2019.05.05
こんにちは、獣医師の平川です。
今年から娘①が幼稚園に入園したことで週末(日・祝)に出かけるようになり、世間の大混雑に悪戦苦闘する休日を紹介したいと思います。
まずは大人気「神戸どうぶつ王国」へ行った時の話です。
お目当ては「コンタクトパロッツ」と「バードショー」と「エサやり」です。
混雑度が高いのは断トツでコンタクトパロッツ、混雑する日は開園と同時に整理券(午前の部)入手のために並ばないといけません。
※整理券:時間帯指定のため、ディズニーのファストパスみたいなものです。
今回は開園前に到着できなかったため、午前の部は諦めました。
そして本来待ち時間もなく入手できるのが「えさやり」なのですが、この日は到着早々に「えさやり」に向かいました
理由は簡単です。
確かに待ち時間はないのですが、肝心のエサが売り切れる可能性が高いからです。
なんといってもお客さんが多いため、動物が満腹になったら終了です!
まだ午前11時台でしたが、すでに満腹感が漂っている雰囲気・・・「うっぷ」という感じです。
そして娘①がエサやり中に「エサの販売終了」がアナウンス・・・、まさにギリギリでしたね。
続いて、同じく到着早々にゲットしておいたのがカメさんのえさ(ニンジン)です。
これで100円です。
別にいくらでもいいのですが、前回冬の平日にきたときはもっと長いニンジンで、この2~3倍入って100円でした。
娘①は「前より少ない」なんていう年齢ではないので純粋に楽しんでましたし、多くの子供たちに体験してもらうには必要なことかと思いますので反対意見はないのですが、こじらせ経営者の僕は「真似できないうらやましい戦略だな」と思ってしまいました(笑)
そして本日のメインイベント、整理券入手にために30分ならんで2時間後にようやく順番が回ってきたコンタクトパロッツです。
鳥さんは「ニット」が大好きなようで、ニット帽をかぶっていると頭に乗ってくれる確率が高くなるそうです。
もし神戸どうぶつ王国に行ってコンタクトパロッツを楽しむ予定であれば、ニット帽を持っていくことをお勧めします。
これだけで子供の満足度は高くなります!
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2019.05.04
こんにちは、獣医師の平川です。
今日は個人的な想い出の記録ブログです。
大阪(吹田市)にある万博記念公園にいってきました。
実は中学を卒業する15歳までこの万博記念公園すぐそばに住んでおり、地理的にもとても思い出深い場所です。
しかし中学を卒業してからは行く機会もなかったので、26年ぶりの訪問です。
写真は万博記念公園東口、いくつかある入り口の中では不便で不人気らしいのですが、あえて選びました。
というのも、
この東口から真後ろを向くと母校(西陵中学校)が見えます。
まさにこの写真に写っているスペースで部活のトレーニングをやってました。
懐かしいです。
橋を渡った先が入門ゲート、そうそうこの回転式でした!
しかし当時からは約30年・・・今は駅にあるような改札機に切り替わっており、この回転式のゲートは使われていませんでした。
記念に通ってみたかったですけどね。
入門ゲートを越えると、
最初に見えるのがサイクルボートが楽しめる夢の池です。
公園とはいえ有料だからこそですが、幼少期に来ていたときは毎回有料公園というわけではなく、無料ゾーン(池の対岸)からずっと眺めていたのを思い出しました(笑)
もちろん乗ります!
これも懐かしい!
このメッシュのオブジェ??の向こうからよくこの池を眺めてました。
ホント、昔のままですね。
目でみた景色を思い出すことはできましたが、当時何を思ってこの池を眺めていたのかは思い出せませんでした。
幼少期だったので常に後ろに親がいたはずなのですが、親はどんな想いで子(僕)をこの公園につれてきて、池を眺める子(僕)を見ていたのでしょうね。
自分が親になって、自分の親の想いを考えるようになりましたね。
さて、そんな懐かしい万博記念公園の思い出です。
駐車場に入る前に想定外のことが起こりました。
「子供のころの懐かしさを思い出す」を目的に万博にきたので懐かしさは想定内だったはずなのですが、視界に入る懐かしい道路や景色によって今まで思い出せなかった記憶が一気に呼び戻され、親として子を連れて戻ってくるという状況も相まって、一瞬泣きそうになりました(笑)
まぁ公園に着いたら目の前の娘の相手に集中しなければいけないので、感傷に浸れたのは一瞬ですけどね。
娘①はというと、
過去最高に広い公園で丸1日遊んだので、相当疲れたのでしょうね。
初めて車までたどり着かずに寝ました。
耳元で娘の寝息を聴けるのもきっとあとわずかでしょうから、いい想い出になりました。
子育てをしながらことあるごとに「親がこれをやってくれたんだ」と思うようになり、ここまで育ててくれた両親に日々感謝するようになりました。
※万博の無料ゾーン
今回東口で、
「あれ?昔はここで左が有料公園内・右無料ゾーン通路と別れていたような?」
と思いだし調べてみたところ、昔は図書館(まんがが多い!)があって確かにそこまでのルートが無料開放となっており、今は図書館がなくなったことで無料通路そのものがなくなったようです。
自転車で図書館に行って池を眺めて帰ってくるというのはきっと親の財布にもやさしかったのでしょう(笑)
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2019.04.26
こんにちは。
ウトウト寝落ちしながら治療ブログを書いたせいか、文章がイマイチで、しかも夜に寝れなくなってしまいました。
さて、以前花とハエについてのブログを書いたのですが、覚えていますか?
2016年3月5日 春の香り~進化の選択肢~
あれから毎年チェックしていたのですが、ついに決定的瞬間を捕らえました。
ハエが寄ってくるということは、臭いのクオリティが非常に高いということなんでしょうね。
花は排泄物ではないので物質的には本物ではないにもかかわらず、臭いで本物に近づけて生物を呼び込むというのがすごい!
以前のブログでも書きましたが、マイナーなハエに好まれる選択肢を取った最初の変化がすごいことだと思います。
たぶんノースポール(花の名前)も先祖は普通の花で、ウ〇チの香りはしていなかったはずです。
きっと人気の蜂や蝶に来てもらうために、他の多くの花との競争の中で必死の努力をしていたはずです。
花の色を変えてみたり、大きさを変えてみたり、季節をずらしてみたり・・・まさに営業活動そのものですね。
そして、ついにその時がやってきます。
あるとき、遺伝子の変異で「いい香り」を出せない花が咲いたのでしょうね。
代わりに「ウ〇チ」の香りが出せる花。
きっと隣の花は
「隣にヤベーのがいる・・・ウ〇チの臭いで蜂や蝶は来るわけねえだろ(笑)」
なんて思っていたことでしょう。
ところが!
ハエに大好評で、受粉成功&子孫繁栄!
まさに個性が輝いた瞬間ですね。
この個性ってマイノリティに通じるものがあって、今の高度な情報化社会の中では価値観の標準化が強く、マイノリティが行き難い世の中ですが、マイノリティだから輝けるシーンがきっとあります。
きっと誰しもマイノリティの部分をもっているはずなので、そのマイノリティを生かして人生を歩むことができればすばらしいだろうなと思います。
【考察】
いい香りの条件って知ってますか?
いい香りと言えば「香水」ですが、香水をつくるときは「悪臭」をちょっと使うことだそうです。
悪臭をわずかにいれることでいい香りにになるそうです。
そのため香水にはウ〇チのくさい香りの成分が使われています。
ということは?
「ノースポールはウ〇チの臭いを手に入れた」ではなく、遺伝子の欠陥である香り成分が作れなくなった花が偶然生まれたのでしょうね。
そしてウ〇チの香りだけがでるようになってしまった。
ところが!
それがハエにウケてしまったから子孫繁栄につながった(笑)
ペンギンも翼を捨てて海で泳ぐことを選んで子孫繁栄していますしね。
最初は「飛ぶのが下手だけど、泳ぐのが非常にうまかった鳥」だったと思います。
自然界を学ぶと人生の参考になることがたくさんありますよね♪
投稿者:
2019.04.21
こんにちは、獣医師の平川です。
そろそろ夏一歩手前の暑さも感じるので今更かもしれませんが、春らしいブログを書いてみます。
社会人になったことで春のイベント(入園・入学や卒業)とは無縁の人生を16年過ごしてきましたが、ついに娘①が幼稚園に入園となったことで、人生2回目の入園・入学・卒業という春イベントを数多く経験するスタートラインに立つことになりました。
そんな入園・入学に関する春のニュースとしては、先日「東京大学入学式 上野千鶴子さんの祝辞」が話題になりましたね。
ぜひ全文章をよんていただきたいのですが、今日のブログでフォーカスを当てるのは以下の部分です。
・・・・・・・・・・・・
そうやって東大に頑張って進学した男女学生を待っているのは、どんな環境でしょうか。他大学との合コン(合同コンパ)で東大の男子学生はもてます。東大の女子学生からはこんな話を聞きました。「キミ、どこの大学?」と訊かれたら、「東京、の、大学…」と答えるのだそうです。なぜかといえば「東大」といえば、退かれるから、だそうです。なぜ男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、女子学生は答えに躊躇するのでしょうか。なぜなら、男性の価値と成績のよさは一致しているのに、女性の価値と成績のよさとのあいだには、ねじれがあるからです。女子は子どものときから「かわいい」ことを期待されます。ところで「かわいい」とはどんな価値でしょうか?愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には、相手を絶対におびやかさないという保証が含まれています。だから女子は、自分が成績がいいことや、東大生であることを隠そうとするのです。」
・・・・・・・・・・・・
ここにフォーカスを当てた理由は先日の娘①の幼稚園での理事長(たぶん)のお話に同じような話があったからです。
理事長はこんなことをお話されていました。
「男の子が泣くなんてみっともない!」
男の子だからみっともない、と言うことですね。
言いたいことはわかります。
男は強くなくては社会で生きていけない、という現実が待っているからです。
男女逆バージョンではありますが、上野さんの祝辞も女性が社会にでたときの現実をお話されたのではないかと思います。
ただつい最近問題となった医学部男子優遇の件もそうですが、「男の子だから」「女の子だから」という枠はよくないというに流れになっていますよね?
でも実際の教育機関や現実社会の一般の視線そのものは男女平等ではないのではないかと思っています。
では現代社会が作り出した男女不平等か?というと、個人的にはそうではないと思います。
ここで考察したいことは「男のモテる条件」です。
世代で異なると思いますが、子供時代にモテの最強条件は1つ、「強さ」です。
優しいも大事ですが、強ければ圧倒的にモテます。
理由は「足が速い」とモテるからです。
大人になって「足が速い」がモテる条件の上位にくることはないと思うので、「強さ」というのは本能が求める条件なのだと思います。
もちろん大人になると「強さ」は経済的強さに置き換わることはみなさんご存知の通りで、昔の経済的強さは身体の強さに比例していたことを考えると「男は強くなくてはいけない」というのは今も昔も変わらないので、今後もしばらく続くかなと思います。
もちろん無人島で1人で生きるのであれば泣き虫とかかわいさとか関係なく、我が道を進むでいいと思います。
しかしヒトは1人では生きていくには弱いので、社会の中で生きていかなければいけません。
社会の中で生きていくには「誰かの価値観に寄り添って生きる」ことも必要です。
この「誰かの価値観に寄り添って生きる」というのは仕事でもプライべートでも共通のことかと思います。
僕は娘①が社会にでるまでに「誰かの価値観に寄り添って生きる」を伝えたいと思っています。
そういった意味で、上野さんの「女子のかわいさ」と理事長の「男は強く」というお話はとても印象に残りました。
え?僕の幼稚園時代ですか???
母曰く、入園から2ヵ月くらい泣いてばかりだったそうです(^^;
え?小学校時代ですか?
モテなかったということは・・・そういうことだったんでしょうね(涙)
当時はわからないことでしたが、なにせ早生まれ(3月)でしたからね。
メンタル(泣き虫)もそうですが、早生まれ(肉体的な差)も大きかったかなとというのが行き着いた言い訳です(笑)
だからでしょうか?
子供時代にできなかったことを、今遊園地で取り返してます(笑)
投稿者:
2019.04.19
獣医師向けセミナー開催のお知らせ
テーマ
心因性皮膚疾患の診断・治療の実際
1)舐める&掻く&齧る=痒いではない
2)舐め癖は存在する?
3)掻き壊しの理由は?
4)心因性=ストレスではない
5)実際の治療薬の使い方
開催日時 当院:月・木・金の夜間
訪問:火曜日午後または水曜
投稿者:
2019.04.11
2019年の抱負に「夢中になる」を選んだ四季の森どうぶつクリニックの平川です。
私事ですが、つい先日娘①がついに幼稚園に入りました。
これでしばらく平日の休診日に丸1日遊びに行くことができなくなりました(涙)
ということで、入園式の前日のラスト平日休みを利用してまたまた鈴鹿サーキットへ行ってきました。
まずは夫婦でタイムアタック、「DreamR」です。
前回までは0.05秒差(麻衣子先生の勝ち)と僅差でしたが、
麻衣子先生は1分22秒26と1秒以上タイムをあげ、僕は1分23秒78と1秒以上の差をつけられて完敗でした(涙)
1秒というは相当な差ですので、根本的に何かを変えなければいけないタイムだと認識しています。
皮膚病治療でいうと、「アポキルが効かない。何かが足りない」というくらい何か決定的に違うのだと思います。
参考までに麻衣子先生は2回目で1分22秒21とさらにタイムをあげて、月間記録1分21秒台まであとわずかに迫ってます。
続いて僕がはまっている「プッチパワーショベル」、娘①がいると操作に集中できないので麻衣子先生に預けて大人一人でチャレンジ(笑)
結果は、
本日最高記録&個人最高の180でした。
月間記録目安の200越えまであとわずか!
さて、3歳なりたての娘①ですが、そんな夫婦に似たのか・・・
プッチのテストフライトで本日最高記録325点!
これは2名乗車で、パイロット(娘①)と後部座席補助(僕)でシューティングするものです。
パイロットは高さをあわせる操縦を、後ろ(僕)がボタン(発射)でスコアを稼ぎます。
※パイロットも余裕があれば操縦しながらボタン(発射)でスコアが稼げます。
飛行機の操縦は操縦桿を下に向けると機体が上昇、操縦桿を上げると機体が下降するという、手と機体の動きが逆になるというものです。
そのため「機体上げて!」と指示したら操縦桿を下げなければいけません。
最近この操作能力が上がり、「ちょっとあげて・・・はい、次少しさげて」ができるようになってきました。
キャスト?さんにきいたところ、過去最高は535ということで、娘①がもう少し大きくなって操作しながらシューティイングできるようになれば2倍のスコアがだせそうなので射程圏内に入ったと思います。
最後は2019年3月にオープンしたばかりのアトラクション、ACROBIKEです。
土日はなんと3時間待ち、ディズニー並みの人気ですね。
有料のファストライドもありますが、平日のため待ち時間は説明合わせて15分とほぼありませんでした。
今までスクーターしか乗ったことなかったので、これが人生初のバイクらしい?バイクです(笑)
大人は最初から乗れますが、子供はトレーニング用のアトラクションでミッションをクリアしてライセンスをゲットしなければ遊べないという子供心を刺激するアトラクションになっています。
まだまだしばらく遊べそうです♪
投稿者:
2019.04.09
愛知県豊明市の四季の森どうぶつクリニックの求人案内です。
【職種】
動物看護士・トリマー・シャンプースタッフ
【業務】
メイン:薬浴(シャンプー)、診療補助など
サブ:調剤、受付など
その他:動物病院業務全般(事務・在庫管理・清掃など)
【経験】
動物看護士、トリミング系の専門学校出身、または勤務経験がある方を優先して採用します。
【条件】
時給1200円~1500円
年2回賞与あり(能力・業績に応じて)
※当院では毎年パートにも賞与の支給実績があります。
【勤務時間】
1日3~9時間(休憩1時間)でメイン勤務時間は9~13時です。
週1~5日
【その他】
雇用保険・労災
制服貸与
交通費支給
投稿者:
2019.04.09
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
院内・HPですでに掲示していますが、5月から診察時間を一部変更することにしました。
大きな変更点は以下の通りです。
①日曜診療が「月1回(たまに2回)」になります。
②日曜日に薬浴のみを受け付ける診療日を月1回設けました。
③月曜・土曜の午後が5時までとなります。
④火曜日午前を薬浴・初診で対応します。※日曜休診の週のみ
基本は完全予約のため、HP及びご予約のお電話でご確認いただければ大丈夫です。
一番大きな変更点は毎週診療していた日曜午前が月1回に減ったことです。
2009年開業以来ずっと日曜診療を続けてきたのでこの半年延々悩みましたが、長期的にみると今やっておかなければいけないことかと思って決断しました。
理由はごく一般的なことで、「土日両方開けると従業員が続かない」で自分も含めて全員が「人間らしい生活を」と思っています。
利便性が低下するのは承知ですが、誰かの犠牲による利便性向上は不本意なので、アンバランスなことは是正していこうと思っています。
このご時世なのか、「24時間働けますか」の時代を生きてきた年配の飼主さまからも「従業員を守らないとね」と理解をいただけているのが本当にうれしく思います。
参考までにGWは4月28日(日)~5月3日(金)と5月6(月)~8日(水)までの合計8日間お休みいただきます。
5月4日(土)全日と5月5日(日)午前は診療します。
休みが多い当院ですが、これからも「当院でしか受けられな医療」でみなさまにいいサービスを提供していきたいと思います。
投稿者:
2019.04.09
犬の舐め癖・掻き壊しと言ったアポキルが効かない痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
手を舐める、足を舐めるといった指間・足裏の痒い皮膚病がときに「癖」と言われていることがあります。
「本当に痒いのか?癖なのでは?」
特にフレンチブルドッグ・シーズー・トイプードルに多く、その他マルチーズなどの小型犬や柴犬で多くみます。
特徴の一つとして、今の標準的な皮膚科治療である「食事療法」「スキンケア」「アポキル(痒み止め)」では中々改善しないことです。
「癖」以外にも改善しにくい皮膚病として、皮膚炎がないのに急に出血・傷になるくらい掻いてしまう「掻き壊し」タイプのわんちゃんもめずらしくありません。
「そんなに痒いの??」
犬種としてはやはりフレンチブルドッグ、柴犬に極端に多い傾向があり、同じく「食事療法」「スキンケア」「アポキル(痒み止め)」では中々コントロールできず、エリザベスカラーや洋服で防ぐ以外難しいという症例によく遭遇しています。
本当に痒いの?
→痒みであればアポキル(痒み止め)で改善すると思います。
そんなに痒いの?
→ずっと掻いていないのであれば、そこまで痒くないのだと思います。
「癖」や「やりすぎ」の痒み症状による皮膚病は確かにあります。
こういった皮膚病の原因の一つとして「心因性」という視点があり、当院ではこの心因性に積極的にアプローチしてきました。
投薬治療としては「ストレス障害対策として抗不安薬」、サプリメントとしては「ストレス対策としてヒーリングケアLFプラス」が相当します。
確かにこの治療法でかなりのわんちゃんが改善しますが、ストレス対策では改善しないわんちゃんもいますし、本当に「ストレスが原因なのか?」と思うシーンもあります。
そこでこの1年は「ストレスではない性格による皮膚病」と視点を変えて治療方針を立てることで新しい治療ができるようになったと感じています。
【症例】
チャイクレ
【経過】
〇約5年前から当院受診
〇約2年前まで抗不安薬でほぼコントロール済
〇家族構成の変化により治療成績低下
それでは再発するようになったときの写真です。
右前腕(手首の少し上)を舐め続けることでびらん・潰瘍になっています。
以前は抗不安薬・ヒーリングケアLFプラスでずっとコントロールできていたのですが、家族構成の変化によりぶり返してしまい、最近はずっとコントロール不能になっていました。
そこで「ストレス対策」から「癖」という視点に切り替えて治療内容を変えてみました。
半年以上ぶりに綺麗に改善し、今のところ再発なしです。
被毛が茶色ではなくなっていることが、短期的な改善ではなく長期間舐めていないことの証明でもあります。
「ストレスで舐めている?」という視点ではなく、「癖」「性格」という視点でアプローチしたのが奏功しています。
投薬治療もそうですが、このタイプにはサプリメントも非常に有効だと思います。
ようやく完成した「パーソナルケアPⅡ+」です。
正直なところ癖や性格が薬やサプリメントで変わるのか?という意見が大半かと思いますが、
今見つかっていない答えは想定外にある
きっと5年後10年後にはスタンダードになるでしょう。
柴犬の掻き壊し、フレンチの舐め癖&掻き壊し、シーズーの舐め癖には非常にいいだろうと期待しています。
今「性格」「癖」に対する新しい治療について、世界初の症例報告を執筆中です。
投稿者:
2019.03.29
犬の手舐め・足舐め・掻き壊しなど、アポキル・ステロイドが効かない痒み治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
以前からお話している「パーソナルケアPⅡ+」、当初の予定より遅れてしまいましたが4月4日に納品されることになりました。
4月にオンラインショップを新サイトへ引っ越し予定なので、撮影&ページ作成を行い5月から販売開始を予定しています。
以前のヒーリングケアLFプラスの主成分(ラクティウム)に加え、癖・こだわり・突発的な行動などの感情コントロールに対して新しく2成分を惜しみなく配合したものです。
とりあえず、我が家では僕と娘①が服用予定です。
僕はストレスに弱く疲労してしまうタイプなので、もっと感情のコントロールができるようになればなぁと期待しています。
まぁ娘①に関しては、ちょうどイヤイヤ期?をこじらせて大変というのもあるので(笑)
発売はまだですが、既存オンラインショップページに簡単な説明・告知を掲載しました。
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