皮膚科ブログ

【ミニチュアシュナウザーの膿皮症・脂漏症】皮膚が綺麗になると毛も変わる

2023.01.11

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はミニチュアシュナウザーの子の症例です。

 

【症例】

ミニチュアシュナウザー 5歳2ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇3歳から湿疹が出始め、掻痒感と臭いが1年中出ている

〇薬が効く時もあるが完治しない

〇痒みに対し『掻く』よりも『噛む』症状があり、一度始まったら止まらない

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

こちらの写真は胸の写真です。

次にお腹と下半身です。

そして背中です。

ここまで一見問題が無いようにも思えますが、毛をかき分けて見ると・・・

黄色い皮脂がカサブタ状になって存在していることが分かります。

この子の場合は背中に多く見られました。

写真からは伝わりませんが、皮膚は全体的に脂っぽく、臭いました。

 

当院で治療を開始し1か月弱。変化がみられました。

痒み:ほぼなし(1~2割まで減)
臭い:なし

そして2ヶ月後には、湿疹部がきれいに!

 

それでは治療後の変化をご覧下さい。

 

 

写真では分かりづらいですが、毛に艶が出て柔らかくなりました。

飼主さまからも、

・臭いがなくなった
・油っぽいのがなくなった
・皮膚の黄色のフケ(皮脂)がなくなった

と治療を実感されていました。


そして散歩中の行動にも変化が…
・犬を見つけると悲鳴をあげ吠えていたのが、じっと待てるようなった
・治療前の散歩中は余裕がなく落ちつかなかったが、今では臭いを嗅ぐなど余裕をもって散歩できるようになった
、と本人も飼主様も一緒に散歩するのが楽しくなったと喜ばれておりました。

一般的な皮膚病に対してのアプローチだけでは治療が難しいケースもあります。
皮膚トラブルや痒み行動、また日常の行動で悩まれている方はぜひ当院を受診してほしいと思います。

《サプリメント・スキンケアについて》

当院受診が難しい方のために、ホームケアとしてサプリメントやスキンケアを販売しております。短期間でしっかり治すには投薬治療との併用が1番ですが、受診ができない場合はまずサプリメントで様子を見る選択肢もあります。当院オンラインショップからどなた様でもお買い求めいただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでは飼主さまより頂いた印象や感想も載せています。
ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ミニチュアダックスフンドの皮膚科治療】繰り返し起こる膿皮症

2023.01.04

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はミニチュアダックスフンドの子の症例です。

 

【症例】

ミニチュアダックスフンド 1歳3ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇生後3ケ月頃から湿疹ができ始めた

〇抗生物質を服用するが、改善しない

〇手足を舐める、爪を噛む

 

それでは、初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

毛が薄い所や、脱毛し地肌が完全に見えてしまっている場所もあります。

次は胸の写真です。

脱毛と赤みも出ています。

こちらは、お腹の写真です。

こちらは、脇の写真です。

最後に体の側面の写真です。

 

 

それでは、治療から約4カ月後の写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

インスタグラムにこの子の皮膚の状態が分かる動画を投稿しています。

ぜひご覧下さい。

 

繰り返す膿皮症の原因は2つあります。

ダックスによくみられる毛並み異常と腸内免疫の異常です。

 

【当院での治療】

①毛並み異常 

初診時の想定通り4週間の投薬治療で劇的に改善しました。
※教科書に掲載されていない治療方法の為、他院での治療は難しくなります。

②腸内免疫の異常

当院開発のサプリ「スキンケアECプラス」と当院がオススメしているフードで膿皮症はすべて消失しました。
一般的に膿皮症の治療で使われる抗生物質は今回使用していません。膿皮症の原因をしっかり追究できれば抗生物質を使わずとも膿皮症は完治することが可能という証明です。

当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
がお勧めです。

 

【食事療法】
インスタグラムのプロフィールのリンクツリーの「治療を成功に導く食事管理法」から資料請求できます。

 

【サプリメントとスキンケア】

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【2022年反省会②】新年の抱負を振り返る

2022.12.21

こんにちは!

四季の森どうぶつクリニックの獣医師平川です。

今年もあとわずか、まもなくカウントダウンです。

そしてこの時期は恒例の「1年を振り返る」時期となりました。

さて、今年最初のブログで発表した新年の抱負は・・・・

 

「手段を目的にしない」

 

でしたね。

 【2022年抱負】手段を目的にしない

これってとても大事なんですよね。

社会人になるとどうしても一番多くのエネルギーと時間を割くのが仕事なので、ついつい仕事のために色々犠牲にしてしまいがちになります。

でも仕事って手段なんですよね。

生きるためのお金を稼ぐとか、誰かの役に立つためだったりとか。

そう考えると仕事のために家族との時間を犠牲にするとか、無理して身体を壊すとか本末転倒なので、仕事は手段であることをしっかり意識していないといけません。

以前も抱負にしましたが「無理しない」というのは大事なので、今年もちょっとずつ自分の時間を作るようにしました。

そういった意味では手段を目的にしないというのはそれなりにできたかなと考えています。

 

個人的にとってもしっくり来ている抱負なので、これは来年からも大事にしたいなと考えています。

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルのアトピーと脂漏症】皮膚と毛並みの改善と心のケア

2022.12.14

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 5歳9ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇2歳半から3年間ずっと1年中痒みが続いている

〇抗ヒスタミン薬・コルタバンスの使用と月1回のサイトポイントによる治療を行うも改善しない

〇ビショビショになるほどの手舐め行動がある

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の拡大写真です。皮膚が硬くただれています。

こちらは胸の写真です。毛束状になり皮膚の色は黒くなっている場所もみられます。

次は胸とお腹です。

胸の拡大写真です。こちらも毛束状になっているのが目立ち、下の皮膚が見えています。

そしてお腹の拡大写真です。胸に比べ皮膚の色や状態が悪いです。

さらに下にいき、後ろ脚。膝辺りは毛を噛んでしまい脱毛しています。

こちらも皮膚の色が悪いのが確認できます。

次に横から見た写真です。

 

こちらは先ほどの写真の腰の拡大写真です。

こちらも先程と同じく噛んで毛が短くなっています。

 

最後に背中の写真です。

 

目の周り・口周り、前足・後ろ脚が部分的に皮膚がベタベタしており、背中はフケが確認できました。


当院での診断は3つ、「免疫の異常」「毛並みの異常」「心因性の異常」です。

治療は、
①食事療法とサプリメント
加工品は避け、腸管の免疫改善の為に当院でオススメしているフードとサプリメント(スキンケアECプラス)の開始
②投薬治療
毛並み改善やもともとの性格や気質(心因性)、そして痒みに対し適切なお薬の処方
③スキンケア
Medicareオイル
Medicareシャンプー
Medicareジェル

を使用しての定期的な体の外からケア

治療から約2ヶ月で皮膚の状態も良くなり毛も生え始めました。

写真で見比べてみましょう。

 


毛は脂っぽさがなくなり、サラサラに。そしてカールと艶が復活しています!
脂漏症により皮膚が固いフケで覆われていましたが、投薬治療によりやわからな皮膚に戻りました。

特にトイプードルは毛質がとても大事で、皮膚が良くなる条件に「毛の密度が高い」「毛の色が濃い」「毛に艶とカールがある」ことが挙げられます。
逆に毛の密度が低い、毛の色も薄い、毛に艶とカールがないと皮膚病が治らない条件が残っていることになります。
ここには投稿治療とアロペシアGR+がお勧めです。

また心因性に対する治療により日常生活にも変化が現れ、外出時などでケージに入れる15分以上不安で鳴いていた子が、今では飼い主さまのお出かけに気付くと自らケージに入るようになったそうです。
このお出かけ前のケージに入る行動は今まで一度もあったことがないようで、飼い主さまは非常に驚かれていました。
これは心因性に対する適切なアプローチのおかげでもあります。

受診が難しく、ホームケアでアプローチする場合は…
・食事療法
・スキンケア
・免疫:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルケアpⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ポメラニアンの痒みと脱毛】ステロイドとアポキルが効かない

2022.12.01

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はポメラニアンの子の症例です。

 

【症例】

ポメラニアン 6歳11ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳から痒み、4歳頃から脱毛が始まる

〇ステロイド、アポキル併用するも改善しない

〇1年中痒がり、皮膚は元々ベタベタタイプ

 

 

それでは初診時の様子をごらんください。

 

 

まずは首です。

次に胸部。

そして腹部です。

続いては体側(右側)です。

先程の首元を拡大した写真です。

こちらは腰あたりの拡大写真です。

次に右前足の側面です。

こちらは後ろ足の側面です。

最後に背中とその拡大写真です。

 

皮膚は赤く、部分的にただれている所があります。

毛もパサパサとしており、すぐ絡まり毛束上になっています。

毛は、全体的に薄く胸腹部は全く生えていません。

 

当院受診前の治療は、抗生物質・ステロイド・サイトポイント・アポキル・抗ヒスタミン剤・セラミドなどの使用でした。

当院での治療は投薬治療とサプリメントがメインですが、ステロイドは使用せず、
免疫異常、毛並み異常、心因性に対しアプローチを開始し現在もコントロールできています。

 

それでは初診から4カ月後の姿をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

密度のある毛が生えていますね!

治療から1ケ月後には痒みが7割まで減り、べたつきも減ったとの事。

そこから約1カ月後には毛が増えてきたと感じ始め、再診のたびに毛量が増えたと感じられています。

そして治療から4カ月後にはモコモコふわふわになりました。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

 

【今回使用したサプリメント】
・スキンケアECプラス
・パーソナルケアPⅡ+

投薬治療なしにホームケアでアプローチする場合は、
・食事療法
・免疫:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・舐め癖:パーソナルケアpⅡ+
がお勧めてす。

Medicareシリーズとサプリは当院オンラインショップからご購入いただけます。

 

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【柴犬の毛並み異常】他の犬や人に吠えなくなった

2022.11.23

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は柴犬の子の症例です。

 

【症例】柴犬 1歳10ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳になる前から痒みがあった

〇アポキルやステロイドを使用するも効かない

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

こちらは胸部拡大した写真です。

次に少し下がり胸腹部。

そして腹部です。

こちらは前足を正面から見た写真です。

右前足の側面です。

そして右後ろ脚側面。

右の横顔。

この写真は体側の毛をかき分けたところです。

 

一見細身の子かな?と思われるかもしれません。

アポキルやステロイドの治療をするもあまり効果が感じられず、連続で服用してマシになるかな?程度だったそうです。

 

今回のこういった治療が効かない理由は、毛並み異常と心因性が関与しています。

この2点に重点を置き内科治療とサプリメントの使用(スキンケアECプラス・パーソナルケアPⅡ+)を開始しました。

 

治療から1カ月後の再診では痒み行動簿現象を感じられましたが毛並みの異常はまだ改善されていませんでした。

 

更に1カ月後。口の周りだけ掻くがその他の場所はたまに程度で激減したとのこと。そして毛にも変化が…

それでは治療から3カ月後の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

毛量の増加。一目瞭然ですね!

この毛量が柴犬の本来であり、この子の姿だったんですね。

 

この子は痒み行動・毛量の他にも変化があり、

以前は他の人やわんちゃんに自分からギャンギャン吠えてしまい一緒に遊んだり居ることができないため、ドッグランにも行けず…。

 

それが治療後、楽しそうにする姿や他の人にも吠えなくなり、他のわんちゃんとも遊べるように!

 

ご家族からは「先生に会えてよかった。もっと早くに出会いたかった」とうれしいお言葉頂けました。

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【スタンダードプードルの皮膚科治療】抗生物質を使わない膿皮症治療

2022.11.23

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はスタンダードプードルの子の症例です。

 

【症例】

スタンダードプードル 6歳4ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇3年以上前から湿疹が繰り返している

〇抗生物質や外用薬を使用するも改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

お腹の写真です。

 

初診時から3週間後の写真と比べて見ましょう。

 

初診時は湿疹、赤みがありますが、すごくきれいになりました。

 

膿皮症の標準医療としては抗生物質を使用するところですが、再発しやすいタイプの症例に対しては根本的なアプローチが不足していると考える必要があります。

 

理由は、抗生物質は細菌を抑えることができても細菌が増える原因を改善できないためです。

抗生物質を服用中はたしかに湿疹(膿皮症)はよくなりますが、抗生物質の服用をやめると再発するタイプが当てはまります。

抗生物質が膿皮症の原因を治しているわけではないため再発を繰り返してしまいます。

 

再発を繰り返す場合の大事な視点はできてしまった膿皮症を治すことではなく、「膿皮症ができる要因を改善すること」です。

 

膿皮症の原因は色々ありますが、腸内環境の異常と毛並みの異常の2つが関わっていることが多く、みなさまに知っておいてほしいのは原因がどちらか1つだけのケースはほとんどないということです。

 

今回の症例では珍しく毛並みの異常がほとんど認められなかったため、腸内環境の異常による膿皮症の可能性が高いと判断し、食事療法とサプリメント(スキンケアECサプリメント)でアプローチし、予測通り最短の3週間で改善しました。

 

「スキンケアで膿皮症は治りますか?」とよくご質問をいただきますが、多くの場合腸内環境の異常と毛並みの異常との組み合わせで膿皮症を繰り返すため、ホームケアでアプローチする場合には、当院のオンラインショップでご購入いただける膿皮症ケアセットがオススメです。

 

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ヨークシャーテリアの皮膚科治療】アポキル効かない痒み

2022.11.21

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はヨークシャーテリアの子の症例です。

 

【症例】

ヨークシャーテリア  10歳7ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇2年以上前から痒みが続いている

〇手の甲~指、踵、四肢をビショビショに濡れるまで舐める、噛む

〇脇、首を掻いてしまう

〇アポキルを飲んでも効かなかった

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

こちらは首の写真です。

こちらは胸、脇の写真です。

 

こちらはお腹の写真です。

最後は右前肢の写真です。

 

それでは初診時の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

治療前後で比べていただくと赤みもしっかり無なくなり、脂漏症のベタベタも綺麗になりました。

ヨークシャーテリアの脂漏症は難治性のため、特殊&積極的な投薬治療が必要です。

東海地方にお住いの方は当院へ、
関東地方にお住いの方は東京サテライトへの受診をオススメします。

受診が難しく、ホームケアでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルPⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+
がお勧めてす。


当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【イングリッシュブルドッグの皮膚科治療】出血するほど止められない舐め癖

2022.11.03

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はイングリッシュブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

イングリッシュブルドッグ 2歳7ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1年前から1円玉くらいの円形脱毛ができ始めた

〇出血するほど舐めてしまう

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まずはお顔の写真です。

口周りに赤みが出ています。

次は胸、お腹の写真です。

毛が薄くなっており、地肌が見えてしまっています。

 

こちらは前肢の写真です。

指の間の毛はほとんどありません。

こちらは後肢の写真です。

最後に体側面とその拡大した写真です。

 

 

それでは初診時から約3カ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、舐め始めると止まらなくなってしまうイングリッシュブルドッグのご紹介でした。舐め始めると、出血してしまうまで止まらなくなってしまっていたようです。

お写真見ていただくと、皮膚の赤みも引き、薄毛になっていたところもしっかり生えました。

今回の膿皮症に対しては、一般的に使われる抗生物質を使用せずに治しました。
膿皮症に抗生物質を使うことは標準治療ですが、抗生物質は膿皮症の原因を治せないため止めると再発しやすいという問題を持っています。
より根本的なアプローチは、隠れている毛並み異常を投薬治療で治しつつ、食事療法・スキンケア・サプリ(ECプラス)を使うことが重要です。

【今回使用したサプリメント】
・スキンケアECプラス

【今回使用したスキンエア用品】
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル

投薬治療なしにホームケアでアプローチする場合は、
・スキンケア:Medicareシリーズ
・食事療法
・免疫:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・舐め癖:パーソナルケアpⅡ+
がお勧めてす。

Medicareシリーズとサプリは当院オンラインショップからご購入いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ハバニーズ皮膚科治療】原因不明と言われた皮膚病

2022.10.29

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はハバニーズの子の症例です。

 

【症例】ハバニーズ 5歳6ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇元々脂っぽい体質で、痒み、赤みがあり、1歳頃に膿皮症と診断された

〇シクロスポリン・サイトポイント(注射)・抗生物質などを使うも改善せず

〇他に東洋医学(針・お灸)を試すも改善がなかった

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

こちらは前足の写真です。

こちらは胸、お腹の写真です。

よく胸を舐めてしまっていたので、地肌が完全に見えてしまっています。

 

こちらは背中と背中の拡大した写真です。

 

最後は身体の側面の写真です。

 

それでは、初診時の様子と比べてみましょう。

脂っぽく毛がベタベタになって束になっていたのが、サラサラ、フワフワになりました。

 

 

 

 

 

 

 

今回は一歳から膿皮症、「原因不明」と言われながら悪化していたハバニーズのご紹介でした。

【初診時にわかる大きな問題】
①膿皮症ではなく脂漏症
②脂漏症の原因追及ができていない
③毛並み異常に気付いていない

が挙げられます。

当院では脂漏症と毛並み異常への積極的投薬治療を行うことにしました。

 

原因は遺伝的体質がゆえに、「原因不明」となってしまうのはわからなくはありません。

ただ何もできないということはなく、「毛の異常」と「脂漏症」を的確に評価することができれば、特別な治療で改善を目指すことができます。

問題はこの治療が教科書に掲載されていないため、当院以外の動物病院では的確な投薬治療を受けることができないことです。

今の皮膚科ではアポキル・サイトポイント・シクロスポリン・抗生物質・スキンケア・アレルギー療法食がほぼすべてになっていますが、当院はそこで治らない理由を把握して別の治療手段をもっています。

この別の治療手段が治療成績の差を生み出しています。

他院では得ることができない医療のため、お困りの方は直接受診をお勧めします。

 

【お勧めのホームケア】
・Medicareシリーズ
 クレンジングオイル、シャンプー、保湿ジェル
・プラスシリーズ
 スキンケアECプラス、アロペシアGR+
・食事療法

正しい投薬治療とともに併用するのがお勧めです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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