 全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
 アンダーコートが生えていないのは病気です。
 この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。

 ・全体的に毛が薄い、細い
 ・地肌が見える
 ・被毛が硬い
 ・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。

 ポイント②心因性
 心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

 ・ぬいぐるみの中綿を出したり、目や口の刺繡を取り、破壊する
 ・草を拾い食いする
 ・ごみ箱を漁る
 ・お家の中で飼主さんが行くところについていく
 (ドアの前で待っていることもある)

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。







【当院の処方プラン】
①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

③被毛形成異常
・投薬治療

④心因性
・投薬治療

それでは治療から約6ヶ月後の写真を比べてみましょう。

 

 

 

 

この子の場合、治療から約1か月後には痒みがほとんどなくなり、2ヶ月から徐々に毛の量も増えていきました。


受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 パーソナルPⅡ+(心因性)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【柴犬の皮膚科治療】アポキルを毎日飲んでも効かない痒みはオンライン診療で改善するのか

2023.12.23

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は柴犬の子の症例です。

 

【症例】

柴犬  2歳 0ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1年中続く痒み

〇6~10月に悪化する

〇1年以上毎日アポキルを服用するも効かず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首~胸の写真です。

次は胸~お腹です。

最後に身体の体側です。

 

【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。

・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える

これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
『アポキルが効かない』ではなく
『アポキルが効かない理由が見落とされている』です。

当院の診察では、
効かない理由である『毛並み異常を診極める事』
そしてその『毛並み異常を改善する投薬治療』
を受けることが可能です。

ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

・ドッグランで他の犬と遊べない
・音や霧吹きの水に怯える
・掃除機に攻撃する
・小石や落ち葉を咥える
・絨毯を舐める
・興奮癖があり、スイッチが入ると部屋を走り回る
・背後から抱っこすると怒る
・食べ終わった後の食器を回収できない(食器への執着心)

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。

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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常
・投薬治療

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 



この子の場合、治療から1ヶ月の時点で痒みが3割ほどに減り毛量が増えました。
現在は治療開始から2年が経ち、換毛期に年1回ほど痒みの増加は見られますが、
アポキルを3日に1回の服用で、ほぼ痒みが無い状態を維持できています。

皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(東京)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、
お困りの方は当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ    
スキンケアECプラス(腸活)  
パーソナルケアpⅡ+(心因性)    
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア  
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ポメラニアンの皮膚科治療】オンライン診療でアロペシアXを治療

2023.12.19

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

今回は遠方にお住いのため、初診時は愛知県で直接診療をし、2回目以降の診察はオンライン診療で治療したポメラニアン
の子の症例を紹介します。

 

【症例】

ポメラニアン 5歳11ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇2歳8ヶ月から脱毛が進行

〇初診時が過去一番に毛が薄い状態

〇色素沈着を起こしている

〇サプリメントや炭酸風呂を試したが、改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは胸、お腹のお写真です。

ほとんど毛が無い状態です。

こちらは上から見た身体のお写真です。

背骨の部分には毛が生えていますが、身体側面は毛が薄く地肌が見えています。

 

最後に右身体側面のお写真です。

こちらも毛が薄く、地肌のピンクが見えてしまっています。

【初診時の診極め】

ポイント 〈アロペシアX〉
ポメラニアンやトイプードルに多く認められる毛周期停止による脱毛症です。短期間で改善する特効薬がないため難治性脱毛症の筆頭として知られています。痛み・体調不良を伴わない疾患なのですが、皮膚トラブルの原因になることもあります。

治療にはだいたい1年くらいかかるわんちゃんが多いですが、問題なのは1年治療したら絶対生えるのか?といえば違いますし、2年治療して生えるわんちゃんもいて、治療に正解がないことが難しいポイントです。

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【当院の治療プラン】

①脱毛
・投薬治療
・アロペシアGR+

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

それでは治療から約7カ月後の状態と比べてみましょう。

 

 

 

 

この子の場合、治療開始から約3ヶ月半後に毛質が柔らかくなり、5ヶ月半後から毛の量が徐々に増えてきました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 アロペシアGR+(被毛形成異常・毛周期停止)

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】8年間続いた皮膚病が約3ヶ月で改善!

2023.12.12

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル  10歳6ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇2歳から皮膚が脂っぽい

〇毎日ステロイドを服用するも改善せず

〇ステロイドを2日に1回に減らすと痒みが悪化する

〇エリザベスカラーを外せない

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真とその拡大した写真です。

 

こちらは前から見た胸、前足の写真です。

最後に胸のお写真です。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:毛並み異常と脂漏症
毛並み異常の症状は、
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
・皮脂が多く、ベタベタする
があげられます。

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【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療

④週に1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療から約3ヶ月後の写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には痒みが減り、エリザベスカラーを取れるようになりました。
3ヶ月後には、湿疹もなくなり、お写真や動画の状態まで改善しました。


受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】抗生物質使用しない膿皮症治療

2023.12.09

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ  4歳9ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳から続く痒み、抜け毛

〇抗生物質やステロイド、サイトポイントを試すが、改善せず

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

毛が薄い状態です。

こちらは胸の写真です。

胸やお腹も毛が薄く、地肌が見えてしまっています。

次にお腹の写真です。

最後に身体側面のお写真と一部を拡大した写真です。

 

身体側面の円形脱毛がいくつかできています。


 【初診時の見極め】

 ポイント①毛並み異常
一般的には知られていない病気で、被毛形成異常を見落とされていると皮膚が弱いままのため、さらに膿皮症は治りにくくなります。
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
こちらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。

 ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

 ・ドライヤー嫌い
 ・家族の中で苦手な人がいる
 ・髪の毛を食べる
 ・木の実や葉っぱを食べる
 ・頑固(散歩中に好きな人に合わないとスムーズに歩けない)
 ・飼主様の後ろをついて回る
 ・興奮し、走り回る

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。



【当院の処方プラン】

①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤処方なし

②被毛形成異常
・投薬治療

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

⑤週に1~2回のスキンケア(膿皮症)
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療から約3ヶ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

この子の場合、治療から約2週間後には毛並みが良くなり、毛質が柔らかくなりました。
1か月半後には痒みや舐める行動が3割ほどに減り、湿疹も無くなりました。

 

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 パーソナルPⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚科治療】アポキルを使わないアトピー治療

2023.12.08

 

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はシーズーの子の症例です。

 

【症例】

シーズー 2歳11ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳からの痒み

〇1年を通して痒みが出るが、特に6月から8月に悪化

〇アポキルを1日1回服用するもマシになる程度、服用をやめると悪化

〇お腹~内股、手の裏を舐める

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

こちらは胸の写真です。

次はお腹の写真です。

最後に身体右側面の写真と肩の部分の拡大写真です。

 

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:心因性
「舐める=痒い」「掻く=痒い」とは限りません。

例えば今回の子の場合、
・膝の上に乗っている時は舐めない
・ドッグランで他のわんちゃん達の輪の中に入れない
・インターフォンやチャイムが苦手で吠える
・車に飛びつく
・飼い主に執着し、トイレにまでついてくる
・マスクを収集し、食べる
・木の枝や葉を食べる
・食糞する

といった行動がみられ、これらの行動は純粋な痒みではなく
心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)
が強く出る傾向があります。

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【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

④被毛形成異常
・投薬治療

⑤週1~2回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療から約3ヶ月比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

治療から約2週間で搔く、舐める行動は半分程になり、1か月後には元々飼主様の姿を見えないと鳴いてしまっていたのが鳴かなくなり、行動の変化も見られました。
そして3ヶ月後には、人生初の皮膚の状態に改善することができ、治療前はパサパサの毛だったのが、手触りが良く、しっとりした毛が生えるようになりました。
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同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ポメラニアンの皮膚科治療】アロペシアGR+で改善!!

2023.12.07

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はポメラニアンの子の症例です。

 

【症例】

ポメラニアン 2歳11ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇2歳6ヶ月から脱毛が進行している

〇メラトニンを8ヶ月間服用しても改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは身体側面の写真です。

毛が薄く地肌が見えてしまっています。

次は身体側面の拡大写真です。

最後にお尻の写真です。

こちらも毛が薄く、毛質もゴワゴワしているのが分かります。

 

【初診時の診極め】

ポイント:アロペシアX
ポメラニアンやトイプードルに多く認められる毛周期停止による脱毛症です。短期間で改善する特効薬がないため難治性脱毛症の筆頭として知られています。痛み・体調不良を伴わない疾患なのですが、皮膚トラブルの原因になることもあります。

治療にはだいたい1年くらいかかるわんちゃんが多いですが、問題なのは1年治療したら絶対生えるのか?といえば違いますし、2年治療して生えるわんちゃんもいて、治療に正解がないことが難しいポイントです。

当院では基本的にはホルモン治療など積極的な治療法でスタートすることが多いのですが、今回はホルモン剤などのお薬はなしでアプローチしました。
投薬治療があった方が治療効果高いと考えていますが、サプリだけでも改善が期待できることもあります。

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【当院の治療プラン】

①脱毛

今回は飼主様のご希望で積極的な治療をせず、サプリメントを中心に治療を進めました。
アロペシアXの治療には、いつ毛が再生するのか予測不能であったり、換毛期でまたぶり返してしまうなど不安なことがたくさんあると思います。
そのため、わんちゃんはもちろん、飼主様にも負担が少なく、治療を進めていけるようにと考えております。

それでは治療から約4カ月後の様子をご覧ください。

 

 

 

 

この子の場合、初診時から約4ヶ月で毛が薄く地肌が見えてしまっていた身体の側面などの毛が生え、皮膚のベタつきもなくなりました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 アロペシアGR+(被毛形成異常・毛周期停止)

この2つのサプリメントの組み合わせで長く(最短6ヶ月以上)続けることをお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【柴犬の皮膚科治療】人生で初めて綺麗になった!

2023.12.05

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は柴犬の子の症例です。

 

【症例】

柴 2歳8ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳から続く1年中の痒み

〇耳、下顎を掻く

〇指間、お腹を舐める

〇手足の先を噛む

〇ステロイドを服用してもマシになる程度

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

まずは首の写真です。

 

こちらは胸、お腹の写真です。

首と同様に毛が薄く地肌が見えてしまっています。


 

こちらは身体側面の写真です。

こちらは側面から見た首の拡大写真です。

こちらは側面から見た前肢のお写真です。

 

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:毛並み異常
柴犬でまず確認することは、
毛の密度・色・アンダーコートなど『毛並み』です。
このくらいの毛並みの柴犬は世の中にもたくさんいるので問題ないようにみえると思いますが、本当の健康的な毛並みは違います。
この写真だけで「毛が生えていない」とわかること、「どうしたら毛が生えるか」を瞬時に判断できないとこの皮膚病を根本的に改善させることはできません。

過去にも同じようなケースをご紹介していますが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康であれば根本が黒または白のアンダーコートで全身覆われているのが正常です。

この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
・毛が抜ける
があげられます。

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【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療

④心因性
・投薬治療
・パーソナルPⅡ+

 

それでは治療開始から約3ヶ月後と比べて見ましょう。

 

 

 

 

 

 

この子の場合、治療開始から2週間でステロイドのお薬を服用時より効果を感じることができました。掻くことが半分に、舐める、噛む行動は2~3割に減りました。
約3ヶ月後にはAfterのお写真の状態まで改善しました。
痒みはほぼなく、毛量も増え、アンダーコートもしっかり生えました。

同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)

・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】オンライン診療でお腹の湿疹の治療は可能か?

2023.12.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 4歳2ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳からお腹に湿疹があった

〇2歳から症状が悪化するも冬には落ち着いていた

〇今は1年中症状が出ている

〇血が出るまで舐めてしまいエリザベスカラーが必須

〇アポキルの効果なし

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは胸~お腹の写真です。

お腹の拡大写真です。
皮膚が赤く炎症しています。

最後は右体側の腰部です。
お腹から皮膚の炎症が続いています。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:心因性
今回の症例は搔くことが無く、ほぼ『舐める』症状でした。
仮に純粋な痒みが原因であれば、一般的にはアポキル・ステロイド・サイトポイントなどの治療薬で十分にコントロールすることができます。
これらの一般的な痒み治療薬で改善がない場合に疑うべきなのが「心因性」です。
痒みか心因性のどちらかということはなく、痒み+心因性という視点を持って、
「痒いからイライラして余計に舐めてしまう」のか
「舐め癖があるから皮膚が荒れてしまう」のかを獣医師が適切に判断しなければいけません。
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

・他の犬が使っているおもちゃを奪うのが好き
・音が苦手で、日常の生活音に対して吠える
・気に入らないと吠える
・落ちているものを拾う傾向がある(ほこりや髪の毛)
・飼主の後を執拗に追う
・執着するお気に入りの毛布や特定のおもちゃがある
・常に自分が一番で、他の犬との間に割り込んでくる

があげられます。

これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みというよりも、
心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出る傾向があります。
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【当院の治療プラン】

①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤未使用!

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③心因性
・投薬治療
・パーソナルPⅡ+

④週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareローション

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 



この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には皮膚がきれいになり、
さらに1ヶ月後には新たな湿疹は出なくなりAfter写真の状態まで改善されました。

まだ治療途中ですが抗生剤は使用していません。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「膿皮症ケアセット」をお勧めします。

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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