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【フレンチブルドッグの皮膚科治療】抗生物質使用しない膿皮症治療

2023.12.09

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ  4歳9ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳から続く痒み、抜け毛

〇抗生物質やステロイド、サイトポイントを試すが、改善せず

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

毛が薄い状態です。

こちらは胸の写真です。

胸やお腹も毛が薄く、地肌が見えてしまっています。

次にお腹の写真です。

最後に身体側面のお写真と一部を拡大した写真です。

 

身体側面の円形脱毛がいくつかできています。


 【初診時の見極め】

 ポイント①毛並み異常
一般的には知られていない病気で、被毛形成異常を見落とされていると皮膚が弱いままのため、さらに膿皮症は治りにくくなります。
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
こちらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。

 ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

 ・ドライヤー嫌い
 ・家族の中で苦手な人がいる
 ・髪の毛を食べる
 ・木の実や葉っぱを食べる
 ・頑固(散歩中に好きな人に合わないとスムーズに歩けない)
 ・飼主様の後ろをついて回る
 ・興奮し、走り回る

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。



【当院の処方プラン】

①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤処方なし

②被毛形成異常
・投薬治療

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

⑤週に1~2回のスキンケア(膿皮症)
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療から約3ヶ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

この子の場合、治療から約2週間後には毛並みが良くなり、毛質が柔らかくなりました。
1か月半後には痒みや舐める行動が3割ほどに減り、湿疹も無くなりました。

 

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 パーソナルPⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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