2023.12.05
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴 2歳8ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳から続く1年中の痒み
〇耳、下顎を掻く
〇指間、お腹を舐める
〇手足の先を噛む
〇ステロイドを服用してもマシになる程度
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首の写真です。
こちらは胸、お腹の写真です。
首と同様に毛が薄く地肌が見えてしまっています。
こちらは身体側面の写真です。
こちらは側面から見た首の拡大写真です。
こちらは側面から見た前肢のお写真です。
【初診時の診極め】
ポイント:毛並み異常
柴犬でまず確認することは、
毛の密度・色・アンダーコートなど『毛並み』です。
このくらいの毛並みの柴犬は世の中にもたくさんいるので問題ないようにみえると思いますが、本当の健康的な毛並みは違います。
この写真だけで「毛が生えていない」とわかること、「どうしたら毛が生えるか」を瞬時に判断できないとこの皮膚病を根本的に改善させることはできません。
過去にも同じようなケースをご紹介していますが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康であれば根本が黒または白のアンダーコートで全身覆われているのが正常です。
この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
・毛が抜ける
があげられます。
.
.
.
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルPⅡ+
それでは治療開始から約3ヶ月後と比べて見ましょう。
この子の場合、治療開始から2週間でステロイドのお薬を服用時より効果を感じることができました。掻くことが半分に、舐める、噛む行動は2~3割に減りました。
約3ヶ月後にはAfterのお写真の状態まで改善しました。
痒みはほぼなく、毛量も増え、アンダーコートもしっかり生えました。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.12.02
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの子の症例です。
【症例】
トイプードル 4歳2ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇1歳からお腹に湿疹があった
〇2歳から症状が悪化するも冬には落ち着いていた
〇今は1年中症状が出ている
〇血が出るまで舐めてしまいエリザベスカラーが必須
〇アポキルの効果なし
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは胸~お腹の写真です。
お腹の拡大写真です。
皮膚が赤く炎症しています。
最後は右体側の腰部です。
お腹から皮膚の炎症が続いています。
【初診時の診極め】
ポイント:心因性
今回の症例は搔くことが無く、ほぼ『舐める』症状でした。
仮に純粋な痒みが原因であれば、一般的にはアポキル・ステロイド・サイトポイントなどの治療薬で十分にコントロールすることができます。
これらの一般的な痒み治療薬で改善がない場合に疑うべきなのが「心因性」です。
痒みか心因性のどちらかということはなく、痒み+心因性という視点を持って、
「痒いからイライラして余計に舐めてしまう」のか
「舐め癖があるから皮膚が荒れてしまう」のかを獣医師が適切に判断しなければいけません。
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・他の犬が使っているおもちゃを奪うのが好き
・音が苦手で、日常の生活音に対して吠える
・気に入らないと吠える
・落ちているものを拾う傾向がある(ほこりや髪の毛)
・飼主の後を執拗に追う
・執着するお気に入りの毛布や特定のおもちゃがある
・常に自分が一番で、他の犬との間に割り込んでくる
があげられます。
これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みというよりも、
心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出る傾向があります。
.
.
.
【当院の治療プラン】
①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤未使用!
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③心因性
・投薬治療
・パーソナルPⅡ+
④週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareローション
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には皮膚がきれいになり、
さらに1ヶ月後には新たな湿疹は出なくなりAfter写真の状態まで改善されました。
まだ治療途中ですが抗生剤は使用していません。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「膿皮症ケアセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.11.29
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 9歳8ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇顔・首・脇・四肢の痒み
〇痒みは1年中
〇噛む:搔く=6:4
〇内服薬の効果なし
〇胸~腹部の毛は1割程度しか生えていない
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは顔の右側です。
次に首です。
こちらは胸~お腹です。
最後に右体側です。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・ドッグランで単独行動をし、一人でうろうろしている
・おもちゃに興味がない
・水たまりやマンホールが苦手
・階段を降りるのを怖がる
・頑固なところがある
(散歩中に動かなくなる、コースを譲らない)
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
.
.
.
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
⑤週に1回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、アポキルの使用なしで治療からわずか3週間で痒みが1割ほどに減りました。
さらに10日後には毛が生え始め、治療から3ヶ月後には痒みはほぼ無くなりました。
飼主さまからは4年ぶりの毛並みで抜け毛が無くなったと喜んでいただけました。
現在は今年の夏に症状が再発しアポキルを開始していますが、毎日服用しなくとも痒みをコントロールできています。
After写真は治療から約1年後の様子です。
キレイな毛並みは毛量を維持することに成功しています。
皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(新潟県)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、お困りの方は当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.11.27
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
年明けに札幌にて皮膚科特別診療開催いたします。
下記をお読みいただき、ご都合が合う方はお気軽にお申込みください。
【日 程】2024年1月2日(火)
【場 所】札幌 ※詳しい場所と時間はお申込み後にメールでお知らせします
【獣医師】平川将人
【お願い】
・場所と時間はご指定いただけません。獣医師1名による移動診療のため何卒ご理解ください。
・出張診療はオンラインでのやり取りが発生します。主に「メールで写真添付」や「zoom」を使用しますので、使用経験がない方は事前シミュレーションをしていただけますよう、ご協力をお願いします。
~出張診療の流れ~
※初診の形式は「直接受診」を選択し、
コメント欄に「札幌」とご記入ください。
↓
問診への回答及び写真送付(無料)
↓
遠隔診療の適応判断
↓
初診料のご入金
↓
オンライン事前説明
↓
対面診療(10~15分)
※1月2日に悪天候で公共交通機関が乱れて診療中止となる場合は、事務手数料1,100円を差し引き全額返金させていただきます。
※対面診療当日の所要時間は1組あたり10~15分程度となる想定です。事前にオンライン説明をさせていただき、当日は病変確認と写真撮影のみとなります。診療後の詳しい説明は後日オンラインにてフォローさせていただきます。
※1日で診られるわんちゃんの数に限りがあるため、申込状況により痒み症状が出ているわんちゃんを優先して診させていただく場合があります。
申し込み時点~メール問診回答までは無料ですので、札幌エリアで愛犬の皮膚炎や皮膚病、その他皮膚トラブルにお悩みの方はお気軽にお問合せください。
投稿者:
2023.11.24
こんにちは。四季の森どうぶつクリニックです。
年末年始の休診日につきまして、以下の通りお知らせいたします。
《年末年始の休診日》
2023年12月29日(金)午後休診
2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)終日休診
《初診の方へ》
初診申込フォームは当ホームページから24時間受け付けております。
休診期間中はご返信までお待たせしてしまいますが、1月5日(金)以降、受付順に返信および予約日時調整をさせていただきます。
詳しいお申込み~予約までの流れは初診の方へをご覧ください。
《通院中の方へ》
お電話での再診予約は12月30日(土)まで受付可能です。
例年、休診日前後はご予約が集中する傾向がありますので、ご予定がお分かりの方は早めのご予約をおすすめいたします。
四季の森どうぶつクリニック
TEL:0562-85-2215
通常診療:月・木・金・土
午前9時~11時40分/午後16時~17時(木曜日は18時半まで)
休診期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。
投稿者:
2023.11.20
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はパグの子の症例です。
【症例】
パグ 5歳6ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇一年中の痒み
〇掻く:舐める=6:4
〇アポキル効かない
〇毛が硬い
〇抜け毛が多い
〇フケが出る
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは顔正面のお写真です。
こちらは首のお写真です。
こちらは胸のお写真です。
ポイント①被毛形成異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
治療前の動画を見ていただくと、
・全体的に毛が薄い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・脂っぽい
・フケ出ている
このような症状が出ています。
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
※2回目以降はオンライン診療のため、Afterの動画はございません。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・一人遊びしない
・マンホールをよける
・自転車に反応する
・ひもやファスナーを破壊する
・他のわんちゃんがいても自分から動かず、様子見する
ぐいぐい来ると引いてしまう
・興奮癖があり、散歩後やごはん前に走り回る
・行きたい道があると引っ張る
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。
それでは治療開始から約2ヶ月後の様子と比べて見ましょう。
【当院の処方プラン】
①アトピー
・投薬治療
②被毛形成異常
・投薬治療
③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
④週に1回のスキンケア
・Medicareクレンジングオイル
・Medicareシャンプー
この子の場合、治療から約2か月後には
・背中の湿疹なし
・毛が抜けなくなった
・脂っぽさが無くなり、毛がサラサラになった
・毛が柔らかくなり、触り心地がよくなった
・臭いがなくなった
・お腹の毛が特に生えた
このように改善しました。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルPⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.11.10
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はフレンチブルドッグの子の症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 0歳4ヶ月 女の子
【経過】
〇困るくらい抜け毛が多い
〇痒みは無い
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首です。
次に右前肢の内側です。
こちらは胸腹部です。
そして脇の拡大写真です。
最後に左内股の拡大写真です。
【初診時の診極め】
ポイント:被毛形成異常
脇~股にかけ被毛が薄く、地肌が見えています。
身体の横や背中側は毛は生えていますが硬く、仔犬らしい柔らかい毛は生えていません。
被毛形成異常の特徴としては、
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
が上げられます。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してのアプローチをすることが大事です。
.
.
.
【当院の処方プラン】
①被毛形成異常
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・スキンケアECプラス
それでは治療後の様子と比べて見ましょう。
治療から1か月後には抜け毛が減り、毛が柔らかくなっていると飼主様が感じられています。
そして治療から3ヶ月後には、
抜け毛が無くなりAfter写真の状態まで改善しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このような『薄毛・抜け毛』で、お困りの方はぜひ当院までご相談ください。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.11.09
こんにちは、獣医師の平川です。
12月に静岡県の提携先病院にて訪問診療を行います。
下記をご確認いただき、ご都合が合う方はお気軽にお問合せください。
【日程】 2023年12月12日(火)
【場所】 あん動物病院
静岡市葵区若松町121-13
【条件】
①四季の森どうぶつクリニックで通院歴がないこと
②あん動物病院に継続通院ができること
※当院での継続治療はありません。
③診療費・カルテ・診察券はあん動物病院に属します
《ご予約・お問合せ》
0562-85-2215 四季の森どうぶつクリニック
電話受付時間
月木金土 9:00-17:00(木曜日は18:30迄)
静岡エリアで愛犬の皮膚病にお悩みの方はこの機会にぜひご相談ください。
投稿者:
2023.11.01
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 5歳10ヶ月 女の子
【経過】
〇今まで皮膚トラブル起きなかったが、
〇2ヶ月前より脱毛と痒みが起きた
〇全身が脂漏状態になっている
それでは初診時の様子をご覧ください。
題名 ○○に入る言葉は「卵巣」です。
💡詳しく解説していきますね。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
この症例はほぼ全身に十分な毛が生えていません。
特に首・脇・胸・腹・股は一目瞭然です。
過去にも紹介していますのでお分かりかと思いますが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康な柴犬は1年通してアンダーコートがあります。
このアンダーコートをつくることができないタイプは皮膚病になりやすく、重症化すると今回の症例のような脂漏性皮膚炎につながります。
この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛が抜ける
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
があげられます。
一般的な治療・スキンケア・食事では改善が難しいため、
投薬の組み合わせが重要となります。
痒みに対する投薬治療ではなく、被毛異常に対する投薬治療です。
ポイント②基礎疾患
一見、柴犬に多く認められる典型的な犬アトピー性皮膚炎の重症化のようにみえます。
ただ純粋な犬アトピー性皮膚炎だけではこのような状態にはなりにくいため、何か別の基礎疾患があると考えました。
この子の場合だと、
・避妊をしていない
・最後の生理(ヒート)が1年以上前
・乳汁が出ている
という症状が確認できたので超音波検査を行いました。
問診では時間をかけて皮膚に関する以外の状態も確認し、
1匹1匹に合った治療方針をご提示しています。
.
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.
【当院の治療プラン】
①アトピー、脂漏症
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
・アロペシアGR+
④週1~2回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
⑤外科的アプローチ
かかりつけ医にて避妊手術の実施
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、外科的アプローチをした2週間後の再診時には痒みが減り、痒み止めの減量に成功しています。
それから約1ヶ月半後には痒みが2~3割まで減り、毛量が増えています。
そして治療から3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善されました。
黒いアンダーコートが復活し、綺麗な被毛で皮膚は覆われています。
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
特にECとpⅡ+をセットで使うのが被毛にいいでしょう。
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.10.28
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はパグの子の症例です。
【症例】
パグ 5歳10ヶ月 男の子
【経過】
〇痒み
〇血まみれになるまで掻いてしまう
〇アレルギー検査を実施し、フードを変えるも良くならず
〇アポキルやサイトポイントで体の痒みは治まるが、顔の痒みが治まらない
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首です。
次に胸~腹部です。
脇やへそは色素沈着で皮膚が黒く変色し、脱毛しています。
こちらは胸の拡大写真です。
右脇の拡大写真です。
左脇の拡大写真です。
こちらは腹部の拡大写真です。
そしてへその拡大写真です。
【初診時の診極め】
ポイント①心因性
「舐める=痒い」「掻く=痒い」とは限りません。
例えば今回の子の場合、
・抱っこされている時は舐めない
・ドッグランで一人で遊ぶ
・他の犬に興味がなく、来ると怯える
・階段に上れない
・飼い主に執着する
・おもちゃに興味がない
・散歩中に突然動かなくなるなど頑固である
といった行動がみられ、これらの行動は純粋な痒みではなく
心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)
が強く出る傾向があります。
ポイント②食物有害反応
この子は出血するまで掻く行動が始まったころ、かかりつけでアレルギー検査を実施し、食事療法を試みていますが改善が認められませんでした。
ですが食事療法は非常に重要です。
理由は「腸内免疫の異常」があるためです。
実は犬のアレルギーは非常にまれで、食物アレルギーは皮膚病全体の1~5%程度の割合と非常に少ないのが現実です。
そのためアレルギー対策の食事療法は失敗につながることの方が圧倒的に高くなります。
食事療法に大事なのはアレルギー対策ではなく、「腸内免疫の改善」です。
体質に合ってないフードをたべていると、皮膚病の悪化を招きます。
この子も体質にあっていないドッグフードをたべていたので、体質にあったフードに変更してもらいました。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
④週1回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
治療から約2週間で体の痒みは無くなりました。
そして1か月後にはエリザベスカラーを外すことに成功し、
興味が無かったおもちゃで遊ぶように!
『6歳にして初めて!びっくり!』と飼い主さまはおっしゃっておりました。
治療から3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善しました。
黒い肌はキレイなピンク色になり、被毛で覆われています。
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同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者: