2019.11.22
犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
以前にも紹介している「提携診療動物病院こにし動物クリニック(滋賀県栗東市)」での研修報告です。
2回目となったこの日は症例検討会と、スキンケア療法の実習を行いました。
参考までにわんちゃんはシーズーの典型的な脂漏症でしたので、おそらく薬浴翌日から劇的に改善したと思われます。
滋賀県にお住いの方で当院への受診が難しい場合は、こにし動物クリニックへの受診をお勧めします。
受診前に当院へお問い合わせいただければこにし動物クリニックの皮膚科担当医との事前カンファレンスもできますのでよりご安心かと思います。
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2019.11.15
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの症例です。
【症例】
トイプードル 5歳 男の子(去勢手術未)
【経過】
〇3年前から季節性のない皮膚炎
〇体全体に脱毛、痒みあり
〇手足をよく舐めている
それでは、初診時の状態です。
まずは、体の正面です。
顔の左側です。
脇~前胸です。
体の右側面と拡大です。
右後肢の大腿部です。
それでは、初診時から約2ヶ月後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
今回の症例ですが、トイプードルの治りにくい皮膚病として非常に多いタイプです。
治療で重要なキーワードは「脂漏症」と「免疫」です。
アトピーという枠組みも間違いではないのですが、アトピーを中心に置くと治療がうまくいきません。
もし仮にアトピーとして考えると、治療は「アポキル」になるのですが、アポキルではこのタイプはかなり苦戦します。
もちろんアポキルを間違いというものではなく、ある程度改善も認められると思うのですが、「アポキルだけでは治らない」という意味でアトピーを治療の中心に置くのはよくないということです。
脂漏症に対してはもちろんスキンケアが必要不可欠です。
また免疫にはスキンケアECプラスが非常におすすめですが、今回の症例は少しだけ手先の舐め癖があったのでヒーリングケアLFプラスを採用しました。
このタイプにはスキンケア&サプリメントだけでは改善しないので投薬治療は必須です。
積極的な投薬治療を併用することでかなり短期間で改善し、サプリメントの体質改善によって必要な投薬量も現在は初期の半分量で維持できています。
適切な診断と投薬治療があれば当院のスキンケア&サプリメントが非常に役立つ典型的な症例だったと思います。
当院が開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。
投稿者:
2019.10.27
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はトイプードルの症例です。
【症例】
トイプードル 13歳 女の子(避妊手術済)
【経過】
〇1~2歳頃からトリミング後に痒みが出ていた
〇半年前からは起きている時はずっと痒い状態
〇手足を舐めすぎて脱毛し、腫れている
〇首、耳を掻く
〇お尻を擦り付ける
それでは、初診時の状態です。
まずは、体の正面です。
顔(右側)です。
前肢です。
右前肢の足先です。
背中です。
それでは、初診時から約6週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
顔や手足の赤みや腫れが引き、毛が生えてきました。
痒みもほぼ無くなり、性格も大人しく穏やかになったそうです。
ポイントとしては治療の最初から院内薬浴を行ったことです。
初回の院内薬浴の次の診察時には
「劇的に変わりました!すごいです!」
「魔法のようなことがおこるのか、驚きです!」
とまで言っていただけました。
以後定期的に院内薬浴を受けていただき、痒みはほぼでていません。
トイプードルの典型症例の1つですが、こういった症例には適切な診断&投薬治療だけでなく、当院のスキンケア療法や体質改善のサプリメントが非常に有効です。
参考までに今回の症例はアトピー素因と心因性の混合型のため、投薬治療ではアトピー治療としてアポキルと心因性治療として向精神薬、自宅ケアとしてスキンケアシリーズ、体質改善としてスキンケアECプラスとヒーリングケアLFプラスを採用しています。
皮脂が多いタイプには当院のスキンケアセット、アトピー体質にはECプラス、心因性にはLFプラスという考え方で対応しました。
スキンケア&サプリメントのメリットですが、これほど重症の症例でもこの夏はアポキルを2日に1回という少ない量で長期間いい状態を維持できたほどです。
当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。
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2019.10.26
フレンチブルドッグの皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
前回のブログで新しい治療法についてお話しました。
この記事を読んでいただき、今日は別の症例を紹介します。
【症例】
フレンチブルドッグ 男の子
【経過】
〇膿皮症が治らない
〇抗生物質を使ってもゼロにならず、休薬すると湿疹が増える
それでは治療比較です。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
皮膚コンディション・毛並みともに劇的な改善ですね。
特にすごいのは膿皮症の改善、抗生物質でもゼロにできず休薬で増える状態だった湿疹が、抗生物質を使っていないのにほぼ消失していったことです。
もちろんゼロではないのですが、激減です。
いかに皮膚コンディションが改善したかがわかるかと思います。
湿疹は抗生物質で治すのが従来の医療ですが、これからは「湿疹を引き起こす原因を治療する」にシフトしていくことでしょう。
さて、前回の記事の続きです。
何が続きの話になっているかというと・・・前回のシーズーの脂漏症の治療と今回のフレンチブルドッグの膿皮症の治療、実は一緒です。
見た目がまったく違うのに、皮膚病面で起きていることはまったく違うのに・・・根本的な治療法は一緒です。
これは以前からずっと考えてたことなんですが、病気というのは「原因×遺伝(体質)=表現型」だと思います。
そのため皮膚病面の見た目や、検査結果で病気を分類している今の医療では本当の原因はわからず治せないことが多くなるのは仕方のないことで、これからは「視点を変えたアプローチ」が必要になると思います。
この症例についても世界初として報告できるレベルなので発表したいと考えています。
投稿者:
2019.10.26
シーズー・柴犬・フレブルなど難治性の皮膚病の体質の一つである「脂漏症」の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院四季の森どうぶつクリニックです。
皮膚病にも色々あり、一般的に使われている言葉でいうと膿皮症、食物アレルギー、アトピー、寄生虫疾患・・・といった枠組みがあります。
明確な原因を突き止めた診断名の言葉のこともあれば、ただ症状を表しただけで原因を特定していない言葉もあります。
アトピーや脂漏症といった言葉が「症状を表しただけ」の言葉ですね。
アトピーといっても色々ありますし、脂漏症なんて脂っぽいすべてのわんちゃんが当てはまり、アトピーも脂漏症も原因は特定していない「便利な言葉」です。
今回の記事ではこの「脂漏症」についてお話します。
当院では開業時から力を入れているスキンケアを併用して特にシーズーの脂漏症の治療成績を格段に向上させてきたのですが、脂漏症のコントロールが完璧というわけではありません。
脂漏症といっても原因はさまざまなので、スキンケアだけでなんでもよくなるわけではなく、「そもそもなんで脂っぽいのか?」を追求して、対策をとらなければいい結果がえられないこともあります。
一般的にはアトピーや甲状腺機能低下症が脂漏症の原因として知られていますが、もし脂漏症の原因がアトピーか甲状腺だけならはるか昔から脂漏症はもっといい治療結果がでています。
古くからシーズーの脂漏症は存在し、アトピーにはアポキルがあり、甲状腺機能低下症には血液検査と治療薬が存在することを考えれば、「現在の皮膚科医療を用いて治っていないシーズーの脂漏症の原因はその他にある」ともいえます。
もちろんこれは当院の治療でも悩むところで、「今の皮膚科で知られていない脂漏症の原因が他にあるのではないか?」についてはここ数年ずっと考えてきました。
そしてついにその日はやってきました。
約2ヵ月前。
当院のスキンエアである程度改善はするものの、強い脂漏症の体質が続くシーズーの飼主さまに、
・医学的な根拠はない
・当院でもシーズーの脂漏症への治療実績はない
・やってみないとわからないけど、うまくいくと思う
デメリットを説明しつつ、どうしてこの治療を提案するのかの理由をしっかり説明して新しい治療にチャレンジしました。
局所の写真比較ですが、治療前と治療後を紹介します。
写真では微かな差にみえますが、症状は劇的に改善しました。
なんといってもずっと脂っぽかったのが、随分とサラサラになってきています(飼主さまの評価)。
そしてそれとともに毛並みも改善、かなり密な毛が再生しています。
毛並みがよくなるというのは、それだけ皮膚コンディションがいいということです。
シャンプーから数日で脂っぽくなっていたのが、1週間洗わなくてもいい状態になったということです。
この治療法は従来の皮膚科では不可能だった領域をカバーする革新的な治療法だと思います。
もちろん世界で報告されたことはなく、誰も予測さえしていない「新しい病態の提案(仮説)」から生まれたアプローチなので医療のスタンダードになるには数年どころか十年以上先かな?とは思います。
この治療のメカニズムがまったく新しく、誰も予測できていないものなのですが、そのおもしろさとして次のブログ記事で続きをお話しますね。
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2019.10.18
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はフレンチブルドッグの症例です。
【症例】
フレンチブルドッグ 4歳5ヶ月 女の子(避妊手術未)
【経過】
〇1歳前から痒みあり(季節性はない)
〇足先を舐める
〇顔、下顎をこすりつける
〇両耳を掻く
〇アレルギー用の食事を試したが改善しない
それでは、初診時の状態です。
まずは、体の正面です。
前胸、前肢です。
前肢の指間です。
足裏です。
それでは、初診時から約6週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
全体的に赤みが引き、痒がることも少なくなったそうです。
手舐めも改善されました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
フレブルの手舐め・足舐めで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
特にアポキルで改善しない手舐め・足舐めのフレンチブルドッグの症例は非常に多いですね。
この手舐め・足舐めを「アレルギー」と考えて治療すると迷走します。
牛豚鶏はもちろん、魚、カンガルー、馬、ウサギ・・・ありとあらゆるタンパク質に切り替えても改善する可能性はかぎりなくゼロに近いと思います。
理由は簡単です。
膨大な医学データから「食物アレルギーは稀」とわかっているためです。
食物アレルギーも探せばいますので、その稀な食物アレルギーであれば改善するのですが、あまりにも稀過ぎて改善する可能性は本当に少ないです。
非常に多いのではないか?という報告データをみても皮膚病全体の5%くらいで、当院では1%未満と考えています。
食生活からアレルゲンを探し出すことを無意味とはいいませんが、最も効率のいい治療は「食物アレルギーはない前提で治療方針を組み立てる」ともいえます。
100頭いたら99頭はその方がうまくいきます。
当院ではフレブルのしつこい手舐め、足舐めには心因性の診断を加え、「痒み+心因性」としてアプローチすることでいい治療成績をだしています。
もちろん向精神薬の処方が非常にいいのですが、将来的には減薬のためサプリメントの併用がお勧めです。
フレブルの手舐めには当院の開発しているパーソナルケアPⅡ+がお勧めです。
当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。
投稿者:
2019.10.18
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はシーズーの症例です。
【症例】
シーズー 2歳3ヶ月 女の子(避妊手術済)
【経過】
〇半年前から続く皮膚炎
〇抗生物質の投与を行ったが改善しなかった
〇腹部、後肢、足先を舐める、耳を掻く
〇エリザベスカラー着用
それでは、初診時の状態です。
まずは、体の正面です。
右腕の内側です。
右の手先です。
左の足先です。
胸~脇、腹部です。
胸~脇、腹部の拡大です。
内股~後肢です。
それでは、初診時から約2週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
全体的に赤みが引き、フケも無くなりました。
以前は人がいない時ずっと手を舐めていたようですが、だいぶ落ち着いたそうです。
このような症例には当院が開発したスキンケアとサプリメントが非常に有効です。
当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。
投稿者:
2019.10.13
犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
3年前にアポキルが発売されて以来、犬の痒み疾患には「とりあえずアポキル」という流れが強くなっています。
非常に安全性が高いので特に大きな問題はありませんが、「アポキルで痒みが治らない」という皮膚病症例はかなり多くいます。
というのも当院を受診されるわんちゃんの8~9割が「アポキルを服用しているのによくならない」とお話されます。
ここで重要なのは「本当に痒いのか?」という視点です。
犬の掻痒行動には「掻く」「舐める」「噛む(かじる)」といった症状がありますが、すべてが「痒み」に対する症状ではないこともあります。
ヒトでも「皮めくり症」という病気があるように、かならずしも痒みからきているわけではない皮膚疾患もあります。
簡単にいうと「癖」という枠に入る「行動学的特徴」ですね。
犬でも「癖」によって掻いたり、かじったり、舐めたり・・・というのはよくあります。
今回の症例はそんな「痒いわけではなくて癖でかじってしまう症例」です。
【症例】
マルチーズ 女の子
それではちょうど一番悪化している状態の写真を紹介します。
症状がでているのは写真右半分(左前腕)、左腕の外側ですね。
常にかじっているため毛が伸びず、ちぎれているため短い状態になっています。
明らかに心因性を疑う所見で、アポキルを使っても全く改善しません。
抗不安作用のある向精神薬を服用することである程度緩和もあるのですが、十分な改善ではなくぶりかえしたりもします。
一般的に「ストレス?」と言われる心因性ですが、必ずしもストレスとは限りませんので「癖」としてアプローチする方がいいこともあります。
そこでこの症例には今年の春に開発した「パーソナルケアPⅡ+」を併用することにしました。
パーソナルケアPⅡ+を併用してからは治療成績が明らかに向上しています。
しかも抗不安薬を完全に中止してもほとんどぶり返さなくなっています。(治ったという表現ではないです)
明らかに「癖」のスイッチが入らなくなって落ち着いているという状態です。
症例によって原因や性格・気質はさまざまで、場合によっては不安を取り除く向精神薬が必要であったりするため一概にいえませんが、心因性=抗ストレス&抗不安というものではないと考えています。
やはりわんちゃんの性格・気質にあったアプローチがあり、投薬治療も大事にしつつ「サプリメント」というのは投薬治療ではできないより根本的な対策の1つではないかと考えています。
今の皮膚科医療では癖は「癖だから(治療対象ではない=治らない=仕方ない)」で終わってしまう傾向があるかと思いますが、「癖が起きる病気」として捉えてアプローチすることで1つ2つ上の治療成績を出すことができます。
まだまだ一般的な治療ではない分野ですが、当院ではわんちゃんの生まれつきの性格・気質を的確に診断し、積極的な治療プランを提案しています。
その1つが「パーソナルケアPⅡ+」です。
パーソナルケアPⅡ+は短期的な効果が期待できるサプリメントではないため、最低半年以上(できれば数年)かけて継続をお勧めしています。
特に気難しい柴犬、個性的な子が多いブルドッグ犬種、シーズーには非常にお勧めです。
当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。
投稿者:
2019.10.08
犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
当院の皮膚科診療提携に関するお知らせです。
今回新たに滋賀県栗東市の「こにし動物クリニック」で皮膚科診療に取り組むことになりました。
すでに当院の皮膚科に関するセミナー、診療見学、薬浴実技などの研修プログラムをスタートしています。
今後は定期的にこにし動物クリニックでセミナー・訪問診療を開催しながら、継続治療のサポートを行います。
滋賀県にお住いで、犬の皮膚病にお困りの飼主さまはぜひこにし動物クリニックへご相談ください。
なお獣医師が多く在籍しており、皮膚科担当獣医師の診療は通常診療枠とは異なる時間帯での完全予約制となりますので、受診前にお電話にてご予約ください。
※通常時間に来院された皮膚科症例は、皮膚科担当獣医師以外の獣医師が担当します。
またご予約された方には当院で写真を用いた事前の皮膚科相談にも対応しております。
診療提携病院データ
こにし動物クリニック
【住所】
〒520-3047
滋賀県栗東市手原3-7-15
TEL077⁻554⁻6666
【オフィシャルHP】
投稿者:
2019.08.10
犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
当院では犬の皮膚病における正しい食事療法、スキンケア(シャンプー療法)やサプリメントでの体質改善に力を入れています。
特にその効果を実感できるのが「膿皮症」なのですが、今の皮膚科の標準医療とどう違うのかお話してみようと思います。
今の皮膚科の膿皮症に対する基本の治療方針は「抗生物質+シャンプー」で、決して間違いではないのですが、「抗生物質を使うと治る」のですが「やめると再発する」というのがよくあります。
抗生物質は確かに膿皮症を改善させますが、「再発する=抗生物質は膿皮症の原因を治していない」ということなのがわかります。
比較して当院では膿皮症に対してどうアプローチするか?
もちそん原因はさまざまなのでその状況によってかわりますが、「膿皮症の原因に直接アプローチする」という視点をもっています。
その1つが「正しい食事療法」と「スキンケア&サプリメント」です。
今の皮膚科における食事療法といと、新規たんぱく質・加水分解たんぱく質・アミノ酸系フードといった低アレルゲン食事療法というものです。
山のような種類があるため、色々チャレンジして体質に合うものを探す・・・やってみないとわからないというのが今の皮膚科なのですが、実は違います。
正解ってあるんです。
もちろん「間違った食事療法」もあります。
「やってみないとわからない」ではなく「今日から辞めた方がいい」「今日から変えたらよくなる」という正解に近づく食事療法があります。
実は、先日のブログでも紹介した「獣医師向けの講演会」でもこのことを少し取り上げてお話させていただいたんですね。
具体的には、
・食事療法といっても色々あり、標準治療(今の皮膚科の基本)では「やってみないとわからない」となっているが実はそうではない
・食事療法で、「こうやったら今より上手くいく」「これはやめた方がいい」という正解、不正解がある
・実際に、問診時に「食べている食事を当てる」こともできる・・・滅多にやりませんが。
・診極めができれば膿皮症を抗生物質を使わずに、スキンケア&サプリメントで治す&再発させないことも可能
というお話をしました。
そして、講演から3日後・・・
ある先生と食事する機会があったのですが、そのとき
「皮膚触るだけで食べてるものがわかるってホント?うさん臭くない?」
っていわれました・・・(^^;
いや、だれもそんなこと言ってないのに・・・伝聞って怖いなって思いました。
が、今日はそんな胡散臭さを吹き飛ばす症例報告です。
繰り返す膿皮症を、「抗生物質を使わず、正解の食事療法&スキンケア&サプリメントだけで治す」を再び証明しますね。
【症例】
グレートピレニーズ
【経過】
〇1年前から膿皮症が治らない
それでは初診時の状態です。
正真正銘の膿皮症ですね。
この初診時に、
・今の食事療法は間違ってます
・正しい食事療法を今日から始めましょう
・抗生物質は出しません
・処方するのはサプリメント(スキンケアECプラス1日2包)と、スキンケア商品だけ
というアプローチを行いました。
初診時からわずか1週間後の状態をみてみましょう。
湿疹はゼロになりました。
※写真の撮影方向が異なりすいません。
標準医療では「正しい食事療法」は存在しないことになっていますが、本当は存在します。
そしてスキンケア&サプリメントでの体質改善も十分可能です。
もう1度シンプルにお伝えします。
・よかれと思って選んだ食事療法が間違っていることがある
・間違った食事療法も存在するし、より正解の食事療法が分かることもある
・膿皮症を抗生物質を使わずにスキンケア&サプリメントだけで再発させないことも可能
・その症例を初診時に診極めることもできる
です。
先日初診で来院したわんちゃんでも同じことをやってみました。
・診断は「膿皮症」である
・抗生物質で完全に消失する
・抗生物質を辞めたら1週間もたたずにぶり返した
この症例に、「せっかくだから抗生物質使わずに、食事療法&スキンケア&サプリメントだけでやってみましょうか」と提案してやってみることになりました。
10中8,9上手くいくので大丈夫でしょう。
またこの8月にUPしますね。
もちろんスキンケア&サプリメントは当院のMedicareシリーズとスキンケアECプラスです。
以下のオンラインショップからお求めいただけます。
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