ポメラニアン・トイプードルに特有に認められる進行性の脱毛症です。血液検査での確定診断が難しく、短期間で改善する特効薬がないことから難治性脱毛症の筆頭として知られています。痛み・体調不良を伴わないため治療対象外とされやすい疾患ですが、膿皮症など皮膚トラブルの原因になることも珍しくありません。当院では東京・大阪などの都市部だけでなく全国からアロペシアXの症例が来院しており、発毛に対する積極的かつ効果的な医療を提供しています。
自分が飼っている犬種の正常な毛並みを知っておくことが一番のポイントです。 飼い主さまの立場からすれば、「この状態が普通」だと思うかもしれません。しかし、当院では見た瞬間に「毛並みが異常だ」とわかることが往々にしてあります。脱毛・薄毛になっているワンちゃんでも、皮膚トラブルに困っていなければ良いのですが、もしかゆみや湿疹といった皮膚トラブルが出ていて、なかなか治らない場合は、治療が必要と考えられます。
最初に目で見て、ある程度診断をつけた後、血液検査・画像診断などオーソドックスな検査で症状の評価をしつつ、部分的に皮膚の組織検査を実施しすることで診断を確定させます。
投薬治療がメインとなります。ホルモンバランスの異常については、安全性の高い治療方法が確立されているので、「何かおかしい」と思ったらすみやかに獣医による診察を受け、投薬治療を開始されることをおすすめします。
Contact完全予約制・ご相談はお気軽に
Contact当院は犬の皮膚病だけに特化した動物病院です。