2023.05.09
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 1歳10ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇生後9か月から痒み(掻く・舐める)が続いている
〇掻いてしまうため、毎日アレルギースーツを着用し保護している
〇アポキルを服用しても改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面のお写真です。
次は首のお写真です。
こちらは胸のお写真です。
こちらはお腹の写真です。
こちらは身体側面のお写真です。
最後に皮膚の拡大写真です。
お写真見ていただくと、首、胸、脇、お腹、体側面が完全に地肌が見えてしまっています。
それでは初診から約2ヶ月後の写真と比べてみましょう。
今回この子で注目した点は、以下2点です。
①被毛の異常
・首の毛が生えない
・地肌が見える
・手足が細い
・毛をかき分けた時に地肌が見える
②純粋な痒みではない(心因性)
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・絨毯や玄関マットを噛む
・床を舐める
・ぬいぐるみの中綿を取る
・興奮すると階段を上り下りしたり、部屋を走り回る
・散歩中に犬を見ると伏せをして近くにくるまで動かない、または視界から消えるまで動かない
・散歩中に自転車や動いているものを見ると視界から消えるまで動かない
これらの行動は犬の成長過程の一つのこともありますが、この行動パターンを示す症例は心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出ることがあります。
【当院での治療】
①アトピー
・投薬治療
②被毛形成異常
・投薬治療
・食事療法
③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ
治療から約1ヶ月で絨毯を噛んでしまう行動が無くなり、約2ヶ月でほぼ痒みが無くなり、毛の量も増え、モコモコになりました。心因性に関しても、治療をするとスムーズに散歩ができるようになったり、日常生活でも指示を聞けるようになったそうです。
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当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.05.05
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 6歳10ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳前から年中痒み(6年間)
〇アポキルは効果はあるが、下痢を起こす服用できず
〇減感作療法行うも改善なし
〇アレルギー検査(IgE&リンパ球)結果に基づいた食事療法を続けても改善なし
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは両腕の正面からの写真です。
毛がほとんど生えていません。
次に胸腹部です。
こちらも同じく毛が生えておらず、皮膚の色も良くありません。
胸部の拡大写真です。
腹部の拡大写真です。
左体側の写真です。
腕や大腿部も毛がごっそり無くなっています。
大腿部の拡大写真です。
最後に皮膚をかき分けた写真です。
アンダーコートがほとんどなく、スカスカしています。
【注目ポイント】
・地肌が見える
・脇から胸部にかけて毛が生えない
・後肢と股にも毛が生えない
・アンダーコートが少ない
・アンダーコートが2色になっていない
柴犬で一番大事なことは毛の密度や色を見て毛並みを評価することです。
毛並み異常があると皮膚トラブルを増やしたり、治りにくくなっているため最優先で治療することをオススメします。
【当院での治療】
〇被毛形成異常の改善
・投薬治療
・食事療法
・アロペシアGR +
それでは治療から3ヶ月後の状態と比べて見ましょう。
治療を始めてから10日弱ですでに痒みは1-2割まで減り、1ヶ月後には毛が生え始めました。
そして治療から3ヶ月後にはafterの写真の状態まで改善されました。
脱毛部分はなくなり、びっしりと密度のある黒いアンダーコートが復活しました。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.03.31
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 12歳10ヶ月 男の子
【経過】
〇一度搔いたり舐め出すと止まらない痒み
〇アポキルが効かない
〇サイトポイントで痒み良くなるが、毛が生えない
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面のお顔の写真です。
次に顎下から首。
そして首下から胸です。
皮膚は赤黒くただれ、毛が生えていません。
こちらは右側面です。
身体の内側が特にひどい状況であることが分かります。
次に右前肢です。
そして右後肢。
毛は生えていますが、ポソポソとした弱々しい毛です。
次に胸から腹部にかけての写真です。
首下に比べより悪く、皮膚はほどんど黒く全く毛が生えていません。
それぞれの拡大写真です。
こちらは胸部。
そして腹部です。
今回この子で注目した点は、以下の2点です。
①柴犬特有の遺伝的体質
一般的な治療・スキンケア・食事では改善が難しいため、投薬の組み合わせが重要となります。
痒みに対する投薬治療ではなく、被毛異常に対する投薬治療です。
②心因性
純粋な痒みだけでなく、不安定な心を抱えていることで過剰な痒み行動が起きている可能性があります。
心因性と考えられる以下の行動を問診で確認できました。
・ドッグランで他の犬と交流せず単独行動
・昔は他の犬に威嚇していた
・雨やシャワーなど水が嫌い
【当院での治療】
①アトピー、脂漏症
・投薬治療
※アポキルやサイトポイント注は使用しません。
・週1回のスキンケア
Medicareオイル
Medicareシャンプー
②被毛形成異常
・投薬治療
・食事療法
・スキンケアECプラス
③心因性掻痒症
・投薬治療
それでは初診時と治療から3カ月後の様子を比べてみましょう。
治療から1か月後にはほぼ痒みが無くなり、
さらに2ヶ月後には、4年ぶりにアンダーコートが復活しました。同時に活発性が上がったとの事。
そして治療から3ヶ月後、afterの写真の状態まで回復しました。
痒みは無くなり、全体的に細く弱々しい毛はしっかりと芯のある毛に生え変わりました。
密のあるアンダーコートも維持でき、掻き分けても皮膚は見えません。
首下から脇、胸~腹そして股の皮膚は綺麗になり、毛が生え始めています。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.03.11
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 5歳1ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇痒みがあり、掻く、舐める、噛んでしまう
〇腕やの内側や足首の内側を噛み始めると、止まらなくなってしまう
〇痒み止めの薬を服用しても最初は効果あったが、効かなくなってしまった
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面と顔のアップのお写真です。
こちらは首の写真です。
次は、右前肢の写真です。
内側を噛んでしまい、毛が薄く、赤みがある状態です。
次は、胸の写真と脇ののアップの写真です。
脇も毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
こちらは右後肢の写真です。
後肢の内側も噛んでしまい、毛が薄くなっています。
最後に皮膚の拡大写真です。
アンダーコートが少なく、毛の密度が低くなっています。
それでは初診時と治療から約3ヶ月後の様子を比べてみましょう。
治療を始めてから2ヶ月後には毛もフサフサに生え、飼主様は「ぬいぐるみの様に生えた!」とおしゃっていました。徐々に痒みも減っていき、afterのお写真を撮った3ヶ月後には消失しました。
【この子の場合のポイント】
・眉毛がある
・脇の薄毛
・内股の薄毛
・アンダーコートが少ない
・アンダーコートが2色になっていない
これが皮膚トラブルを増やしたり、治りにくくなるになっているため治療することをオススメします。
【当院での治療】
被毛形成異常
・投薬治療 ※教科書に掲載されていない治療方法の為、他院での治療は難しくなります。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.03.08
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 6歳2ヶ月 男の子
【経過】
〇1年前から首輪に沿っ毛が生えなくなってしまった
〇冬毛も生えない
〇痒みなし
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面の写真です。
こちらは正面から見た首の写真です。
こちらは横から見た首の写真です。
首輪がついていた部分だけ毛がありません。
次は胸、お腹の写真です。
毛がスカスカで、お腹は赤みがあります。
こちらは右側面の写真です。
最後に皮膚の拡大写真です。
毛の密度が低く、スカスカです。
首輪をしているところに沿って毛が生えてこなくなってしまったため、ハーネスに変えてみたが、改善はなかったそうです。痒みはないが、脱毛範囲が広がり、お腹や尻尾のあたりの毛も薄くなっています。
それでは、初診時と治療から3ヶ月後の様子を比べてみましょう。
元々活動的ではなかったそうですが、治療を始めて2か月頃には活動的になり、お散歩で走るようになったり、ベランダに出て遊んだりするようになったりと性格にも変化がありました。
治療を初めて3ヶ月頃にはお写真のように毛がびっしり生え揃いました。
【当院での治療】
①被毛形成異常
・投薬治療 ※教科書に掲載されていない治療方法の為、他院での治療は難しくなります。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2022.11.23
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】柴犬 1歳10ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇1歳になる前から痒みがあった
〇アポキルやステロイドを使用するも効かない
それでは初診時の様子をご覧ください。
こちらは胸部拡大した写真です。
次に少し下がり胸腹部。
そして腹部です。
こちらは前足を正面から見た写真です。
右前足の側面です。
そして右後ろ脚側面。
右の横顔。
この写真は体側の毛をかき分けたところです。
一見細身の子かな?と思われるかもしれません。
アポキルやステロイドの治療をするもあまり効果が感じられず、連続で服用してマシになるかな?程度だったそうです。
今回のこういった治療が効かない理由は、毛並み異常と心因性が関与しています。
この2点に重点を置き内科治療とサプリメントの使用(スキンケアECプラス・パーソナルケアPⅡ+)を開始しました。
治療から1カ月後の再診では痒み行動簿現象を感じられましたが毛並みの異常はまだ改善されていませんでした。
更に1カ月後。口の周りだけ掻くがその他の場所はたまに程度で激減したとのこと。そして毛にも変化が…
それでは治療から3カ月後の様子をご覧ください。
毛量の増加。一目瞭然ですね!
この毛量が柴犬の本来であり、この子の姿だったんですね。
この子は痒み行動・毛量の他にも変化があり、
以前は他の人やわんちゃんに自分からギャンギャン吠えてしまい一緒に遊んだり居ることができないため、ドッグランにも行けず…。
それが治療後、楽しそうにする姿や他の人にも吠えなくなり、他のわんちゃんとも遊べるように!
ご家族からは「先生に会えてよかった。もっと早くに出会いたかった」とうれしいお言葉頂けました。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2022.09.28
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は一般的な治療が効かない柴犬の子の症例です。
【症例】
8歳 男の子(去勢済)
【経過】
〇3年前から身体を『掻く・舐める・噛む』といった痒み症状が始まり、徐々に悪化傾向
〇食物アレルギー検査をし、食事療法や手作り食にするも改善せず
〇アポキルやステロイドの使用もしたが良くならず
初診の時の様子をご覧ください。
まずはお顔の写真からです。
次に首下から胸。
胸下から両前肢です。
胸の拡大写真です。
胸から腹部にかけての拡大写真です。
腹部の拡大写真です。
横の全体写真です。
ここからは各部位の拡大写真です。
まずは右前足。
次に下半身。
そして右後ろ脚。
最後に横顔~首周辺です。
柴犬さんかと疑うくらい容姿が変わっています。
全体的にほとんど毛が生えていません。
皮膚は赤黒く像のようにゴワゴワして強張り硬くなっています。
まずは投薬治療を主軸に、腸内の免疫異常が原因と考え腸内環境改善のため、当院がお勧めするフードとサプリメント(スキンケアECプラス)で治療を開始しました。
それでは、初診時から2ケ月後の様子をご覧ください。
この写真は毛をかき分けた写真です。密に毛が生えアンダーコートも復活しています。
1ヶ月後には痒みが劇的に減り、2ヶ月後には写真の状態まで改善しました。
離島から船に乗って通院する必要があり、「頻繁に連れてこれないけど、治りますか?」と初診時に心配されていました。
もちろんこのタイプは当院では非常に改善させやすく、通院間隔を開けながらでも改善は可能です。
実際に今回の改善までに必要な診察は2回、
1回目:初診時
2回目:検査結果説明
3回目:改善後の写真撮影
でした。
この子のように食事といったアプローチでは改善不可能のため、投薬治療が必要になります。
ただ投薬治療の組み合わせが特殊なため、アポキル・サイトポイント・ステロイドなどで同じように改善しない場合は当院への受診を強くオススメします。
お勧めするアプローチ
・投薬治療
・スキンケアECプラス
・アロペシアGR+
・食事療法(アレルギー対策ではない)
・スキンケア(治るものではないが、必要)
今回使用しているサプリメントは、当院オンラインショップでお買い求めいただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2022.07.15
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はアポキルが効かない痒みを持った柴犬の子の症例です。
【症例】柴犬 8歳11か月 男の子
【経過】
〇下顎、耳、お腹を過剰に掻いてしまう
〇3年前からアポキルを毎日服用し、多い時は1日2回服用しているが改善されない
それでは、初診時の様子をご覧下さい。
まずは横顔のお写真です。
目や口周りなど赤みがあり、掻いて傷になっているところもあります。毛もまばらに生えている状態です。
続いて首、胸、お腹のお写真です。
毛がほとんどなく、皮膚の状態もガサガサしているのが分かります。
次は前肢のお写真です。
最後に身体の側面と皮膚を拡大したお写真です。
毛が薄く、スカスカになっています。
それでは、初診時から約8ヶ月の写真と比べてみましょう。
比べて見ていただくとフサフサにに毛も生えて毛質も良くなりました。掻きすぎてできていた傷もなくなり、とてもきれいな皮膚になりました。飼い主様にお家での様子をお伺いすると、前より穏やかに過ごせてお散歩の足取りも軽くなったと仰っていました。柴犬はストレスに弱く、皮膚の状態が悪いと痒みストレスから行動異常が増えることがあります。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2022.06.21
こんにちは。柴犬の毛並み治療に力を入れている、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の症例をご紹介します。
【症例】
柴犬 6歳7カ月 女の子(避妊手術済)
【経過】
〇1才を過ぎた頃から痒みが出だした(ずっと改善されず年々悪化)
〇舐めたり噛んだりし出すと止まらない
〇アポキルを服用しても改善されない
〇エリザベスカラー(24時間)と洋服とを着用している(掻き壊し防止の為)
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首の写真です。
掻き壊しによって肌がゴワゴワしています。特に引っ掻く所は毛がありません。
次に胸から股にかけての全体写真と、胸と股をアップにした写真です。
胸も股も地肌がはっきり見える程脱毛しています。毛の質もパサパサした印象です。
こちらは前足と、後足を横からみた写真です。
舐めたりかじったりすることで更に薄毛になっている部分もあります。
最後に全体の写真と、側面の毛をかき分けた写真です。
毛をかき分けてみるとアンダーコートが無いのが分かります。
それでは2ヶ月後の写真をビフォーアフターで比較してみましょう。
こちらは2ヶ月後の状態になるのですが、毛量がかなり増えたのがお分かり頂けると思います。そして、量だけではなく毛並みもかなり改善されました。一番最後の写真をご覧頂くと、中の方が黒っぽくなっています。これは、ツートンカラーのアンダーコートが見えている為です。アンダーコートもしっかり発毛しています。
1ヶ月も経たないうちにエリザベスカラーを外せる時間ができたり、飼い主様は「犬らしくなってきた」と感じられたようです。
アフターの写真の時(初診から2ヶ月後)には、洋服も基本的には無しの状態で過ごせるようになりました。
アンダーコートは生えないのは毛並みの異常です。アポキルだけでは痒みを抑えることはできません。同時に見落とされいた基礎疾患や心因性の治療行わなければ改善に繋がらない症例です。
このように異常に舐める・噛む、エリザベスカラーを外したいなど、わんちゃんの事でお困りの事があれば是非当院にご相談下さい。
また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。
※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。
詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト
今回は投薬の他に、ご自宅でのスキンケアやサプリメントの服用も行いました。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧頂けます。
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【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者:
2022.06.20
アポキルが効かない柴犬の治療に力を入れている、犬の皮膚科専門動物病院の四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、柴犬の症例をご紹介します。
【症例】
柴犬 2歳9ケ月 女の子(避妊手術済)
【経過】
〇2歳になってから痒みが酷くなった
〇アポキルを服用したがあまり改善されなかった
〇体の痒みに加え、膝と腕を噛む
では、初診の様子からご覧下さい。
首~胸、更にお腹と股の写真です。
これらは共通して、アンダーコートが無く薄毛です。地肌が見えるのは異常な状態です。
続いては噛み癖によって脱毛状態になっている前足と後ろ足です。
肌もゴワゴワとと固くなっています。
最後は全体の写真です。
全体的に毛量が少ないのがお分かり頂けると思います。
それでは、ビフォーアフターを比較した写真をご覧下さい。
約3カ月後の状態です。
今回は当院でもアポキルを服用して頂きました。
今まではアポキルを服用しても効果があまり出なかったのに、今回はこのように改善に繋がりました。その理由は、ただの痒みの治療だけではなく、腸内環境を改善させたり、見落とされがちな基礎疾患や心因性の治療も並行してしっかりアプローチした事によるものです。
その大切なポイントに気付き治療を行えれば、短期間でもこれだけの改善がみられる場合もあります。
この子の場合、1ヵ月も経たないうちに痒みが減り、舐めたり噛んだりすることも減っていきました。
そして、2ヶ月も経たない頃に、飼い主様からこの毛並みは初めてと言って頂けました。
写真でお分かり頂けるように、しっかりとアンダーコートが生え、モコモコになり、本来の柴犬の毛並みになりました。
この様になかなか改善されない、どんどん悪化していくなど、わんちゃんの事でお困り事がありましたら、是非当院にご相談下さい。
今回、腸内環境を良くする為に当院オリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)を使用しています。気になる方はこちらからご覧頂けます。⇒サプリメント&スキンケア製品
また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。
※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。
詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト
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【症例報告制作者】 看護師 森
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