2025.01.20
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 4歳3ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1才半頃から1年中かゆみ症状
〇24時間外せないエリザベスカラー
〇抗生剤は効果なし
〇アポキルを1日1回服用しても多少マシになる程度
それでは初診時の様子をご覧ください。
【初診時の診極め】
ポイント①:被毛形成異常
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・アンダーコートが生えていない
これらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
「搔く」症状が発症し「アポキルが効かない」わんちゃんに多い原因が『心因性の搔痒行動』なのですが、この柴犬は当てはまりません。
被毛形成異常が原因の1つ。
しかし、純粋なかゆみをコントロールできるアポキルは効かず、抗生剤も効果なく、だからといって心因性でもない。
このような特殊な症状はアポキルをどれだけ長く服用させてもどれだけの量を服用させても効果がありません。
また薬用のシャンプーなどでのスキンケアを行っても改善はされませんので、当院でのみで行っている特別な投薬治療を行う必要があります。
今回の柴犬も当院での特別な投薬治療を行い、犬生初の柴犬らしいふわもこの被毛になりました。
皮膚病に悩むご自宅のわんちゃんが一番輝く『犬生初!』を体験できる可能性は大いにあります。ですので同じような症状でお困りのわんちゃんは是非当院の受診をおすすめします。
【オススメホームケア】
◎適切な食事
◎スキンケアECプラス(腸活)
・パーソナルPⅡ+(心因性)
・アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケアMedicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
それでは治療から約2ヶ月半後を比べてみましょう。
この柴犬の治療プランとして特別な投薬治療の他に食事改善と腸活を行っています。皮膚を良くするためには腸を整えることが第1なのです。
実際に服用していた腸活サプリは当院オンラインショップでご購入可能です。また、食事に関しましては当アカウントにリンクツリーがありますので是非ご覧ください。
当院オンラインショップでは腸活サプリ以外にも今回は該当しなかった心因性に対するサプリメントや、アロペシアに対するサプリメントなども販売しておりますので受診が難い場合などは適切な食事と腸活サプリと共に一度お試しください。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】 岡崎
投稿者:
2025.01.20
治療実績の更新状況です。
2025.1.20 柴犬の治療実績
2025.1.16 パグの治療実績
2025.1.10 マルチーズ×プードルの治療実績
2024.12.19 ミニチュアピンシャーの治療実績
2024.9.29 フレンチブルドッグの治療実績
2024.8.24 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2024.7.27 フレンチブルドッグの治療実績
2024.7.4 ポメラニアンの治療実績
2024.6.13 ダックスの治療実績
2024.6.12 MIX犬の治療実績
2024.6.6 ポメラニアンの治療実績
2024.6.1 プードルの治療実績
2024.5.25 プードルの治療実績(追記)
2024.5.8 ポメラニアンの治療実績
2024.5.6 ポメラニアンの治療実績
2024.4.29 フレンチブルドッグの治療実績
2024.4.27 ダックスの治療実績
2024.4.24 柴犬の治療実績
2024.3.2 チワワの治療実績
2024.2.27 トイプードルの治療実績
2024.2.21 ポメラニアンの治療実績
2024.2.3 MIX犬の治療実績
2024.1.31 フレンチブルドッグの治療実績
2024.1.5 チワワの治療実績
2023.12.27 柴犬の治療実績
2023.12.26 ビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザーの治療実績
2023.12.23 柴犬の治療実績
2023.12.19 ポメラニアンの治療実績
2023.12.12 トイプードルの治療実績
2023.12.9 フレンチブルドッグの治療実績
2023.12.8 シーズーの治療実績
2023.12.7 ポメラニアンの治療実績
2023.12.5 柴犬の治療実績
2023.12.2 トイプードルの治療実績
2023.11.29 柴犬の治療実績
2023.11.20 パグの治療実績
2023.11.10 フレンチブルドッグの治療実績
2023.11.1 柴犬の治療実績
2023.10.28 パグの治療実績
2023.10.11 柴犬の治療実績
2023.10.7 チワワの治療実績
2023.9.26 柴犬の治療実績
2023.9.16 ミニチュアピンシャーの治療実績
2023.9.9 フレンチブルドッグの治療実績
2023.9.6 チワワの治療実績
2023.9.5 シーズーの治療実績
2023.9.2 フレンチブルドッグの治療実績
2023.8.29 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2023.8.2 柴犬の治療実績
2023.8.1 柴犬の治療実績
2023.7.29 フレンチブルドッグの治療実績
2023.7.28 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2023.7.22 トイプードルの治療実績
2023.7.13 トイプードル×パピヨンの治療実績
2023.7.10 チワワの治療実績
2023.7.5 柴犬の治療実績
2023.7.4 フレンチブルドッグの治療実績
2023.6.14 柴犬の治療実績
2023.6.10 ウエルシュテリアの治療実績
2023.6.9 ミニチュアダックスフンドの治療実績
2023.6.2 トイプードルの治療実績
2023.5.25 ミニチュアピンシャー×チワワの治療実績
2023.5.24 フレンチブルドッグの治療実績
2023.5.9 柴犬の治療実績
2023.5.5 柴犬の治療実績
2023.5.3 アメリカンピットブルの治療実績
2023.5.3 ボストンテリアの治療実績
2023.5.2 トイプードルの治療実績
2023.4.29 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2023.3.31 柴犬の治療実績
2023.3.18 フレンチブルドッグの治療実績
2023.3.18 ゴールデンレトリバーの治療実績
2023.3.8 柴犬の治療実績
2023.3.4 フレンチブルドッグの治療実績
2023.2.11 キャバリアの治療実績
2023.2.11 フレンチブルドッグの治療実績
2023.1.18 秋田犬の治療実績
2023.1.11 ミニチュアシュナウザーの治療実績
2023.1.4 ミニチュアダックスフンドの治療実績
2022.12.14 トイプードルの治療実績
2022.12.1 ポメラニアンの治療実績
2022.11.23 柴犬の治療実績
2022.11.23 スタンダードプードルの治療実績
2022.11.21 ヨークシャーテリアの治療実績
2022.11.3 イングリッシュブルドッグの治療実績
2022.10.29 ハバニーズの治療実績
2022.10.14 フレンチブルドッグの治療実績
2022.10.8 チワワの治療実績
2022.9.28 柴犬の治療実績
2022.9.22 ミニチュアピンシャーの治療実績
2022.9.22 ポメラニアンの治療実績
2022.9.4 キャバリアの治療実績
2022.9.2 チワワの治療実績
2022.8.27 シーズーの治療実績
2022.8.24 シーズーの治療実績
2022.8.11 ミニチュアダックスフンドの治療実績
2022.7.15 柴犬の治療実績
2022.7.15 シェットランドシープドッグの治療実績
2022.7.12 キャバリアの治療実績
2022.6.22 パグの治療実績
2022.6.21 柴犬の治療実績
2022.6.21 ワイヤーフォックステリアの治療実績
2022.6.20 パピヨンの治療実績
2022.6.20 柴犬の治療実績
2022.6.20 柴犬の治療実績
2022.5.31 フレンチブルドッグの治療実績
2022.5.24 トイプードルの治療実績
2022.2.16 フレンチブルドッグの治療実績
2022.2.8 ダックスの治療実績
2022.1.19 ダックスの治療実績
2022.1.11 フレンチブルドッグの治療実績
2021.12.7 ミニチュアシュナウザーの治療実績
2021.12.1 チワワ×プードルの治療実績
2021.11.23 トイプードルの治療実績
2021.11.23 柴犬の治療実績
2021.11.3 ボーダーコリーの治療実績
2021.10.26 フレンチブルドッグの治療実績
2021.10.19 ペキニーズの治療実績
2021.10.12 チワワの治療実績
2021.9.23 プードルの治療実績
2021.9.21 シェルティーの治療実績
2021.9.18 ウェスティの治療成績
2021.9.18 ダックスの治療成績
2021.8.18 チワワの治療成績
2021.1.16 イタグレの治療成績
2020.10.12 ウェスティの治療成績
2020.9.8 柴犬の治療成績
2020.9.4 ウェスティの治療成績
2020.3.18 ビーグルの治療成績
2020.3.18 ジャックラッセルテリアの治療成績
2020.2.8 イタグレの治療成績
2019.12.20 ポメラニアンの治療成績
2019.12.9 フレンチブルドッグの治療成績
2019.12.8 フレンチブルドッグの治療症例
2019.11.23 トイプードルの治療症例
2019.11.22 フレンチブルドッグの治療症例
2019.11.15 トイプードルの治療症例
2019.10.27 トイプードルの治療症例
2019.10.24 フレンチブルドッグの治療症例
2019.10.18 シーズーの治療症例
2019.10.13 マルチーズの治療症例
2019.6.3 チャイクレの治療症例
2019.5.31 フレンチブルドッグの治療症例
2019.5.30 フレンチブルドッグの治療症例
2019.5.22 トイプードルの治療症例
2019.5.10 マルチーズの治療症例
2019.4.26 パピヨンの治療症例
2019.4.25 トイプードルの治療症例
2019.4.22 シーズーの治療症例
2019.4.12 パグの治療症例
2019.3.30 柴犬の治療症例
2019.2.9 柴犬の治療症例
2019.2.1 柴犬の治療症例
2019.1.31 柴犬の治療症例
2019.1.11 柴犬の治療症例
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2018.12.15 トイプードルの治療症例
2018.11.29 柴の治療症例
2018.11.29 マルチーズの治療症例
2018.11.29 トイプードルの治療症例
2018.11.6 シーズーの治療症例
2018.11.16 フレンチブルドッグの治療症例
2018.11.16 シーズーの治療症例
2018.11.9 ウェスティの治療症例
2018.11.5 ボストンテリアの治療症例
2018.10.26 バーニーズの治療症例
2018.10.26 ゴールデンの治療症例
2018.10.20 フレンチブルドッグの治療症例
2018.10.15 フレンチブルドッグの治療症例
2018.9.30 遠隔診療の治療症例
投稿者:
2024.04.24
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 4歳 1ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇4ヶ月齢~尾追い行動がはじまる
〇物音に敏感
〇行動診療の専門クリニック受診、投薬治療開始
投薬①ジアゼパム+フルオキセチン
投薬②ジアゼパム+ゾニサミド
〇抗うつ薬・鎮静剤の使用で表情悪く、うつっぽくなる
〇普段の食事内容
・ドライフード
・手作り系WETフード(冷凍)
・ちゅーる
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは胸の写真です。
脇の拡大写真です。
次に腹部のお写真です。
最後に尻尾の写真です。
【初診時の診極め】
ポイント:①被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
ポイント:②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
今回の症例もこのタイプで、
純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動が強く出ていました。
治療前後の「痒みに関する行動パターン」の変化の様子をインスタグラムに載せてあります!
ぜひご覧ください。↓↓↓
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、当院でのみ受けれる治療法です。
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
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それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合治療から2ヶ月後、
4年ぶりに尻尾の毛が生え、地肌が見えていた脇や胸~腹も綺麗に生えました。
当院を受診される前までは、「毛は生えない」と言われていたそうです。
「今まで何をやってもダメだったので、ビックリ!」と喜ばれていました!
行動面では、
「下がっていた尻尾が上がるようになった」
「寝る前の尾追い行動や、1時間おきのグルグルが無くなり寝れる」
「敏感だった物音に怒らない」
「グルグル回っていた食事も落ち着いて食べれる」
といった嬉しい変化があったとご報告をいただきました!
今回の症例のように皮膚と心因(行動への特殊な投薬治療は、
当院のみで受けることが可能です。
同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.12.27
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 4歳4ヶ月 男の子
【経過】
〇耳、口や眼の周り、手指の痒み
〇痒みは1年中
〇舐める、噛む:掻く=9:1
〇アポキルは下痢するため休薬
〇就寝と留守番時はエリザベスカラー着用
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは右側の口周りです。
左側も同じ状態です。
次に顎下です。
毛は無く皮膚は赤く肥厚しています。
こちらは首です。
次に胸の写真です。
最後にお腹です。
胸~お腹は全体的に毛が薄いですが、特に脇と股は地肌が見えています。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
全体的に毛が薄く、腹部は地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・散歩中にリードを引っ張る
・他の犬と仲良くできない
・風や雨の音が苦手で怯え、震えている
・拾い食い(石を咥える)がある
・枯葉を追いかける
・外猫に興奮する
・シャンプー後に興奮し部屋を走る
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、治療から3ヶ月で痒みが無くなり、
エリザベスカラーを外すことができました。
ただアフター写真が2年後になっているには意味があります。
本当は比較的短期間で劇的な改善できたものの消化器症状がでたため投薬治療が不十分となり、再燃後はコントロール不能に陥った時期がありました。
やはり投薬治療の副作用は服用を躊躇する要因になりやすく、再投薬には飼主さまの理解とモチベーションも重要になります。
この症例ではオンライン診療ではあったものの、1年以上の長い時間をかけて飼主さまの不安を解消しながら2回目の十分な改善に導くことができました。
飼い主さまからは、『今までで一番良い状態!』と喜びの声をいただけました。
「オンラインだと・・・」と不安を感じることもあるとは思いますが、オンラインでも丁寧に医療を届けることができると考えています。
皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(新潟県)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、お困りの方は当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.12.23
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 2歳 0ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇1年中続く痒み
〇6~10月に悪化する
〇1年以上毎日アポキルを服用するも効かず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首~胸の写真です。
次は胸~お腹です。
最後に身体の体側です。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
『アポキルが効かない』ではなく
『アポキルが効かない理由が見落とされている』です。
当院の診察では、
効かない理由である『毛並み異常を診極める事』
そしてその『毛並み異常を改善する投薬治療』
を受けることが可能です。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・ドッグランで他の犬と遊べない
・音や霧吹きの水に怯える
・掃除機に攻撃する
・小石や落ち葉を咥える
・絨毯を舐める
・興奮癖があり、スイッチが入ると部屋を走り回る
・背後から抱っこすると怒る
・食べ終わった後の食器を回収できない(食器への執着心)
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、治療から1ヶ月の時点で痒みが3割ほどに減り毛量が増えました。
現在は治療開始から2年が経ち、換毛期に年1回ほど痒みの増加は見られますが、
アポキルを3日に1回の服用で、ほぼ痒みが無い状態を維持できています。
皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(東京)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、
お困りの方は当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.12.05
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴 2歳8ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳から続く1年中の痒み
〇耳、下顎を掻く
〇指間、お腹を舐める
〇手足の先を噛む
〇ステロイドを服用してもマシになる程度
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首の写真です。
こちらは胸、お腹の写真です。
首と同様に毛が薄く地肌が見えてしまっています。
こちらは身体側面の写真です。
こちらは側面から見た首の拡大写真です。
こちらは側面から見た前肢のお写真です。
【初診時の診極め】
ポイント:毛並み異常
柴犬でまず確認することは、
毛の密度・色・アンダーコートなど『毛並み』です。
このくらいの毛並みの柴犬は世の中にもたくさんいるので問題ないようにみえると思いますが、本当の健康的な毛並みは違います。
この写真だけで「毛が生えていない」とわかること、「どうしたら毛が生えるか」を瞬時に判断できないとこの皮膚病を根本的に改善させることはできません。
過去にも同じようなケースをご紹介していますが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康であれば根本が黒または白のアンダーコートで全身覆われているのが正常です。
この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
・毛が抜ける
があげられます。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルPⅡ+
それでは治療開始から約3ヶ月後と比べて見ましょう。
この子の場合、治療開始から2週間でステロイドのお薬を服用時より効果を感じることができました。掻くことが半分に、舐める、噛む行動は2~3割に減りました。
約3ヶ月後にはAfterのお写真の状態まで改善しました。
痒みはほぼなく、毛量も増え、アンダーコートもしっかり生えました。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.11.29
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 9歳8ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇顔・首・脇・四肢の痒み
〇痒みは1年中
〇噛む:搔く=6:4
〇内服薬の効果なし
〇胸~腹部の毛は1割程度しか生えていない
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは顔の右側です。
次に首です。
こちらは胸~お腹です。
最後に右体側です。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・ドッグランで単独行動をし、一人でうろうろしている
・おもちゃに興味がない
・水たまりやマンホールが苦手
・階段を降りるのを怖がる
・頑固なところがある
(散歩中に動かなくなる、コースを譲らない)
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
⑤週に1回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、アポキルの使用なしで治療からわずか3週間で痒みが1割ほどに減りました。
さらに10日後には毛が生え始め、治療から3ヶ月後には痒みはほぼ無くなりました。
飼主さまからは4年ぶりの毛並みで抜け毛が無くなったと喜んでいただけました。
現在は今年の夏に症状が再発しアポキルを開始していますが、毎日服用しなくとも痒みをコントロールできています。
After写真は治療から約1年後の様子です。
キレイな毛並みは毛量を維持することに成功しています。
皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(新潟県)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、お困りの方は当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.11.01
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 5歳10ヶ月 女の子
【経過】
〇今まで皮膚トラブル起きなかったが、
〇2ヶ月前より脱毛と痒みが起きた
〇全身が脂漏状態になっている
それでは初診時の様子をご覧ください。
題名 ○○に入る言葉は「卵巣」です。
💡詳しく解説していきますね。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
この症例はほぼ全身に十分な毛が生えていません。
特に首・脇・胸・腹・股は一目瞭然です。
過去にも紹介していますのでお分かりかと思いますが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康な柴犬は1年通してアンダーコートがあります。
このアンダーコートをつくることができないタイプは皮膚病になりやすく、重症化すると今回の症例のような脂漏性皮膚炎につながります。
この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛が抜ける
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
があげられます。
一般的な治療・スキンケア・食事では改善が難しいため、
投薬の組み合わせが重要となります。
痒みに対する投薬治療ではなく、被毛異常に対する投薬治療です。
ポイント②基礎疾患
一見、柴犬に多く認められる典型的な犬アトピー性皮膚炎の重症化のようにみえます。
ただ純粋な犬アトピー性皮膚炎だけではこのような状態にはなりにくいため、何か別の基礎疾患があると考えました。
この子の場合だと、
・避妊をしていない
・最後の生理(ヒート)が1年以上前
・乳汁が出ている
という症状が確認できたので超音波検査を行いました。
問診では時間をかけて皮膚に関する以外の状態も確認し、
1匹1匹に合った治療方針をご提示しています。
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【当院の治療プラン】
①アトピー、脂漏症
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
・アロペシアGR+
④週1~2回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
⑤外科的アプローチ
かかりつけ医にて避妊手術の実施
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、外科的アプローチをした2週間後の再診時には痒みが減り、痒み止めの減量に成功しています。
それから約1ヶ月半後には痒みが2~3割まで減り、毛量が増えています。
そして治療から3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善されました。
黒いアンダーコートが復活し、綺麗な被毛で皮膚は覆われています。
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
特にECとpⅡ+をセットで使うのが被毛にいいでしょう。
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.10.11
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 5歳1ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇4カ月齢から続く季節が関係ない痒み
〇首の脱毛
〇アポキルが効かなくなってきた
〇ステロイドや抗生剤を繰り返し使用するも改善が無い
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首です。
一部分ごっぞりと毛が抜け全く生えていません。
次に胸~お腹です。
胸の拡大写真です。
時に脇の薄毛が目立ちます。
脇の拡大写真です。
こちらはお腹の拡大写真です。
見えている地肌は赤黒い色をしています。
最後に毛をかき分けた写真です。
柴犬特有のアンダーコートが無く、地肌が見えています。
【初診時の診極め】
題名 ○○に入る言葉は「毛並み」です。
ポイント:毛並み異常
柴犬でまず確認することは、
毛の密度・色・アンダーコートなど『毛並み』です。
首に毛がないことは一目瞭然ですが、他にも毛が生えていないことがわかりますか?
一見首以外は問題ないようにみえるかもしれませんが、
実は全身で毛が十分に生えていません。
このくらいの毛並みの柴犬は世の中にもたくさんいるので問題ないようにみえると思いますが、本当の健康的な毛並みは違います。
この写真だけで「毛が生えていない」とわかること、
「どうしたら毛が生えるか」を瞬時に判断できないとこの皮膚病を根本的に改善させることはできません。
過去にも同じようなケースをご紹介していますが、
確認するところは『アンダーコート』です。
健康であれば根本が黒または白のアンダーコートで全身覆われているのが正常です。
この症例の場合ですと、
・毛が薄く細い
・毛が抜ける
・毛に密度が無い
・地肌が見える
・アンダーコートが無い
・ツートンカラーでない
があげられます。
毛の異常はお薬の効果にも関係があります。
今回の症例は、以前効いていたアポキルが効かないと感じられています。
『アポキルが効かない』ではなく
『アポキルが効かない理由が見落とされている』です。
当院の診察では、
効かない理由である『毛並み異常を診極める事』
そしてその『毛並み異常を改善する投薬治療』
を受けることが可能です。
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
・アロペシアGR+
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、12日後には痒みが1割以下まで減り、
約1ヶ月半後にはAfter写真の状態まで改善することが出来ました!
毛量がかなり増えたのがお分かりいただけると思います。
黒いアンダーコートもしっかり発毛し、毛並みが改善されました。
痒みもほぼなく、現在はアポキルの使用は3日に1回の頻度でコントロールできています。
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
特にECとpⅡ+をセットで使うのが被毛にいいでしょう。
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.09.26
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴の子の症例です。
【症例】
柴 3歳3ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇繰り返す痒み
〇アポキルを服用しても痒みはマシになる程度
〇ワキ、胸、首、顔を掻く
〇手先から手首、尾の付け根を舐める、噛む
〇エリザベスカラーを付けての生活
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは胸の写真です。
こちらはお腹の写真です。
こちらは後足の付け根の写真です。
次はお尻の写真です。
最後に身体側面の写真です。
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっている部分もあります。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・身体の内側(首、胸、脇、股)に毛が生えない
・アンダーコートがない
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。この異常に適切な『診断』と『治療』が行われないと改善できません。
ポイント②心因性
・ドッグランで単独行動をし、輪の中に入れない
・他の犬がいると吠える
・水が嫌い ・スリッパを収集する
・枯葉を追いかける
・興奮癖があり、スイッチが入ると部屋を走り回る
・食糞する
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
.
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
それでは治療後の様子と比べて見ましょう。
この子の場合、治療からわずか1ヶ月で痒みが3割ほどに減りエリザベスカラーが外せるようになりました。当院受診前はアポキルを1日2回服用しても痒い状態が続いていたのですが、当院治療1か月後にはアポキル1日1回の服用でも痒みのコントロールが可能になったそうです。 治療から2ヶ月後には搔くことはなくなり、噛むことは1割、舐めることは2~3割まで減りました。 飼主様からは『毛並みの良さが人生初!』と言っていただけました。
皮膚科診療は「皮膚を診る」ことが非常に重要なのですが、「診る前にわかる」ことも重要です。
今回の症例のように遠方(北海道)にお住まいの方でも継続しやすい医療を提供できますので、お困りの方は当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ 当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
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