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【犬の舐め癖専門外来】手舐め・足舐め・内股舐め

2019.04.22

シーズーの手舐め・足舐め・内股舐めなど痒みを伴う皮膚炎治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

手をしつこく舐める、足を舐めだしたら止まらない、暇があると内股を舐める・・・など「舐める」という症状が強くでる皮膚病があります。

アポキルやステロイド、食事療法、アレルギー治療などでの改善が難しく、今の皮膚科では難治性として扱われています。

特にシーズーに多く診らえる傾向があります。

今日はそんな症例です。

【症例】

 キャバリア×マルチーズMIX 4歳 男の子(去勢済み)

※シーズーではないのですが、遺伝的体質がほぼシーズーに近いためこのカテゴリに分類しています。

【経過】

〇1年前から手を舐める&噛む、毛をひっぱる

〇2ヵ月前からは後足や内股までなめるようになった

〇季節性はない

〇アポキルを1日2回服用しても効果がない

〇食事療法併用しているが、改善しない

それでは初診時の状態です。

続いて、口唇(右側)です。

 

続いて、前肢端です。

続いて、前腕です。

※皮膚炎があるのは腕の曲がる部位(屈曲部)です。

その拡大です。

続いて、内股~後肢です。

 

 

 

それでは初診時から5週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

非常に綺麗になりました。

口唇、腕、四肢端、内股の痒みはほぼゼロに近いです。

当院でもアポキルを併用しましたが、1日2回ではなく1日1回と少ない量で使っています。

 

ポイントを列挙します。

①アポキルは効くのか?効かないのか?

②よく見るアトピーや脂漏性マラセチア性皮膚炎と何が違うのか?

③食事療法は適切か?

④アポキル以外に必要な投薬治療は何か?

これらを初診時に同時に判定することが5週間で改善させるポイントです。

 

投薬治療があることが最も確実な治療プランですが、治療内容にスキンケア&サプリメントは非常に重要になっています。

当院が開発したスキンケア商品のMedicareシリーズと、サプリメントPlusシリーズが非常に相性があうと思います。

特にクレンジングオイル&シャンプー、スキンケアECプラス&パーソナルケアPⅡ+がお勧めです。

 

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

当院では獣医師向けにプライベートセミナーを開催しています。

今回の症例のようなアポキルが効かない舐め癖に対する診断・治療法についての詳細な解説を行います。

ご興味のある方は当院までお問い合わせください。

≪セミナー申し込みはこちら≫

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルとシャンプーで治らないタイプの皮膚病

2018.09.06

シーズーのアトピー・マラセチア性皮膚炎・脂漏症など、痒い皮膚病の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


シーズーの皮膚病は本当に治しにくい場合があります。

あのアポキルでしっかりコントロールできる症例もいますが、そうでない症例も相当数いるかと思います。

今日はそんな「アポキルでは抑えきれないだろう」というシーズーの皮膚病症例です。

【症例】

 シーズー 8歳

【経過】

 〇3年前から皮膚トラブルで、通年性(季節による改善はほぼなし)

 〇外用ステロイドスプレーによる改善なし

 〇痒み(四肢なめる・内股舐める)がひどいため、常時エリザベスカラーを装着している

 
それでは初診時の状態、まずは正面から。

続いて、胸部~わき。

同じく左わきの拡大。

続いて、内股です。

病変部の確認と、治療成績向上を兼ねて毛をカットしました。

続いて、右わき(毛カット後)です。

続いて、内股です。

毛をカットしたあと、そのまま院内薬浴を実施しましたので、その実施直後の状態を紹介します。

まずは胸部。

続いて、左前腕です。

同じく左前腕の内側です。

同じく左前腕の外側です。

続いて、内股です。

続いて、右後足の膝~スネあたりの写真です。

今回はここまでです。

とういうのも、つい昨日来院されたため、2回目の診察はまだ先です。

このタイプ、一見シーズーの典型症例にみえるかもしれませんが、ちょっとイレギュラーです。

そのためシンプルななアポキル&シャンプーでは抑えきれないものがあります。

初診時にどの部位を、どう評価するのか?

そしてどの治療方針を選ぶのか?

この一番大事なポイントは提携動物病院にメールでお知らせします。

この症例は初診時の「診た目」に特徴があるので、「アポキル&シャンプーではない」理由がわかるタイプです。

提携をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

シーズーの脂漏症・マラセチア・毛包虫(アカラス)治療

2018.08.04

シーズーの脂漏症・マラセチア性皮膚炎・ニキビダニ(毛包虫・アカラス)といった皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


シーズーの皮膚病は非常にシンプルですが、負のスパイラルが回りだすと非常に重症化して何をどうすればいいのか優先事項がわからなくなることがあるため難治性になりやすい傾向があります。

シーズーの皮膚病はこれを把握すれば10中8,9うまくいきます。

 〇膿皮症
 〇マラセチア性皮膚炎
 〇脂漏症
 〇アトピー
 〇食物有害反応
 〇心因性掻痒症
 〇内分泌疾患
 〇毛包虫(アカラス、ニキビダニ)

平均で4~5つありますので、治療成功の秘訣は1つも漏らさず診断して、優先順位を間違わないことです。

当院でのシーズーの皮膚病改善率が100%なのはこの診断と優先順位の診極めだと思います。

【症例】

 シーズー 4歳 女の子(不妊手術済)

【経過】

 〇今までずっとアトピーと言われていた

 〇食事療法している

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面から。

続いて、顔の左側です。

続いて、顔の左側です。

続いて、頚部とその拡大です。

続いて、前胸部です。

続いて、右前肢です。

続いて、左前肢と腕、肢端の拡大です。

続いて、胸部です。

続いて、腹部です。

続いて、右後肢と左後肢です。

続いて、側面とその拡大です。

 

それでは初診時から6週間後の状態と比較してみましょう。

痒みは皆無に近く、非常に元気になって体調も絶好調になったそうです。

診断は、毛包虫(ニキビダニ、アカラス)、脂漏性マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、食物有害反応です。

このタイプに心因性は含まれていません。

こういった症例では治療に順番があり、毛包虫からアプローチして、マラセチアとアトピー対策を次に行います。

食物有害反応に対する食事療法は初回からでもいいと思います。

今回のポイントは、

①初診時に毛包虫(ニキビダニ、アカラス)を確実に見つけること

②併発疾患であるアトピー・脂漏・マラセチアより毛包虫に対しるアプローチを先に行うこと

③初期の毛包虫に対する治療から途中でアトピー・脂漏・マラセチアよりの治療にシフトすること

④初診時ないし2回目に毛のカットと薬浴を行うこと

だと思います。

投薬治療が必須の症例ですが、スキンケア&ECは非常に重要だと思います。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

シーズーのアトピー・脂漏症・マラセチア性皮膚炎の最速治療法

2018.07.04

シーズーの「フケ」「脂っぽい」「ベタベタする」「皮膚が硬くなる」といった症状を特徴とするアトピー・アレルギー・脂漏症・マラセチア性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

梅雨~夏になり皮膚トラブルも増えてきています。

特にシーズー・フレンチブルドッグの犬種ではこの時期が一番皮膚病が悪化しやすいですね。

今日はそんなシーズーの典型的な皮膚病の症例報告です。

【症例】

 シーズー 12歳 男の子

【経過】

 〇5歳のころからずっと皮膚病

 〇季節性はなく、1年通して発症している

 〇ここ数年はステロイドを2日1回で服用を続けている

 〇アミノ酸系の食事療法継続中

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面から。

続いて、頚部と毛を掻き分けた拡大です。

続いて、首の下(前胸部)です。

続いて、胸部~わきです。

続いて、腹部です。

続いて、背中全体です。

こういった症例には薬浴が非常に効果的で一瞬でよくなりますので、病変部確認を兼ねて全身をカットします。

初診時の全身カット後の状態をみてみましょう。

まずは頚部とその拡大です。

続いて、前胸部です。

続いて、右前肢の外側です。

続いて、右前腕とその拡大です。

続いて、右前肢の手首と肢端です。

続いて、胸部とその拡大です。

続いて、右後肢の外側と膝付近の拡大です。

続いて、右後肢の足首~甲の拡大です。

最後に背中を2枚です。

初診時から18日後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

完全に毛が伸びて見えなくなる前にほぼ完全にキレイになったと思います。

初診時に薬浴をして1週間後の2回目診察時には痒み(掻く)が激減しており、「内股と手を舐める」が残っているだけでした。

この治療の流れで症状の改善に差が出る場合は「そのまま継続」よりも、1つ加療した方がいいです。

そこで、当院が開発した舐め癖用サプリメント「ヒーリングケアLFプラス」だけを追加処方したところ、3回目(2回目から11日後)の診察時には掻くどころか舐めるすらゼロになりました。

もちろん当院受診後のステロイドの服用はゼロです。

こういった症例には当院のスキンケア&サプリメントがかなり役に立ちます。

全身の毛をカットして、オイル&シャンプー&オイルジェルがあれば投薬治療の成功をサポートできます。

フケや脂漏が多いと「スキンケア」だけに注目されがちですが、このタイプの根本的なケアはサプリメントです。

ECプラスで免疫と脂漏をコントロールして、LFプラスで舐め癖を抑えなければいつまで経っても「こまめなシャンプー」から開放されません。

洗ったらきれいになるけど、痒いしぶり返す・・・という結果になってしまいます。

スキンケアで表面をよくしながら内側(体質)へのアプローチをすることで加速的によくなりますので、絶対にサプリメントを併用してください。

もちろん適切な診断・治療があってこそです。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

脂漏症のタイプでのお勧めはオイル・シャンプー・オイルジェル・ECプラス・LFプラスです。

局所の皮膚炎・湿疹であればローションでかなり簡単なケアもできます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

シーズーのしつこい痒み皮膚病治療

2018.06.18

シーズーの痒い皮膚病として特徴的な「手舐め」「足舐め」「お腹(内股)を舐める」「首を掻く」などの症状がでやすいアトピー・アレルギー・マラセチア性皮膚炎といった皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

【症例】

 シーズー 9歳 女の子(避妊手術済)

【経過】

 〇2歳のころから続く痒み・皮膚トラブル

 〇季節性はなく1年通して痒みがある

 〇痒みは四肢端「手舐め」「足舐め」、腕を噛む、下顎~首をかく、腕をかむ、内股をなめる、脇を舐めるetc

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは頚部とその拡大から。

続いて、右前肢とその拡大です。

続いて、左前肢とその拡大です。

続いて、胸です。

続いて、後肢です。

それでは初診時からわずか2週間後の状態と比較してみましょう。

初診時に薬浴と処方を行いました。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

赤み・皮脂といった見た目はほぼ改善しています。

重症部位は頚部だけでしたので、治療の差はあまり感じにくい写真比較だったと思いますが、痒み症状はほぼゼロになりました。

ペチャペチャと舐めてつづけていたのが、もうなくなったそうです。

こういったタイプはスキンケア、EC&LFのすべてが有効に作用します。

特にLFプラスは必須でしょう。

脂漏症、アトピー、舐め癖(心因性)などの皮膚トラブルのために当院が開発したスキンケア&サプリメントはオンラインショップからお買い求めいただけます。

的確な診断の上で使用いただけると非常に有効に作用します。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの重度の脂漏症】5件目の動物病院

2018.02.11

シーズーのアトピー・アレルギーによって難治性になりやすい脂漏性マラセチア性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

シーズーの脂漏症は原因・体質・程度がわんちゃんによって随分と異なるので、どの原因にどのくらい力をいれてアプローチするか?がとても重要です。

今はアポキルがあるため「とりあえずアポキル」というプランで改善があるわんちゃんはそれでいいのですが、アポキル単独で改善がない場合、次の手を複数もっていなければお手上げになり詰んでしまいます。

今回はそんな「アポキル単独ではきびしい」という典型的なシーズーの脂漏症です。

【症例】

 シーズー 5歳 男の子(去勢済)

【経過】

 〇2年半前から皮膚病

 〇1年通して改善なく、梅雨が最も悪化する

 〇過去にかかりつけ動物病院以外に皮膚病のために3件の動物病院を受診し、漢方治療、ホルモン治療、食事療法などを行うも改善なし

 〇今回5件目の動物病院として当院受診

それでは初診の状態です。

まずは頚部とその拡大。

続いて、右前腕です。

続いて、胸部とその拡大です。

続いて、左の脇の拡大です。

続いて、腹部の臍周囲の拡大です。

続いて、腹部~内股です。

毛をカットしてみました。

まずは頚部です。

続いて、臍周囲の拡大です。

治療から3か月後の状態と比較してみましょう。

90%の部位で皮膚がかたい、フケがでる、べたつくといった脂漏症の症状をおさえることができました。

部分的にのこっているとこもありますが、かなりの改善と判断できます。

ただ、今回の症例ではこの「脂漏」の体質がかなり強く、通常の治療では抑えきれませんでした。

・アポキル
・院内薬浴(2週間に1回)

がメインではあるのですが、この2点ではむずかしかったため、さらに4つの治療を併用しようやくここまで改善しています。

現在は3週間に1回になりましたので、今後は4週に1回まで間隔をあけることが目標です。

その状態で今年の梅雨~夏を乗り切るのが次のの目標となるでしょう。

今回の症例では投薬治療が絶対的に必要な状態でしたが、もちろんスキンケア&サプリメントもかなり重要なポイントになっています。

遠方にお住いの方でも遠隔診療が適応になる病気でもありますので、お困りの方は一度受診をご検討ください。

今回のわんちゃんのような体質に向いているスキンケアとサプリメントは下記のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【遠隔診療】1回の診察で皮膚病が治るのか?

2017.12.16

シーズーのアトピー・アレルギー性皮膚炎、脂漏性マラセチア性皮膚炎の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

当院には愛知県だけでなく、隣の三重県・岐阜県・静岡県からも来院があります。

もちろん隣の県にとどまらず、関西・関東圏からの受診も珍しくありません。

特に東京・神奈川・千葉・埼玉からの受診は非常に多いため、継続がしやすいようにメールと写真で継続する遠隔診療を提供しています。

 四季の森どうぶつクリニックの遠隔診療

遠隔診療というのは初診を実際に診て、2回目からの再診をメールと写真で代用し、お薬を発送する方法ですが、簡単にいうと実際に目でみるのは1回だけです。

1回診ただけで改善までもっていくだけの治療方針を立てなければいけません。

過去にさまざまな治療を行ってきて改善しない難治性皮膚病を1回の診察でどのように改善できるのか?というのは大きなポイントのため、先日このブログで遠隔診療でのフレンチブルドッグの治療成績を紹介しました。

今日は続きで、シーズーのわんちゃんでの治療成績を報告します。

【症例】

 シーズー 約10歳 女の子(避妊手術済)

【経過】

 〇5年前から1年を通した慢性的な皮膚病

 〇梅雨~夏が最も悪くなる

 〇アポキルを使い始めた最初の2週間は効果があったが、それ以降は効果を実感できなかった

 〇インターフェロン注射でも改善なし

 〇ステロイドを2日に1回で多少の改善あり

今回の初診は、静岡県静岡市のあん動物病院(大石先生)で行いました。

 初診の後に紹介したブログ記事

あらためて初診時の状態、そいて毛をカットしたあとの状態をみてみましょう。

まずは顔の正面から。

続いて、顔の左側(頬)の拡大です。

続いて、口唇~下顎(やや左側)を下から見た状態です。

続いて、左の頬の拡大です。

続いて、左の口唇~下顎の拡大です。

続いて、頚部とその拡大です。

毛が多いためわかりにくいのですが、全身を紹介したあと毛をカットするとわかりやすくなります。

続いて、右前肢とその拡大。

続いて、左前肢とその拡大です。

今後の治療成績をあげるため、薬浴を実施するために毛をカットしました。

毛をカットすることでかなり炎症が重度におきていたことがわかると思います。

それではこの初診から1か月後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくみることができます。

被毛の再生があるのですが、皮膚炎・腫れ・フケにおいて著しい改善が認められています。

もちろん肝心の「痒み」も10分の1まで改善しています。

常になめたり噛んだりして、パンパンに腫れていた前肢はまったくなめなくなったということでした。

今回の診療ではいくつかキーポイントがあります。

①アポキルが効かないタイプの皮膚炎か?

アポキルが効かないわけではないのですが、過去の治療結果が示したようにアポキルだけでよくなる皮膚病ではないと判断しています。

もちろん当院からはアポキルを処方しています。

②過去にアポキルで改善がなかった理由は?

診断名として足りないものが1つ、治療方針として足りないものが2つあったため。

③何が足りなかったのか?

1つは初回に実施した薬浴で、実は薬浴直後から劇的に改善していることからも足りない治療のピースの1つは薬浴だったと思います。

④「薬浴+アポキル」で改善するか?

薬浴の効果は一過性であり、ずっと長期間継続するようなことはないため、1回の薬浴でここまでよくするのは難しかったと考えています。

薬浴により皮膚コンディションを一気に改善させ、もう1つの大事な治療でケアしていくというイメージの方が適切です

もう一つの治療については、初診当日あん動物病院の大石先生に「なぜそう思うのか?」「皮膚のどこの部位をどう評価するのか?」についてお伝えしました。

もちろんシーズーの典型的な皮膚病ですので、当院のスキンケア&サプリメントが治療のサポートにかなり役立っています。

投薬治療があってこその治療成績ですが、体質にはかなりフィットしたアプローチになっています。

当院の診断&治療があればかなりの精度で治療結果がでることが期待できるため、遠方にお住いの方も遠隔診療をご検討ください。

なお、今回の初診のシーズーちゃんの治療方針ですが、初診前に送っていただいたメールと写真で想定した通りで、診察時の修正はありませんでした。

もちろん遠隔診療時の変更もありません。

今後はアポキルを減らしていくのですが、以前のような皮膚炎のぶり返しはおきないと考えています。

次回のブログは本日12月16日に初診として来院された柴犬の皮膚病の初診時状態を紹介します。

アポキル0.45㎎/kg1日2回でも痒みの改善がまったくないという主訴で来院しています。

もちろん診断は一瞬、診察台に乗る前に「なぜアポキルが効かないのか?」がわかる皮膚病です。

アポキルが便利すぎて「痒み=アポキル」となりがちな皮膚科診療ですが、当院では「アポキルが効かない痒みの治療」と「アポキルを減らすための治療」の両方に力を入れています。

◆◆◆ご案内◆◆◆

1月8日、10日に京都市の動物病院 「よこた動物診療室」で皮膚科診療のサポートを行います。
8日はすでに定員に達しましたが、10日はまだ受付可能です。
継続治療はよこた動物診療室での通院治療が基本ですが、京都への通院も困難な遠方の方には遠隔診療でサポートします。
京都市内にお住いの方で、皮膚炎治療にお困りの方は当院HPの遠隔診療の都市部開催お問い合わせフォームからご連絡ください。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【皮膚科専門外来】痒い=アポキル治療ではない

2017.12.09

シーズーの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

「次回は来年ですね」とお話することも多くなり、1年の終わりを実感する毎日です。

年末年始をカイカイで過ごすことにならないよう、わんちゃんと飼主さまの両方が穏やかにすごせるよう全力で取り組む毎日です。

それでは今日の症例報告です。

非常に遠いところから来院されているわんちゃんです。

【症例】

 シーズー 7歳 女の子(避妊済)

【経過】

 〇1歳から発症し、1年を通じた皮膚トラブル

 〇季節性があり、梅雨~夏が最も悪い

 〇痒みは手足をなめる&かむ、頚部~下顎をかく、お腹を床にこする・・・

 〇アトピカ服用で効果なし、インターフェロン注射でも改善なし

 〇コルタバンスでも改善なし

 〇ステロイド服用でやや改善

 〇アポキル効果なし

 〇抗生物質(アポキルと併用)効果なし 

それでは初診時の状態を紹介します。

まずは頸部から。

続いて、下顎。

続いて、右前肢3枚(腕2枚、手先1枚)。

続いて、胸~腹部とその拡大。

続いて、内股~後肢。

続いて、左膝の内側。

続いて、右膝~すねの内側。

続いて、背中とその拡大。

初診時から6週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

痒み症状がゼロではないのですが、皮膚炎レベルとしてはかなり改善しました。

治療の余地はまだ大きく残っており、今後も1つか2つ上のレベルまでいけると考えています。

「アトピカ(シクロスポリン・免疫抑制剤)」、「インターフェロン注射」、「アポキル」で改善がないという皮膚病でしたが、なぜ今までよくならなかったか?

ここで大事なのは「パズル」の考え方です。

パズルは完成にはピースが不可欠で、ピースが異っても、ピースが足りなくても完成しません。

実は皮膚病の治療も同じくで、1つでも異なるピースを使えばいまくいきませんし、足りなければまったく改善しないこともあります。

今回のわんちゃんに関しても、アトピカが効かない皮膚病だったのではありません。

同じくアポキルが効かない皮膚病だったわけでもありません。

そして抗生物質が不要だった皮膚病でもありません。

アポキルを使って治すプランもつくれますし、アトピカを使って治すプランもつくれます。

選択したピースと、使う順番、数(種類)を間違えなければ改善可能な皮膚病です。

皮膚病がパズルより難しいのは、箱の中に必要なピースが入っていないこと、そして何より「枠」がないため、「ピースが足りないことに気づけない」というのはあります。

今回は選択したピースの間違いと、足りないピースに気づくことが治療のポイントだったかなと思います。

今回の治療症例ではスキンケア、ECプラス、LFプラスを使って治療しています。

すべての症例がスキンケア&サプリメントで改善するわけではないのですが、適切な診断・治療で併用するとこれほど便利なものはありません。

オンラインショップでお買い求めいただけます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの脂漏性皮膚炎】アポキル+アトピカ併用で治らない

2017.12.07

シーズーのアトピー・アレルギー性皮膚炎、脂漏症を伴うマラセチア性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

シーズーの皮膚病治療、特にシャンプー療法(スキンケア)に力をいれている当院ですが、スキンケアだけで皮膚病がなんでもよくなると思っているわけではありません。

サプリメントもしかり、当院ではスキンケア&サプリメントを推奨していますが、このスキンケア&サプリメントで皮膚病が治ると思っていたら病院を閉めています。

今でもクリニックとして皮膚科治療を行っているのには理由があります。

今日はそんな医療(治療)がなければ改善しない、というシーズーの症例報告です。

【症例】

 8歳 シーズー 避妊雌

【経過】

 〇約5年前から慢性的な皮膚病

 〇1年前までステロイドを1日1回投与(約3年間継続投与)

 〇9か月前からアポキルを1日2回投与開始

 〇1か月前からアポキル1日2回に加えて、シクロスポリン1日1回投与併用開始

それでは初診時の状態を紹介します。

今回は来院時の状態のまま、毛をカットする前のコンディションを紹介します。

まずは正面から。

続いて、頚部とその拡大。

続いて、胸部~腹部とその拡大。

身体全体の右側面。

続いて、身体全体の左側面。

続いて、右後肢。

続いて、左後肢の膝~脛の付近。

同じく左後肢の側面拡大。

初診時から約5か月後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックするとおおきくすることができます。

5か月というのは当院の中でもやや長めですが、見違えるような劇的な改善です。

今回も「スキンケアとサプリメントが重要で・・・」と言いたいところですが、このレベルの皮膚疾患をスキンケア&サプリメントだけ改善するのは正直かなり困難です。

今回の症例では投薬治療を含めて、全総力をあげての治療となりました。

院内薬浴も初期は週1回、その後も2~3週間に1回、投薬治療も同様です。

確かにスキンケア&サプリメントも非常に重要ですが、初期治療にはお薬の力がかかせません。

なにせ1年間アポキルを1日2回も服用して、さらにシクロスポリンを併用して改善しなかった症例ですので、相当な体質なのはご理解いただけるかと思います。

参考までに当院でこういった脂漏症のシーズーちゃんに推奨しているスキンケアとサプリメントは以下のオンラインショップでお求めいただけます。

あくまで適切な診断・治療の上でご利用ください。

では何が足りなかったのか?

当院ではどのような投薬内容を行ったのか?

1年間1日2回投与したアポキルをどう考えるべきか・・・?

ステロイドの副作用と考えらえる脱毛はなぜ投薬中止後1年たっても改善しなかったのか?

当院ではこういった難治性皮膚病の症例をどうみていくのか、定期的に勉強会を開催したり獣医師向けの診療レポートを作成しています。

今回の症例でも診療レポートを作成して配信する予定です。

スキンケアとサプリメントを含めて提携をご希望の方はお問い合わせください。

※皮膚科のない動物病院に限ります。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病治療】アポキルが効かない

2017.12.04

シーズーのアトピー・アレルギー、マラセチア性脂漏性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

12月に入り、病院も随分と落ち着いてきました。

この余裕のある時期を利用して症例報告、執筆などいろいろやっていこうと思います。

【症例】

 シーズー  7歳4ヶ月  女の子(避妊済)

【経過】

 〇2歳頃から痒み

 〇季節性があり、夏が最も悪化する

 〇アポキルを1日1回ないし2回服用しているがよくならない

それでは初診時の状態、毛をカットしました。

続いて、頸部とその拡大です。

続いて、右前肢

続いて左前肢。

続いて、胸部。

続いて、左脇の拡大。

続いて、内股。

続いて、膝周囲(右と左)。

初診時から6週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

痒みは元々の10分の1までへりました。

赤み、フケ、臭いほぼありません。

参考までにアポキルは当院でも処方したので、アポキルが効かないわけではありません。

治療に必要なのはアポキルだけではない、がより適切な答えですね。

不足していた治療は大きく3つです。

まずは当院のヒーリングケアLFプラス、そしてスキンケア、残りは・・・院内薬浴です。

薬用=スキンケアではないのもポイントの一つです。

あくまで投薬治療が必要なタイプではありますが、投薬治療に足りない分は当院のスキンケア&サプリメントが非常に相性がいいと思います。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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