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【柴犬の皮膚科治療】アポキルが効かない痒みと毛並み治療

2021.11.23

柴犬の皮膚科治療にも力を入れている、犬の皮膚科専門動物病院の四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、柴犬の症例をご紹介します。

 

 

 

【症例】

柴犬  5歳3ヶ月  女の子(避妊手術済)

 

 

【経過】

〇1歳前から発症

〇掻く、かじる

〇アポキルを服用してもあまり効果が得られず

 

 

では、初診の様子からご覧下さい。


 

 

まずお顔の写真です。

一見普通の柴犬のようですが、後からビフォーアフターで載せる写真を見て頂くと、その差がお分かり頂けます。

 

 

次は、首と前足の写真です。

首の毛はぱさぱさしている印象を受けます。

 

 

前足に至ってはかじったり舐めたりする頻度も多く、毛質も悪く地肌が透けて見えている部分も多いです。

 

 

 

 

 

 

続いてはお腹、胸、写真です。

胸やお腹の毛はだいぶ薄くなっていて、こちらも毛質が良くありません。

 

 

 

 

 

更に股の部分、後ろ足、側面から見た前足と後足です。

側面から見た足は薄毛なのがよく分かります。

 

 

 

 

 

最後に全体の様子です。

足以外はそんなに違和感がないかもしれませんが、次の写真の様に側面の毛をかき分けて見てみるとアンダーコートが正常に生えていないのが分かります。

ビフォーアフターで見て頂くと更にお分かり頂けます。

 

 

 

 

 

 

それでは、ビフォーアフターの写真をご覧下さい。

こちらは2ヶ月後の写真になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして比べてみると、いかに毛量や毛質に異常があったかがお分かり頂けると思います。

当院では原因を見極め、すぐに基礎疾患や心因性へのアプローチ、平行してご自宅でのスキンケアを行いました。1ヶ月も経たないうちにアポキルだけでは改善しなかった痒みも減り、かじったり掻いたりすることも少なくなってきて、初診から2ヶ月後には痒がることがほとんど無くなりました。

毛並みも生まれて初めてこんなにもふもふになったと飼主様から言って頂けました。

ただ痒みを抑えようとする治療では改善しない事も多く、その子に隠れている原因を見つけ出すことが大切です。

アポキルを服用していても良くならない、良くなったり悪くなったりを繰り返している、執拗にかじる・舐めるなどの場合、他の原因で毛質が悪くなったり痒みがある場合もあります。

 

このように似た症状だな、中々改善しないな、など、毛並みや皮膚のことでお困りの方は是非当院にご相談下さい。

 

 

今回の治療でも使用した当院オリジナルのサプリメント、パーソナルケアpⅡ+(心因性のアプローチに服用しました)、スキンケア製品(ご自宅で行って頂きました)は、当院のホームページでご覧頂けます。⇒サプリメント&スキンケア製品

 

尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。

疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。

詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト

 

 

【症例報告作成者】 看護師 森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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