2016.08.21
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
お盆休みも終わり、夏も終盤ですがまだまだ暑い時期が続いていますね。
今日は昨日初診で来院されたチワワの皮膚病を紹介します。
【症例】
チワワ 約3歳 女の子(未避妊)
【病歴】
〇2年前の保護引取り時から継続する慢性皮膚病
〇通年性の痒み
〇ステロイドで痒みの改善があるが、服用をやめると痒みがぶり返す
初診時の状態です。
慢性的な痒みを伴う皮膚病で、フケ・皮脂が多く、独特の臭いもあるため、パッと見た目で「チワワの慢性皮膚炎のよくあるパターン」に見えます。
きっとその判定で間違いないと思うのですが、このわんちゃんには「チワワによくある皮膚炎」意外にもう一つ隠れた基礎疾患があると予測しています。
アトピー、アレルギー系の治療やスキンケアだけでは改善しない基礎疾患です。
初診時の診極めで重要なのはそこまで想定してこの後の治療方針を立てることだと思います。
まずは1ヶ月で痒みの改善を、そしてそのあと3ヶ月で毛並みの改善を目指します。
投稿者:
2016.07.24
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
夏になりましたが、この数日は日差しも弱めで非常に過ごしやすいですね!
こんなことを書くと暑くなりそうなのが怖いですが・・・(笑)
ブログ&症例報告が滞ってますが、仕事はコツコツと継続中です!
先日は3連休のうち2日間をつかって、関東&関西の計3都道府県で皮膚科診療を行いました。
1回の診察で改善までの道筋を描く・・・「診極め」がなければできないのですが、どこまでまたご報告ができればと思います。
今日は当院で取り組んでいる「皮膚病をスキンケア&サプリメントで治療する」の症例報告です。
こちらでスターターセットをご購入の方にはメール「無料相談」を受けております。
いくつか簡単な質問に答えていただき、お写真を添付してご返答しています。
もちろん当院への受診はないわんちゃんで、投薬治療は併用せず当院のスキンケア&サプリメントのみでチャレンジした使用前・使用後1ヶ月の比較です。
まずはご購入直後にメールでいただいた写真を紹介します。
【お腹】
この状態から1ヵ月後です。
非常に綺麗になりましたね!
「1ヶ月あれば改善するでしょう」と予測したお腹の湿疹はたった1ヶ月でここまで綺麗になりました。
顔・四肢端の皮膚炎が残っているため、すべての皮膚炎が同じように改善するわけではないのですが、写真のようなタイプであればかなりのわんちゃんが改善すると確信しています。
※参考までに予測での診断名は「細菌性の膿皮症」、そして「○○○○○」の影響を受けて皮膚が悪くなっています。
大事なことは写真をみて、何がどうなっているのかを「診極める」ことです。
当院はあくまで診療として皮膚病のわんちゃんを治療しています。
医療を基本にして、スキンケアとサプリメントを最大限に生かせる方法をお伝えしています。
そのためスキンケアとサプリメントが医療を超えるとは考えていません。
医療を併用せずスキンケアとサプリメントで改善する皮膚病は全体のほんの一部です。
※そのためサプリメントをなくして、さらにスキンケアのホンノ一部分であるシャンプー単独で皮膚病が治るとはほとんど考えていません!
そして、スキンケアとサプリメントで改善が見込めるタイプを診極めるこは十分に可能です。
遠方にお住まいで、当院への受診が困難な方でお写真を見ながら「似ている!」と思われた方は、オンラインショップをご利用ください。
※無料相談メールはスターターセットをご購入の方に限ります。
投稿者:
2016.05.17
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
昨日非常にうれしい連絡がありました♪
GWの東京遠隔診療で診察したシーズーのわんちゃんの飼主さまから、
「痒みは気にならない程度です。(以前は寝ていても突然起きてガシガシ噛んだり舐めたり、足でボリボリ掻いてました)今はないです。
炎症は赤い所はないです。(以前赤く(かさぶたの様なフケ?)腫れぼったかった足の関節(踵?)が薄いピンク色程度になりました。(かさぶたなし)
シャンプーして4日目ですが、匂いは気になりません。
べたつきも気になりません。(毛並みもいい状態)
フケはほとんど落ちなくなり、目の上、喉 お腹 手足 フケかさぶたほとんどない状態です」
というご連絡をいただきました。
事前の問診で「2次医療施設で長期間、さまざまな治療を受けてきました」という経過があったため、少し心配でしたが、予測通りのいい反応が10日間という非常に短期間で得られたことで本当に一安心です。
ですが、何度もお話するように、すべてが遠隔診療の対象になるわけではありません。
その疾患の一つに、ポメラニアンやトイプードルに多い脱毛症「アロペシアX(毛周期停止)」という疾患があります。
当院のブログでも何度も取り上げてきた疾患ですが、今日は少し前にも紹介したわんちゃんのその後を紹介しようと思います。
以前の紹介記事 ⇒ ポメラニアンの脱毛症「毛周期停止」「アロペシアX」の治療
まずは初診時の写真を改めてご紹介します。
初診時から約2.5ヶ月後をみてみましょう。
本来あるべき毛並みの80~90%は改善したと評価できます。
それに伴い湿疹もほぼ消失し、皮膚コンディションそのものが改善したということも言えると思います。
ポメラニアンやトイプードルに多い「アロペシアX」「毛周期停止」という脱毛症ですが、必ずしも同様の治療成績がだせるわけではありません。
「やってみないとわからない」というものですが、この2~3年は以前よりも随分と治療成績があがってきました。
しかし同時に「それでも改善しないわんちゃんもいる」のは事実で、事前に予測することもできません。
そのため最近は新しい治療に取り組み始めました。
おそらくいい反応が得られるのではないか・・・と予想しています。
1~3ヵ月後にまたお知らせができるように取り組んでみようと思います。
投稿者:
2016.04.19
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
寒くなったり、雨上がりに夏のような暑さを感じたり、風が強かったり・・・季節の変わり目を実感しますね。
今日はベネッセの犬の気持ちの雑誌に掲載されたわんちゃんの症例報告です。
【症例】 ポメラニアン
【経過】 全身の脱毛で治療を行うも改善がない
去年の2月に途中経過を掲載しましたので、その続きです。
この脱毛症は「毛周期停止」といい、かつては「アロペシアX」とよばれていたり、ポメラニアンに特に多いため「ポメハゲ」ともいわれていた非常に有名な脱毛症です。
積極的な治療をしなければ改善しないことが多く、いかに適切に診断し、積極的な治療をするかが治療のポイントになります。
初診時の状態をみてみましょう。
まずは顔を正面から。
続いて、脱毛がでやすい頚部です。
続いて胸部。
続いて、この脱毛症の特徴的な胸部~頚部の脱毛です。
最後に大腿部、尾側からみた写真です。
それでは治療後の写真です。
まずは頚部。
続いて、胸部。
続いて側面。
最後に大腿部です。
フワフワの美しい被毛が再生しました。
そしてタイトルにあるとおり、ベネッセの犬の気持ちの雑誌5月号に掲載されています。
獣医師として来院された飼主さまのリクエストに応えることは当然でもありますが、「飼主さまの笑顔」につながる仕事ができたことは何より獣医師冥利につきるなと改めて感じることができました。
投稿者:
2016.04.01
こんんちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
新年度になりましたね♪
今年は去年の続きですが、東京に行く頻度を増やしていこうと考えています。
昨年2回東京に行きましたが、今年は5月からスタートします。
平成28年 皮膚科診療(関東:東京・神奈川・埼玉・千葉)
【日時】 平成28年5月5日(木)
【場所】 東京都葛飾区動物病院
※東京駅から公共交通機関と徒歩で30分以内
詳細は申し込み後の入金確認後にお知らせします。
【対象】 痒みを伴う皮膚病
犬種:ブルドッグ犬種(フレンチブルドッグの皮膚病、イングリッシュブルドッグの皮膚病)
シーズーの皮膚病
※その他トイプードル、チワワ、柴犬などはご相談ください。
遠隔診療についてはメリット&デメリットの両方がありますが、参考例として直接診療後に遠隔診療で継続しているわんちゃんを紹介します。
柴犬の遠隔診療 平成27年11月5日に紹介した柴犬の皮膚病
この柴ちゃんの飼主さまは遠方に住まいのため、メールと写真で行う遠隔診療で継続治療しています。
先日(3月19日)に送っていただいた写真があるので、ご紹介します。
今までの皮膚病が嘘のようですね。
こちらの飼主さまからは、近所の人から
「一瞬、前の犬は、亡くなって、新しい犬だと、思ったー!」
といわれたそうで、多くの人から驚かれているそうです。
今まで遠くから来院されているわんちゃんの改善後は受診が遠のいてしまい、「その後の経過はわからない」が通常だったのですが、遠隔診療をすることで再発を抑えてこういったうれしい言葉もいただくことができるようになりました。
獣医師として「仕事していてよかったな~」と感慨深いものもあります。
投稿者:
2016.03.28
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今日はFNSうたの春まつりをみながらブログを書いています。
この時期ですので卒業に関連した内容なのですが、みなさまは卒業式に何か思い出は残っていますか?
僕は卒業式の日に女の子に第2ボタンを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もらわれたこともないので、いい思い出は何もないです(笑)
さ、そんなさみしい思い出話は早々にやめて、数ヶ月お休みしていた症例報告にきりかえましょう。
日々同じような診察をしているようで、新しい発見が次から次にみつかるのが診療最前線なのですが、つい先日も新しい発見がありました。
今回紹介するのははるか昔から有名な病気、「ポメハゲ」「アロペシアX」「毛周期停止」の名前で呼ばれる脱毛症の治療です。
まずは初診時の正面・・・は向いていませんが、実はこの脱毛症は「かわいい子に多い」というのが定説になっています。
バンザイの姿勢で、胸のあたりをみてみましょう。
大きな湿疹がたくさん認められます。
続いて、腹部です。
同じく大きな湿疹が数多く認められます。
続いて、側面。
この疾患に特有の脱毛が認められますね。
この湿疹が全身に無数にあります。
最後に背中を上からです。
重度ではありませんが、典型的なアロペシアXです。
その診断を下して治療開始からわずか4週間後をみてみましょう。
まずは胸とお腹です。
湿疹は非常に綺麗になっています。
胸の辺りはすでに新しい被毛が再生しており、数ヵ月後にはフワフワになっているのが予想できます。
続いて、側面です。
アロペシアで脱毛が進行しやすい頚部の側面を拡大してみます。
同じくアロペシアXで脱毛が早期から認められる胸部側面です。
当院の治療の中で湿疹が治るのは当然として、「治し難い脱毛症」で早くも被毛の再生が認められています。
個人的にはこんなに早くの再生があるのは初めてなので、ちょっと驚きました。
多くの疾患で「おおよそ〇ヶ月でよくなるでしょう」が予測できる中で、この脱毛症だけは被毛の再生時期を予測することが難しいです。
中には半年以上かかることもあります。
今回のポメちゃんはかなり早い時期での再生が認められたと思います。
このアロペシアXの脱毛症の治療にはさまざまな考え方があり、「命に関わらないため治療の必要性はない」とされがちですが、個人的には病気の1つとして積極的な治療は選択肢の1つだと思います。
その理由は今回の症例の膿皮症です。
この膿皮症、おそらくアロペシアが原因で起きています。
ポメラニアンは本来ではそうそう難治性の膿皮症になることはないのですが、「アロペシアがゆえに膿皮症が治らない」となる症例が少なくありません。
従来では「アロペシアは毛が生えないだけ」とされていましたが、「皮膚コンディションが低下する病気」として捉えて治療が必要だと思います。
投稿者:
2016.03.25
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
今日は数ヶ月ぶりの、まじめな記事を書きます。
ちょうど1年前から「診察せずに、皮膚病をスキンケアとサプリメントでどこまで治るのか?」という取り組みを開始しました。
もちろん確信をもって望んでいるのですが、ご利用の飼主さまから改善のご連絡があると本当にうれしく思います。
つい先日もうれしい報告があったので、ご紹介させていただきます。
わんちゃんはフレンチブルドッグです。
ビフォー&アフターの順でご紹介します。
スキンケアとサプリメントの使用開始前の腹部の状態です。
ここから約2ヶ月です。
改善・・・というよりも、非常に綺麗になり、まったく異常なしといえるでしょう。
当院に受診されて投薬治療を併用したわけではりません。
もちろん直接当院を受診され、検査・治療をすることがはるかに治療成績が高いのですが、遠方にお住まいで当院を受診できない方には選択肢の一つになると思います。
スターターセットをご購入の方には、写真を拝見してアドバイスを行うことにも対応しています。
投稿者:
2015.12.07
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
日曜日にセミナーのために名古屋駅まで行きましたが、街はクリスマスモードでとても華やかでした♪
今年のクリスマスの予定はまだ決まっていませんが、麻衣子先生となにかおいしいものでも食べようと思っています。
今日は先日紹介したチワワの皮膚病の症例報告とほぼ同じ内容です。
平成27年10月28日のブログで 【診極め】チワワの脂漏性マラセチア性皮膚炎 で紹介した黒のチワワの治療症例を紹介します。
※画像をクリックすると大きくすることができます。
それでは顔の左右から。
続いて、頚部。
続いて、身体側面左から。
続いて、頚部の左側。
同じく頚部の左側の拡大です。
続いて、身体側面を右から。
最後に後ろ足。
非常に綺麗に改善しました。
治用に要した期間は7週間です。
このタイプの皮膚病は診た瞬間に治療方針を決めることができ、1~2ヵ月後が頭の中にイメージできる疾患です。
もちろん先入観で診てはいけないため、必ず複数の病態パターンを想定し、必要な検査をしながら目標地点まで最短ルートを描くことが重要です。
今年は「診極め」と評して、「改善しました」という事後報告ではなく、受診直後の状態を紹介し「今から治療を開始します」という背水の陣のような症例報告を数多く取り組んできました。
その診極めも今年は今回の症例報告で一旦終了なのですが、今年紹介した全症例で想定どおり改善させることができました。
ただ1年通してみたときに、この「初診時に診極め」の精度は90~95%だと思いますので、残りの部分でまだまだ反省すべきことは多々あると感じています。
医療ですので100%は絶対にないというのことはわかっているのですが、、+1%を積み上げるのに膨大な努力と時間を費やしながら100%にどれだけ近づけることができるのか・・・
ここまで到達すると1%がとてつもなく大きく、未知の世界でもあり、1年後のプラス1%さえ僕にはわかりません。
来年は今年できなかったことが一つでもできるように、また色々と考えて診察に取り組もうと思います。
昨日より今日、今日より明日
昨日できなかったことが今日できるように、今日できなくても明日できるように
がんばります。
投稿者:
2015.12.05
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
1年最後の12月、月日が経つのが早いと感じますね。
去年の自分に今の自分が想像できたのか?と考えると、来年の自分のポジションすらわかりません。
この数年はこの「社会におけるポジション」という言葉に振り回されて走り続けている自分がいます。
日々悩みはつきませんが、走り続けるための症例報告をします。
平成27年10月28日のブログ 【診極め】チワワの脂漏性マラセチア性皮膚炎 で紹介した症例の治療経過です。
本日平成27年12月5日に受診されたので、比較してみたいと思います。
初診時の状態は比較写真だけでなく、前回の記事もご参考にしてください。
当院受診までの経過は数年間に及び、当院は4件目の動物病院でした。
※画像をクリックすると大きくすることができます。
まずは顔の正面から。
続いて、下顎~頚部です。
若干小さいので、下顎の部分だけ単独で拡大してみましょう。
続いて、前肢です。
続いて身体の側面と、その拡大です。
赤み、痒み、臭いすべてクリアでほぼ症状はありません。
治療にかかった期間はわずか6週間、初診時に提案した検査項目・治療方針以外の追加・修正はなく、一寸の狂いもありませんでした。
前回の記事で黒チワワちゃんの症例も紹介したのですが、同じく痒みのコントロールができており順調です。
ただ被毛がまだ十分に再生していないので、もう少し先に紹介しようと思っています。
適切な医療に併用する大事なポイントはスキンケアとサプリメントです。
投稿者:
2015.11.19
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
今年も学会&セミナーシーズンがやってきました。
今週末は大阪での大きな学会「動物臨床医学研究会 年次大会」に参加し、29日、12月6日、12月13日はすべて名古屋でのセミナー参加です。
2015年のアップデートもラストスパートです♪
では、今日は恒例の「診極め」の症例報告です。
ちょうど1ヶ月前の10月17日に来院されたわんちゃんをその日のうちに紹介しました。
診た当日のブログで「1~2ヵ月後には綺麗になる」とお伝えして、今日がちょうど1ヵ月後の再診でしたので比較を紹介したいと思います。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
毛並みは非常に綺麗になりました。
以前の記事を読んでいただきたいのですが、このわんちゃんは2年間ずっとステロイドを投薬していました。
診断名は細菌性膿皮症であり、一般的にはステロイドではなく抗生物質での治療が必要な病気です。
そのため初診時はそのステロイドを止めることができるのか?という検査を行いました。
シンプルに休薬せず、検査を行った理由は「長期間ステロイドを服用していると、急に休薬することで命に関わる体調不良に陥ることがあるから」です。
予測どおり検査結果から「急な休薬はできない」と判断されたため、、初診時から2~3週間かけて徐々に減量してステロイドをゼロにしました。
そして一般的に治療の最優先事項である「抗生物質」は・・・・・・・・・・処方していません。
では何をしたかというと・・・・もちろん当院のスキンケア&サプリメントです。
メディケア スキンクリーニングオイル
メディケア シャンプー
メディケア ローション
スキンケアECプラス(サプリメント)
初診時だけ院内薬浴をしたのですが、オイルクレンジング後の湿疹をみてみましょう。
診た目が痛々しいくらいですが、スキンケアではここまでする必要性があります。
またスキンケアも非常に重要ですが、この湿疹を根本的にコントロールするにはサプリメントが最も重要だと考えています。
初診時の時点で即ステロイドを休薬できればもう1~2週間早く改善したと思うのですが、ステロイドを服用していても1ヶ月でここまで綺麗にすることができます。
参考までに皮膚全体のトラブルが改善しているわけではありません。
ステロイドを休薬したことで数日前から顔・四肢端・耳の痒みが認められるようになりましたが、これも想定の範囲内で初診時に「おそらく顔・四肢端の痒みがでるでしょう」とお伝えしていました。
もちろん今日からこの顔・四肢端・耳の治療が始めています。
皮膚の診断名と治療が1つであることはあまりありません。
病変に応じて治療方針を変えることが重要です。
顔・耳・四肢端すべて、おそらく2~4週間後には綺麗になっているでしょう。
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