2023.02.11
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はフレンチブルドッグの子の症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 推定8~9歳 女の子(避妊済)
【経過】
〇2019年6月~(保護犬のため正確な皮膚についての情報は不明)
〇1年中痒い
〇アポキル2年間毎日内服している。効果は無いよりマシ程度。
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは右頬です。
皮膚が硬く黒く鱗状になっています。目の周りも同じ症状になっていますね。
次に顎下。
毛は抜け、赤くなっています。
こちらは右前肢の内側です。
毛が薄く所々炎症で赤くなっている皮膚が見えます。
胸腹部です。
腕と同じく毛が薄くなり赤い皮膚が見えます。
次に右側面。
右側面の下腹部辺りには一部脱毛しブツブツしている皮膚がありました。
こちらは右後肢です。やはり毛が薄く赤い部分があります。
この子は推定6歳の頃に今のご家族に迎えられました。抜け毛も多く、元々皮膚トラブルがあったが、いつからなのかは不明。
それからずっとアポキルを服用していました。
『舐める』事より『掻く』ことや『擦る』ことの方が多かったようですが、一度舐めだすと長いとの事でした。
【当院の診断】
脂漏症、アトピー、被毛形成異常、心因性掻痒症
【治療方針】
〇脂漏症・アトピー〇
⇒投薬治療(※重要!)
スキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
〇被毛形成異常〇
⇒投薬治療(※重要!)
推奨フード
サプリメント
・スキンケアECプラス
〇心因性掻痒症〇
⇒投薬治療(※重要!)
サプリメント
・パーソナルケアpⅡ+
「どうして皮膚が弱いのか」
「なぜアポキルでコントロールできないのか」
大事なのは「被毛」です。
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・地肌が透けてみえる
皮膚病になりやすいフレブルのほぼすべてがこの特徴を持ってると思いますが、これが病気の原因です。
「フレブルはこういうもの」
という先入観で異常と診断されることも、治療されることもありませんが、ここを治さなければ皮膚病全体の治療成績を改善することもできません。
治療開始10日後には既に、毛が柔らかくなった(毛並み改善)を実感されていました。
『痒み行動の減少』を実感し始めたのは治療から1ヶ月後。
治療からわずか1ヶ月で掻く行動は3割、舐める行動は5割まで減ったと実感されています。
また本人の『行動範囲が広がった』と日常にも変化が感じられるようになったともおっしゃっていました。
・今まで入らない部屋に入るようになった
・窓の外を見るようになった
活動性・活発性が上がったんですね!
これは心因性の診断治療に重要で、「動かない」「興味がない」というタイプの子は心因性が強く出やすく、治療によって活動的になることが期待できます。
活動的になることでより甜め癖は減る傾向に向かいます。
そして治療から3ヶ月後・・・
ほとんどの場所に毛足の長いしっかりと且つ柔らかい綺麗な毛が生え、赤く荒れていた皮膚も綺麗になっています。
掻く行為は1割まで減り、アポキルの服用も『3日に1回』まで減量することができました!
一般的な皮膚病に対してのアプローチだけでは治療が難しいケースもあります。
皮膚トラブルや痒み行動、また日常の行動で悩まれている方はぜひ当院へ。
お待ちしております。
インスタグラムでは治療後の毛の様子の動画や、他の症例も配信しています。
ぜひご覧ください。
この子が使用した当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.02.03
こんにちは、獣医師の平川です。
近日になりますが北海道で出張診療を行います。
【日 程】
2月11日(土)@釧路
2月12日(日)@網走
◆詳しい場所・時間はお申込み後に
メールでお知らせいたします。
◆今回対面にて初診を実施した方は
その後は遠隔オンライン診療にて継続治療が可能です
→詳しくは遠隔診療ページをご一読ください
【注意事項】
※ご自宅への往診は行いませんのでご注意ください。
※待ちあわせ場所と時間はご指定いただけません。お申込みいただいた方にこちらからメールにてお知らせします。
※通常初診ではお話に90分かけていますが、今回は屋外実施予定のため対面診療の所要時間は1組あたり10~15分を想定しています。診療の詳しい説明は後日オンラインにてフォローさせていただきます。
※出張診療では獣医師1名で実施いたします。1日で診られるわんちゃんの数には限りがあるため、痒み症状が出ているわんちゃんを優先して診させていただきます。ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
※初診の形式は「往診希望」を選択し、
コメント欄に「北海道」とご記入ください。
↓
問診への回答及び写真送付(無料)
↓
遠隔診療の適応判断
↓
初診料のご入金
↓
対面診療(10~15分)
対面診療後は、オンライン通話アプリを利用して詳しい診断結果をご説明させていただき、その後は再診もオンラインにて受診していただけます。
申し込み時点~メール問診回答までは無料ですので、北海道で愛犬の皮膚炎や皮膚病、その他皮膚トラブルにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
投稿者:
2023.01.18
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は秋田犬の子の症例です。
【症例】
秋田犬 2歳11ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇2歳になった夏~円形脱毛症と痒み
〇膿皮症が治らない
〇脱毛部に痂皮や湿疹も見られる
それでは初診時の様子をごらんください。
身体の右側面の毛をかき分けた時の写真です。
脱毛し、脱毛部分の周りに沿うように痂皮と皮膚が赤く炎症が起きているのが分かります。
この写真以外にも体中にポツポツと同じ状況が広がっていました。
当院来院前の治療は、ビタミン剤とステロイドの使用、そして皮膚用のアレルギー対応療法食でした。
【当院の診断】
アトピー、膿皮症、被毛形成異常
【治療】
〇アトピー&膿皮症〇
①内服治療(アポキル使用※抗生物質は不使用)
②スキンケア(Medicareオイル、Medicareシャンプー、Medicareジェル)
〇腸活〇
①推奨フード
②サプリメント(スキンケアECプラス)
〇被毛形成異常(脱毛)〇
投薬治療(※重要!)
治療開始1ヶ月後には、
かさぶた(痂疲):1か所のみあり!
痒み:ほぼなし(1~3割まで減)
赤み:減少
2ヶ月後には見違えるように良くなり、今までみたことがない毛並みのよさで、生まれて初めての状態だったそうです。
それでは治療後の様子をごらんください。
密の高い毛量に綺麗な皮膚。よくなりましたね!
治療後の写真は治療から4ケ月経ったもので、インスタでは動画での皮膚の状態をアップしています。ぜひご覧下さい!
インスタには飼主さまからのアンケートも載せています。リアルな感想もぜひご覧下さい。
今回の症例の膿皮症の原因は2つ、
①食事療法が間違えている(腸内免疫が悪い)
②毛並みの異常が診落されている
①:多くの方が、「よかれと思って、皮膚用のアレルギー対応療法食を食べている」なのですが、これがほぼ間違いです。
膿皮症の原因が食物アレルギーのことはほとんどありませんし、そもそも食物アレルギー自体が犬では稀とされており、探してもいません。
さらにアレルギー療法食の多くがジャンクフードのため、腸内環境悪化の原因になり、膿皮症が治りにくくなっていることが多いです。
当院では初診時にたべると皮膚病の原因になるフードと、食べていいものをしっかり説明しています。
正しいドッグフードと腸内環境改善のためのサプリ(スキンケアECプラス)があれば、抗生物質を使わなくてもここまで綺麗に改善することもできます。
②:一般的には知られていない病気で、当院以外で指摘されることはほぼないでしょう。
ここを見落とされていると皮膚が弱いままのため、さらに膿皮症は治りにくくなります。
見落されている子は非常に多いですね。
毛をかき分けて地肌が見える子は当てはまっている可能性が高いです。
仔犬の頃から薄毛で進行しないことも多いので気づかない方がほとんどですが、一度チェックしてみてください。
皮膚トラブルや痒み行動、また日常の行動で悩まれている方はぜひ当院を受診してください。
《サプリメント・スキンケアについて》
当院受診が難しい方のために、ホームケアとしてサプリメントやスキンケアを販売しております。短期間でしっかり治すには投薬治療との併用が1番ですが、受診ができない場合はまずサプリメントで様子を見る選択肢もあります。当院オンラインショップからどなた様でもお買い求めいただけます。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.01.11
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアシュナウザーの子の症例です。
【症例】
ミニチュアシュナウザー 5歳2ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇3歳から湿疹が出始め、掻痒感と臭いが1年中出ている
〇薬が効く時もあるが完治しない
〇痒みに対し『掻く』よりも『噛む』症状があり、一度始まったら止まらない
それでは初診時の様子をご覧下さい。
こちらの写真は胸の写真です。
次にお腹と下半身です。
そして背中です。
ここまで一見問題が無いようにも思えますが、毛をかき分けて見ると・・・
黄色い皮脂がカサブタ状になって存在していることが分かります。
この子の場合は背中に多く見られました。
写真からは伝わりませんが、皮膚は全体的に脂っぽく、臭いました。
当院で治療を開始し1か月弱。変化がみられました。
痒み:ほぼなし(1~2割まで減)
臭い:なし
そして2ヶ月後には、湿疹部がきれいに!
それでは治療後の変化をご覧下さい。
写真では分かりづらいですが、毛に艶が出て柔らかくなりました。
飼主さまからも、
・臭いがなくなった
・油っぽいのがなくなった
・皮膚の黄色のフケ(皮脂)がなくなった
と治療を実感されていました。
そして散歩中の行動にも変化が…
・犬を見つけると悲鳴をあげ吠えていたのが、じっと待てるようなった
・治療前の散歩中は余裕がなく落ちつかなかったが、今では臭いを嗅ぐなど余裕をもって散歩できるようになった
、と本人も飼主様も一緒に散歩するのが楽しくなったと喜ばれておりました。
一般的な皮膚病に対してのアプローチだけでは治療が難しいケースもあります。
皮膚トラブルや痒み行動、また日常の行動で悩まれている方はぜひ当院を受診してほしいと思います。
《サプリメント・スキンケアについて》
当院受診が難しい方のために、ホームケアとしてサプリメントやスキンケアを販売しております。短期間でしっかり治すには投薬治療との併用が1番ですが、受診ができない場合はまずサプリメントで様子を見る選択肢もあります。当院オンラインショップからどなた様でもお買い求めいただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでは飼主さまより頂いた印象や感想も載せています。
ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.01.04
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアダックスフンドの子の症例です。
【症例】
ミニチュアダックスフンド 1歳3ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇生後3ケ月頃から湿疹ができ始めた
〇抗生物質を服用するが、改善しない
〇手足を舐める、爪を噛む
それでは、初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
毛が薄い所や、脱毛し地肌が完全に見えてしまっている場所もあります。
次は胸の写真です。
脱毛と赤みも出ています。
こちらは、お腹の写真です。
こちらは、脇の写真です。
最後に体の側面の写真です。
それでは、治療から約4カ月後の写真と比べてみましょう。
インスタグラムにこの子の皮膚の状態が分かる動画を投稿しています。
ぜひご覧下さい。
繰り返す膿皮症の原因は2つあります。
ダックスによくみられる毛並み異常と腸内免疫の異常です。
【当院での治療】
①毛並み異常
初診時の想定通り4週間の投薬治療で劇的に改善しました。
※教科書に掲載されていない治療方法の為、他院での治療は難しくなります。
②腸内免疫の異常
当院開発のサプリ「スキンケアECプラス」と当院がオススメしているフードで膿皮症はすべて消失しました。
一般的に膿皮症の治療で使われる抗生物質は今回使用していません。膿皮症の原因をしっかり追究できれば抗生物質を使わずとも膿皮症は完治することが可能という証明です。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
がお勧めです。
【食事療法】
インスタグラムのプロフィールのリンクツリーの「治療を成功に導く食事管理法」から資料請求できます。
【サプリメントとスキンケア】
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2022.12.21
こんにちは!
四季の森どうぶつクリニックの獣医師平川です。
今年もあとわずか、まもなくカウントダウンです。
そしてこの時期は恒例の「1年を振り返る」時期となりました。
さて、今年最初のブログで発表した新年の抱負は・・・・
「手段を目的にしない」
でしたね。
これってとても大事なんですよね。
社会人になるとどうしても一番多くのエネルギーと時間を割くのが仕事なので、ついつい仕事のために色々犠牲にしてしまいがちになります。
でも仕事って手段なんですよね。
生きるためのお金を稼ぐとか、誰かの役に立つためだったりとか。
そう考えると仕事のために家族との時間を犠牲にするとか、無理して身体を壊すとか本末転倒なので、仕事は手段であることをしっかり意識していないといけません。
以前も抱負にしましたが「無理しない」というのは大事なので、今年もちょっとずつ自分の時間を作るようにしました。
そういった意味では手段を目的にしないというのはそれなりにできたかなと考えています。
個人的にとってもしっくり来ている抱負なので、これは来年からも大事にしたいなと考えています。
投稿者:
2022.12.14
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの子の症例です。
【症例】
トイプードル 5歳9ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇2歳半から3年間ずっと1年中痒みが続いている
〇抗ヒスタミン薬・コルタバンスの使用と月1回のサイトポイントによる治療を行うも改善しない
〇ビショビショになるほどの手舐め行動がある
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の拡大写真です。皮膚が硬くただれています。
こちらは胸の写真です。毛束状になり皮膚の色は黒くなっている場所もみられます。
次は胸とお腹です。
胸の拡大写真です。こちらも毛束状になっているのが目立ち、下の皮膚が見えています。
そしてお腹の拡大写真です。胸に比べ皮膚の色や状態が悪いです。
さらに下にいき、後ろ脚。膝辺りは毛を噛んでしまい脱毛しています。
こちらも皮膚の色が悪いのが確認できます。
次に横から見た写真です。
こちらは先ほどの写真の腰の拡大写真です。
こちらも先程と同じく噛んで毛が短くなっています。
最後に背中の写真です。
目の周り・口周り、前足・後ろ脚が部分的に皮膚がベタベタしており、背中はフケが確認できました。
当院での診断は3つ、「免疫の異常」「毛並みの異常」「心因性の異常」です。
治療は、
①食事療法とサプリメント
加工品は避け、腸管の免疫改善の為に当院でオススメしているフードとサプリメント(スキンケアECプラス)の開始
②投薬治療
毛並み改善やもともとの性格や気質(心因性)、そして痒みに対し適切なお薬の処方
③スキンケア
Medicareオイル
Medicareシャンプー
Medicareジェル
を使用しての定期的な体の外からケア
治療から約2ヶ月で皮膚の状態も良くなり毛も生え始めました。
写真で見比べてみましょう。
毛は脂っぽさがなくなり、サラサラに。そしてカールと艶が復活しています!
脂漏症により皮膚が固いフケで覆われていましたが、投薬治療によりやわからな皮膚に戻りました。
特にトイプードルは毛質がとても大事で、皮膚が良くなる条件に「毛の密度が高い」「毛の色が濃い」「毛に艶とカールがある」ことが挙げられます。
逆に毛の密度が低い、毛の色も薄い、毛に艶とカールがないと皮膚病が治らない条件が残っていることになります。
ここには投稿治療とアロペシアGR+がお勧めです。
また心因性に対する治療により日常生活にも変化が現れ、外出時などでケージに入れる15分以上不安で鳴いていた子が、今では飼い主さまのお出かけに気付くと自らケージに入るようになったそうです。
このお出かけ前のケージに入る行動は今まで一度もあったことがないようで、飼い主さまは非常に驚かれていました。
これは心因性に対する適切なアプローチのおかげでもあります。
受診が難しく、ホームケアでアプローチする場合は…
・食事療法
・スキンケア
・免疫:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルケアpⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2022.12.01
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はポメラニアンの子の症例です。
【症例】
ポメラニアン 6歳11ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳から痒み、4歳頃から脱毛が始まる
〇ステロイド、アポキル併用するも改善しない
〇1年中痒がり、皮膚は元々ベタベタタイプ
それでは初診時の様子をごらんください。
まずは首です。
次に胸部。
そして腹部です。
続いては体側(右側)です。
先程の首元を拡大した写真です。
こちらは腰あたりの拡大写真です。
次に右前足の側面です。
こちらは後ろ足の側面です。
最後に背中とその拡大写真です。
皮膚は赤く、部分的にただれている所があります。
毛もパサパサとしており、すぐ絡まり毛束上になっています。
毛は、全体的に薄く胸腹部は全く生えていません。
当院受診前の治療は、抗生物質・ステロイド・サイトポイント・アポキル・抗ヒスタミン剤・セラミドなどの使用でした。
当院での治療は投薬治療とサプリメントがメインですが、ステロイドは使用せず、
免疫異常、毛並み異常、心因性に対しアプローチを開始し現在もコントロールできています。
それでは初診から4カ月後の姿をご覧ください。
密度のある毛が生えていますね!
治療から1ケ月後には痒みが7割まで減り、べたつきも減ったとの事。
そこから約1カ月後には毛が増えてきたと感じ始め、再診のたびに毛量が増えたと感じられています。
そして治療から4カ月後にはモコモコふわふわになりました。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
【今回使用したサプリメント】
・スキンケアECプラス
・パーソナルケアPⅡ+
投薬治療なしにホームケアでアプローチする場合は、
・食事療法
・免疫:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・舐め癖:パーソナルケアpⅡ+
がお勧めてす。
Medicareシリーズとサプリは当院オンラインショップからご購入いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2022.11.23
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】柴犬 1歳10ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇1歳になる前から痒みがあった
〇アポキルやステロイドを使用するも効かない
それでは初診時の様子をご覧ください。
こちらは胸部拡大した写真です。
次に少し下がり胸腹部。
そして腹部です。
こちらは前足を正面から見た写真です。
右前足の側面です。
そして右後ろ脚側面。
右の横顔。
この写真は体側の毛をかき分けたところです。
一見細身の子かな?と思われるかもしれません。
アポキルやステロイドの治療をするもあまり効果が感じられず、連続で服用してマシになるかな?程度だったそうです。
今回のこういった治療が効かない理由は、毛並み異常と心因性が関与しています。
この2点に重点を置き内科治療とサプリメントの使用(スキンケアECプラス・パーソナルケアPⅡ+)を開始しました。
治療から1カ月後の再診では痒み行動簿現象を感じられましたが毛並みの異常はまだ改善されていませんでした。
更に1カ月後。口の周りだけ掻くがその他の場所はたまに程度で激減したとのこと。そして毛にも変化が…
それでは治療から3カ月後の様子をご覧ください。
毛量の増加。一目瞭然ですね!
この毛量が柴犬の本来であり、この子の姿だったんですね。
この子は痒み行動・毛量の他にも変化があり、
以前は他の人やわんちゃんに自分からギャンギャン吠えてしまい一緒に遊んだり居ることができないため、ドッグランにも行けず…。
それが治療後、楽しそうにする姿や他の人にも吠えなくなり、他のわんちゃんとも遊べるように!
ご家族からは「先生に会えてよかった。もっと早くに出会いたかった」とうれしいお言葉頂けました。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2022.11.23
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はスタンダードプードルの子の症例です。
【症例】
スタンダードプードル 6歳4ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇3年以上前から湿疹が繰り返している
〇抗生物質や外用薬を使用するも改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
お腹の写真です。
初診時から3週間後の写真と比べて見ましょう。
初診時は湿疹、赤みがありますが、すごくきれいになりました。
膿皮症の標準医療としては抗生物質を使用するところですが、再発しやすいタイプの症例に対しては根本的なアプローチが不足していると考える必要があります。
理由は、抗生物質は細菌を抑えることができても細菌が増える原因を改善できないためです。
抗生物質を服用中はたしかに湿疹(膿皮症)はよくなりますが、抗生物質の服用をやめると再発するタイプが当てはまります。
抗生物質が膿皮症の原因を治しているわけではないため再発を繰り返してしまいます。
再発を繰り返す場合の大事な視点はできてしまった膿皮症を治すことではなく、「膿皮症ができる要因を改善すること」です。
膿皮症の原因は色々ありますが、腸内環境の異常と毛並みの異常の2つが関わっていることが多く、みなさまに知っておいてほしいのは原因がどちらか1つだけのケースはほとんどないということです。
今回の症例では珍しく毛並みの異常がほとんど認められなかったため、腸内環境の異常による膿皮症の可能性が高いと判断し、食事療法とサプリメント(スキンケアECサプリメント)でアプローチし、予測通り最短の3週間で改善しました。
「スキンケアで膿皮症は治りますか?」とよくご質問をいただきますが、多くの場合腸内環境の異常と毛並みの異常との組み合わせで膿皮症を繰り返すため、ホームケアでアプローチする場合には、当院のオンラインショップでご購入いただける膿皮症ケアセットがオススメです。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者: