2022.10.29
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はハバニーズの子の症例です。
【症例】ハバニーズ 5歳6ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇元々脂っぽい体質で、痒み、赤みがあり、1歳頃に膿皮症と診断された
〇シクロスポリン・サイトポイント(注射)・抗生物質などを使うも改善せず
〇他に東洋医学(針・お灸)を試すも改善がなかった
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
こちらは前足の写真です。
こちらは胸、お腹の写真です。
よく胸を舐めてしまっていたので、地肌が完全に見えてしまっています。
こちらは背中と背中の拡大した写真です。
最後は身体の側面の写真です。
それでは、初診時の様子と比べてみましょう。
脂っぽく毛がベタベタになって束になっていたのが、サラサラ、フワフワになりました。
今回は一歳から膿皮症、「原因不明」と言われながら悪化していたハバニーズのご紹介でした。
【初診時にわかる大きな問題】
①膿皮症ではなく脂漏症
②脂漏症の原因追及ができていない
③毛並み異常に気付いていない
が挙げられます。
当院では脂漏症と毛並み異常への積極的投薬治療を行うことにしました。
原因は遺伝的体質がゆえに、「原因不明」となってしまうのはわからなくはありません。
ただ何もできないということはなく、「毛の異常」と「脂漏症」を的確に評価することができれば、特別な治療で改善を目指すことができます。
問題はこの治療が教科書に掲載されていないため、当院以外の動物病院では的確な投薬治療を受けることができないことです。
今の皮膚科ではアポキル・サイトポイント・シクロスポリン・抗生物質・スキンケア・アレルギー療法食がほぼすべてになっていますが、当院はそこで治らない理由を把握して別の治療手段をもっています。
この別の治療手段が治療成績の差を生み出しています。
他院では得ることができない医療のため、お困りの方は直接受診をお勧めします。
【お勧めのホームケア】
・Medicareシリーズ
クレンジングオイル、シャンプー、保湿ジェル
・プラスシリーズ
スキンケアECプラス、アロペシアGR+
・食事療法
正しい投薬治療とともに併用するのがお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
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