院長平川の天真爛漫ブログ

【世界初の治療法】閃きは確信へ④

2019.07.26

犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

以前にUPした記事の続きです。

 【世界初の治療法】閃きは確信へ

 【世界初の治療法】閃きは確信へ②

 【世界初の治療法】閃きは確信へ③

初回の記事で、5~10症例集めて発表ということを書きました。

最初の症例の改善を確認してからは、積極的にこの新しい治療を提供しており、多くの治療結果がでています。

もちろんどんな症例にも効果があるわけではないのですが、診極めさえできればその精度はかなり高いようです。

今回の症例です。

まずはこの新しい治療薬を開始する前の状態です。

 

 

この状態から新しい治療法を加え、約7週間後の状態をみてみましょう。

 

 

歴然ですね!

元々アポキルを1日1回服用していても痒みがのこっていましたが、現在は2日に1回でも痒みはほとんどないというコンディションの良さです。

もうこのわんちゃんを診始めて5年ですが、恥ずかしながら過去最高のコンディションです。

恥ずかしながらというのは、今までも改善していた(しかもブログ紹介もしたことがある)んですが、「実はもっといい治療があった」ということです。

もちろん以前も劇的によくなった(今回ほどではない)のですが、なんとその数か月後にぶり返したんですね。

また治療再開で再びよくなったのですが、なんと2回目のぶり返し・・・

劇的に改善するけど、3~4か月後に再燃するということを2回繰り返した時点で治療の方向性に微調整を加えることにしました。

もちろん今の皮膚科の標準治療には一切ない治療法なので、「仮説ですが!」と前置きして治療スタートです。

ただ個人的には「確信あり」でアプローチしてますので、今後も「いける」と思った症例は外さないと思います。

 

ブログではずっと以前から伝えていることですが、「教科書では治らない」というのは本当に多くあると思います。

10年前にはアポキルというお薬がでるなんて誰も予想できなかったことと同じように、今後も今わかっていない新しい治療法はきっとでてきます。

それが今回の治療法だと思います。

そう、「答えは想定外にあり」ですね。

これは人生のキーワードの一つになっているのですが、自分の将来は今の想定外でありたいなと日々思っています。

実際、5年前にできなかったことが今できるようになっています。

なので、きっと5年後は今できていない想定外の治療ができる自分になっていたいなと思います。

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【世界初の治療法】閃きは確信へ③

2019.07.22

犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

以前にUPした記事の続きです。

 【世界初の治療法】閃きは確信へ

 【世界初の治療法】閃きは確信へ②

前回紹介した症例と似ていますが、異なる症例です。

「この症例もアレだな、〇〇〇でいけるはず」と判断して治療開始した症例です。

【症例】

 柴犬 避妊メス

まずは頚部です。

続いて、頚部の拡大です。

続いて、胸部です。

 

もちろんこの時点でも「アポキルを毎日服用しているにも関わらず痒い」という状態です。

ここからある治療を加えます。

 

続いて胸部です。

完治と言う表現はできませんが、見た目でかなりよくなっているのが伝わると思います。

柴犬でこのタイプの皮膚病はよくあるのですが、一般的には「アトピー・アレルギーだからアポキル&食事療法」となりがちなタイプです。

しかし本当にそれだけでコントロールできているか?といえば、おそらく異なると思います。

当院にはこういった「アポキル&食事療法で治らない」という柴犬がたくさん来院されていますが、当院ではこのタイプの柴犬の治療成績はかなり高いです。

理由ですが、このタイプには特殊な治療が必要で当院ではそのメインとなる治療法を把握していますが、今の皮膚科で考えられている標準医療ではまったくカバーできていないためです。

当院では検査・治療におけるエビデンス(標準医療)を大事にしならがも、まだ知られていない皮膚トラブルにもフォーカスをあてて「治療実績を優先させる」という取り組みを行っています。

柴犬の痒い皮膚病で、アポキルが効かない、食事療法で改善しないという皮膚病で悩んでいる飼主様はぜひ一度当院を受診してください。

遠方にお住まいで継続治療が難しい場合でも、メール&写真でお薬を発送する遠隔診療で対応できる場合もあります。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【スティーブ・ジョブスに学ぶ】プレゼンの難しさ

2019.07.09

こんにちは、獣医師の平川です。

先日のブログでも簡単に書きましたが、来月に東京で開催されるフォーラムの講師役をつとめることになりました。

今その準備をしているのですが、なにせ人前に立つのが苦手なのでかなりプレッシャーを感じています。

で、先日開催者の方と打ち合わせをしたときに、「カラオケでもいって練習してきますよ~」と話したところ、「お手伝いします」と言っていただけたので先日予行演習をしてきました。

 

自分でつくったスライド&原稿ですが、「タイプ&読む」と「言葉で発する」は違うものですね。

もちろんわかっていたからこそ予行演習をしたのですが、予想以上に難しかったです。

30分講演会とそう長くないのですが、予行演習では修正プランを作りながら3回やったところで限界でした。

 

プレゼンといえば故スティーブ・ジョブズが有名なので、少しヒントをもらって「しゃべる」から「伝える」を意識して完成度をためていこうと思っています。

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【世界初の治療法】閃きは確信へ②

2019.06.04

こんにちは、獣医師の平川です。

先日、【世界初の治療法】閃きは確信へで掲載した症例の治療経過を紹介します。

※長く通院している症例で、過去の治療内容でもなんどかよくなってきたのですが、今回「今の治療に限界がある」と判断せざるを得ないぶり返しがあったので、方向性を変えることにしました。

まずは頚部です。

続いて、前胸部~上腕です。

続いて右上腕の拡大です。

続いて、右前腕です。

続いて、胸部とその拡大です。

 

続いて、右後肢の膝周辺です。

続いて、右後肢の甲です。

非常部重度の脂漏と皮膚炎がありました。

ここから今までまったく行ったことがない治療を加え、5週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

まだ途中経過ですが、劇的に改善しつつあります。

ポイント①

この投薬治療開始前写真は、この状態でも当院での治療を続けてきた結果であり、決して無治療ではなかった。

ポイント②

この5週間に加えた治療は、アポキル・シクロスポリン(免疫抑制剤)・甲状腺ホルモン剤といった一般的に知られた皮膚治療薬ではない。

 

参考までに、5年前の僕はこの治療法を想像していませんでした。

2~3年前にこのタイプの皮膚病があることに気づき、去年にはその分野の大学病院の先生にも「〇〇〇〇〇〇という病気があるのではないか」と聞いてみましたが、「聞いたことがない」と回答いただきました。

まだ1症例ですが狙いすました1症例なので、やはり・・・

「答えは想定外にあり」

できっとまだ知られていない疾患かと思います。

今年の学術は、夏に心因性の新しい治療法を発表する予定なので、この新しい疾患&治療法についての発表は2020年の仕事にしようと思います。

それまでに5~10症例は蓄積する予定です。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ハッピーセットに学ぶエネルギー学】3歳の修理&電池交換

2019.05.26

こんにちは、獣医師の平川です。

昨日、娘①に

「パパ、これなおして」

と言われました。

 

マクドナルドのハッピーセットのおもちゃです。

たくさんあるのですが、1台だけ特殊なのがあります。

それが左から2番目のドクターイエロー、なんとライトがつきます!

たくさんの車両がある中で唯一光るので、娘①もお気に入りのようです。

が!

そう、ついに電池が切れました(涙)

電池交換すればいいのですが、一つネックが・・・

ドクターイエローのパーツを留めているネジには家庭ドライバーでは回せない三角ネジが使われていました。

これです。

ドライバーを買うのか???

経済的には・・・ものすごい無駄・・・・と思わなくもありませんが、娘に「なおして」と言われたからには直さないとパパの威厳が保てません。

でもやるから大切なことを教えるいい機会なので、徹底的にやろうと思いました。

時間は19時過ぎてましたが娘①を連れてホームセンターへGo!

三角ドライバーのお値段798円!

ハッピーセットより高い!

大事なのはここから。

3歳になったばかりの娘に「プラスドライバー」「マイナスドライバー」「三角ドライバー」の3本を渡し、ドクターイエローの車両を止めているネジの形と合うものを選ばせます。

ネジの頭に三角があること、そして三角ドライバーを使うことを理解できたようです。

そしてネジ回しも初体験ですが、結構できるもんですね。

4本綺麗に外せました。

車両の中から姿がみえたのは・・・もちろん「恐怖のボタン電池」です。

やはり自宅には替え電池がなかったので、「明日買いに行こうね」なのですが、「電池を口にしたらダメ。間違って飲み込んだら死んじゃうよ」をしっかり教えておきます。

 

そして翌日、電池を買って再び修理再開です。

LR41というかなり小さいボタン電池でしたが、娘にセットさせスイッチで点灯確認!

その瞬間の笑顔はプライスレスでした(^^)

そして三角ネジの締めも娘にさせて修理完了。

3歳でもできるものです。

トンネル作って走らせると確かにカッコイイ、そりゃ子供も喜びますね。

電池で光る力には限りがあって、消さないと付かなくなることを教え、遊び終わったらちゃんとスイッチを切ることを教えました。

 

明日から切り忘れを怒られそうで怖いです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【世界初の治療法】閃きは確信へ

2019.05.25

こんにちは、獣医師の平川です。

僕は昔から「閃き」という言葉を好んで使っています。

過去には「閃き」で何度かブログを書いていますので、よければ昔の「閃き」もお読みください。

  2014年11月17日 閃きは確信へ

  2018年5月27日 閃きは確信へ ~5年前の失笑~

  2018年12月12日 【閃きは確信へ】痒みと心因性と〇〇〇〇

そして今日もタイトル通りですが、閃きから驚きの治療結果を得ることができたので、記念にブログすることにしました。

今回の閃きのきっかけは2~3年前に遡ります。

教科書に掲載されていない病気があって、もちろん治療法も独特(薬剤A)で掲載されていないという未知の病気があることに気づきました。

「ほぼ診断できるし、ほぼ治せるけど、原因も分からなければ適切な病名もない」

鑑別疾患からいくつかの仮説をたて確実な検査方法がないか探しましたが、有力な検査方法をみつけることはできませんでした。

次に治療法からメカニズムを考え、「薬剤Aが効果を示すということは、もしかしたら〇〇〇〇〇〇という病気が存在するのでは?」となったのですが、そのメカニズムを証明する検査は犬ではできませんでした。

ただ、この時「もし本当に〇〇〇〇〇〇だとしたら、薬剤Aだけでなく、薬剤Bも同様に効果を示すのでは?」と仮説をたてました。

もちろん薬剤Bを皮膚病治療で使ったという報告は聞いたことがありません。

 

そしてついにその日は訪れました。

あれから1年以上たった今年の2019年4月、あるわんちゃんの再診時に

「これがきっと〇〇〇〇〇だろう。検査で証明できなければ治療(薬剤B)の結果で仮説を肯定するしかない。」

と、仮説でしかなく治療経験もないのですが、仮説を丁寧に説明し、治療の了承を得ることができました。

そのときの写真がこちらです。

 

難治性のわんちゃんではありそうな皮膚タイプですね。

ここから約5週間後の今日、僕は

「すごい!ここまで改善するとは」

ほんと、久しぶりに衝撃を受けました!

1発目に成功させることができて、閃きは確信へと変わりました。

まだ1例中1例ですが、狙いすました1例で当てたのでいつも通りの診極めができれば十中八九で当てることができると思います。

今年の冬から取り組んでいる発表(夏発表予定)も世界初の内容ですが、今回の閃きの疾患&治療法も世界で知られていないものです。

以前もブログで紹介したことがありますが、

「答えは想定外にあり」

が医療のキーポイントだと思います。

当院からの発表を今後も注目してください!

 2019.6.4 【世界初の治療法】閃きは確信へ②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【週末に学ぶ経営学】ニンジンも2倍に値上げです。

2019.05.05

こんにちは、獣医師の平川です。

今年から娘①が幼稚園に入園したことで週末(日・祝)に出かけるようになり、世間の大混雑に悪戦苦闘する休日を紹介したいと思います。

まずは大人気「神戸どうぶつ王国」へ行った時の話です。

お目当ては「コンタクトパロッツ」と「バードショー」と「エサやり」です。

混雑度が高いのは断トツでコンタクトパロッツ、混雑する日は開園と同時に整理券(午前の部)入手のために並ばないといけません。

※整理券:時間帯指定のため、ディズニーのファストパスみたいなものです。

今回は開園前に到着できなかったため、午前の部は諦めました。

そして本来待ち時間もなく入手できるのが「えさやり」なのですが、この日は到着早々に「えさやり」に向かいました

理由は簡単です。

確かに待ち時間はないのですが、肝心のエサが売り切れる可能性が高いからです。

なんといってもお客さんが多いため、動物が満腹になったら終了です!

まだ午前11時台でしたが、すでに満腹感が漂っている雰囲気・・・「うっぷ」という感じです。

そして娘①がエサやり中に「エサの販売終了」がアナウンス・・・、まさにギリギリでしたね。

続いて、同じく到着早々にゲットしておいたのがカメさんのえさ(ニンジン)です。

これで100円です。

別にいくらでもいいのですが、前回冬の平日にきたときはもっと長いニンジンで、この2~3倍入って100円でした。

娘①は「前より少ない」なんていう年齢ではないので純粋に楽しんでましたし、多くの子供たちに体験してもらうには必要なことかと思いますので反対意見はないのですが、こじらせ経営者の僕は「真似できないうらやましい戦略だな」と思ってしまいました(笑)

そして本日のメインイベント、整理券入手にために30分ならんで2時間後にようやく順番が回ってきたコンタクトパロッツです。

鳥さんは「ニット」が大好きなようで、ニット帽をかぶっていると頭に乗ってくれる確率が高くなるそうです。

もし神戸どうぶつ王国に行ってコンタクトパロッツを楽しむ予定であれば、ニット帽を持っていくことをお勧めします。

これだけで子供の満足度は高くなります!

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【子から親へ】26年ぶり万博記念公園

2019.05.04

こんにちは、獣医師の平川です。

今日は個人的な想い出の記録ブログです。

 

大阪(吹田市)にある万博記念公園にいってきました。

実は中学を卒業する15歳までこの万博記念公園すぐそばに住んでおり、地理的にもとても思い出深い場所です。

しかし中学を卒業してからは行く機会もなかったので、26年ぶりの訪問です。

写真は万博記念公園東口、いくつかある入り口の中では不便で不人気らしいのですが、あえて選びました。

というのも、

この東口から真後ろを向くと母校(西陵中学校)が見えます。

まさにこの写真に写っているスペースで部活のトレーニングをやってました。

懐かしいです。

橋を渡った先が入門ゲート、そうそうこの回転式でした!

しかし当時からは約30年・・・今は駅にあるような改札機に切り替わっており、この回転式のゲートは使われていませんでした。

記念に通ってみたかったですけどね。

入門ゲートを越えると、

最初に見えるのがサイクルボートが楽しめる夢の池です。

公園とはいえ有料だからこそですが、幼少期に来ていたときは毎回有料公園というわけではなく、無料ゾーン(池の対岸)からずっと眺めていたのを思い出しました(笑)

もちろん乗ります!

これも懐かしい!

このメッシュのオブジェ??の向こうからよくこの池を眺めてました。

ホント、昔のままですね。

目でみた景色を思い出すことはできましたが、当時何を思ってこの池を眺めていたのかは思い出せませんでした。

幼少期だったので常に後ろに親がいたはずなのですが、親はどんな想いで子(僕)をこの公園につれてきて、池を眺める子(僕)を見ていたのでしょうね。

自分が親になって、自分の親の想いを考えるようになりましたね。

 

さて、そんな懐かしい万博記念公園の思い出です。

駐車場に入る前に想定外のことが起こりました。

「子供のころの懐かしさを思い出す」を目的に万博にきたので懐かしさは想定内だったはずなのですが、視界に入る懐かしい道路や景色によって今まで思い出せなかった記憶が一気に呼び戻され、親として子を連れて戻ってくるという状況も相まって、一瞬泣きそうになりました(笑)

まぁ公園に着いたら目の前の娘の相手に集中しなければいけないので、感傷に浸れたのは一瞬ですけどね。

 

娘①はというと、

過去最高に広い公園で丸1日遊んだので、相当疲れたのでしょうね。

初めて車までたどり着かずに寝ました。

耳元で娘の寝息を聴けるのもきっとあとわずかでしょうから、いい想い出になりました。

子育てをしながらことあるごとに「親がこれをやってくれたんだ」と思うようになり、ここまで育ててくれた両親に日々感謝するようになりました。

※万博の無料ゾーン

今回東口で、

「あれ?昔はここで左が有料公園内・右無料ゾーン通路と別れていたような?」

と思いだし調べてみたところ、昔は図書館(まんがが多い!)があって確かにそこまでのルートが無料開放となっており、今は図書館がなくなったことで無料通路そのものがなくなったようです。

自転車で図書館に行って池を眺めて帰ってくるというのはきっと親の財布にもやさしかったのでしょう(笑)

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【植物に学ぶマイノリティの生き方】ウ〇チ臭とモテ学

2019.04.26

こんにちは。

ウトウト寝落ちしながら治療ブログを書いたせいか、文章がイマイチで、しかも夜に寝れなくなってしまいました。

 

さて、以前花とハエについてのブログを書いたのですが、覚えていますか?

 2016年3月5日 春の香り~進化の選択肢~

 

あれから毎年チェックしていたのですが、ついに決定的瞬間を捕らえました。

ハエが寄ってくるということは、臭いのクオリティが非常に高いということなんでしょうね。

花は排泄物ではないので物質的には本物ではないにもかかわらず、臭いで本物に近づけて生物を呼び込むというのがすごい!

以前のブログでも書きましたが、マイナーなハエに好まれる選択肢を取った最初の変化がすごいことだと思います。

たぶんノースポール(花の名前)も先祖は普通の花で、ウ〇チの香りはしていなかったはずです。

きっと人気の蜂や蝶に来てもらうために、他の多くの花との競争の中で必死の努力をしていたはずです。

花の色を変えてみたり、大きさを変えてみたり、季節をずらしてみたり・・・まさに営業活動そのものですね。

 

そして、ついにその時がやってきます。

あるとき、遺伝子の変異で「いい香り」を出せない花が咲いたのでしょうね。

代わりに「ウ〇チ」の香りが出せる花。

きっと隣の花は

「隣にヤベーのがいる・・・ウ〇チの臭いで蜂や蝶は来るわけねえだろ(笑)」

なんて思っていたことでしょう。

ところが!

ハエに大好評で、受粉成功&子孫繁栄!

まさに個性が輝いた瞬間ですね。

 

この個性ってマイノリティに通じるものがあって、今の高度な情報化社会の中では価値観の標準化が強く、マイノリティが行き難い世の中ですが、マイノリティだから輝けるシーンがきっとあります。

きっと誰しもマイノリティの部分をもっているはずなので、そのマイノリティを生かして人生を歩むことができればすばらしいだろうなと思います。

【考察】

いい香りの条件って知ってますか?

いい香りと言えば「香水」ですが、香水をつくるときは「悪臭」をちょっと使うことだそうです。

悪臭をわずかにいれることでいい香りにになるそうです。

そのため香水にはウ〇チのくさい香りの成分が使われています。

ということは?

「ノースポールはウ〇チの臭いを手に入れた」ではなく、遺伝子の欠陥である香り成分が作れなくなった花が偶然生まれたのでしょうね。

そしてウ〇チの香りだけがでるようになってしまった。

ところが!

それがハエにウケてしまったから子孫繁栄につながった(笑)

ペンギンも翼を捨てて海で泳ぐことを選んで子孫繁栄していますしね。

最初は「飛ぶのが下手だけど、泳ぐのが非常にうまかった鳥」だったと思います。

自然界を学ぶと人生の参考になることがたくさんありますよね♪

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【教育機関に学ぶ男女の生き方】かわいさ&強さ

2019.04.21

こんにちは、獣医師の平川です。

そろそろ夏一歩手前の暑さも感じるので今更かもしれませんが、春らしいブログを書いてみます。

 

社会人になったことで春のイベント(入園・入学や卒業)とは無縁の人生を16年過ごしてきましたが、ついに娘①が幼稚園に入園となったことで、人生2回目の入園・入学・卒業という春イベントを数多く経験するスタートラインに立つことになりました。

そんな入園・入学に関する春のニュースとしては、先日「東京大学入学式 上野千鶴子さんの祝辞」が話題になりましたね。

ぜひ全文章をよんていただきたいのですが、今日のブログでフォーカスを当てるのは以下の部分です。

・・・・・・・・・・・・

そうやって東大に頑張って進学した男女学生を待っているのは、どんな環境でしょうか。他大学との合コン(合同コンパ)で東大の男子学生はもてます。東大の女子学生からはこんな話を聞きました。「キミ、どこの大学?」と訊かれたら、「東京、の、大学…」と答えるのだそうです。なぜかといえば「東大」といえば、退かれるから、だそうです。なぜ男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、女子学生は答えに躊躇するのでしょうか。なぜなら、男性の価値と成績のよさは一致しているのに、女性の価値と成績のよさとのあいだには、ねじれがあるからです。女子は子どものときから「かわいい」ことを期待されます。ところで「かわいい」とはどんな価値でしょうか?愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には、相手を絶対におびやかさないという保証が含まれています。だから女子は、自分が成績がいいことや、東大生であることを隠そうとするのです。」

・・・・・・・・・・・・

ここにフォーカスを当てた理由は先日の娘①の幼稚園での理事長(たぶん)のお話に同じような話があったからです。

理事長はこんなことをお話されていました。

「男の子が泣くなんてみっともない!」

男の子だからみっともない、と言うことですね。

言いたいことはわかります。

男は強くなくては社会で生きていけない、という現実が待っているからです。

男女逆バージョンではありますが、上野さんの祝辞も女性が社会にでたときの現実をお話されたのではないかと思います。

ただつい最近問題となった医学部男子優遇の件もそうですが、「男の子だから」「女の子だから」という枠はよくないというに流れになっていますよね?

でも実際の教育機関や現実社会の一般の視線そのものは男女平等ではないのではないかと思っています。

では現代社会が作り出した男女不平等か?というと、個人的にはそうではないと思います。

 

ここで考察したいことは「男のモテる条件」です。

世代で異なると思いますが、子供時代にモテの最強条件は1つ、「強さ」です。

優しいも大事ですが、強ければ圧倒的にモテます。

理由は「足が速い」とモテるからです。

大人になって「足が速い」がモテる条件の上位にくることはないと思うので、「強さ」というのは本能が求める条件なのだと思います。

もちろん大人になると「強さ」は経済的強さに置き換わることはみなさんご存知の通りで、昔の経済的強さは身体の強さに比例していたことを考えると「男は強くなくてはいけない」というのは今も昔も変わらないので、今後もしばらく続くかなと思います。

もちろん無人島で1人で生きるのであれば泣き虫とかかわいさとか関係なく、我が道を進むでいいと思います。

しかしヒトは1人では生きていくには弱いので、社会の中で生きていかなければいけません。

社会の中で生きていくには「誰かの価値観に寄り添って生きる」ことも必要です。

この「誰かの価値観に寄り添って生きる」というのは仕事でもプライべートでも共通のことかと思います。

僕は娘①が社会にでるまでに「誰かの価値観に寄り添って生きる」を伝えたいと思っています。

そういった意味で、上野さんの「女子のかわいさ」と理事長の「男は強く」というお話はとても印象に残りました。

 

え?僕の幼稚園時代ですか???

母曰く、入園から2ヵ月くらい泣いてばかりだったそうです(^^;

え?小学校時代ですか?

モテなかったということは・・・そういうことだったんでしょうね(涙)

当時はわからないことでしたが、なにせ早生まれ(3月)でしたからね。

メンタル(泣き虫)もそうですが、早生まれ(肉体的な差)も大きかったかなとというのが行き着いた言い訳です(笑)

 

だからでしょうか?

子供時代にできなかったことを、今遊園地で取り返してます(笑)

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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