フレンチブルドックの症例報告

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】オンライン診療で手舐め行動は改善できるのか

2024.01.31

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 9歳1ヶ月 女の子

 

【経過】

〇1歳から痒み

〇症状は季節関係なく1年中続く

〇傷ができるほど掻いてしまう

〇薄毛

〇寂しい時に手を舐める

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

こちらは左後肢です。
円形脱毛が多数見られます。

次に右側の体側です。

 

 

【初診時の見極め】

 ポイント①被毛形成異常
 全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
 アンダーコートが生えていないのは病気です。
 この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。

 ・全体的に毛が薄い、細い
 ・地肌が見える
 ・被毛が硬い
 ・毛がよく抜ける

こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。

 ポイント②心因性
 心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

 ・留守中や興奮時に身体をどこかにこすりつける
 (在宅中はしない)
 ・他の犬や人を寄せ付けない
 ・おもちゃを壊す
 ・乗り物(自転車やバイク)の飛びつく
 ・枯葉や猫を追いかける
 ・食糞や拾い食いをする
 ・飼主の後を執拗に追う
 (お風呂の前で待っている)
 ・頑固な面がある(お気に入りの場所を譲らない)
 ・手を舐めている

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。







【当院の処方プラン】

①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤処方なし

②被毛形成異常
・投薬治療
・スキンケアECプラス
・アロペシアGR+

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

⑤週に2回のスキンケア(膿皮症)
・Medicareローション

 

それでは治療後の様子と比べて見ましょう。

 

 



この子の場合、治療から約3週間後には毛並みが良くなりツヤも出て、円形脱毛もなくなりました。
心因性からくる体のこすりつけはほぼなくなり、
手舐め行動も3割まで減り、声をかけるとすぐやめてくれるようになりました。
.
.
.

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 パーソナルPⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】抗生物質使用しない膿皮症治療

2023.12.09

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ  4歳9ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳から続く痒み、抜け毛

〇抗生物質やステロイド、サイトポイントを試すが、改善せず

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

毛が薄い状態です。

こちらは胸の写真です。

胸やお腹も毛が薄く、地肌が見えてしまっています。

次にお腹の写真です。

最後に身体側面のお写真と一部を拡大した写真です。

 

身体側面の円形脱毛がいくつかできています。


 【初診時の見極め】

 ポイント①毛並み異常
一般的には知られていない病気で、被毛形成異常を見落とされていると皮膚が弱いままのため、さらに膿皮症は治りにくくなります。
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
こちらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。

 ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

 ・ドライヤー嫌い
 ・家族の中で苦手な人がいる
 ・髪の毛を食べる
 ・木の実や葉っぱを食べる
 ・頑固(散歩中に好きな人に合わないとスムーズに歩けない)
 ・飼主様の後ろをついて回る
 ・興奮し、走り回る

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。



【当院の処方プラン】

①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤処方なし

②被毛形成異常
・投薬治療

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

⑤週に1~2回のスキンケア(膿皮症)
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療から約3ヶ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

この子の場合、治療から約2週間後には毛並みが良くなり、毛質が柔らかくなりました。
1か月半後には痒みや舐める行動が3割ほどに減り、湿疹も無くなりました。

 

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 パーソナルPⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】抜け毛 もしかして病気?

2023.11.10

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 0歳4ヶ月 女の子

 

【経過】

〇困るくらい抜け毛が多い

〇痒みは無い

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首です。

次に右前肢の内側です。

こちらは胸腹部です。

そして脇の拡大写真です。

 

最後に左内股の拡大写真です。

 

【初診時の診極め】

ポイント:​被毛形成異常
脇~股にかけ被毛が薄く、地肌が見えています。
身体の横や背中側は毛は生えていますが硬く、仔犬らしい柔らかい毛は生えていません。

被毛形成異常の特徴としては、

・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける

が上げられます。

治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してのアプローチをすることが大事です。
.
.
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【当院の処方プラン】
①被毛形成異常
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・スキンケアECプラス

 

 

それでは治療後の様子と比べて見ましょう。

 

 

 

 

 

 



治療から1か月後には抜け毛が減り、毛が柔らかくなっていると飼主様が感じられています。
そして治療から3ヶ月後には、
抜け毛が無くなりAfter写真の状態まで改善しました。

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このような『薄毛・抜け毛』で、お困りの方はぜひ当院までご相談ください。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
をお勧めします。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】脱!エリカラ生活 特別な治療法

2023.09.09

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 7歳10ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳から皮膚が赤く、湿疹と薄毛が見られる

〇最近になり舐める行動が止まらなくなった

〇24時間エリザベスカラー生活

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首です。
被毛は薄く、赤い皮膚が見えます。

次に胸~腹部です。
ほとんど毛が生えていません。

胸の拡大写真です。

こちらは左脇の拡大写真です。
胸、腹部と同様ほとんど毛がありません。

次に右体側の胸です。

そして右体側腹部です。

最後に右後肢です。
毛は生えていますが薄いです。

 


【初診時の診極め】

ポイント①​被毛形成異常
全体的に被毛が薄く、地肌が見えています。
フレンチブルドッグは単純なアトピーでないことが多く、
「毛並み異常」を併発してアトピーや膿皮症の悪化を起こしています。

・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける

こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してのアプローチをすることが大事です。

②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

・他の犬の匂いを嗅いだ後に攻撃的になる
・ドッグランで一人で走り回る
・特定のものが好き
・バイクや車の音に怒る
・ロックオンしたものを追いかける(自転車など)
・掃除機のコードの巻取り時、興奮し飛びかかる
・落ちているもの(小石、木の実など)を拾い食いする
・食糞をする
・フローリングを舐める
・ぬいぐるみを破壊し中綿を出す

これらの行動は犬の成長過程の一つの事もありますが、
この行動パターンを示す症例は心因性の掻痒行動(舐める・噛む・掻く)が強く出る事があります。
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.
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【当院の処方プラン】
①アトピー
・投薬治療

②膿皮症
・食事療法

③被毛形成異常
・投薬治療

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

​⑤週1回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 



治療から1か月後にはエリザベスカラー生活が12時間まで減り、舐め行動も5割まで減りました。
毛が生え始め、痒みも5割程度にまで減りました。

そして治療から2ヶ月後には、After写真の状態まで改善されました。
毛質が改善し毛量が増えています!
エリザベスカラーは飼い主さま外出時に使う程度で、
舐め行動も2~3割まで減らす事ができました。
『毛が全く違う!人生初!』と飼い主さまに喜んでいただけました。

現在初診から6ヶ月経過していますが、
舐め行動は治療前の1割くらいと少なく、「声をかけたらすぐに止まる程度」と順調に改善しています。
心因性へのアプローチは長期でみていくことが重要です。

 

インスタグラムでは毛をかき分けている動画が見れます!ぜひご覧ください。



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当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】アポキルより大事な○○対策

2023.09.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 7歳1ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇一年中続く痒み

〇アポキルがあまり効かない

〇身体の内側がほぼ脱毛している

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首~胸です。
皮膚は赤く毛が生えていません。

続いて胸~腹部です。
首に続いてこちらも皮膚が赤く、毛は生えていません。

胸の拡大写真です。

次に首の右側です。
傷になるまで掻きむしり、出血しています。

こちらは右前の足先です。
像の皮膚のように肥厚しています。

こちらは右側の腹部です。

そして最後に右後肢です。
色が薄く見えるところは脱毛しています。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント①初診時に毛包虫(ニキビダニ、アカラス)を確実に見つけること
題名の〇〇に入る言葉は”ダニ”です。
今回の症例は初診時に皮膚掻把検査を実施し毛包虫を見つけています。
毎回行う検査ではないので、初診時に必要かどうか見極め診断する必要があります。

ポイント②被毛形成異常
フレンチブルドッグは単純なアトピーでないことが多く、「毛並み異常」を併発してアトピーや脂漏症の悪化を起こしています。

・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してのアプローチをすることが大事です。

【当院の治療プラン】

①ノミ・ダニ駆虫
・予防薬

②アトピー、脂漏症
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常
・投薬治療

④週1回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療後のお写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 



この子の場合、治療開始から2ヶ月後には痒みが1割まで減り、
約3ヶ月後には柔らかく綺麗な毛が生え揃い、肥厚していた皮膚も正常に戻りました。
飼主様からは、「今がこの子の初めて見るベストな状態!」と喜んでいただけました。

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同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】飼主様から『毛並みがきれい』と喜んでいただいた症例

2023.07.29

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 2歳4ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1才から痒み

〇脇のベタベタ、臭い

〇掻き出すと長く、傷になる程の痒み

〇全身の黒い皮脂(膿皮症)

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは耳のお写真です。

耳介辺縁皮膚症があり、フケや毛が束になって抜けています。

次は首の写真です。

毛が薄く、地肌が見えてしまっています。

こちらは脇、腕の写真です。

次に胸、お腹の写真です。

無数の湿疹があります。

 

最後に後ろ足の写真です。

毛は薄く、湿疹もできています。

 

それでは治療後のお写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

【初診時の診極め】

ポイント①被毛形成異常
フレンチブルドッグは単純なアトピーでないことが多く、「毛並み異常」を併発してアトピーの悪化を起こしています。
毛並み異常(被毛形成異常)を見落とすと皮膚が弱いままのため、膿皮症を繰り返すことが多いです。
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してのアプローチをすることが大事です。

ポイント②免疫異常
免疫異常は目に見えず数値化できないため、原因がはっきりとわからないまま「アレルギー」と置き換えられてしまうことがあります。
特に繰り返す湿疹を特徴としている膿皮症の原因がアレルギーから起きていることはほとんどなく、別のところに問題が隠れていることの方が多いのが現実です。

ポイント③耳介辺縁皮膚症
・耳の辺縁を中心に脱毛
・フケや痂疲を伴って束で抜ける
・症状が酷い場合はひび割れたり、引っ掻いて出血することも
耳の脱毛だけであれば無症状のことが多いのですが、皮膚病が治らない原因が耳にでているため、耳の治療と皮膚の治療はセットで考える必要があります。
この耳の辺縁が脱毛する原因と治療法を分かってないと皮膚病は治りません。

【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療
※抗生剤は使っていません

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常
・投薬治療

④週1回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareジェル

この子の場合、治療開始から2ヶ月後には皮脂もだいぶ減り、痒みもほぼ無くなりました。
そしてアンダーコートが再生され毛並みが改善したことによりフワフワ、サラサラの毛に。
結果、毛並み治療をすることにより抗生剤を使わず膿皮症が消失しました。

飼主様からは、「毛並みがステキ!」と喜んでいただけました。
またトリマーさんにも「ホントすごい!」と褒められたそうです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】オンライン診療で本当に治るのか

2023.07.04

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

当院では、初診時は直接診察させていただき、2回目からの診察をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

今回はオンライン診療で改善したフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 7歳2ヶ月 男の子

 

【経過】

〇7歳になってから無数の円形脱毛ができるようになった

〇痒みがあり、掻いたり、転がって体を擦ってしまう

〇頭や背中の皮膚が硬い

 

それでは対面で診察した初診時の様子をご覧ください。

まずは正面からのお写真です。

次に頭です。

円形に脱毛しているのが分かります。

こちらは背中とその拡大です。

脱毛しており、その部分は赤く、ただれており、皮膚もゴワゴワと硬くなっています。

 

 

最後にお腹です。

脱毛している部分が何箇所もあります。

 

それでは治療後のお写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

【初診時の診極め】

ポイント①毛並み異常
一般的には知られていない病気で、被毛形成異常を見落とされていると皮膚が弱いままのため、さらに膿皮症は治りにくくなります。
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
こちらが当はまる子は、被毛形成異常を疑います。

ポイント②免疫異常
免疫異常は目に見えず、数値化できないため、原因がわからないまま「アレルギー」と置き換えられて考えることがあります。

「アレルギーではない免疫異常」と「普通と思っていたことが、実は病気」がわからないとずっとスッキリしない状態が続いてしまいます。
的確な医療があれば写真のように「見たことない!」というくらい劇的に改善するのですが、この治療は教科書には掲載されていないため現時点では当院でしか提供できない治療です。

【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

③被毛形成異常
・投薬治療

④週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareジェル

⑤腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

この子の場合、治療開始から3週間も経たないうちに痒みが1割に減り、2か月後には湿疹も減りました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

【初診申込はホームページから】

①初診申込はWEBフォームより24時間受け付けています。
※通常、申込内容確認後1~2営業日での返信を目指していますが、休診日をまたぐ場合や、申込が立て込むともう少しかかる場合もあります。

→当院ホームページの【初診の方へ】をお読みいただき、該当する申込フォームを記入・送信してください。

 

②関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

 

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】膿皮症の新治療

2023.05.24

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 1歳1ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇胴体の無数の湿疹

〇フケや抜け毛がある

〇元々あまり痒みはない

 

それでは初診時の状態をご覧下さい。

 

まずは首の写真です。
胸から脇にかけて皮膚が赤く炎症して、湿疹が見られます。

次に右前肢です。
こちらも赤く炎症しているのが確認できます。

 

続いて胸腹部です。

こちらは胸部の拡大写真です。

 

さらに拡大しました。
湿疹が広範囲にあります。

 

こちらは脇の拡大写真です。

 

 

次に腹部の拡大写真です。

 

そして最後に後肢膝の拡大写真です。

 

 

 

【注目ポイント】
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・地肌が透けてみえる
・湿疹がある(皮膚が弱い)

​フレンチブルドッグのほとんどが単純なアトピーではないことが多く、「毛並み異常」を併発してアトピーの悪化を引き起こしています。この毛並み異常に対しアプローチすることが最優先です。

今回の症例はアトピーがないとはいいませんが、メインは膿皮症です。

【当院での治療】

①アトピー
・投薬治療

②膿皮症
・食事療法
・スキンケアECプラス 
※あえて抗生物質は使わず

③被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+

④週1~2回のスキンケア
・Medicareシャンプー
・Medicareクレンジングオイルジェル


それでは治療から3ヶ月後の状態と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療から1ヶ月後には抜け毛が減り、頭の毛が柔らかくなった(毛並み改善)と実感されています。
さらに1か月後には湿疹が減り、お腹にも毛の再生が認められました。

そして治療から3ヶ月後にはAfter写真まで状態が改善され、
全身に今までなかったアンダーコートが再生するにつれ、湿疹がすべて無くなっています。
初診時に計画した通り、全身に認められた膿皮症を抗生物質を服用せず完全に消失させることができました。

飼い主さまだけでなく獣医師​にも言えることですが、フレンチブルドッグの皮膚トラブルをアレルギーと考えている方が多いです。
「アレルギーなんてない!」とまでは言えませんが、アレルギーならアポキルやアレルギー療法食でスッキリ治っています。
実際は多少緩和されるくらいで、スッキリ良くなっているフレブルはあまりいないと思われます。
多くのフレブルを診ている当院での実際ですが、アレルギーが原因で皮膚トラブルを繰り返している症例は多くありません。
特に繰り返す湿疹を特徴としている膿皮症の原因がアレルギーから起きていることはほとんどなく、

別のところに問題が隠れていることの方が多いのが現実です。

フレブルの膿皮症の基本原因は2つ、「免疫異常」と「被毛形成異常」です。
ではなぜこれが治らないのか?
答えの一つは免疫異常が目に見えない&数値化できないため、獣医師もよくわからないまま簡易な言葉の「アレルギー」に置き換えられて考えられていること、そして被毛形成異常も同じで、教科書に掲載されてない&検査で異常がでないため、「フレブルの毛並みはこんなもの(普通)」とされて見落とされていることです。
 
「アレルギーではない免疫異常」と「普通と思っていたことが、実は病気」がわからないと、ずっとスッキリしない状態が続いてしまいます。
的確な医療があれば写真のように「見たことない!」というくらい劇的に改善するのですが、この治療は教科書には掲載されていないため現時点では当院でしか提供できない治療です。

当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】エリザベスカラーを外せない

2023.03.18

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 1歳1ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇フケや湿疹ができる

〇痒みがあり、掻いたり、なめたり、噛んでしまう

〇舐める、噛むに対して夢中になり、声をかけても止まらなくなってしまうため、エリザベスカラーを外せない

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まず初めに正面の写真です。

こちらは首の写真です。

こちらは胸、脇の写真です。

こちらはお腹の写真です。

最後に体の側面の写真です。

 

それでは初診時と約2か月後の写真を比べてみましょう。

 

 

 

 

 

生後10か月頃から湿疹、フケ、痒みがあり、舐める、噛むことが多く、舐め始めると止まらなくなってしまい、声をかけても夢中になって舐めてしまうため、エリザベスカラーが外せない生活だったそうです。
抗生剤やアポキルを服用すると良くなるが、服用をやめると再発してしまいました。

今回この子で注目した点は、以下2点です。
・被毛の異常
 
・純粋な痒みではない
 

心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・水が嫌いで水たまりををよけて歩く
・石、葉っぱ、枝を拾い食いする
・スリッパや靴下、マスクを収集する
・ぬいぐるみの中身を出してしまう
・ドライヤーが嫌い
・鳥を見ると追いかける
・1歳まで興奮癖があった 
・お留守番させようとすると鳴いてしまう
・車内のお留守番もギャンギャン鳴いてしまう

これらの行動は犬の成長過程の一つのこともありますが、この行動パターンを示す症例は心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出ることがあります。

【当院での治療】
①アトピー
・投薬治療

②膿皮症
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常
・投薬治療

④週1~2回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル

初診時には脇、内股などの地肌が見えてしまっていたものの、治療2ケ月後には、しっかり密度の高い毛が生えました。毛並みも柔らかく、赤い湿疹もなくなりました。

初診時には脇、内股などの地肌が見えてしまっていたものの、しっかり密度の高い毛が生えました。毛並みも柔らかく、赤い湿疹も無くなりました。
お薬もアポキルは初診時から徐々に減り、3日おきの服用になりました。
膿皮症は、抗生物質を使わずに完治しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】抗生物質を使わず、膿皮症治療

2023.03.04

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はフレンチブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ  5歳10ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇3歳の頃から皮膚トラブルを繰り返している

〇四肢をビショビショになるまで舐めてしまう

〇サイトポイントの注射を打ってもらっていたが、途中から効果が無くなってしまった

〇ステロイドを服用しても、やめるとすぐにぶり返してしまう

 

 

それでは初診時のお写真を見てみましょう。

まずは正面の写真です。

 

こちらは首の写真です。

毛が薄く、うっすら肌が見えてしまっています。

 

こちらは胸の写真です。

胸やお腹は毛がほとんどなく、地肌が丸見えの状態です。

次はお腹の写真です。

 

 

こちらは右後肢の写真です。

肢も毛が薄く、湿疹ができています。

 

最後に右側面のお写真です。

 

痒みがあり掻いたり、痒みがある部分をこすったりもあったようですが、四肢を舐めることが一番多かったそうです。舐め始めると止められず、ビショビショになるくらいずっと舐めてしまうとの事でした。

 

それでは、治療から約2ケ月後のお写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

治療前治療後のお写真比べていただくと、毛の密度が高くなり、地肌も見えなくなりました。

痒みはほとんどなくなり、四肢を舐めてしまうのも徐々に改善していきました。

 

診断の1つに行動パターンがあります。
この子の場合は、

・テレビやバイクの音が苦手で吠えてしまう
・自転車に飛びかかる
・床やマットを舐める
・枯葉を追いかける
・興奮癖があり、一人で走り回る
・ドッグランに行っても単独行動をし、他の犬と遊ばない

このような症状がありました。

上記のような症状が常に問題になるわけではないですが、こういった行動パターンがある子は心因性の掻き癖・舐め癖が強くでやすく、皮膚病が悪化したり治りにくくなる傾向があります。

【当院の診断】

膿皮症、アトピー、脱毛症
被毛形成異常、心因性掻痒症

特に後肢を中心に認められた膿皮症の要因は被毛形成異常によるもの、最も症状として強かった「舐める」は痒みより心因性によるものが大きいと考えて治療方針を組み立てました。

【当院での治療】

①被毛形成異常
・投薬治療 
・当院お勧めフード

②膿皮症、アトピー
・投薬治療 ※抗生物質は使わず
・スキンケア メディケアクレンジングオイル
       

③脱毛症
・サプリメント アロペシアGR+

※投薬治療には、教科書に掲載されていない治療方法もあるため、他院での治療は難しくなります。

当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
※痒みケアスターターセットがお勧めです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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