2021.09.23
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、トイプードルの症例です。
【症例】
トイプードル 3歳 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇1歳半頃から脱毛
〇痒みがある目や口を掻いたり、こすったりする
〇手先をよく舐める
では初診時の様子を見ていきましょう。
まず右側面の写真です。
右耳の写真です。
左耳の写真です。
お腹側の写真です。
胸部拡大です。
腹部拡大です。
それでは、3ヶ月後の治療後の写真を見ていきましょう。
初診から2週間後には、痒みがほぼ無くなりました。
毛が薄くなっていた耳や胸なども毛が徐々に生え、皮膚の赤みもなくなりました。
フローリングやソファ、人の手を舐めてしまうこともありましたが、だんだん無くなっていきました。
今回は心因性に対する投薬治療や腸内環境をよくするサプリメント(スキンケアECプラス)と性格や気質に対するサプリメント(パーソナルケアpⅡ+)とご自宅でのスキンケアも行いました。サプリメントやスキンケア用品はオンラインショップでもご購入いただけます。
わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがありましたら、是非当院へご相談ください。
関東圏にお住まいの方には、継続治療をオンライインで行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告制作者】 看護師 佐野
投稿者:
2021.09.21
こんにちは、犬の皮膚科専門院の四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、シェルティーの症例です。
【症例】
シェルティー 4歳 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇1歳前から季節性のない痒み
〇アポキル、抗生物質、ステロイドでの治療を受けたが良くならず
〇湿疹が完全に無くなったことがない
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずはお腹側の全体です。
こちらは、胸辺りのアップです。
分かりにくいかもしれませんが、毛がすかすかな状態です。
そして、お腹の部分とそのアップの写真です。
膿皮症の症状もお分かり頂けると思います。
毛の質もごわごわしていて、皮膚の状態も悪いです。
こちらは側面からみた写真です。
更に、毛をかき分けたところです。
アンダーコートが正常に生えていないのと、こちらも膿皮症の症状が分かります。
それでは改善した様子をご覧ください。約、1年後の写真です。
こちらの治療には、まず腸内環境を整える為にサプリメントの服用、外側からのアプローチにスキンケア用品を使った自宅でのスキンケアを行って頂きました。
膿皮症や基礎疾患への治療の為の投薬治療も開始し、1ヶ月後には痒みが減り、湿疹もかなり減りました。
治療開始から4ヶ月後には毛並みも回復し、まだ完全なゼロではなかった湿疹の治療を続け、開始から6ヶ月頃には湿疹がゼロになりました。写真でもお分かり頂けるように、毛の量が正常な量になりました。毛の質もふわふわです。
その後もサプリメントと、スキンケアを続けて頂いています。
投薬にはアポキルや抗生物質も使いました。今回改善に繋がったのは、きちんと見極めて正しく投薬することと、他の原因に対するアプローチが必要でした。
このように原因を見極めて治療し、適切な治療を続けていくと、このように改善することができます。
わんちゃんの皮膚病や毛並みの事で何かお悩みがありましたら、是非当院にご相談下さい。
また、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回の治療に使用した、獣医師開発のオリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)と、スキンケア商品はこちらのホームページからご覧いただけます。⇒サプリメント・スキンケア商品
【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者:
2021.09.18
心因性の治療にも力を入れている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はウェスティの舐め癖治療の症例です。
【症例】
ウェスティ 2歳3ヶ月 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇生後7か月から手をよく舐める
〇痒くより、舐める・かじる行動が多い
〇ステロイドの服用、サイトポイント(注射)での治療効果はあまり無かった
それでは初診時の様子です。
まずは全体の写真です。
次は首と、首~胸のアップの写真です。
続いては足(前足)の写真です。
よく舐める場所なので変色や赤み、毛も薄くなっています。
そしてお腹側の全身写真と、胸とお腹のアップです。
薄毛と、お腹の辺りには色素沈着が見られます。
こちらは側面から見た写真です。
一見、足以外はそんなに問題ないように見えるかもしれませんが、地肌の色が少し分かります。
毛の量が正常な量ではないのです。
毛をめくってみると、アンダーコートが正常に生えていないことが分かります。毛の質もごわごわしています。
そして脂漏症の症状も出ています。
それでは3ヶ月後の状態をご覧ください。
今回は、心因性とホルモン疾患に対する治療を行いました。
手などを異常に舐めるのは痒みのせいではなく、心因性の場合があります。痒みのせいなのか、そうではないのかを見極めて治療をすることで、この子の場合は1ヶ月も経たないうちに手舐めの頻度が半分ほど減りました。
1ヶ月経つ頃には足先の赤み、腫れが引き、それから更に1ヶ月後には毛が生えてきました。お腹の色素沈着も改善されています。
そして、ホルモン疾患への治療により正常な毛が再生してきています。
特に首~胸、お腹や股の部分はふわふわの毛が再生して、毛量が増えているのがお分かり頂けると思います。
脂漏症の症状も落ち着いた事で、毛並みもぺったりした感じからふんわりした質感になりました。
その子によってどんな疾患や心因性の原因があるかは、個体によって様々です。
当院ではその子それぞれに合った治療を探り行っています。
ですので、皮膚病がなかなか良くならない、原因がよく分からないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがあれば是非、当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回の治療で使用したサプリメント(パーソナルケアpⅡ+)、飼主様に頑張って頂いたスキンケアの商品はこちらからご覧頂けます。⇒サプリメント・スキンケア商品
【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者:
2021.09.18
こんにちは、ダックスの毛並み治療なども行っている四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、ダックスの症例です。
【症例】
ダックス 1歳 男の子(去勢済み)
【経過】
〇生後5ヶ月頃から赤み、痒みが出てきた(お腹、目)
〇痒みがあるところを後肢で掻いたり、噛む
〇背中や腰が化膿している
それでは、初診時の様子をご覧ください。
まず頸下、胸の写真です。
皮膚に赤みがあり、毛が薄くなっているのが分かります。
次にお腹全体と脇、胸を拡大したものです。
最後に左側面と頸の拡大です。
頸のところは皮膚がガサガサになっています。
それでは、初診時から約5か月後と比較してみましょう。
この子は、ダックスにはよくある遺伝的な毛並みの異常があり投薬治療でここまでよくなりました。
皮膚が赤くなってしまっていた首や胸の赤みは無くなりました。
毛が薄くなってしまっていたところは徐々に生え、毛並みも治療前と比べていただくとふわふわになりました。
このようにダックスの毛並み異常、その他のわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡ください。
他にも関東圏にお住まいの方は、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
症状によってはできないこともございますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告制作者 】看護師 佐野
投稿者:
2021.09.07
毛並みの治療も行っている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はMIX犬の症例です。
【症例】
MIX(ポメラニアン×スピッツ) 6ヶ月 女の子
【経過】
〇お迎えしてすぐに痒みと脱毛
〇全身の痒み
〇手足などを噛んだり舐めたりすることもある
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは全体の写真です。
続いては首から胸の写真です。
地肌の色が見えています。
続いては脇~足の写真です。
毛が薄くなっているのがお分かり頂けると思います。
そしてお腹側の全体と、お腹~足の写真です。
全体的に毛が薄く、お腹に至ってはほとんど毛がありません。
こちらは側面の様子です。
側面や背中も薄毛になっています。
これは側面の毛をめくったところです。
アンダーコートも見られず、脂漏症の症状もみられます。
それでは治療開始から3ヶ月後の写真をご覧下さい。
かなり毛の量が増えました。
毛並みも以前とは違いふわふわしています。
今回の治療にはアポキルはほとんど使用していません。
基礎疾患である免疫やホルモン異常への治療を行いました。並行して腸内環境を整える為のサプリメントも使っています。
治療スタートから、1ヶ月後には毛並みが良くなってきて、痒みも減りました。
最後の写真(3ヶ月後)でもお分かり頂けるように、アンダーコートが再生し、毛並みも変わり、脂漏症の症状も無くなりました。
このように、なぜ痒みや毛並みの異常が起こっているかの原因を見極めて、適切な治療を行うことで毛並みをも改善させることができます。
皮膚病が良くならない、原因が分からないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがあれば是非、当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回の治療でも使用したサプリメント(スキンケアECプラス)はこちらからご覧頂けます。⇒サプリメント
【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者:
2021.09.01
投稿者:
2021.08.18
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、チワワの皮膚病の症例です。
【症例】
チワワ 1歳 男の子
【経過】
〇耳の後ろ・顎・足先などの脱毛
〇痒みがあり、頭・顎を掻き、足先・腕・腰を舐めたり噛んだりする
では、初診時の状態を見ていきましょう。
はじめに、正面です。
続いて、身体の側面です。
身体側面の右側の拡大です。
身体側面の左側の拡大です。
続いて、腕の拡大です。
続いて、頚部です。
頸部の拡大です。
続いて、胸部・腹部です。
胸部の拡大です。
腹部の拡大です。
全体的に毛が薄く、背中や頭が部分的にはげてしまっています。
では、初診時から約3ヶ月後の状態を見てみましょう。
わずか3カ月でここまで毛並みが良くなりました。
治療前は、足先などを濡れるほど舐めていたのが治療後はほぼ無くなっています。足先の脱毛・赤みもなく、綺麗な毛が生えそろっています。
そして飼主様曰く、だんだんと治っていくにつれ、性格が変わってきたそうです。飼い主様の近くに自ら来るようになり、人懐っこい性格になっていきました。
皮膚病による脱毛・痒み・痛みは、外面的な問題以外にも内面的な問題もおこり、飼主様に懐きづらくなったり、怒りっぽくなってしまったり、鬱っぽくなってしまいます。
反対に、適切な治療をしていけば今回の症例の子のように人懐っこく、明るく犬らしい性格になっていくかもしれません。
【症例報告制作者】看護師 山崎
投稿者:
2021.08.17
こんにちは、パピヨンの膿皮症などの治療も行っている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、パピヨンの症例です。
【症例】
パピヨン 4歳 女の子(不妊手術済み)
【経過】
〇2020年8月頃からお腹を舐めるようになった
〇お腹、四肢、お尻の脱毛
〇アポキルが効かず、ずっと治らない
それでは、初診時の写真をご覧ください。
まず最初に、正面です。
続いて、身体の全体と拡大したものです。
こちらは、お腹とその拡大です。
こちらは、お尻の写真です。
初診時から、約5か月後と比較してみましょう。
膿皮症の治療には抗生剤の処方が一般的ですが、この子はあえて飲まず、ホルモン異常のアプローチとお家でのスキンケア、腸内環境を整えるサプリメントでの治療を行いました。
お腹や身体のかさぶたは無くなり、脱毛があったお腹、四肢、お尻か綺麗に生え揃いました。そして、以前は硬かった毛も人生で初めて柔らかく、フワフワになりました。
今回治療で使ったスキンケア商品やサプリメントは、オンラインショップでもご購入いただけます。
このようにアポキルが効かない、なかなか治らないという方や他の皮膚の症状でお困りの方も是非当院までご相談ください。
関東圏にお住まいの方には、継続治療をオンラインで行う遠隔診療も提供しています。
※症状によってできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告作成者】 看護師 佐野
投稿者:
2021.08.17
マルチーズの脂漏症、アトピーの治療も行っている皮膚科専門病院の四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、マルチーズの症例です。
【症例】
マルチーズ 7歳 男の子(去勢済み)
【経過】
〇4、5ヶ月前から症状が出た
〇アポキルを一週間服用後痒みは治まったがまた再発
〇1歳の頃には脂っぽかった
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首から胸の写真です。
地肌が見え、毛が薄くなっています。
次はお腹全体と脇、胸辺りです。
こちらは脇の寄り写真です。
脂漏症の症状もお分かり頂けるかと思います。
そしてお腹部分です。
お腹の部分の毛がありません。
そして側面からの写真です。
こちらは側面からの首から肩のものです。
毛がぺったりしてオイリーなのが分かります。
こちらも地肌の色が見えています。
そして最後は足です。
それでは治療後との比較をご覧ください。
写真は治療開始から3ヶ月後のものになります。
まずお分かり頂けるのは毛並みだと思います。脂漏症特有の脂っぽさが無くなり、ふわふわの毛になりました。
今回は月に1度程度の院内薬浴と、基礎疾患と心因性(舐め癖)への投薬治療を行いました。治療開始から1ヶ月も経たないうちに痒みが減り、皮脂量も減ってきました。
元々、シャンプーをして3日で脂っぽくなっていたのが、3ヶ月後には、シャンプーをして1ヶ月経っても毛がふさふさしている状態にまでなりました。
このように、痒いから痒み止めを服用する。のではなく、その子にある基礎疾患や、必要な処置、色々な方向からのアプローチによって症状は改善します。そして、その基礎疾患や、性格、状態はその子によって色々あります。
ずっと皮膚病が良くならない、原因が分からないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがあれば是非、当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回、院内薬浴、飼主様の行うスキンケアで使用しているスキンケア用品は、獣医師開発のオリジナルの物になります。
気になる方はこちらからご覧いただけます。⇒スキンケア・サプリメント
【症例報告作成者】 看護師 森
投稿者:
2021.07.23
こんにちは、柴犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、柴犬の皮膚病の症例です。
【症例】
柴犬 5歳 男の子
【経過】
〇アポキルが効かない。
〇1歳前から皮膚が弱い。
〇~3歳に顔(目・耳・口)・頸・脇・四肢・内股に痒みが出る。
それでは初診時の状態を見ていきましょう。
まず最初に身体全体です。
こちらは肩の部分の拡大です。
続いて頚部です。
最後に腹部です。
初診時から、約半年後の状態と見比べていきましょう。
初診時よりも、格段に毛量が増しピンクの皮膚が見える範囲が減っています。調子はどんどんよくなり、皮膚の赤みも落ち着いてきました。
そして、診療前は行けなかった散歩が行けるようになるまで回復しました。
また、以前は朝は飼主様が起こしていたのに、自分から朝早くから起きるようになり「自分の犬じゃないみたい」と、飼主様は驚いていました。
今回の症例の子は、アポキルが効かず、鼻・下顎を床にこすり付け、満足するまでやったら落ち着くということがあったそうです。
柴犬は純粋な痒みのほかに、「その部分が気になる(心因性掻痒症)」から掻く・噛むという行動をすることがあります。
「痒い」と「気になる」を見分け、症状に合わせた治療を施すことが不可欠になります。
当院では、アトピー・アレルギーと心因性とを区別し、その子にとって最も最適な治療法を日々考え、模索しています。
【症例報告制作者】看護師 山崎
投稿者:
