2020.10.12
東京サテライトで痒みを伴う皮膚病治療に取り組んでいる皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
【東京サテライトの特徴】
・遠隔オンライン診療の拠点
・基本の対面診療は初診の1回のみ
・継続診療はオンライン診療
処方:発送 診療費:振込
7月の開設からちょうど3カ月が経過しました。
先月にもウェスティの症例紹介させていただきましたが、今回も東京サテライトのウェスティの症例を紹介します。
【症例】
ウェスティ 男の子
【経過】
〇アポキルを毎日服用しているが、改善しない
それでは初診時の状態です。
この初診時から約6週間後の状態を紹介します。
※飼主さまからの写真になるため、角度などは異なります。
写真の通りですが、劇的に改善しています。
ウェスティはこのタイプになりやすく、かつ「アポキルが効きにくい」という傾向があります。
こういったタイプにはある治療が劇的に効くので、「アポキル以外の視点」をもっていることが重要です。
参考までにですが、初診時からの初期治療プランにアポキルは使用しませんでした。
※十分な改善を認めてから「痒みに応じたアポキル投与」に切り替え。
数年前にアポキルが登場して以降、皮膚科疾患では「痒い=アポキル」となり、アポキルが効かなければしょうがないという雰囲気も結構あるのですが、「痒み疾患=アポキルではない」ことを知っていることが皮膚科診療を成功させるポイントかと思います。
※最近はサイトポイントという注射タイプもでましたが、基本はアポキルと同じだと思っています。
アポキルが何に効いて、効かないのは何か、知ってこそのアポキルですね。
飼主さまから許可をいただくことができましたので、改善後にいただくことができたメッセージを紹介させていただきます。
最後にこれも参考情報ですが、飼主さまが当院受診を決めたきっかけは当院のオンラインショップです。
オンラインショップのスターターセットをご購入の方には相談メールをお送りしているのですが、そこで「積極的な投薬治療が必要」とお伝えさせていただき受診につながりました。
スターターセットは価格的に一番高い設定ですが、最もリーズナブルなものだと考えています。それは「セット価格として割引している」ではなく、当院からの相談メールが受けられることです。
「よかれ」と思ってやっていることが間違っていたり、向き合い方が見当違いだったり・・・「よくならない理由」に気づいていないことが多くあります。
もちろんなんでもスキンケア&サプリで改善するわけではないので、適切な医療があればよくなるという点に気付けることはとても重要だと思っています。
無料相談メールで治ることではないのですが、「間違っていることに気づく」や「改善に向かう方向性を修正する」という点でプライスレスだと思っています。
東京・千葉・神奈川・埼玉でアポキルが効かない痒い皮膚病でお困りの方は当院までご相談ください。
投稿者: