皮膚科ブログ

【MIX犬の皮膚科治療】痒くて皮膚を掻き壊す。でも散歩中の痒みはほぼ出ない?

2024.06.12

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はMIX犬の子の症例です。

 

【症例】

MIX犬  1歳 0ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇発症は10か月齢~

〇口周り、脇、指の間の痒み

〇掻き壊し

〇薄毛

〇皮膚の赤み
   

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まず1枚目は右体側です。
毛は短く、薄く密度がありません。

 

次に顔です。
目の周りや口周りの皮膚は軽度に皮膚炎が見られます。

最後は脇の写真です。
被毛は減少し地肌が見えています。




【初診時の診極め】

ポイント①:被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える

これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。

 

ポイント②:心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。

今回の症例もこのタイプで、純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動が強く出ていました。

<治療前の痒みの症状>
・口周りや脇を、出血するまで掻く
・指の間を噛む&舐める
・うでをかじる
・傷防止のために、24時間洋服を着ている

<治療前の日常の行動パターン>
・他の犬と遊ばない
・バイクが怖い
・靴下の収集癖がある
紐を噛むのが好き
・飼主の後をついて回る
・散歩の帰りで興奮する
尾追い行動がある
・階段の昇り降りができない
・散歩中は痒みがほぼない

.
.
.

【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療

②心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

④被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

この子の場合、治療から2ヶ月で毛量が増え、
四肢がキレイになったと喜んでいただけました。
痒み症状も治療から5ヶ月半には1割程度まで減り、
掻き壊しの傷も無くなりました。
傷防止のために24時間着ていた洋服も今は脱げたそうです!

行動面では、
「犬友ができた」
「バイクに怖がらない」
「尾追い行動がなくなった」
「階段の昇り降りが可能に」
といった嬉しい変化があったとご報告をいただきました!

よく頑張りました!!

 

今回の症例のように皮膚と心因(行動)への特殊な投薬治療は、当院のみで受けることが可能です。
同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。


尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ポメラニアンの皮膚科診療】わずか4ヶ月。当院でも珍しいアロペシアの短期間での改善

2024.06.06

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はポメラニアンの子の症例です。

 

【症例】

犬種  5歳 7ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇ところどころピンク色の地肌が見えている

〇毛がバサバサして束になっている

〇全体的に毛のボリュームが少ない

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

上から、正面、側面、お腹、お尻、背中のお写真です。

正面から見ると分かりずらいですが、側面やお腹、お尻周りはポメラニアン特有のふわふわの被毛は確認できない状況にあります。

全体的に毛質がバサバサしていて、毛が束状になっている箇所があることがわかります。

 

アロペシア症例はポメラニアンやトイプードルが圧倒的に多いですが、この2犬種限定というわけではなく他犬種でも起こり得る脱毛症です。

以下の症状はアロペシアの症状の特徴となっています。

○毛の密度が減る

○毛の色が変わる

○ツヤとカールが失われる

○皮膚が薄くなってシワがよる

○色素が沈着する(皮膚がくすむ)

○乾燥して皮がめくれるようなフケが出る

アロペシアXは被毛が生えるまで個体差がある病気です。根気よく継続的に治療を続けることこそが回復の近道と言えます。

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。


 

 

 

治療開始からわずか4ヶ月でポメラニアンらしいフワフワの毛並みを手に入れることができました!

数多くのアロペシアの症例をみてきている当院ですが、4ヶ月という短期間での改善はあまり多くありません。

毛のサイクルには個人差があり、アロペシアの治療には1年単位で治療をすることがほとんどです。また、サプリメントのみの治療になると、より長く時間もかかってきます。

 

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

 

様々な事情で当院を受診できない方やホームケアから挑戦してみたい方必見のホームケア↓

「アロペシアGR+」は当院の獣医師平川が開発した毛周期停止・被毛形成異常にアプローチするサプリメントです。診察をした上で投薬治療と併用するのが一番おすすめの方法ではありますが、様々な事情で当院を受診できない方や、自宅でできる範囲でケアをしてあげたいという方には、こちらのサプリメントをお勧めしています。

※発毛効果は個体差があり、給与期間として最低6ヶ月~1年間は継続していただくことを推奨します。



『アロペシアGR+』+『スキンケアECプラス』
         +
     『正しい食事療法』
皮膚をよくするなら腸内環境を整える事が改善の第一歩になります!
ですので、スキンケアECプラスに加えて正しい食事療法を行うことをお勧めします。

 

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

【症例報告制作者】看護師 杉浦

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科診療】オンライン診療×通院で改善

2024.06.01

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

犬種  4歳5ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇毛色が薄く見える

〇毛の密度が低い

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

 

 

上から、側面、お腹、お尻、被毛のアップのお写真です。

お腹やお尻の毛が抜けており、ピンク色の地肌が見えてしまっています。

側面のお写真だけを見れば、一見フワフワにもみえるのですが、実は毛質が悪く、毛の密度が薄いため、毛色が薄く見えてしまいます。

 

 

アロペシア症例はポメラニアンやトイプードルが圧倒的に多いですが、この2犬種限定というわけではなく他犬種でも起こり得る脱毛症です。

以下の症状はアロペシアの症状の特徴となっています。

○毛の密度が減る

○毛の色が変わる

○ツヤとカールが失われる

○皮膚が薄くなってシワがよる

○色素が沈着する(皮膚がくすむ)

○乾燥して皮がめくれるようなフケが出る

アロペシアXは被毛が生えるまで個体差がある病気です。根気よく継続的に治療を続けることこそが回復の近道と言えます。

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

治療開始から4年6ヶ月。地肌が見えてしまっていたお尻やお腹も毛を生やすことができました!

全体的に見ても初診時より毛色が濃くなり、しっかりとした毛が生えていることが分かります。

 

この子はオンライン診療と通院の両方をしています。直近1年はオンライン診療を1回、通院を4回行いました。

アロペシアの治療は1~2年かけて毛が生え変わることも珍しくないため、時には根気強い治療が必要となる場合もあります。諦めずに治療に取り組んでもらった結果、見事フワフワな毛を生やすことができました!

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

 

 

様々な事情で当院を受診できない方やホームケアから挑戦してみたい方必見のホームケア↓

「アロペシアGR+」は当院の獣医師平川が開発した毛周期停止・被毛形成異常にアプローチするサプリメントです。診察をした上で投薬治療と併用するのが一番おすすめの方法ではありますが、様々な事情で当院を受診できない方や、自宅でできる範囲でケアをしてあげたいという方には、こちらのサプリメントをお勧めしています。

※発毛効果は個体差があり、給与期間として最低6ヶ月~1年間は継続していただくことを推奨します。



『アロペシアGR+』+『スキンケアECプラス』
         +
     『正しい食事療法』
皮膚をよくするなら腸内環境を整える事が改善の第一歩になります!
ですので、スキンケアECプラスに加えて正しい食事療法を行うことをお勧めします。

 

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

【症例報告制作者】看護師 杉浦

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ポメラニアンの皮膚科治療】ポメラニアンらしい姿に大変身

2024.05.08

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はポメラニアンの子の症例です。

 

【症例】

犬種 7歳8ヶ月  女の子

 

【経過】

〇全体的にバサバサして硬い毛になっている。

〇ピンク色の地肌が見えている箇所がある

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上から、正面、側面、胸、被毛のアップのお写真です。

全体的に被毛がバサバサしており、特に胸やお尻あたりの毛が薄くなっている様子が分かります。

 

 

アロペシア症例はポメラニアンやトイプードルが圧倒的に多いですが、この2犬種限定というわけではなく他犬種でも起こり得る脱毛症です。

以下の症状はアロペシアの症状の特徴となっています。

○毛の密度が減る

○毛の色が変わる

○ツヤとカールが失われる

○皮膚が薄くなってシワがよる

○色素が沈着する(皮膚がくすむ)

○乾燥して皮がめくれるようなフケが出る

アロペシアXは被毛が生えるまで個体差がある病気です。根気よく継続的に治療を続けることこそが回復の近道と言えます。

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

治療開始から1年2ヶ月。ポメラニアンらしいフワフワ、モコモコの毛並みに大変身を遂げることが出来ました!

 

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

 

様々な事情で当院を受診できない方やホームケアから挑戦してみたい方必見のホームケア↓

「アロペシアGR+」は当院の獣医師平川が開発した毛周期停止・被毛形成異常にアプローチするサプリメントです。診察をした上で投薬治療と併用するのが一番おすすめの方法ではありますが、様々な事情で当院を受診できない方や、自宅でできる範囲でケアをしてあげたいという方には、こちらのサプリメントをお勧めしています。

※発毛効果は個体差があり、給与期間として最低6ヶ月~1年間は継続していただくことを推奨します。



『アロペシアGR+』+『スキンケアECプラス』
         +
     『正しい食事療法』
皮膚をよくするなら腸内環境を整える事が改善の第一歩になります!
ですので、スキンケアECプラスに加えて正しい食事療法を行うことをお勧めします。

 

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 杉浦

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ポメラニアンの皮膚科治療】諦めず治療し続けることが大切

2024.05.06

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はポメラニアンの子の症例です。

 

【症例】

犬種  1歳 10ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇ところどころピンク色の地肌が見えている

〇全体的にバサバサして硬い毛になっている

〇カットしてもらってから被毛が伸びてこない

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

上から、正面、背中、お尻、側面、側面アップのお写真です。

ポメラニアン特有のふわふわの被毛は確認できない状況にあります。

 

アロペシア症例はポメラニアンやトイプードルが圧倒的に多いですが、この2犬種限定というわけではなく他犬種でも起こり得る脱毛症です。

以下の症状はアロペシアの症状の特徴となっています。

○毛の密度が減る

○毛の色が変わる

○ツヤとカールが失われる

○皮膚が薄くなってシワがよる

○色素が沈着する(皮膚がくすむ)

○乾燥して皮がめくれるようなフケが出る

アロペシアXは被毛が生えるまで個体差がある病気です。根気よく継続的に治療を続けることこそが回復の近道と言えます。

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

治療開始から1年10ヶ月。諦めず継続的に治療した結果、ふわもこのポメラニアンの姿を手に入れることができました。

 

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

 

様々な事情で当院を受診できない方やホームケアから挑戦してみたい方必見のホームケア↓

「アロペシアGR+」は当院の獣医師平川が開発した毛周期停止・被毛形成異常にアプローチするサプリメントです。診察をした上で投薬治療と併用するのが一番おすすめの方法ではありますが、様々な事情で当院を受診できない方や、自宅でできる範囲でケアをしてあげたいという方には、こちらのサプリメントをお勧めしています。

※発毛効果は個体差があり、給与期間として最低6ヶ月~1年間は継続していただくことを推奨します。



『アロペシアGR+』+『スキンケアECプラス』
         +
     『正しい食事療法』
皮膚をよくするなら腸内環境を整える事が改善の第一歩になります!
ですので、スキンケアECプラスに加えて正しい食事療法を行うことをお勧めします。

 

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 杉浦

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】北海道往診からのオンライン診療で改善はできるのか

2024.04.29

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ  5歳 0ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇季節問わず1年中発症する痒みと発疹

〇換毛期関係なく年中多い抜け毛

〇4年間毎日アポキルを服用しても改善されない症状

〇手先はビショビショになるまで舐める

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

上から順に右側面、首、全体、脇、胸部~腹部、内股のお写真です。

全体的に毛が薄く、赤黒くなってしまった皮膚が見えてしまっていることが確認できます。

また、胸から内股にかけての湿疹が目立っています。


4年間も毎日アポキルを服用してもこの症状は改善されませんでした。

しかし、当院で受診し適切な診断や治療を行うことでたった3ヶ月で改善されていきました。

症状が改善された理由は2点の隠れた病気でした。

〇1つ目 『被毛形成異常』

写真からも見てわかるように
この子は地肌が見えてしまっていて全体的に毛が薄く細く、身体の内側は毛が生えていない状態です。
加えて飼主様の悩みであった1年中ある抜け毛があります。
実はこれこそが病気の1つ目『被毛形成異常』です。

実はこの病気一般的にはあまり認知されていないために
見落とされてしまいやすい病気です。
この病気に対し治療を行って行かないと改善には繋がりません。

〇2つ目 『心因性』

この答えこそがアポキルを服用しても改善されなかった原因です。
純粋な痒みの症状であればアポキルでコントロールする事ができます。
つまりこの子の痒みは純粋な痒みだけではないという事になります。
この子が体を搔いてしまうのは痒いからだけでなく『心因性の掻痒行動』が合わさっているからです。

心因性と診断される行動はいくつかありますが
この子には以下の行動パターンが確認できました。

・トラックやバイクが苦手
・他の犬に対しては隠れてしまう
・掃除機には怒り攻撃する
・小石や木の枝を咥える
・飼主様の後ろをついて回る
・興奮し、走り回る
・頑固でお気に入りの物は放さない

ご自宅のわんちゃんはこのような行動をとってはいませんか?

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。

 

【今回の北海道往診のフレンチブルドッグに対して行われた当院の処方プランは合計4つ】

①純粋な痒み(アトピー&膿皮症)には
・投薬治療
※抗生剤処方なし

②被毛形成異常には
・投薬治療
・スキンケアECプラス

③心因性には
・投薬治療

④上の3つに+して週に1回のスキンケア
・Medicareシャンプー
・Medicareオイル
・Medicareスキンケアオイルジェル

 

それでは治療後の様子と比べて見ましょう。

 

 

 

 

 

白い被毛が生えてきて皮膚の赤みや発疹も初診時より改善されたことがわかると思います。

痒み=痒い、薄毛=個性などの固定概念にとらわれず、別の原因、別の視点から考えアタックしてみる事が短期改善に繋がる重要な事と言えます。

 

今回の症例に似た症状でお困りのわんちゃんは、当院までご相談ください。

もし受診が難い場合は、
・適切な食事
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 パーソナルPⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 廣田

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ダックスの皮膚科治療】異常値なし、病名無し 当院だけの治療法

2024.04.27

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はミニチュアダックスフンドの子の症例です。

 

【症例】

ミニチュアダックスフンド  1歳 2ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇全身の脱毛・薄毛

〇抜け毛が多い

〇お腹に皮がむけた跡がある

〇検査結果に異常値なし

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

次に胸~お腹の写真です。

胸の拡大写真です。
ほとんど毛が生えていません。

お腹の拡大写真です。
皮膚の皮がむけた跡が確認できます。

最後に右体側の毛をかき分けた写真です。
毛に密度がありません。

 

【初診時の診極め】

ポイント①:被毛形成異常
以下の特徴がある子は被毛形成異常が疑われます。

・全体的に毛が薄い、細い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛が良く抜ける

治療を治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。

被毛のコンディションと皮膚のコンディションには関係があります。
片方が悪ければ、もう片方にも影響が出ます。
この子の場合、被毛のコンディションが悪いため、
お腹の皮膚の皮がむけてしまう症状が出ています。
正しい治療を行わないと膿皮症や脂漏症、アトピーの悪化に繋がる可能性があります。

ポイント②:基礎疾患はない
初診時に内分泌を含む一般的な血液検査を行い調べましたが、
異常値はありませんでした。

そのためこの子自信がもつ体質改善が必要と考え治療を開始しました。
.
.
.

【当院の治療プラン】

①被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、
当院でのみ受けれる治療法です。

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

.
.
.

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 


この子の場合、当院受診から約2ヶ月でお腹の皮膚が綺麗になり、
毛質が柔らかくなったと実感されています。
その後再診ごとに毛量が増え、ボリュームが出ました。
そして治療から5ヶ月後にはAfter写真の状態にまで改善されました。

被毛だけでなくカサカサしていた肉球が、
しっとり・弾力のある肉球になりました。
皮膚がむけていたお腹も、潤いのある皮膚になっています。

飼い主様からも、
『子犬の時のような柔らかい毛としっとりした皮膚になった!』
と言っていただけました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、
継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【柴犬の皮膚科×行動診療科治療】治せるか?『尾追い・怒り・過敏』

2024.04.24

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は柴犬の子の症例です。

 

【症例】

柴犬  4歳 1ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇4ヶ月齢~尾追い行動がはじまる

〇物音に敏感

〇行動診療の専門クリニック受診、投薬治療開始
      投薬①ジアゼパム+フルオキセチン
      投薬②ジアゼパム+ゾニサミド

〇抗うつ薬・鎮静剤の使用で表情悪く、うつっぽくなる

〇普段の食事内容
 ・ドライフード
 ・手作り系WETフード(冷凍)
 ・ちゅーる

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

まずは胸の写真です。

 

脇の拡大写真です。

 

 

次に腹部のお写真です。

最後に尻尾の写真です。

 



【初診時の診極め】

ポイント:①被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える

これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。

ポイント:②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。

今回の症例もこのタイプで、
純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動が強く出ていました。

治療前後の「痒みに関する行動パターン」の変化の様子をインスタグラムに載せてあります!
ぜひご覧ください。↓↓↓

.
.
.

【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、当院でのみ受けれる治療法です。

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
.
.
.

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 


 

 

この子の場合治療から2ヶ月後、
4年ぶりに尻尾の毛が生え、地肌が見えていた脇や胸~腹も綺麗に生えました。
当院を受診される前までは、「毛は生えない」と言われていたそうです。
「今まで何をやってもダメだったので、ビックリ!」と喜ばれていました!

行動面では、
「下がっていた尻尾が上がるようになった」
「寝る前の尾追い行動や、1時間おきのグルグルが無くなり寝れる」
「敏感だった物音に怒らない」
「グルグル回っていた食事も落ち着いて食べれる」
といった嬉しい変化があったとご報告をいただきました!

今回の症例のように皮膚と心因(行動への特殊な投薬治療は、
当院のみで受けることが可能です。
同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

 

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【チワワの治療実績】行動は治療できる?

2024.03.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はチワワの子の症例です。

 

【症例】

チワワ  6歳 1ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇2年間ずっと痒がる

〇前肢をビショビショになるまで舐めてしまう

〇アポキルやステロイドを使用するもあまり効果が無い

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずはお首の写真です。

 

次に両前肢です。

 

こちらは右前肢の内側のお写真です。

 

脇と胸~腹部のお写真です。

 

最後に右体側のお写真です。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:①被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える

これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。

こういった症例にアポキルやサイトポイントが効かないわけではないのですが、
「飲むのを辞めるとぶり返す」「飲んでいてもスッキリしない」となりやすのが現実です。
被毛形成異常を改善させることで根本的な治療が可能になります。

ポイント:②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。

今回の症例もこのタイプで、
純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出ていました。
この子の場合だと、以下の行動パターンを問診で確認しました。


・気分が乗ればよく歩くが、歩かない時もある
・犬に無関心で、近付いてきたら逃げる
・おもちゃに興味がなく遊ばない
・音が苦手でちょっとした音にびっくりする
(例:トラックやバイクが来たら立ち止まる)
・床を舐める癖がある
・床に落ちている髪の毛を食べる癖がある
・ベッドを掘る
・室内で飼主の後を追う傾向がある
(例:トイレまで着いてくる)

 

.
.
.

【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、当院でのみ受けれる治療法です。

④心因性
・投薬治療
.
.
.

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 



この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には痒みが2~3割まで減り、
毛にボリュームが出始めました。

そして治療から3ヶ月後、

抜け毛が少なくなり、皮膚の赤みや湿疹は無くなりました。
初診時に処方していたアポキルは1ヶ月後にはとん服処方でコントロールでき、2ヶ月以降には処方せずに痒みを2~3割のまま維持できています!

行動面では、
「遊ぶバリエーションが増えた」
「床を舐めなくなった」
「髪の毛を拾い食いしなくなった」
「苦手だった車の音にも立ち止まらず歩いてくれる」
といった嬉しい変化があったとご報告をいただきました🐶

今回の症例のようにアポキルを使用せずに痒みの軽減や、毛並み異常の改善には、教科書には載っていない特殊な投薬治療の組み合わせが必要です。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】超積極的なアロペシア治療

2024.02.27

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 12歳9ヶ月  女の子

 

【経過】

〇10歳で胆のう摘出後から皮膚トラブルが発生

〇脱毛

〇元々赤茶だった毛色が白~ベージュに変色

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは身体側面のお写真とその拡大写真です。

毛が薄く、地肌が見えてしまっています。

 

こちらは首のお写真です。

 

 

次は胸とお腹のお写真です。

こちらはほとんど毛がない状態です。

 

最後に前足の写真です。

【初診時の診極め】

今回は単純なアロペシアXではありません。
他院でクッシング症候群や甲状腺機能低下症と診断を受け治療をしていましたが、改善せず、飼い主様からの強い思いがあり、他院からの紹介で当院への受診に至りました。

当院では初診時の皮膚コンディションを診て脱毛の様子から、甲状腺機能低下症やクッシング症候群の脱毛だけではない。他にも原因があると判断し、甲状腺機能低下症やクッシング症候群のアプローチをしながら、
アロペシアXの治療を行いました。

ポイント:アロペシアX
ポメラニアンやトイプードルに多く認められる毛周期停止による脱毛症です。短期間で改善する特効薬がないため難治性脱毛症の筆頭として知られています。痛み・体調不良を伴わない疾患なのですが、皮膚トラブルの原因になることもあります。

治療にはだいたい1年くらいかかるわんちゃんが多いですが、問題なのは1年治療したら絶対生えるのか?といえば違いますし、2年治療して生えるわんちゃんもいて、治療に正解がないことが難しいポイントです。

当院では基本的には、投薬治療があった方が治療効果高いと考え積極的な治療法でスタートすることが多いのですが、サプリだけでも改善が期待できることもあります。

この子の体質に合ったお薬をを判断し、治療をすることが大切です。

.
.

【当院の治療プラン】

①脱毛

アロペシアXの治療には、いつ毛が再生するのか予測不能であったり、換毛期でまたぶり返してしまうなど不安なことがたくさんあると思います。
そのため、わんちゃんはもちろん、飼主様にも負担が少なく、治療を進めていけるようにと考えております。

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この子の場合、当院受診から約8ヶ月で毛が増え、毛色も皮膚トラブルが無かった時の濃い茶色の色に戻りました。
飼い主様からも『治療前よりも毛が大分増え、びっくり!』と言っていただけました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 アロペシアGR+(被毛形成異常・毛周期停止)

この2つのサプリメントの組み合わせで長く(最短6ヶ月以上)続けることをお勧めします。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

最新記事

SEARCH

カテゴリ分類

Contact完全予約制・ご相談はお気軽に

Contact当院は犬の皮膚病だけに特化した
動物病院です。

  • 0562-85-2215 tel
  • 0562-85-2215 tel
  • サテライト
  • サテライト
  • 初診申し込みフォーム初診申し込みフォーム
  • 東京サテライトクリニック東京サテライトクリニック
  • 全国発送対応クリニック開発スキンケア&サプリメント shop全国発送対応クリニック開発スキンケア&サプリメント shop
pagetop