2022.11.03
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はイングリッシュブルドッグの子の症例です。
【症例】
イングリッシュブルドッグ 2歳7ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1年前から1円玉くらいの円形脱毛ができ始めた
〇出血するほど舐めてしまう
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずはお顔の写真です。
口周りに赤みが出ています。
次は胸、お腹の写真です。
毛が薄くなっており、地肌が見えてしまっています。
こちらは前肢の写真です。
指の間の毛はほとんどありません。
こちらは後肢の写真です。
最後に体側面とその拡大した写真です。
それでは初診時から約3カ月後の様子と比べてみましょう。
今回は、舐め始めると止まらなくなってしまうイングリッシュブルドッグのご紹介でした。舐め始めると、出血してしまうまで止まらなくなってしまっていたようです。
お写真見ていただくと、皮膚の赤みも引き、薄毛になっていたところもしっかり生えました。
今回の膿皮症に対しては、一般的に使われる抗生物質を使用せずに治しました。
膿皮症に抗生物質を使うことは標準治療ですが、抗生物質は膿皮症の原因を治せないため止めると再発しやすいという問題を持っています。
より根本的なアプローチは、隠れている毛並み異常を投薬治療で治しつつ、食事療法・スキンケア・サプリ(ECプラス)を使うことが重要です。
【今回使用したサプリメント】
・スキンケアECプラス
【今回使用したスキンエア用品】
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル
投薬治療なしにホームケアでアプローチする場合は、
・スキンケア:Medicareシリーズ
・食事療法
・免疫:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・舐め癖:パーソナルケアpⅡ+
がお勧めてす。
Medicareシリーズとサプリは当院オンラインショップからご購入いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者】看護師 佐野
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