その他犬種

【ミニチュアピンシャー×チワワの皮膚科治療】繰り返す膿皮症

2023.05.25

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はミニチュアピンシャー×チワワの子の症例です。

 

【症例】

ミニチュアピンシャー×チワワ 4歳2ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇繰り返す膿皮症

〇円形脱毛

〇リング状のフケを伴う発赤

〇痒み

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

まずは首です。
毛が薄い箇所があり、地肌が透けています。

次に胸です。
脇から胸にかけ毛が薄く、一部赤い炎症部位があります。

続いて右体側です。
円形に脱毛し炎症が起きています。次に拡大の写真を載せています。

右体側の拡大写真です。
脱毛も目立ちますが、全体的に毛が薄いですね。

こちらは背中です。同じく次に拡大写真です。

体側だけでなく背中全体に広がっています。

 

2歳の頃からの膿皮症で、一度は抗生物質で治ったものの再発してから3~4ヶ月治らないという主訴で来院されました。

【注目ポイント】
・毛が抜ける
・毛が薄い
・地肌が見えている
・毛に艶が無い

膿皮症の原因は大きく分けて2つ、「腸内免疫の異常」と「被毛形成異常」です。
原因が1つのことは少なく、基本的には両方あることが多いですが、経験を積むとどちらがメインかわかるようになります。
免疫異常が70くらいで被毛形成異常が30という割合のこともあれば、被毛形成90と免疫異常10というようなこともあります。
今回は被毛形成異常がメインです。
ただ、被毛形成のために腸活するのは非常に重要なので、軽視してはいけません。

【当院での治療】
①膿皮症
・食事療法

②被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+

③週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareローション

 

それでは治療から3ヶ月後の様子と比べて見ましょう。

 

 

 

 

 

 

 

治療から1カ月後には毛量が増えたと感じられ、3ヶ月後にはAfterの写真の状態まで改善しました。
身体の円状の炎症と脱毛は無くなり、滑らかで密度ある毛が地肌を覆っています。

多くの場合腸内環境の異常と毛並みの異常との組み合わせで膿皮症を繰り返すため、ホームケアでアプローチする場合には、当院のオンラインショップでご購入いただける『膿皮症ケアセット』がオススメです。

インスタグラムではこの子の密度のある綺麗な毛をかき分けている動画も見れます!ぜひご覧ください。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

わんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【アメリカンピットブルの皮膚科治療】痒みと脱毛を伴うアトピー症

2023.05.03

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はアメリカンピットブルの子の症例です。

 

【症例】

アメリカンピットブル 10歳2ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇掻いたり舐めだすと止まらない痒み

〇アポキルは効くが休薬すると症状が再発する

〇痒みに伴い脱毛もある

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

まずは首です。

次に後頭部です。

そして胸と脇、両前肢です。

皮膚は炎症で赤みがかり毛は生えていません。

こちらは左前肢の拡大写真です。

続いて体側とその拡大写真です。

まずは胸の横部分。被毛が所々抜け落ちボコボコしています。

 

こちらは右臀部から大腿部にかけての写真です。

そしてそこから足先にかけての写真です。
舐めれるからか足先にかけ皮膚が酷くなっているのがよくわかります。

次に胸部です。
皮膚がただれているのが分かります。

そして腹部。

左内股の拡大写真です。
所々ブツブツとしています。

 

今回この症例で注目した点は、以下の2点です。

①毛並み異常
首から胸、そしてお腹にかけてほとんど毛がありません。身体の側面〜胴体においては毛はあるものの、ヒビ割れのような毛の生え方になっており、よい毛並みとはいえません。
フレブルなどブルドッグ系ではよく見られますが、この毛質のままでは皮膚病はよくなりません。

②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・ドッグランで他の犬を追いかける
・枯葉などを追いかけ、拾い食いをする
・破壊行動
・部屋で一人で走り回るなどの興奮
・サイレンに反応し遠吠えをする
・飼主さまの行動を目で追い、ついて回る(ストーキング)

これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みではなく、心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出ることがあります。

【当院での治療】
①アトピー
・投薬治療

②被毛形成異常
・投薬治療

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

⑤週1回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareクレンジングオイルジェル

 

それでは治療開始から3ヶ月後の写真と比べて見ましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療から1カ月後にはアポキルを使用しなくても痒みが3~4割まで減り、毛も生え始めました。

3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善することができました。
痒みは無く、10歳にして初めての状態と喜んでいただけました。

重症度が高いためここまでの改善には投薬治療が必須だと考えてますが、当院以外ではこの治療プランを受けることは難しいため当院への来院がベストかと思います。
当院への受診が難しい場合は、アポキルなどの対症療法を併用しながらホームケアを追加するのがオススメです。
アプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルケアpⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+
がお勧めです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ワイヤーフォックステリアの皮膚科治療】毛並み治療の重要性

2023.04.29

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はワイヤーフォックステリアの子の症例です。

 

【症例】

ワイヤーフォックステリア 1歳7ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇生後7カ月から痒み(搔く・噛む)

〇アポキルを服用してもないよりはマシになる程度で改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まずは正面の写真です。

次は首の写真です。

こちらは右腕の写真です。

毛が薄く、地肌が見えてしまっています。

次は胸・お腹の写真です。

こちらも腕と同様に毛が薄く地肌が見えています。

 

最後に体側面の写真です。

 

それでは、初診時から2ヶ月半後のお写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

治療から2週間後には痒みが3~4割まで減り、1ヶ月半後には1割まで減りました。

2ヶ月半後にはAfter写真の状態まで改善し、痒みは無く、皮膚の脂っぽさやニオイもなくなりました。
毛も生え揃い、毛質も良くなり、フワフワになりました。

 

今回この症例で注目した点は、以下の2点です。

①毛並み異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっている所があります。
柔らかいアンダーコートがないのは病気の特徴です。
この毛の異常に診断と治療がないと劇的な改善は見込めません。

②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・洋服やカラーを付けると動けなくなる
・葉っぱや木の実を拾い食いする
・椅子の手すりをかじる
・興奮癖があり、シャンプー後ぐるぐる走り回る
・電車やトラック、バイクの音が苦手で逃げようとする
・収集癖があり、スリッパを持ってくる


これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みではなく、心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出ることがあります。

【当院での治療】
①アトピー
・投薬治療

②被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+

③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

⑤週1回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareクレンジングオイルジェル

 

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重症度が高いためここまでの改善には投薬治療が必須だと考えてますが、当院以外ではこの治療プランを受けることは難しいため当院への来院がベストかと思います。
当院への受診が難しい場合は、アポキルなどの対症療法を併用しながらホームケアを追加するのがオススメです。
アプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルケアpⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+
がお勧めです。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【イングリッシュブルドッグの皮膚科治療】出血するほど止められない舐め癖

2022.11.03

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はイングリッシュブルドッグの子の症例です。

 

【症例】

イングリッシュブルドッグ 2歳7ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1年前から1円玉くらいの円形脱毛ができ始めた

〇出血するほど舐めてしまう

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まずはお顔の写真です。

口周りに赤みが出ています。

次は胸、お腹の写真です。

毛が薄くなっており、地肌が見えてしまっています。

 

こちらは前肢の写真です。

指の間の毛はほとんどありません。

こちらは後肢の写真です。

最後に体側面とその拡大した写真です。

 

 

それでは初診時から約3カ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、舐め始めると止まらなくなってしまうイングリッシュブルドッグのご紹介でした。舐め始めると、出血してしまうまで止まらなくなってしまっていたようです。

お写真見ていただくと、皮膚の赤みも引き、薄毛になっていたところもしっかり生えました。

今回の膿皮症に対しては、一般的に使われる抗生物質を使用せずに治しました。
膿皮症に抗生物質を使うことは標準治療ですが、抗生物質は膿皮症の原因を治せないため止めると再発しやすいという問題を持っています。
より根本的なアプローチは、隠れている毛並み異常を投薬治療で治しつつ、食事療法・スキンケア・サプリ(ECプラス)を使うことが重要です。

【今回使用したサプリメント】
・スキンケアECプラス

【今回使用したスキンエア用品】
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル

投薬治療なしにホームケアでアプローチする場合は、
・スキンケア:Medicareシリーズ
・食事療法
・免疫:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・舐め癖:パーソナルケアpⅡ+
がお勧めてす。

Medicareシリーズとサプリは当院オンラインショップからご購入いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ハバニーズ皮膚科治療】原因不明と言われた皮膚病

2022.10.29

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はハバニーズの子の症例です。

 

【症例】ハバニーズ 5歳6ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇元々脂っぽい体質で、痒み、赤みがあり、1歳頃に膿皮症と診断された

〇シクロスポリン・サイトポイント(注射)・抗生物質などを使うも改善せず

〇他に東洋医学(針・お灸)を試すも改善がなかった

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

こちらは前足の写真です。

こちらは胸、お腹の写真です。

よく胸を舐めてしまっていたので、地肌が完全に見えてしまっています。

 

こちらは背中と背中の拡大した写真です。

 

最後は身体の側面の写真です。

 

それでは、初診時の様子と比べてみましょう。

脂っぽく毛がベタベタになって束になっていたのが、サラサラ、フワフワになりました。

 

 

 

 

 

 

 

今回は一歳から膿皮症、「原因不明」と言われながら悪化していたハバニーズのご紹介でした。

【初診時にわかる大きな問題】
①膿皮症ではなく脂漏症
②脂漏症の原因追及ができていない
③毛並み異常に気付いていない

が挙げられます。

当院では脂漏症と毛並み異常への積極的投薬治療を行うことにしました。

 

原因は遺伝的体質がゆえに、「原因不明」となってしまうのはわからなくはありません。

ただ何もできないということはなく、「毛の異常」と「脂漏症」を的確に評価することができれば、特別な治療で改善を目指すことができます。

問題はこの治療が教科書に掲載されていないため、当院以外の動物病院では的確な投薬治療を受けることができないことです。

今の皮膚科ではアポキル・サイトポイント・シクロスポリン・抗生物質・スキンケア・アレルギー療法食がほぼすべてになっていますが、当院はそこで治らない理由を把握して別の治療手段をもっています。

この別の治療手段が治療成績の差を生み出しています。

他院では得ることができない医療のため、お困りの方は直接受診をお勧めします。

 

【お勧めのホームケア】
・Medicareシリーズ
 クレンジングオイル、シャンプー、保湿ジェル
・プラスシリーズ
 スキンケアECプラス、アロペシアGR+
・食事療法

正しい投薬治療とともに併用するのがお勧めです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シェットランドシープドッグの皮膚科治療】毛並み異常と腸内免疫の異常

2022.07.15

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はシェトランドシープドッグの子のご紹介です。

 

【症例】

シェットランドシープドッグ  1歳2か月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇3ヶ月前から全身に円形脱毛ができた

〇痒みがあり、背中を噛む、口を掻く様子が見られる

〇内服薬と外服薬を継続して使用しても改善されなかった

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真です。

 

こちらは胸、お腹のお写真です。

 

 

 

 

次は横から見た右前肢のお写真です。

 

最後は背中の皮膚の拡大したお写真です。

 

首、胸、お腹、前肢は毛が薄く、一部は地肌が完全に見えてしまっているところもあります。

背中には円形脱毛ができています。

 

それでは、初診時から約2ヶ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

比べていただくと全体的に毛量が増えフワフワになりました。背中にできてしまっていた円形脱毛もなくなり、しっかり毛も生えました。

 

この子の場合、膿皮症のため抗生物質の内服薬が標準治療になりますが、「服用すると治る、やめると再発する」ことが課題です。
今回は膿皮症が治りにくい根本的要因として「毛並みの異常」と「腸内免疫の異常」を疑い、毛並み治療と「正しい食事療法」
「腸内免疫改善のためのサプリ(スキンケアECプラス)」を服用していただきました。
 
 
 
膿皮症が繰り返されるには理由があり、ほとんどが「診落とし」「食事療法の間違い」「腸内免疫の異常」です。
初診時に「診落とし」に気づくこと、「正しい食事療法」を指導できること、根本的な体質改善「スキンケアECプラス(サプリ)」があることが今回のポイントです。
今回のポイント診落とし、食事管理、サプリを解説していますので参考にしてください。
 
 
 
ポイント①診落とし
 
犬の基本は「フワフワ&モコモコ」です。
今回の症例の第一印象は「薄い&細い」です。
毛が薄く、身体が細く見えるほどで、特に腕・尾が細いことに気づくべきです。
この異常が皮膚コンディション異常を生み出していますので、根本的に皮膚を強くするには、この毛並みを改善する必要があります。
 
 
ポイント②食事療法の間違い
 
「よかれ」と思って選び抜いたドッグフードや、考え抜いた食事管理が治らない原因になっていることも多くあります。
改善がないときの共通点は「今の判断が間違っている」「原因は一つではない」と捉え、すべてを見直すことをお勧めします。
 
 
ポイント③スキンケアECプラス
 
正しい食事管理と目的は同じですが、腸内免疫を改善することが重要になります。腸内免疫の改善に役立つのが当院が開発したスキンケアECプラスで、3種類の豊富な乳酸菌、2種類のオリゴ糖、食物繊維が配合されており、体質改善に役立ちます。
 
 
今回使用しているスキンケアECプラスのサプリメントは当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ワイヤーフォックステリアの皮膚科治療】アポキル・ステロイド・サイトポイントが効かない

2022.06.21

こんにちは。テリア系の毛並み治療にも力を入れている、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、ワイヤーフォックステリアの症例をご紹介します。

 

 

 

【症例】

ワイヤーフォックステリア  2歳6カ月  男の子(去勢済み)

 

【経過】

〇1歳前から痒みが続いている

〇アポキルを毎日服用し、追加でステロイドを服用するが改善が見られない

〇サイトポイント(痒み止めの注射)を毎月受けても改善しない

〇前足など、嚙みだしたら止まらない

 

 

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

 

 

まずは首から胸の写真です。

毛の密集度が少なく地肌の色がみえています。

 

こちらは前足を前からみた写真です。

噛み癖により赤みと傷があり、周辺の毛は更に薄くなっています。

 

 

続いて胸、お腹、股の写真です。

ほとんど脱毛している状態です。本来はお腹などにも毛はしっかり生えます。

 

 

 

次に前足と後ろ足を横から見たものです。

こちらも全体的に薄毛で、舐めたり噛んだりする部分は更に毛がないのがわかります。

 

 

 

こちらは背中部分の毛を掻き分けた写真です。

こちらも毛はすかすかで地肌が見えています。

 

最後に全体の写真です。

 

 

 

それでは、約3ヶ月後の写真と比較した写真をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

劇的に毛量が増えて、もこもこになったのがお分かり頂けると思います。

 

今回の症例はテリア系に多い、アポキル・サイトポイントが効かない症例です。

今までは痒みに対するだけの治療だった為、服用を続けてもずっと改善されないままでした。アポキルやサイトポイントを使用しても改善されない場合、他の疾患が隠れていることに気付く必要があります。

当院では今まで見落とされていた基礎疾患、痒みからではなく心因的な原因での痒みや噛み癖に対する治療を積極的に行いました。

 

このように噛み癖による肌や毛並みへのダメージや、なかなか改善されない皮膚病にお困りのかたは、是非当院にご相談下さい。

 

 

また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。

※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。

詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト

 

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

下のリンクバナーからご覧頂けます。↓

 

【症例報告制作者】  看護師 森

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【チワワ×プードルの皮膚科治療】アポキルが効かない痒みと脱毛

2021.12.01

こんにちは、犬の皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、mix(チワワ×プードル)の子の症例を紹介します。

 

【症例】

mix (チワワ×プードル)  9歳1か月  男の子

 

【経過】 

〇2か月前までは全く症状は出ていなかった

〇1か月前から脱毛と痒み

〇アポキルが効かない

 

それでは初診の様子をご覧ください。

まずは正面からの写真です。

目周りや耳はに脱毛があり、皮膚の赤み、掻き傷ができています。

首の写真です。


次は身体の側面の写真です。

 

側面から見た身体の拡大です。

 

側面から見た前足の拡大です。

拡大した写真を見て頂くと皮膚が乾燥し、ゴワゴワしているのも分かます。

後足の拡大です。

 

それでは、3ヶ月後の写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、寄生虫疾患の見落しと基礎疾患がありました。

治療を始めて1か月後には少しずつ痒みが減り、治療を始めて2ヶ月経つとほとんど無くなりました。3ヶ月経った写真を見て頂くと、毛も生えて、掻いて出来てしまっていた傷も綺麗に無くなりました。

 

他にも当院オリジナルのスキンケア商品(Medicareクレンジングオイル、Medicareシャンプー)で飼主様にご自宅でスキンケアをして頂きました。こちらの商品は、オンラインショップでもご購入いただけます。

 

このようにトイプードルやその他わんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡ください。

他にも関東にお住まいの方は、継続治療をオンラインで行う遠隔診療も行っています。※症状によってできないこともございます。

詳しくは、ホームページの東京サテライトのご案内をご覧ください。

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ボーダーコリーの皮膚科治療】舐め癖、噛み癖による脱毛

2021.11.03

こんにちは、ボーダーコリーの毛並み治療も行っている犬の皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、ボーダーコリーの症例を紹介します。

 

【症例】

ボーダーコリー  1歳5ヶ月  女の子

 

【経過】

〇お腹、内股に赤い湿疹

〇お尻、腰、足、お腹側面を噛んだり、舐めたり、掻いてしまう

〇噛んでしまうところは毛がちぎれて薄くなっている

 

それでは初診の様子をご覧下さい。

 

まず、胸、脇の写真です。

 

 

こちらは、お腹側の写真です。

胸の拡大です。

 

お腹、内股の拡大です。


次は身体側面の写真です。

 

側面から見た足の拡大です。

 

それでは、初診時から約3ヶ月後と比較してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

治療を始めて1か月ごろには痒みもほとんど無くなり、噛むことは無くなりました。

 

写真を見ていただくと、胸、脇、足などの毛が薄くなっていたところはしっかり生えています。治療前は毛並みも悪かったのですが、ふわふわになっているのが分かります。

お腹に合った湿疹も無くなり、赤みも引いています。

 

今回の治療には、獣医師が開発したサプリメント2種類も使用しました。

使用した腸内環境を整えるスキンケアECプラスと性格や気質に対するパーソナルケアpⅡ+は、オンラインショップでもご購入いただけます。

 

このようにボーダーコリーやその他わんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡ください。

他にも関東にお住まいの方は、継続治療をオンラインで行う遠隔診療も行っています。※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ペキニーズの皮膚科治療】膿皮症、アトピー性皮膚炎

2021.10.19

こんにちは、犬の皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はペキニーズの症例を紹介します。

 

 

【症例】

ペキニーズ  5歳2か月  男の子(去勢済み)

 

【経過】

〇1歳前から皮膚病になり、一度治ったがその後一年中症状が出るように

〇背中や内股にそれぞれ10個以上の湿疹

〇手の裏を舐めたり、身体全身の痒み

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

まずは胸の写真です。


お腹の写真です。

お腹の拡大写真です。

 

それでは1か月後の状態をご覧ください。

 

 

 

今回、あえて抗生物質を使わず、投薬治療にアポキルとサプリメント、飼い主様にご自宅でして頂くスキンケアを使用しました。

初診から、2週間後には痒みも減り、湿疹も減ってきました。

1ヶ月後には痒みもほとんどなく、湿疹もお腹は無くなり、背中も減ってきました。

 

今回治療に使用した、獣医師開発のオリジナルサプリメントのスキンケアECプラスとスキンケア商品はオンラインショップからご購入いただけます。

 

このようにペキニーズの膿皮症、アトピー性皮膚炎やその他わんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡ください。

他にも関東にお住まいの方は、継続治療をオンラインで行う遠隔診療も行っています。※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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