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【柴犬の皮膚科治療】原因不明?当院でしかできない治療

2023.08.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は柴犬の子の症例です。

 

【症例】

柴犬 9ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇避妊手術後から脱毛

〇その後痒みも増える

〇掻く:噛む=7:3

〇かかりつけでは原因不明

〇真菌を疑い抗真菌薬を開始

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まず首の写真です。
特に中心に毛がありません。

次に胸とお腹です。
所々毛が抜けています。
脇も生えていません。

こちらは右体側です。
ほとんど毛が生えておらず、9ヶ月には見えません。

右腕の部分の拡大写真です。
一見問題ないように見えますが、本来はもっと毛が多いはずです。

最後に毛をかき分けた写真です。
アンダーコートが無く、色の悪い皮膚が見えます。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:毛並み異常
柴犬でまず確認することは、
毛の密度・色・アンダーコートなど『毛並み』です。
以前ご紹介した№65でも述べましたが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康であれば根本が黒または白のアンダーコートで全身覆われているのが正常です。

この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛が抜ける
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
があげられます。

毛の異常はお薬の効果にも関係があります。
今回この症例は使用していませんが、アポキルなどの痒み治療薬は、毛並み異常が原因で最大限の効果が発揮できないことがあります。

そのため診察では、
柴犬の性質を把握し『毛並み異常を診極める事』
そしてその『毛並み異常を改善する投薬治療』
が必要であり、当院ではそれを受けることが可能です。
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【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療

 

それでは治療から3か月後と比較してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

この子の場合、半月後には痒みが4割まで減り、
1ヶ月半後には全体的に毛が生え始めました。
そして治療から3ヶ月後にはまるで別の子ではと疑うほど毛が生え、可愛い1歳の柴犬さんになりました。

今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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