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【ポメラニアンの痒みと脱毛】ステロイドとアポキルが効かない

2022.12.01

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はポメラニアンの子の症例です。

 

【症例】

ポメラニアン 6歳11ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳から痒み、4歳頃から脱毛が始まる

〇ステロイド、アポキル併用するも改善しない

〇1年中痒がり、皮膚は元々ベタベタタイプ

 

 

それでは初診時の様子をごらんください。

 

 

まずは首です。

次に胸部。

そして腹部です。

続いては体側(右側)です。

先程の首元を拡大した写真です。

こちらは腰あたりの拡大写真です。

次に右前足の側面です。

こちらは後ろ足の側面です。

最後に背中とその拡大写真です。

 

皮膚は赤く、部分的にただれている所があります。

毛もパサパサとしており、すぐ絡まり毛束上になっています。

毛は、全体的に薄く胸腹部は全く生えていません。

 

当院受診前の治療は、抗生物質・ステロイド・サイトポイント・アポキル・抗ヒスタミン剤・セラミドなどの使用でした。

当院での治療は投薬治療とサプリメントがメインですが、ステロイドは使用せず、
免疫異常、毛並み異常、心因性に対しアプローチを開始し現在もコントロールできています。

 

それでは初診から4カ月後の姿をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

密度のある毛が生えていますね!

治療から1ケ月後には痒みが7割まで減り、べたつきも減ったとの事。

そこから約1カ月後には毛が増えてきたと感じ始め、再診のたびに毛量が増えたと感じられています。

そして治療から4カ月後にはモコモコふわふわになりました。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

 

【今回使用したサプリメント】
・スキンケアECプラス
・パーソナルケアPⅡ+

投薬治療なしにホームケアでアプローチする場合は、
・食事療法
・免疫:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・舐め癖:パーソナルケアpⅡ+
がお勧めてす。

Medicareシリーズとサプリは当院オンラインショップからご購入いただけます。

 

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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