2018.12.28
2018年も残りわずかとなりました。
毎年恒例としている、「今年1年のふり返り」をブログに残しておきたいと思います。
2018年1月2日 2018年 脱力系抱負
2018年1月26日 開業9年 2018年の抱負
今年の頭に2回にわたって1年の計画を立てました。
まずは2年連続の脱力系抱負として「がんばらない」をあげました。
※2017年の抱負は「無理しない」
単刀直入に、「がんばらない」の意味はわかりませんでした。
がんばらずに仕事と向き合うということができず、1年いろいろ夢中に仕事してました(^^;
特にHPのリニューアル!
「もう2度とやりたくない!」というくらいのエネルギーを注ぎました。
おかげで残り10%未完成のまま公開して以降、一切取り組まず3カ月経過・・・残りは来年やります。
ただ、がんばらないとは違うのですが、仕事のOFFができるようになったと思います。
休日は仕事のことを忘れるように意識して、以前よりリフレッシュができているかと思います。
続いて個別にあげた目標を整理します。
①診療サポートの拡大
以前から「京都のよこた動物診療室」「静岡のあん動物病院」の先生と診療提携していましたが、今年は京都のマックスドッグ&キャットクリニックの羽立先生と診療提携しました。
新しい先生とのいい出会いがあり、本当にうれしかったです。
②脱毛系サプリメントの開発着手
評価できるような取り組みはできておらず、来年は健康博覧会や医療関係のイベントに参加して情報収集したいなと思います。
ただ何も開発してなかったわけではなく、先日のブログでも紹介したように「性格にアプローチする新サプリメント」の開発は進んでいます。
優先事項の高いサプリメントからの開発に着手したということで、OKにしたいです(笑)
③学術活動
今年の3月に獣医専門誌で症例報告を掲載させてもらいました。
皮膚科のアポキルが消化器疾患に使えるという内容です。
また、新しい治療法に数多くチャレンジし、来年の学術活動に生かせる貴重な治療データを得ることができました。
④一眼レフの腕をあげる
これは自己満足ですが、家で飾れるような写真が撮れるようになったので、一眼レフが楽しめるようになったかな~と思っています。
ということで、今年の抱負はだいたい達成♪
投稿者:
2018.12.15
手舐め・足舐めといった舐め癖や、掻き壊しなどアポキルが効かない痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
アポキルが効かないケースの要因の一つに「心因性」というのはここ数年ずっとお伝えしてきた通りです。
この心因性にどうアプローチするかが治療成績に影響するので、当院ではかなり積極的にこの分野の治療に取り組んでいます。
抗不安薬など神経伝達物質系の投薬治療は確かに有効で、治療の選択肢として絶対必要なのですが、相当数の治療症例を経験したことで、このジャンルの投薬治療の限界も見えてきたように感じています。
そのため以前から他のアプローチ方法を色々探していたのですが、いいヒントの見つけることができたので、早速作ってみました。
じゃん!
新しいサプリメントです。
試作段階とはいえびっくりするくらい高級品です(汗)
これは今のヒーリングケアLFプラスが「ストレス対策」であるものに対して、視点を変えた心因性アプローチとして作っています。
ストレス対策というより、「生まれつきの性格対策」という視点です。
「生まれつきの性格対策にサプリ?」とはなると思いますが、おそらく「いける!」と確信しています。
※過去に試作品まで作ってボツになったものはありません!
まぁ一応今日から飲んでみますので、明日からやさしい診察ができるかもしれません(笑)
投稿者:
2018.12.12
犬の痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
皮膚炎・痒いといった症状は多いのですが、新薬アポキル(オクラシチニブ)で効果がでない症例は数多くいます。
アポキルが効かないときの原因はもちろん1つではないのですが、大きな要因の一つに「心因性が見落とされている」というのは今までも何度もお話してきたとおりです。
この心因性の説明は割愛いたしますが、「そもそも心因性って何?」と考えると非常に奥が深いです。
ただ「抗不安薬・抗うつ薬が効く」「リラックス療法が効く」「行動学的アプローチも重要」などという意味では心因性という表現は間違いではないかもしれませが、心の病か?というと・・・疑問があり、治療しつつも(改善しつつも)「心因性って何だ?」とずっとモヤモヤしていました。
そんな誰も解決できなさそうなテーマのモヤモヤでしたが、1年ちょっと前にふと見たテレビで解決の糸口を見つけることができました!
そう!
「閃き」
今の治療に足りないのはこれだ!と思いました。
そこから毎晩ネット検索で調べに調べて・・・・・・「これならいける」とある治療薬に目をつけました。
もちろん人用のお薬で、そもそも皮膚科に関係するものではなく、さらに犬に関係ない病気のお薬なので獣医師で使ったことがる先生はいらっしゃらないかと推測されます。
そのため使うにはかなり躊躇しましたが、「きっといけるはず」と思っていたので、1~2ヵ月前から使用してみました。
まだ数頭でしかリアクションを得ていませんが、いまのところ「いける!」という感触です。
2頭試して2頭とも成功しています。
この状態の症例に使用して、
もちろん複数の治療薬を併用しているため、単独治療による効果とは言えないのですが、治療薬を徐々に変更及び追加して最後の秘密のお薬が効いたと飼主さまから評価いただいているため、間違いはないと考えています。
この治療は世界初だと思いますので、英語ができれば海外発表かと思いますが、英語どころか発表すら苦手なので国内で発表しようかと思っています。
年度内に5~10症例くらい集めて発表したいと思います。
これも5年後10年後には皮膚科のスタンダードになる治療ジャンルだと確信しています。
投稿者:
2018.12.10
「下町ロケット~ヤタガラス~」みてますか?
個人的にはとても大好きなドラマで、40年という人生で最初からみている2つ目のドラマがこの下町ロケットです。
※初めてすべてみたドラマは「夜行観覧車」
過去2作品では「モノづくり」がテーマになっていましたが、今回のヤタガラス編では過去2作品にはなかった「経営者の世代交代」も印象的な内容となっていますね。
個人的にもタイムリーな話題で、先月大阪で開催された学会の夜に熊本で父の後を継いだ後輩先生と食事したときにそんな話をしました。
その後輩先生との出会いは勤務医時代(僕も開業前)で、その当時から「親の病院を引き継ぐ2世の獣医人生」としての想いを何度も聞いていました。
そんな後輩先生の言葉に変化が訪れたのはほんの一瞬の出来ことでした。
「息子が生まれた」
後輩先生は初めて「継いでくれたらうれしい」と思ったそうで、その想いを幸せそうに話していました。
さて、ドラマの話戻って下町ロケットの世代交代についてです。
個人的には生理的にモヤモヤしながらみていた娘の存在だったのですが、先週(第8話?)から娘と佃社長(阿部寛)のやりとりがなんだか心地よいものに感じてきました。
自分にもいつか想いが変わる日がくるのだろうか・・・なんて思っていたら頭が冴えて寝れなくなってしまいました(笑)
只今深夜0:30・・・いつもはLFプラスで快眠なんですけどね(^^;
自分が何を見せることが、何を伝えることができるのか、20年後・・・いや25年後くらいかな?
佃社長を見習うわけではないですが、麻衣子先生にすごい!と言わせられる自分でいたいなと思います。
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2018.11.26
先週のお話ですが、土曜日午後と日曜日を休診にして、年1回大阪グランキューブで開催される大きな学会に参加してきました。
毎年参加しているこの学会は、皮膚科だけでなく「消化器外科」「整形外科」「眼科」「内分泌疾患」「腫瘍科」・・・など、さまざまなジャンルのセミナーが開催される国内でも最大規模の学会です。
同時刻に複数(10前後)のセミナーが開催されるため、どのセミナーを受講しようか毎回悩むのですが、今回は
「ペットフード」
「ホルモン異常」
「柴犬」
の3セミナーを受けてきました。
ペットフードに関するセミナーは、自分とは異なる認識・意見を持った先生の講義だったので「異なる視点」という意味ではおもしろかったです。
最も面白かったのは「柴犬セミナー」、皮膚とは関係ない「攻撃行動」に関する行動学の分野だったのですが、満席になるほどの大人気講義になってました。
数値化しにくい「行動学」をアカデミックに分析する内容ともあって、内容はとてもおもしろかったです。
写真は今年から動物病院に向けて商品開発を始めたライオン株式会社のライオンちゃんです。
企業展示会場で宣伝していたので、記念撮影させてもらいました。
※大人の事情で商品の採用はしませんでした(笑)
そして、学会終了後の帰り道も偶然帰宅タイミングが一緒になり、仲良くタクシー待ちすることに・・・
そして、一つ前のタクシーのトランクルームに入って帰っていきました(笑)
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2018.11.03
先日ネットニュースで「マイルで新婚旅行は嫌」というタイトルにひかれてとある記事をみました。
タイトル通りで想像はたやすいため解説はしませんが、男と女の思考回路の差でしょうね。
そんな自分はというと、かつて「クーポン男」の記事でも紹介したように、女性に受けないタイプです(笑)
2014年5月1日 生態分析 ~〇〇男子~
あれから5年弱の月日がたち、リーマンショックならぬ移転ショック(お金がない!)を乗り越えたにも関わらず自分の生活は行動は中々かわりません。
JAFメイトは毎回チェックし、めぼしいものはキープします。
厳選された優秀なクーポンはいつでも使えるように、車の中へ持っていきます。
ただ・・・使われないまま埋もれ、やがて期限が過ぎ、後日麻衣子先生の大掃除で捨てられるという定番コースをたどります。
P.S.
先日は鈴鹿サーキットに行き、帰り道にマクドナルドでポテトを購入という670円お得な休日を過ごすことができました♪
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2018.10.24
今年もあと2ヵ月少しとなりました。
個人的には先日会社の決算というのがあり、1年の評価を見つめる機会を得ました。
社会貢献、従業員のこと、治療実績などさまざまな視点で考えて、事業には成長が必要なので現実を数字でみることはとても重要です。
もし成長がなければ、それは顧客(飼主様)に支持されていないという証でもありますので、個人的には成長しつづけることを課しています。
ただ、その度が過ぎると・・・
2014年11月30日 【マリオカートに学ぶ経営学】VSゴースト
こんなことになってしまいます。
毎日、毎月診ることに疲れてしまったので、数字を追いかけることは1年半前にやめて、今は年1回みることにしています。
その代わり、もっと意識することを増やしました。
それは数字ではなく、目の前の1件です。
診察室に入る前に「この1件」と意識して入るようにしています。
1件1件を丁寧、全力にという意識を高めています。
※もしそうでないときはおしかりを受けますのでご指摘ください(^^;
この意識改革のおかげで以前よりいいメンタル状態で仕事に向き合えることができるようになったと感じています。
子供のころから常に受験勉強の中で育ってきた自分に「数値化」「比較」「相対的」という価値観が根強く、まだまだ抜け切れていない部分がありますが、今後は相対的ではない絶対的なものでとらえられるような習慣をつけていきたいと思います。
さて、今年もそろそろ終盤ですね。
1年をふり返りながら、そして来年の1年のテーマを考えながら過ごそうと思います。
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2018.10.08
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
燃え尽き症候群が再発しました(^^;
実は昨年の10月から「治療ブログをがんばろう」と気合を入れ直し、平均月10症例以上とハイペースで更新を続けてきました。
「継続は力なり」を自分に言い聞かせ、1年はがんばろうと思っていたところ、この「1年」という言葉に縛られてちょうど1年で手が止まりました。
先月にHPをリニューアルしたのもきっかけで、なんだか「やりきった感」でスイッチが切れたようです。
どうしてもPCに向き合えず、空いた時間に僕が向かった先は・・・
「ちょっと一息、ブレイクタイム?」
いえいえ、40年生きてきて1人でカフェに入ったの初めてなので、そんな行動パターンは選択肢にないです。
「ケーキが食べたかった??」
いえいえ・・・・・実はインスタでもやってみようかと(笑)
「いまさらインスタ!?」
いや・・・キラキラ感だしたら楽しくなるのかな?なんて(^^;
で、一人ケーキと1枚の写真で区切りがつきました。
「向いてない!」
オペ室とマグカップの方がホッとできる自分がいることに気づきました。
年内はユルく更新しますね♪
投稿者:
2018.09.20
犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
先日HPをリニューアルしたのですが、過去に2回リニューアルしているので3種類目のHPです。
誤字・脱字・文章構成に難ありのまま見切り発車でしたが、とりあえず麻衣子先生に報告してみました。
麻衣子先生の第一声は
「これ、病院のHPじゃなくて『俺』のHPだよね(笑)」
でした(^^;
そういわれてみれば、よくある病院案内図や診察室の写真、検査機器の写真などのページは作りませんでした。
Topページの背景から色々なページの写真で本人本人本人本人・・・・・濃い顔がこれだけ載るとクドイですね(^^;
言い訳ですが、TOPページは制作会社さんの提案で、僕の趣味というわけではないです。
もちろん表には出たくないですよ、本音は・・・
参考までに過去のHPで問題となっていた8年モノのサバ読みプロフ画像は2年モノに差し替えました。
次のリニューアルは5年後を想定していますので、5年使える努力をしていく予定です!
まだまだ文章の差し替えと、ブログリンク作成など見やすくしていきますので、しばらくお待ちください。
投稿者:
2018.09.04
こんにちは。
当院は開業して5年で移転して、移転先の今の場所で5年目になりました。
そんなある日、6~7年ぶりに来院された方がいました。
※よく通院されていたのですが、最終的には亡くなったので、今回は別の子の受診でした。
1回目は「お久しぶりですね」くらいで前の子のお話にはならず、普通の診察でした。
2回目、随分とよくなったので会話にも余裕があったのか、診察の終わり間際に飼主さまからこんなことを言われました。
飼主さま 「おお先生はお元気ですか?」
僕 「・・・・・?」
飼主さま 「ほら、前の病院では〇〇ちゃん(前に通院していた子)がおお先生によくお世話になってたんですよ~。」
僕 「もちろん覚えてますよ~、そのときも▽▽ちゃん(新しく連れてくるようになった今の子)のことお話していましたもんね~」
飼主様 「えっ!?先生!?同じ・・・先生!?」
僕 「そうですよ。前も僕が診てましたよ。」
飼主様 「え~、先生が?ほんとですか??」
僕 「はい、本物ですよ(笑)」
「前はコンタクトで、今は眼鏡ですけどね」
飼主さま 「え~!ものすごく若返ってますね!」
どうやら飼主さまの中では「久しぶりに来院したら息子に譲っていた」という設定で再診にきていたそうです。
6~7年前の通院中もご夫婦で通院されていて、今回(2回の診察)もご夫婦だったのですが、お二人とも「おお先生がいなくなった」と思ったようですね。
さて、今回はどう考えるべきか、
①今がすごく若くなった(今40歳)
②昔が特別老けていた(当時33~34歳くらい)
①はいいのですが、②が隠れていることを考えると複雑ですね(^^;
年齢で思い出したのですが、HPの写真が8年前くらいのままでとまっています。
変えなければ・・・とわかっているのですが、現在新しいHPを作成中です。
今8年物の写真ですが、次は2年物を使う予定です(笑)
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