2024.07.04
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はポメラニアンの子の症例です。
【症例】
犬種 3歳2ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇全体的に毛なボリュームがなくバサバサしている
〇ピンク色の地肌が見えてしまっている
〇お腹周りの毛が束になっている
それでは初診時の様子をご覧ください。
上から、正面、側面、お腹、お尻、被毛のアップのお写真です。
ピンク色の地肌が広範囲にわたって見えてしまっています。
全体的に毛並みもポメラニアン特有のフワフワ感はなく、バサバサしている様子が分かります。
アロペシア症例はポメラニアンやトイプードルが圧倒的に多いですが、この2犬種限定というわけではなく他犬種でも起こり得る脱毛症です。
以下の症状はアロペシアの症状の特徴となっています。
○毛の密度が減る
○毛の色が変わる
○ツヤとカールが失われる
○皮膚が薄くなってシワがよる
○色素が沈着する(皮膚がくすむ)
○乾燥して皮がめくれるようなフケが出る
アロペシアXは被毛が生えるまで個体差がある病気です。根気よく継続的に治療を続けることこそが回復の近道と言えます。
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
治療開始から9か月。ピンク色の地肌が見えてしまっていた側面やお腹、お尻周りまでしっかり毛を生やすことができました!
被毛のアップのお写真を見てもわかる通り、スカスカに生えてしまっていた毛も、見事密度が高いフワフワモコモコの毛が生えてきています。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
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※発毛効果は個体差があり、給与期間として最低6ヶ月~1年間は継続していただくことを推奨します。
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尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者】看護師 杉浦
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