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【ダックスの皮膚科治療】異常値なし、病名無し 当院だけの治療法

2024.04.27

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はミニチュアダックスフンドの子の症例です。

 

【症例】

ミニチュアダックスフンド  1歳 2ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇全身の脱毛・薄毛

〇抜け毛が多い

〇お腹に皮がむけた跡がある

〇検査結果に異常値なし

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

次に胸~お腹の写真です。

胸の拡大写真です。
ほとんど毛が生えていません。

お腹の拡大写真です。
皮膚の皮がむけた跡が確認できます。

最後に右体側の毛をかき分けた写真です。
毛に密度がありません。

 

【初診時の診極め】

ポイント①:被毛形成異常
以下の特徴がある子は被毛形成異常が疑われます。

・全体的に毛が薄い、細い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛が良く抜ける

治療を治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。

被毛のコンディションと皮膚のコンディションには関係があります。
片方が悪ければ、もう片方にも影響が出ます。
この子の場合、被毛のコンディションが悪いため、
お腹の皮膚の皮がむけてしまう症状が出ています。
正しい治療を行わないと膿皮症や脂漏症、アトピーの悪化に繋がる可能性があります。

ポイント②:基礎疾患はない
初診時に内分泌を含む一般的な血液検査を行い調べましたが、
異常値はありませんでした。

そのためこの子自信がもつ体質改善が必要と考え治療を開始しました。
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【当院の治療プラン】

①被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、
当院でのみ受けれる治療法です。

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

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それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 


この子の場合、当院受診から約2ヶ月でお腹の皮膚が綺麗になり、
毛質が柔らかくなったと実感されています。
その後再診ごとに毛量が増え、ボリュームが出ました。
そして治療から5ヶ月後にはAfter写真の状態にまで改善されました。

被毛だけでなくカサカサしていた肉球が、
しっとり・弾力のある肉球になりました。
皮膚がむけていたお腹も、潤いのある皮膚になっています。

飼い主様からも、
『子犬の時のような柔らかい毛としっとりした皮膚になった!』
と言っていただけました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、
継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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