2021.09.07
毛並みの治療も行っている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はMIX犬の症例です。
【症例】
MIX(ポメラニアン×スピッツ) 6ヶ月 女の子
【経過】
〇お迎えしてすぐに痒みと脱毛
〇全身の痒み
〇手足などを噛んだり舐めたりすることもある
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは全体の写真です。
続いては首から胸の写真です。
地肌の色が見えています。
続いては脇~足の写真です。
毛が薄くなっているのがお分かり頂けると思います。
そしてお腹側の全体と、お腹~足の写真です。
全体的に毛が薄く、お腹に至ってはほとんど毛がありません。
こちらは側面の様子です。
側面や背中も薄毛になっています。
これは側面の毛をめくったところです。
アンダーコートも見られず、脂漏症の症状もみられます。
それでは治療開始から3ヶ月後の写真をご覧下さい。
かなり毛の量が増えました。
毛並みも以前とは違いふわふわしています。
今回の治療にはアポキルはほとんど使用していません。
基礎疾患である免疫やホルモン異常への治療を行いました。並行して腸内環境を整える為のサプリメントも使っています。
治療スタートから、1ヶ月後には毛並みが良くなってきて、痒みも減りました。
最後の写真(3ヶ月後)でもお分かり頂けるように、アンダーコートが再生し、毛並みも変わり、脂漏症の症状も無くなりました。
このように、なぜ痒みや毛並みの異常が起こっているかの原因を見極めて、適切な治療を行うことで毛並みをも改善させることができます。
皮膚病が良くならない、原因が分からないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがあれば是非、当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回の治療でも使用したサプリメント(スキンケアECプラス)はこちらからご覧頂けます。⇒サプリメント
【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者:
2021.09.01
投稿者:
2021.08.18
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、チワワの皮膚病の症例です。
【症例】
チワワ 1歳 男の子
【経過】
〇耳の後ろ・顎・足先などの脱毛
〇痒みがあり、頭・顎を掻き、足先・腕・腰を舐めたり噛んだりする
では、初診時の状態を見ていきましょう。
はじめに、正面です。
続いて、身体の側面です。
身体側面の右側の拡大です。
身体側面の左側の拡大です。
続いて、腕の拡大です。
続いて、頚部です。
頸部の拡大です。
続いて、胸部・腹部です。
胸部の拡大です。
腹部の拡大です。
全体的に毛が薄く、背中や頭が部分的にはげてしまっています。
では、初診時から約3ヶ月後の状態を見てみましょう。
わずか3カ月でここまで毛並みが良くなりました。
治療前は、足先などを濡れるほど舐めていたのが治療後はほぼ無くなっています。足先の脱毛・赤みもなく、綺麗な毛が生えそろっています。
そして飼主様曰く、だんだんと治っていくにつれ、性格が変わってきたそうです。飼い主様の近くに自ら来るようになり、人懐っこい性格になっていきました。
皮膚病による脱毛・痒み・痛みは、外面的な問題以外にも内面的な問題もおこり、飼主様に懐きづらくなったり、怒りっぽくなってしまったり、鬱っぽくなってしまいます。
反対に、適切な治療をしていけば今回の症例の子のように人懐っこく、明るく犬らしい性格になっていくかもしれません。
【症例報告制作者】看護師 山崎
投稿者:
2021.08.17
こんにちは、パピヨンの膿皮症などの治療も行っている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、パピヨンの症例です。
【症例】
パピヨン 4歳 女の子(不妊手術済み)
【経過】
〇2020年8月頃からお腹を舐めるようになった
〇お腹、四肢、お尻の脱毛
〇アポキルが効かず、ずっと治らない
それでは、初診時の写真をご覧ください。
まず最初に、正面です。
続いて、身体の全体と拡大したものです。
こちらは、お腹とその拡大です。
こちらは、お尻の写真です。
初診時から、約5か月後と比較してみましょう。
膿皮症の治療には抗生剤の処方が一般的ですが、この子はあえて飲まず、ホルモン異常のアプローチとお家でのスキンケア、腸内環境を整えるサプリメントでの治療を行いました。
お腹や身体のかさぶたは無くなり、脱毛があったお腹、四肢、お尻か綺麗に生え揃いました。そして、以前は硬かった毛も人生で初めて柔らかく、フワフワになりました。
今回治療で使ったスキンケア商品やサプリメントは、オンラインショップでもご購入いただけます。
このようにアポキルが効かない、なかなか治らないという方や他の皮膚の症状でお困りの方も是非当院までご相談ください。
関東圏にお住まいの方には、継続治療をオンラインで行う遠隔診療も提供しています。
※症状によってできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告作成者】 看護師 佐野
投稿者:
2021.08.17
マルチーズの脂漏症、アトピーの治療も行っている皮膚科専門病院の四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、マルチーズの症例です。
【症例】
マルチーズ 7歳 男の子(去勢済み)
【経過】
〇4、5ヶ月前から症状が出た
〇アポキルを一週間服用後痒みは治まったがまた再発
〇1歳の頃には脂っぽかった
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首から胸の写真です。
地肌が見え、毛が薄くなっています。
次はお腹全体と脇、胸辺りです。
こちらは脇の寄り写真です。
脂漏症の症状もお分かり頂けるかと思います。
そしてお腹部分です。
お腹の部分の毛がありません。
そして側面からの写真です。
こちらは側面からの首から肩のものです。
毛がぺったりしてオイリーなのが分かります。
こちらも地肌の色が見えています。
そして最後は足です。
それでは治療後との比較をご覧ください。
写真は治療開始から3ヶ月後のものになります。
まずお分かり頂けるのは毛並みだと思います。脂漏症特有の脂っぽさが無くなり、ふわふわの毛になりました。
今回は月に1度程度の院内薬浴と、基礎疾患と心因性(舐め癖)への投薬治療を行いました。治療開始から1ヶ月も経たないうちに痒みが減り、皮脂量も減ってきました。
元々、シャンプーをして3日で脂っぽくなっていたのが、3ヶ月後には、シャンプーをして1ヶ月経っても毛がふさふさしている状態にまでなりました。
このように、痒いから痒み止めを服用する。のではなく、その子にある基礎疾患や、必要な処置、色々な方向からのアプローチによって症状は改善します。そして、その基礎疾患や、性格、状態はその子によって色々あります。
ずっと皮膚病が良くならない、原因が分からないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがあれば是非、当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回、院内薬浴、飼主様の行うスキンケアで使用しているスキンケア用品は、獣医師開発のオリジナルの物になります。
気になる方はこちらからご覧いただけます。⇒スキンケア・サプリメント
【症例報告作成者】 看護師 森
投稿者:
2021.07.23
こんにちは、柴犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、柴犬の皮膚病の症例です。
【症例】
柴犬 5歳 男の子
【経過】
〇アポキルが効かない。
〇1歳前から皮膚が弱い。
〇~3歳に顔(目・耳・口)・頸・脇・四肢・内股に痒みが出る。
それでは初診時の状態を見ていきましょう。
まず最初に身体全体です。
こちらは肩の部分の拡大です。
続いて頚部です。
最後に腹部です。
初診時から、約半年後の状態と見比べていきましょう。
初診時よりも、格段に毛量が増しピンクの皮膚が見える範囲が減っています。調子はどんどんよくなり、皮膚の赤みも落ち着いてきました。
そして、診療前は行けなかった散歩が行けるようになるまで回復しました。
また、以前は朝は飼主様が起こしていたのに、自分から朝早くから起きるようになり「自分の犬じゃないみたい」と、飼主様は驚いていました。
今回の症例の子は、アポキルが効かず、鼻・下顎を床にこすり付け、満足するまでやったら落ち着くということがあったそうです。
柴犬は純粋な痒みのほかに、「その部分が気になる(心因性掻痒症)」から掻く・噛むという行動をすることがあります。
「痒い」と「気になる」を見分け、症状に合わせた治療を施すことが不可欠になります。
当院では、アトピー・アレルギーと心因性とを区別し、その子にとって最も最適な治療法を日々考え、模索しています。
【症例報告制作者】看護師 山崎
投稿者:
2021.07.23
フレンチブルドッグのアトピー、脱毛などの治療も行っている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、フレンチブルドッグの症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 1歳6ヶ月 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇1歳未満から痒みや皮膚炎が出ている
〇アポキルを服用しても良くなったり悪くなったりを繰り返している
〇耳にも症状あり
それでは初診時の写真をご覧下さい。
こちらの顔の写真からは、顔全体に赤みが出ているのがお分かりになると思います。
続いては、首、胸、お腹、股の写真です。
全体的に薄毛であることが分かります。
こちらは前足です。
そして後足です。
足も地肌の色が分かる程の薄毛です。
こちらは耳の写真です。
ゴワゴワして硬くなっています。
それでは治療後の状態と比較してみましょう。
治療後の写真は3ヶ月後のものです。
痒みを抑えるだけのアポキル服用では改善しない例です。
この子はお家でのスキンケアと、腸管免疫の改善、投薬治療を行いました。基礎疾患であるホルモン異常へのアプローチ、投薬が重要になります。
この治療を始めてすぐに耳の痒みが減りました。写真でも分かる様に、耳のゴワゴワも無くなり、耳の中が腫れていたのが分かります。
そして顔などの痒みもほぼ無くなり、赤みもひいてきました。
フレンチブルドッグは短毛なので気付きにくいのですが、地肌の色が分かる毛並みは異常な状態なのです。写真で比べてみると本来の毛並みはこんなにも密なんだと言うことがお分かり頂けると思います。
今回の治療にアポキルはほぼ使っていません。隠れた基礎疾患を見極めて治療を行うことが重要です。
今回治療に使用したサプリメントやスキンケア商品は獣医師が開発したオリジナルのものです。
気になる方はこちらからご覧いただけます。
このようにアポキルで治らない、原因が分からない、など、わんちゃんの皮膚の事でお悩みの方はぜひ当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告作成者】 看護師 森
投稿者:
2021.07.23
心因性の噛み癖などの治療にも力を入れている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの症例です。
【症例】
チワワ 11歳9ヶ月 男の子(去勢済み)
【経過】
〇元々皮膚トラブルはなかった
〇2年前から急に左手を舐める&噛む、身体に湿疹
〇ステロイドなどを服用したが改善しない
〇エリザベスカラーをつけている
それでは初診時の写真をご覧下さい。
まずは全体の姿です。
胸から股まで毛が薄いのが分かります。
こちらは首の写真です。
そして、胸とお腹の部分です。
薄毛と、赤み、所々に湿疹があります。
次は腕です。
こちらも毛が薄い状態です。
特に左には舐め壊し、噛み壊した様な跡もあります。
こちらは側面の写真です。
それでは治療後の状態と比較してみましょう。
並べてみると、全体的に毛量が増えたのがお分かり頂けると思います。
こちらは側面の毛をめっくったところです。
アンダーコートが再生しています。
治療後の写真は4ヶ月後のものです。
今回は腸内免疫の改善と、投薬治療を行いました。
ホルモン異常へのアプローチに加え、心因性へのアプローチも行いました。手を舐め壊したり、噛み壊したりするのは心因性が原因の場合があります。
目を離す時にはつけていましたが、2ヶ月後にはエリザベスカラーが外せるようになりました。4ヶ月後には完全に外せています。
毛はアンダーコートも再生してボリュームが出て、毛の質も柔らかくなったように見えます。
今回、腸内環境を整える為と(スキンケアECプラス)、心因性へのアプローチに(パーソナルケアPⅡプラス)サプリメントも使っています。
このように中々治らない、原因が分からない、など、わんちゃんの皮膚の事でお悩みの方はぜひ当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者:
2021.07.06
柴犬のアトピー・アレルギーなど痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院の四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の症例です。
【症例】
柴犬 4歳9ヶ月 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇生後半年から痒みや皮膚炎が出ている
〇1歳頃から更に少しずつ悪化し、時々ステロイドを服用するが状況は変わらず
〇目を掻く&こする、腕を噛む、膝を噛む、お尻を舐める
それでは初診の時の状態をご覧ください。
まずは全体の姿です。
次は脇の部分です。
皮膚もごわごわとしているのが分かります。
続いては股の写真です。
柔らかい皮膚は症状が出やすい部分でもあります。薄毛、赤みが分かります。
こちらは後ろ脚です。
痒みで噛んだり舐めたりして毛が無くなり、皮膚も硬くなっています。
こちらは、側面の毛をめっくっています。
柴犬はもっと毛が密集しているはずなのですが、すかすかな印象を受けます。
そしてこちらは、側面からの写真です。
それでは治療後の状態と比較してみましょう。
こう言っては失礼かもしれませんが、別のわんちゃんかな?と思うほどの変化です。
表情も違って見えます。
この子は、投薬治療と当院での薬浴での治療になりました。
薬浴では、スムーズな毛の再生の妨げになる古い角質や、過剰な皮脂などを、獣医師開発のオリジナルクレンジングオイルやシャンプーを使って除去します。
しかし柴犬のこのタイプの皮膚病はスキンケアで治るものではありません。
根本的には隠れた基礎疾患であるホルモン異常や、痒みの原因になるアトピーへのアプローチが必要です。
今回は食事療法とサプリ(スキンケアECプラス)で腸内環境の改善を試み、投薬治療により柴犬本来のアンダーコートのなるモフモフとした状態まで回復しました。
このように色々な要因が重なって皮膚病を発症するのは珍しい事ではありません。
中々痒みが治まらない、原因が分からない、など、わんちゃんの皮膚の事でお悩みの方はぜひ当院までご相談下さい。
関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
院内薬浴でも使用している、獣医師開発のオリジナルスキンケア用品は、オンラインショップ犬の皮膚科メディカルスキンケアセンターでもご購入いただけます。
【症例報告制作者】 看護師 森
♦♦♦獣医師のコメント♦♦♦
このタイプは柴犬のまさに典型的な皮膚病です。
一般的にはアポキルが使われやすいのですが、効果がないとまでは言わなくもアポキルの服用だけで痒みをコントロールするのは難しいです。
理由は「基礎疾患の見落し」、柴犬に多いある基礎疾患が見落とされています。
チェックポイントは「毛並み」、柴犬本来のアンダーコートがありません。
このアンダーコートにアプローチすることができなければ治療は成功しないため、柴犬の多くが「アポキルで痒みが改善しない」という状況に陥っています。
確かにスキンケアも重要ですし、食事療法や腸内免疫の改善も重要なのですが、やはり柴犬は「投薬治療」が必須の犬種です。
確かにお薬に頼らない「体質改善」というテーマは魅力的ですが、適切な投薬治療なくして柴犬の皮膚病治療は成功しないため、必ず投薬治療が必要とお考え下さい。
投稿者:
2021.06.25
柴犬のアトピーやアレルギーなどの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院の四季の森どうぶつクリニックです。
【症例】
柴犬 6歳 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇2歳の頃から皮膚トラブルがあり、症状に季節性はなく一年中発症。
〇痒みがあり口周り、目、首、耳、脇を掻く。
〇搔き始めたら止まらなくなってしまう。
〇鳴きながら掻くこともある
〇四肢端、足裏をかじる。
〇アポキルを毎日服用してもよくならない
始めに顔の正面と横顔から。
口周りが赤くなっているのと毛が薄くなっている部分があります。
続いて、胸部、前腕です。
続いて、身体の側面とその拡大です。
では、初診から約6ヶ月後の状態と比較してみましょう。
常に掻きすぎで傷になっていた口唇も改善し、全体的に毛量が増え、毛ツヤもよくなりました。
顔の正面や身体の側面を見ていただくと、モコモコになっているのが分かります。
4年ぶり(子犬の頃以来)に毛並みがよくなり、飼主様も「びっくり!!」と言っていただけました。
アポキルを服用していても改善がない柴犬の皮膚トラブルでお困りの方は当院までご相談ください。
関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉など)にお住いの方には、継続治療をオンラインで行う遠隔診療を提供しています。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告制作者】 看護師 佐野
投稿者: