2023.07.10
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 2歳5ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1年中の痒み
〇四肢を舐める
〇噛む
〇抗生剤を服用するも改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
こちらは左前足です。
こちらは左前足です。
最後に腹部と左足の拡大写真です。
それでは治療から約1ヶ月後の様子を比べてみましょう。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常と脂漏症
毛並み異常の症状は、
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
・皮脂が多く、ベタベタする
があげられます。
ポイント②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
日常の行動パターンで、純粋な痒みではなく、
心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
この症例の場合ですと、
・床や絨毯や人を舐める
・食糞をする
・ほこりや毛を咥える
・靴下を収集する
・良く興奮し、走り回る
・クルクル回る
・散歩が嫌い
・他のわんちゃんを怖がる
があげられます。
皮膚炎と痒み症状を詳細に分類すると、
・食生活が悪い
・純粋な痒み
・イライラや不安による掻痒行動
・脂漏症による悪化
・被毛形成異常による悪化
となります。
すべての問題点を初診時に把握し、適切なアプローチを同時に行うことが重要です。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
⑤週に1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には舐める、噛む、搔く行動が10分の1まで減り、毛の密度も高くなりました。
アトピーや毛並みの異常を特徴とする被毛形成異常や心因性の診断&治療は標準治療ではなく、
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.07.05
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 1歳0ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇去勢手術後から痒がる
〇四肢を噛む
〇毛が薄い
それでは初診時の様子をご覧ください。
こちらは首の写真です。
次に胸から腹部の写真です。
こちらは右脇の拡大写真です。
そして腹部の拡大写真です。
こちらは右前肢の外側です。
噛むため毛が短くなっています。
次に右後肢です。
こちらも同様に毛が一部無くなっています。
最後に毛を掻き分けている画像です。
全体的に毛が薄く地肌が見えています。
柴犬と言えばモフモフな密度のある毛のイメージですが、ほど遠い状況です。
さて、〇〇〇に入る言葉ですが…
答えは「アンダーコート」です。
柴犬の健康指標の1つは「アンダーコートの有無」です。
健康なわんちゃんほど1年通してしっかりしたアンダーコートがあります。
💡詳しく解説していきますね。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
まず確認することは『毛並み』です。
柴犬で1番大事なことは毛の密度や色を見て毛並みを評価することです。
この症例の場合ですと、
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
があげられます。
ポイント②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
日常の行動パターンで、純粋な痒みではなく、
心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
この症例の場合ですと、
・ドッグランで一人で走っている
・バイク通り過ぎるとを追いかける
・マットをずっと舐める
・靴下やマスクを収集する
・尻尾を追いかける
・食糞をする
があげられます。
「痒くてイライラして余計に噛んでしまうのか」
「癖で噛んでしまい皮膚が荒れてしまうのか」
獣医師の適切な判断が必要です。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアp II+
それでは治療から1ヶ月半後の様子をご覧ください。
この症例の場合は、アポキルに加えて心因性に対して
投薬治療とパーソナルケアpⅡ+を追加するだけで、12日後には掻痒行動が5~8割減りました。
1ヶ月半後にはAfter写真の状態まで改善しました。
・毛の密度増加
・毛質、毛色の改善
・毛量増加
・アンダーコートの再生と密度改善
初診時に認められた『毛並み異常』と『心因性』をクリアすることができました!
アトピーや毛並みの異常を特徴とする被毛形成異常や心因性の診断&治療は標準治療ではなく、
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.07.04
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
当院では、初診時は直接診察させていただき、2回目からの診察をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
今回はオンライン診療で改善したフレンチブルドッグの子の症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 7歳2ヶ月 男の子
【経過】
〇7歳になってから無数の円形脱毛ができるようになった
〇痒みがあり、掻いたり、転がって体を擦ってしまう
〇頭や背中の皮膚が硬い
それでは対面で診察した初診時の様子をご覧ください。
まずは正面からのお写真です。
次に頭です。
円形に脱毛しているのが分かります。
こちらは背中とその拡大です。
脱毛しており、その部分は赤く、ただれており、皮膚もゴワゴワと硬くなっています。
最後にお腹です。
脱毛している部分が何箇所もあります。
それでは治療後のお写真と比べてみましょう。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
一般的には知られていない病気で、被毛形成異常を見落とされていると皮膚が弱いままのため、さらに膿皮症は治りにくくなります。
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
こちらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。
ポイント②免疫異常
免疫異常は目に見えず、数値化できないため、原因がわからないまま「アレルギー」と置き換えられて考えることがあります。
「アレルギーではない免疫異常」と「普通と思っていたことが、実は病気」がわからないとずっとスッキリしない状態が続いてしまいます。
的確な医療があれば写真のように「見たことない!」というくらい劇的に改善するのですが、この治療は教科書には掲載されていないため現時点では当院でしか提供できない治療です。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常
・投薬治療
④週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareジェル
⑤腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
この子の場合、治療開始から3週間も経たないうちに痒みが1割に減り、2か月後には湿疹も減りました。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
【初診申込はホームページから】
①初診申込はWEBフォームより24時間受け付けています。
※通常、申込内容確認後1~2営業日での返信を目指していますが、休診日をまたぐ場合や、申込が立て込むともう少しかかる場合もあります。
→当院ホームページの【初診の方へ】をお読みいただき、該当する申込フォームを記入・送信してください。
②関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.06.14
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はオンライン診療症例の紹介です。
『オンライン診療で本当に治るのか?』
「ずっと通院しても治らない子が、
本当にオンラインで治るの?」
初めは半信半疑の飼主様も多いのですが、
治療が進むにつれて
だんだん様子が変わってきます。
「まるで魔法みたいに痒みがなくなった」
「毎日ご機嫌で過ごしてくれて嬉しい!」
「もっと早く診てもらえばよかった」
実は、皮膚病のほとんどは
見た目と症状から診断が可能で、
検査で異常が出ることは少ないです。
だから「写真診断」と「問診」ができれば
オンラインでも高精度な診断が可能であり、
治療成績には差がないと考えています。
実は実際に診るまでもなく、そして検査するまでもなく、
メールで写真を送ってもらった時点で診断と治療方針と
三ヶ月後までの劇的改善のイメージはできます。
【症例】
柴犬 13歳1ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】※問診メールに対して、メールで回答いただいた症状を紹介します。
「保健所から引き取ったときから手足を舐める癖があり、かかりつけの獣医さんや皮膚の専門家の方などに診てもらっていましたが、あまりよくなったことはありませんでした。
半年くらい前から劇的に悪化して何をしても効かないので、本当に可哀想で、どうか助けてください。」
「去年の12月末くらいから痒みがひどくなり、床に顔を擦り付けたり、手足を噛んだり、血が出るまで掻いたりしてしまい、常に僕か同居人が見ていないとダメな状況です。エリザベスカラーもずっとしています。顔は、目の周り、鼻の周りの毛がなくなっています。床に擦り付けていたりするからです。この力がとても強くて、相当力を入れなければ止められないレベルです。
手足は毛がほとんどなく、黒くなってしまっています。特に足は、皮膚が硬くなってしまっています。お腹は比較的大丈夫ですが、優しく指の腹で掻く、というか撫でてあげると、足をバタバタさせて気持ちよさそうにするので、痒かったんだろうなと思います。脇や股関節も黒くなっています。陰部に関してもかなり痒そうにしていて、散歩から帰ってきて(散歩中はエリザベスカラーを外してます)すぐに陰部を気にして舐めてしまいます。 」
初診は対面で診察します。その時の状態をご覧ください。
まずは横顔です。
目の周りと鼻周りの皮膚は黒くただれ、毛が抜けています。
生えている部分も毛が薄くスカスカです。
次に四肢です。
左後肢は移っていませんが、四肢全て一部脱毛し、皮膚が赤黒く変色しています。
手先も同様です。血が出るまで噛み続けている影響です。
こちらは内股です。
同じく皮膚は赤黒く変色し脱毛しています。
生えている毛も粗毛状態です。
最後に体の側面です。
先程お伝えしたように、四肢の毛は抜け皮膚が変色しています。
【診るポイント】
〇被毛形成異常
・毛の密度、毛質、毛の色が悪い
・アンダーコートがない
・春のはっきりとした換毛がない
・抜け毛が多い
柴犬はこのタイプで治りにくくなっていることが多いですね。
勘違いされやすいのですが、アレルギーの可能性は低く、食事療法やスキンケアで治るタイプでもありません。
アポキルがよくないことはないのですが、このタイプはどれだけアポキルを服用しても症状を抑えるのは難しく、
アポキルだけでは劇的な改善はほぼ不可能です。
しかし特殊な投薬治療により劇的に改善する余地が高いので、適切かつ積極的な投薬治療をお勧めしています。
ただし、この投薬治療は教科書に記載されていないため、当院以外でここまでの改善は難しいと考えています。
【当院の治療方針】
①被毛形成異常
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食生活変更
・スキンケアECプラス
③心因性
・投薬治療
それでは初診時と治療から2ヶ月後を比較してみましょう。
※飼主様のご協力を得て写真を掲載しております。
初診〜2回のオンライン再診を経て、
after写真のように密度のある毛が生え揃い痒みも減りました!
飼主様も毛が柔らかくなったと実感されいます。
写真を見ると毛並みの変化がよくわかると思います。
「愛犬の痒みの原因を知りたい」
「長引く痒みから解放してあげたい」
「毎日ご機嫌で過ごしてほしい」
繰り返す愛犬のアトピーや脂漏症、慢性的な痒みにお悩みの方は、一度当院受診をご検討ください。
※ただ、オンライン診療にはその子の症状によって向き不向きがあります。
オンラインでは治療が難しいタイプの場合は、通院をお勧めしています。
【初診申込はホームページから】
①初診申込はWEBフォームより24時間受け付けています。
※通常、申込内容確認後1~2営業日での返信を目指していますが、休診日をまたぐ場合や、申込が立て込むともう少しかかる場合もあります。
→当院ホームページの【初診の方へ】をお読みいただき、該当する申込フォームを記入・送信してください。
②関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.06.10
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はウエルシュテリアの子の症例です。
【症例】
ウエルシュテリア 6歳3ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇2~3歳頃から痒みがあり、だんだん悪化している
〇抗ヒスタミン剤やアポキルを1年以上ほとんど毎日服用するも改善せず
〇噛む、舐める行動が始まると止まらなくなってしまう
〇1年以上エリザベスカラーを外せていない
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは右腕の写真です。
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
こちらは胸の写真です。
胸もほとんど毛がない状態です。
次は股、後足のお写真です。
こちらもほとんど毛がありません。
こちらは身体側面の写真です。
最後に身体側面を拡大した写真です。
皮膚がガサガサし、硬く、黒くなっています。
【初診時の課題ポイント】
テリア系の皮膚病は難治性になりやすいです。
よくアトピーと言われやすく、アポキルが処方されることが多いのですが、アポキルが効きにくいテリアは少なくありません。
なぜテリア系の痒みにアポキルが効かないのか?
以下の項目に当てはまるタイプはアポキルが効きにくい傾向が強くなります。
・毛が薄い
・脂っぽい
・臭いがでやすい
・繊細、神経質
特に脂漏症になっているテリアではアポキルで痒みをコントロールするのはかなり無理があります。
そこで注目されるのが、「スキンケア」です。
が!
スキンケアで脂漏症が改善するには限界があります。
軽度であればスキンケアである程度まで緩和も期待できますし、絶対に実施すべき大事なアプローチになるのですが、実は根本的なアプローチにはなりません。
脂漏症に対してはスキンケアよりもっと大事なことがあります。
脂漏症を引き起こす基礎疾患への投薬治療です。
積極的な投薬治療によって、脂漏症はかなり改善が期待できます。
適切かつ積極的な投薬治療によって、スキンケアの効果もさらに上がります。
それでは、初診時から約11か月後の様子をご覧下さい。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常&脂漏症
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアp II+
⑤週1~2回のスキンケア
・Medicareクレンジングオイル
・Medicareシャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.06.09
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアダックスフンドの子の症例です。
【症例】
ミニチュアダックスフンド 12歳3ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇全身に痒みがあり、特に梅雨の時期に悪化
〇湿疹から瘡蓋を繰り返す
〇11歳で保護する以前より発症
〇『掻く』が6割、『舐める』が4割
〇シャンプー週1回、保湿週1回
〇アポキルの効果はあるが、飲まないと痒がる
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首です。
全体的に薄いですが、中心部分はほぼ生えていません。
次に胸とお腹です。
こちらも体の中心に毛は生えていません。
こちらはお腹側の尻尾の付け根です。
ごっそりと毛がありません。
最後に右後肢の内側です。
湿疹があり、皮膚は黒く、鱗状になっています。
全体的に薄毛で、皮膚コンディションが低い。
そのため被毛形成異常によってアトピーの悪化と部分的に膿皮症が起きていて、アポキルが効かない状況になっていると診断しました。
【当院の治療方針】
①被毛形成異常
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食生活変更
・スキンケアECプラス
③脂漏症 & 膿皮症
・ホームケア強化
→じっくり丁寧なクレンジング・シャンプー・保湿のフルコースを週1回の頻度で実施していただきました。本人(犬)としてはこれだけでも随分楽になります。
それでは治療から4ヶ月後、さらに8ヶ月後の様子を比べて見ましょう。
初診(対面)〜5回のオンライン再診を経て、ここまで改善してきました!
上記の3つの治療を開始して1ヶ月時点で大幅に痒みが軽減→2ヶ月目にはニオイがなくなり、毛がツヤツヤになってきたと実感いただいています。
写真を見ると毛並みの変化がよくわかると思います。
これは表面だけでなく「内面から」変わってきている証で、
ここまで毛並みが回復してくると、痒みや膿皮症もかなり改善してきます。とはいえ油断は禁物で、まだ投薬治療は継続が必要ですが徐々に減薬していくように計画しています。
参考までに、この子は痒くなりやすい体質のためアポキルも処方していますが、毎日飲ませていたのが現在は2日に1回〜3日に1回に減薬。症状に合わせて都度調整しています。
~再発しない身体作り~
「再発しない身体作り」のために
・腸活(腸管免疫改善)と
・毛並みの回復 は欠かせません。
感覚的にわかっている方も多いと思うのですが
「毛並みが悪い」のは
「どこかに異常があるサイン」なのです。
当院では一般的な治療で治らない難治性の皮膚病の子を多く診ていますが、
そのほとんどに共通しているのが
「毛並みが悪い」という点です。
ただし、毛並みの良し悪しは
どんな検査をしても測れないし、
確立された治療法もまだありません。
おそらく一般の動物病院では診断すらしてもらえないのが現状でしょう。
痒みの原因がすべて毛並み異常とは言いませんが、経験上、健康な犬に比べて皮膚病になりやすい子には何らかの遺伝疾患があることは確かです。
「愛犬の痒みの原因を知りたい」
「長引く痒みから解放してあげたい」
「毎日ご機嫌で過ごしてほしい」
繰り返す愛犬の膿皮症や脂漏症、慢性的な痒みにお悩みの方は、一度当院受診をご検討ください。
【初診申込はホームページから】
初診申込はWEBフォームより24時間受け付けています。
※通常、申込内容確認後1~2営業日での返信を目指していますが、休診日をまたぐ場合や、申込が立て込むともう少しかかる場合もあります。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】上林
投稿者:
2023.06.08
こんにちは、獣医師の平川です。
2023年度、群馬出張診療のお知らせです。
【日 程】
【日 程】7月16日(日)~17日(月)
【場 所】群馬県
→詳しい場所・時間は申込後にメールでご連絡いたします。
★今回群馬県で初診を受けられる方はその後も遠隔診療(オンライン)で継続治療が可能です。
→詳しくは遠隔診療ページをご一読ください
【注意事項】
※ご自宅への往診は行いませんのでご注意ください。
※待ちあわせ場所と時間はご指定いただけません。お申込みいただいた方にこちらからメールにてお知らせします。
※今回は屋外会場を予定しています。予めご了承願います。
※通常初診ではお話に90分かけていますが、屋外会場では所要時間は1組あたり10~15分の病変確認と写真撮影のみとなります。診療の詳しい説明は後日オンラインにてフォローさせていただきます。
※出張診療は獣医師1名で実施いたします。1日で診られるわんちゃんの数に限りがあるため痒み症状が出ているわんちゃんを優先して診させていただきます。ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
群馬エリアで愛犬の皮膚トラブルにお悩みの方はぜひこの機会にご相談ください。
※初診の形式は「直接受診」を選択し、
コメント欄に「群馬」とご記入ください。
↓
問診への回答及び写真送付(無料)
↓
遠隔診療の適応判断
↓
初診料のご入金
↓
対面診療(10~15分)
対面診療後は、オンライン通話アプリを利用して詳しい診断結果をご説明させていただき、その後は再診もオンラインにて受診していただけます。
申し込み時点~メール問診回答までは無料ですので、群馬エリアで愛犬の皮膚炎や皮膚病、その他皮膚トラブルにお悩みの方はお気軽にお問合せください。
投稿者:
2023.06.02
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの子の症例です。
【症例】
トイプードル 6歳 男の子(去勢済)
【経過】
〇1歳から痒みが続いており、今年は悪化傾向にある
〇血が滲んでしまうほど、搔く、噛むため洋服着て生活している
〇ステロイドやサイトポイントを使用しても改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは、正面のお写真です。
こちらは頚部のお写真です。
次は前足のお写真です。
こちらは側面から見た前足の写真です。
次は側面から見た後足の写真です。
次は胸のお写真です。
最後にお腹、スネのお写真です。
【初診時の診極め】
皮膚の状態から、もともとアトピーや脂漏症で痒くなりやすい体質ということはわかりましたが、それだけではありません。
●毛並みが良くない
全体的にスカスカの印象で生え方も弱々しい
典型的なトイプードルの毛並み異常がある
●心因性の診断
・マンホールや水たまりをよける
・ファスナーを噛む
・葉っぱを拾い食いする
これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みというよりも、心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出る傾向があります。
それでは治療から約2ヶ月後の様子と比べてみましょう。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアp II+
⑤脂漏症
・院内薬浴
初診時に院内で薬浴を行い、
その後痒みが3割まで減りました。
治療から約2ヶ月後には痒み、フケ、臭いも無くなり、
「1歳以来初めて良くなった」
「魔法にかかったみたい!」と
非常に喜んでいただけて、私たちまで嬉しくなりました
また行動にも変化が見られ、自分から遊んだり活発に動くようになったそうです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.05.25
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアピンシャー×チワワの子の症例です。
【症例】
ミニチュアピンシャー×チワワ 4歳2ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇繰り返す膿皮症
〇円形脱毛
〇リング状のフケを伴う発赤
〇痒み
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首です。
毛が薄い箇所があり、地肌が透けています。
次に胸です。
脇から胸にかけ毛が薄く、一部赤い炎症部位があります。
続いて右体側です。
円形に脱毛し炎症が起きています。次に拡大の写真を載せています。
右体側の拡大写真です。
脱毛も目立ちますが、全体的に毛が薄いですね。
こちらは背中です。同じく次に拡大写真です。
体側だけでなく背中全体に広がっています。
2歳の頃からの膿皮症で、一度は抗生物質で治ったものの再発してから3~4ヶ月治らないという主訴で来院されました。
【注目ポイント】
・毛が抜ける
・毛が薄い
・地肌が見えている
・毛に艶が無い
膿皮症の原因は大きく分けて2つ、「腸内免疫の異常」と「被毛形成異常」です。
原因が1つのことは少なく、基本的には両方あることが多いですが、経験を積むとどちらがメインかわかるようになります。
免疫異常が70くらいで被毛形成異常が30という割合のこともあれば、被毛形成90と免疫異常10というようなこともあります。
今回は被毛形成異常がメインです。
ただ、被毛形成のために腸活するのは非常に重要なので、軽視してはいけません。
【当院での治療】
①膿皮症
・食事療法
②被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+
③週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareローション
それでは治療から3ヶ月後の様子と比べて見ましょう。
治療から1カ月後には毛量が増えたと感じられ、3ヶ月後にはAfterの写真の状態まで改善しました。
身体の円状の炎症と脱毛は無くなり、滑らかで密度ある毛が地肌を覆っています。
多くの場合腸内環境の異常と毛並みの異常との組み合わせで膿皮症を繰り返すため、ホームケアでアプローチする場合には、当院のオンラインショップでご購入いただける『膿皮症ケアセット』がオススメです。
インスタグラムではこの子の密度のある綺麗な毛をかき分けている動画も見れます!ぜひご覧ください。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
わんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.05.24
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はフレンチブルドッグの子の症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 1歳1ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇胴体の無数の湿疹
〇フケや抜け毛がある
〇元々あまり痒みはない
それでは初診時の状態をご覧下さい。
まずは首の写真です。
胸から脇にかけて皮膚が赤く炎症して、湿疹が見られます。
次に右前肢です。
こちらも赤く炎症しているのが確認できます。
続いて胸腹部です。
こちらは胸部の拡大写真です。
さらに拡大しました。
湿疹が広範囲にあります。
こちらは脇の拡大写真です。
次に腹部の拡大写真です。
そして最後に後肢膝の拡大写真です。
【注目ポイント】
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・地肌が透けてみえる
・湿疹がある(皮膚が弱い)
フレンチブルドッグのほとんどが単純なアトピーではないことが多く、「毛並み異常」を併発してアトピーの悪化を引き起こしています。この毛並み異常に対しアプローチすることが最優先です。
今回の症例はアトピーがないとはいいませんが、メインは膿皮症です。
【当院での治療】
①アトピー
・投薬治療
②膿皮症
・食事療法
・スキンケアECプラス
※あえて抗生物質は使わず
③被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+
④週1~2回のスキンケア
・Medicareシャンプー
・Medicareクレンジングオイルジェル
それでは治療から3ヶ月後の状態と比べてみましょう。
治療から1ヶ月後には抜け毛が減り、頭の毛が柔らかくなった(毛並み改善)と実感されています。
さらに1か月後には湿疹が減り、お腹にも毛の再生が認められました。
そして治療から3ヶ月後にはAfter写真まで状態が改善され、
全身に今までなかったアンダーコートが再生するにつれ、湿疹がすべて無くなっています。
初診時に計画した通り、全身に認められた膿皮症を抗生物質を服用せず完全に消失させることができました。
飼い主さまだけでなく獣医師にも言えることですが、フレンチブルドッグの皮膚トラブルをアレルギーと考えている方が多いです。
「アレルギーなんてない!」とまでは言えませんが、アレルギーならアポキルやアレルギー療法食でスッキリ治っています。
実際は多少緩和されるくらいで、スッキリ良くなっているフレブルはあまりいないと思われます。
多くのフレブルを診ている当院での実際ですが、アレルギーが原因で皮膚トラブルを繰り返している症例は多くありません。
特に繰り返す湿疹を特徴としている膿皮症の原因がアレルギーから起きていることはほとんどなく、
別のところに問題が隠れていることの方が多いのが現実です。
フレブルの膿皮症の基本原因は2つ、「免疫異常」と「被毛形成異常」です。
ではなぜこれが治らないのか?
答えの一つは免疫異常が目に見えない&数値化できないため、獣医師もよくわからないまま簡易な言葉の「アレルギー」に置き換えられて考えられていること、そして被毛形成異常も同じで、教科書に掲載されてない&検査で異常がでないため、「フレブルの毛並みはこんなもの(普通)」とされて見落とされていることです。
「アレルギーではない免疫異常」と「普通と思っていたことが、実は病気」がわからないと、ずっとスッキリしない状態が続いてしまいます。
的確な医療があれば写真のように「見たことない!」というくらい劇的に改善するのですが、この治療は教科書には掲載されていないため現時点では当院でしか提供できない治療です。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
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