プードルの症例報告

【トイプードルの皮膚科治療】8年間続いた皮膚病が約3ヶ月で改善!

2023.12.12

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル  10歳6ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇2歳から皮膚が脂っぽい

〇毎日ステロイドを服用するも改善せず

〇ステロイドを2日に1回に減らすと痒みが悪化する

〇エリザベスカラーを外せない

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の写真とその拡大した写真です。

 

こちらは前から見た胸、前足の写真です。

最後に胸のお写真です。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:毛並み異常と脂漏症
毛並み異常の症状は、
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
・皮脂が多く、ベタベタする
があげられます。

.
.
.

【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療

④週に1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

 

それでは治療から約3ヶ月後の写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には痒みが減り、エリザベスカラーを取れるようになりました。
3ヶ月後には、湿疹もなくなり、お写真や動画の状態まで改善しました。


受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】オンライン診療でお腹の湿疹の治療は可能か?

2023.12.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 4歳2ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳からお腹に湿疹があった

〇2歳から症状が悪化するも冬には落ち着いていた

〇今は1年中症状が出ている

〇血が出るまで舐めてしまいエリザベスカラーが必須

〇アポキルの効果なし

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは胸~お腹の写真です。

お腹の拡大写真です。
皮膚が赤く炎症しています。

最後は右体側の腰部です。
お腹から皮膚の炎症が続いています。

 

 

【初診時の診極め】

ポイント:心因性
今回の症例は搔くことが無く、ほぼ『舐める』症状でした。
仮に純粋な痒みが原因であれば、一般的にはアポキル・ステロイド・サイトポイントなどの治療薬で十分にコントロールすることができます。
これらの一般的な痒み治療薬で改善がない場合に疑うべきなのが「心因性」です。
痒みか心因性のどちらかということはなく、痒み+心因性という視点を持って、
「痒いからイライラして余計に舐めてしまう」のか
「舐め癖があるから皮膚が荒れてしまう」のかを獣医師が適切に判断しなければいけません。
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

・他の犬が使っているおもちゃを奪うのが好き
・音が苦手で、日常の生活音に対して吠える
・気に入らないと吠える
・落ちているものを拾う傾向がある(ほこりや髪の毛)
・飼主の後を執拗に追う
・執着するお気に入りの毛布や特定のおもちゃがある
・常に自分が一番で、他の犬との間に割り込んでくる

があげられます。

これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みというよりも、
心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出る傾向があります。
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.
【当院の治療プラン】

①アトピー&膿皮症
・投薬治療
※抗生剤未使用!

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③心因性
・投薬治療
・パーソナルPⅡ+

④週1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
・Medicareローション

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 



この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には皮膚がきれいになり、
さらに1ヶ月後には新たな湿疹は出なくなりAfter写真の状態まで改善されました。

まだ治療途中ですが抗生剤は使用していません。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「膿皮症ケアセット」をお勧めします。

 

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】普通のアロペシアXではない?!

2023.07.22

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はオンライン診療で改善したトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 3歳11ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1年前から皮膚がカサカサになった

〇半年前から毛が薄く地肌が見える

〇舐め始めると止まらなくなってしまう

〇アポキルやステロイドを1日2回服用するも改善しない

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まずは胸の写真です。

ほとんど毛がなく、地肌が見えてしまっています。

こちらはお腹とその拡大した写真です。

 

最後に右側面の写真です。

それでは治療から約6ヶ月後の写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

【初診時の診極め】

『アロペシアXだけど、普通のアロペシアではない』

ポイント①検査の結果は毛周期停止(アロペシアX)

ポイント②典型的な病変ではない
数多くの皮膚を診ていればわかるのですが、このタイプは典型的なアロペシアXとは異なる脱毛の仕方をしています。

ポイント③毛色とカールの消失
この子の場合、元々毛色はアプリコットでしたが、退色し白っぽくなっています。
毛のカールもトイプードルの子はくるっと巻いていますが、カールが失われてしまっています。

今回は典型的なアロペシアではないと考えたので、あえて異なる治療法から入りましたがこれが功を奏し短期間のうちに劇的な改善がありました。
一般的にトイプードルのアロペシアXは改善が難しく、毛が生えるには時間がかかるのですが、今回はわずは半年でした。

.
.
【当院の治療プラン】

①脱毛&アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

③アロペシアX
・アロペシアGR+

この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には痒みが2割に減り、3ヶ月後にはほぼなくなりました。
薄く白っぽくなっていた毛の色が濃くなり、毛の量も増え、地肌が見えてしまっていたところもしっかりと生えました。
毛のカールも治療から約5ヶ月で少しずつ復活してきました。

同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
 スキンケアECプラス(腸活)
 パーソナルケアpⅡ+(心因性)
 アロペシアGR+(被毛形成異常・毛周期停止)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科診療】5年の皮膚病が2ヶ月で改善

2023.06.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 6歳 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳から痒みが続いており、今年は悪化傾向にある

〇血が滲んでしまうほど、搔く、噛むため洋服着て生活している

〇ステロイドやサイトポイントを使用しても改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まずは、正面のお写真です。

こちらは頚部のお写真です。

次は前足のお写真です。

 

こちらは側面から見た前足の写真です。

次は側面から見た後足の写真です。

次は胸のお写真です。

最後にお腹、スネのお写真です。

【初診時の診極め】

皮膚の状態から、もともとアトピーや脂漏症で痒くなりやすい体質ということはわかりましたが、それだけではありません。

●毛並みが良くない
全体的にスカスカの印象で生え方も弱々しい
典型的なトイプードルの毛並み異常がある

●心因性の診断
・マンホールや水たまりをよける
・ファスナーを噛む
・葉っぱを拾い食いする

これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みというよりも、心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出る傾向があります。

 

それでは治療から約2ヶ月後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

【当院の治療プラン】

①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス 

③被毛形成異常
・投薬治療

④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアp II+

⑤脂漏症
・院内薬浴

初診時に院内で薬浴を行い、
その後痒みが3割まで減りました。

治療から約2ヶ月後には痒み、フケ、臭いも無くなり、

「1歳以来初めて良くなった」
「魔法にかかったみたい!」と

非常に喜んでいただけて、私たちまで嬉しくなりました

また行動にも変化が見られ、自分から遊んだり活発に動くようになったそうです。

 

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】止まらない舐め癖

2023.05.02

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル  5歳6ヶ月 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇舐め始めると止まらなくなってしまう

〇アポキルやステロイドなどのお薬を服用するも改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

まずは正面の写真です。

次に脇とその拡大写真です。

脇を搔いてしまい、赤みがあります。

 

次に腕とその拡大写真です。

腕も赤みがあり、拡大写真を見ていただくとただれているのが分かります。

 

最後に足先の写真です。

手先を舐めてしまい、毛の色が変色しています。

 

それでは、治療から約4カ月後の写真と比べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

この症例で大事なことは診た第一印象だけで、「本当は痒くないのではないか?」ということです。
診察室での挙動、病変部の部位、飼い主さまがお話される内容から「痒みだけではない行動の問題」が隠れていることがわかります。

心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・わんちゃんが苦手で見かけると吠える
・苦手な事に対して我慢ができない
・かなり頑固でお散歩などで行きたくない方には絶対に行かない
・嫌なことをすると噛む
・人の手を舐めるのが好き

これらの行動パターンを示す症例は、純粋な痒みではなく、心因性の掻痒行動(舐める・噛む、搔く)が強く出ることがあります。

【当院での治療】
①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法

③心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+

④週1回のホームスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー

治療の4カ月後にはAfter写真の状態まで改善し、前までは四六時中舐めたり、噛んだりしていたのも4割ほどに減りました。
Beforeのお写真では、手先の毛の色が変色していますが、手舐めが減り、After写真では変色していた部分が薄くなりました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

重症度が高いためここまでの改善には投薬治療が必須だと考えてますが、当院以外ではこの治療プランを受けることは難しいため当院への来院がベストかと思います。
当院への受診が難しい場合は、アポキルなどの対症療法を併用しながらホームケアを追加するのがオススメです。
アプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルケアpⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+
がお勧めです。

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルのアトピーと脂漏症】皮膚と毛並みの改善と心のケア

2022.12.14

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はトイプードルの子の症例です。

 

【症例】

トイプードル 5歳9ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇2歳半から3年間ずっと1年中痒みが続いている

〇抗ヒスタミン薬・コルタバンスの使用と月1回のサイトポイントによる治療を行うも改善しない

〇ビショビショになるほどの手舐め行動がある

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

まずは首の拡大写真です。皮膚が硬くただれています。

こちらは胸の写真です。毛束状になり皮膚の色は黒くなっている場所もみられます。

次は胸とお腹です。

胸の拡大写真です。こちらも毛束状になっているのが目立ち、下の皮膚が見えています。

そしてお腹の拡大写真です。胸に比べ皮膚の色や状態が悪いです。

さらに下にいき、後ろ脚。膝辺りは毛を噛んでしまい脱毛しています。

こちらも皮膚の色が悪いのが確認できます。

次に横から見た写真です。

 

こちらは先ほどの写真の腰の拡大写真です。

こちらも先程と同じく噛んで毛が短くなっています。

 

最後に背中の写真です。

 

目の周り・口周り、前足・後ろ脚が部分的に皮膚がベタベタしており、背中はフケが確認できました。


当院での診断は3つ、「免疫の異常」「毛並みの異常」「心因性の異常」です。

治療は、
①食事療法とサプリメント
加工品は避け、腸管の免疫改善の為に当院でオススメしているフードとサプリメント(スキンケアECプラス)の開始
②投薬治療
毛並み改善やもともとの性格や気質(心因性)、そして痒みに対し適切なお薬の処方
③スキンケア
Medicareオイル
Medicareシャンプー
Medicareジェル

を使用しての定期的な体の外からケア

治療から約2ヶ月で皮膚の状態も良くなり毛も生え始めました。

写真で見比べてみましょう。

 


毛は脂っぽさがなくなり、サラサラに。そしてカールと艶が復活しています!
脂漏症により皮膚が固いフケで覆われていましたが、投薬治療によりやわからな皮膚に戻りました。

特にトイプードルは毛質がとても大事で、皮膚が良くなる条件に「毛の密度が高い」「毛の色が濃い」「毛に艶とカールがある」ことが挙げられます。
逆に毛の密度が低い、毛の色も薄い、毛に艶とカールがないと皮膚病が治らない条件が残っていることになります。
ここには投稿治療とアロペシアGR+がお勧めです。

また心因性に対する治療により日常生活にも変化が現れ、外出時などでケージに入れる15分以上不安で鳴いていた子が、今では飼い主さまのお出かけに気付くと自らケージに入るようになったそうです。
このお出かけ前のケージに入る行動は今まで一度もあったことがないようで、飼い主さまは非常に驚かれていました。
これは心因性に対する適切なアプローチのおかげでもあります。

受診が難しく、ホームケアでアプローチする場合は…
・食事療法
・スキンケア
・免疫:スキンケアECプラス
・心因性:パーソナルケアpⅡ+
・毛並み異常:アロペシアGR+

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【スタンダードプードルの皮膚科治療】抗生物質を使わない膿皮症治療

2022.11.23

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はスタンダードプードルの子の症例です。

 

【症例】

スタンダードプードル 6歳4ヶ月 女の子(避妊済)

 

【経過】

〇3年以上前から湿疹が繰り返している

〇抗生物質や外用薬を使用するも改善せず

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

お腹の写真です。

 

初診時から3週間後の写真と比べて見ましょう。

 

初診時は湿疹、赤みがありますが、すごくきれいになりました。

 

膿皮症の標準医療としては抗生物質を使用するところですが、再発しやすいタイプの症例に対しては根本的なアプローチが不足していると考える必要があります。

 

理由は、抗生物質は細菌を抑えることができても細菌が増える原因を改善できないためです。

抗生物質を服用中はたしかに湿疹(膿皮症)はよくなりますが、抗生物質の服用をやめると再発するタイプが当てはまります。

抗生物質が膿皮症の原因を治しているわけではないため再発を繰り返してしまいます。

 

再発を繰り返す場合の大事な視点はできてしまった膿皮症を治すことではなく、「膿皮症ができる要因を改善すること」です。

 

膿皮症の原因は色々ありますが、腸内環境の異常と毛並みの異常の2つが関わっていることが多く、みなさまに知っておいてほしいのは原因がどちらか1つだけのケースはほとんどないということです。

 

今回の症例では珍しく毛並みの異常がほとんど認められなかったため、腸内環境の異常による膿皮症の可能性が高いと判断し、食事療法とサプリメント(スキンケアECサプリメント)でアプローチし、予測通り最短の3週間で改善しました。

 

「スキンケアで膿皮症は治りますか?」とよくご質問をいただきますが、多くの場合腸内環境の異常と毛並みの異常との組み合わせで膿皮症を繰り返すため、ホームケアでアプローチする場合には、当院のオンラインショップでご購入いただける膿皮症ケアセットがオススメです。

 

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】高齢脂漏と噛み癖

2022.05.24

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回は高齢になってから発症した脂漏症と、昔からあった舐め癖のトイプードルの治療症例です。

 

【症例】

トイプードル  13歳  男の子

 

【経過】

〇アポキルを服用しても改善されなかった

〇10年前から手足をずっと舐めていた

〇13歳になってから他院から皮膚病と診断された

 

 

それでは初診の様子をご覧下さい。

 

 

まずは首の写真です。脂漏症の症状がお分かり頂けると思います。脱毛もしています。

 

次は胸の写真です。赤みもあり、正常に毛が生えていません。

 

そして、前足と後足(内側)の写真です。

舐め癖、噛み癖があり痛々しい状態です。正常な毛はありません。

 

 

最後に全体の写真です。

特に舐める手足は毛がほとんどありません。

 

 

それでは初診時から約5ヶ月後の写真を比較してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか

治療開始から約1ヶ月過ぎる頃にはフケやガサガサ感が減り始め、痒みや舐め癖も減ってきました。

皮膚のコンディションが改善されることで、正常な発毛にも繋がります。

 

今回は、高齢になってから発症した脂漏症でもきちんと治療できれば改善される症例です。

隠されたいくつかの基礎疾患と、心因性の治療を同時に行うことが重要です。

そしてもう一つ、外部からのアプローチとして当院での薬浴や、適切なスキンケアの指導を行い飼い主様自身でのスキンケアも行って頂きました。

今回の治療にアポキルは使用していません。

内部からの治療と、外部からのアプローチを同時にすることで改善に繋がります。

 

このように、噛み癖や、アポキルが効かないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りの事がありましたら、是非当院にご相談下さい。

 

 

また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。

※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。

詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト

 

今回使用したスキンケアは当院ホームページでご覧頂けます。⇒スキンケア&サプリメント製品

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】  看護師 森

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】アポキル、ステロイドか効かない異常な噛み癖

2021.11.23

トイプードルの皮膚科治療にも力を入れている、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、トイプードルの症例をご紹介します。

 

 

 

【症例】

トイプードル  14歳1ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇アポキル、ステロイドを服用していたが効果なし

〇サイトポイントも効果がなかった

〇出血するほど噛む

 

 

では、初診時の様子です。

 

 

まずはお顔(横向き)の写真です。

目の周り、口の周りの脱毛が激しく、肌もごわごわとしています。

 

 

 

 

次に足の写真です。

噛んだり、舐めたりする事が辞められず、赤み、腫れ、脱毛、出血、傷跡があります。とても痛々しい状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは4ヶ月後の写真をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手足を異常な程舐めたり噛んだりし、飼主様が声をかけても辞めず、更に酷いと悲鳴をあげながら出血するまで噛むほどでした。

他にもクッションやバスタオルなども噛み、怒りっぽくなったそうです。

5年間このような状態が続き、アポキルやステロイドの服用、サイトポイントの注射をしても効果が出なかったのです。

 

今回、当院では心因性に対する必要な投薬治療を行い、同時に腸内環境を整え(スキンケアECプラス)、投薬とは別にサプリメントでも心因性にアプローチをしました(パーソナルケアpⅡ+)。

3ヶ月後には舐める回数が大幅に減り、毛の量も増え、明らかな元気が出てきました。心因性の原因を抱える子たちは、改善により性格にも変化が見られる事が多いのです。

 

この子の場合は投薬治療が必要な例です。必要な投薬は大切な治療です。

この様にただ痒くて掻くのではなく、心因性からくる痒みの衝動を上手くコントロールすることが大切です。

 

皮膚病には色々な原因があります。

噛み癖や、アポキルが効かないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りの事がありましたら、是非当院にご相談下さい。

 

今回の治療でも使用した当院オリジナルのサプリメント、スキンケアECプラス(腸内環境を整えます)、パーソナルケアpⅡ+(心因性のアプローチに服用しました)、は当院のホームページでご覧頂けます。⇒サプリメント&スキンケア製品

 

尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。

疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。

詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト

 

 

【症例報告作成者】 看護師 森

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科治療】心因性による舐め癖、痒み

2021.09.23

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、トイプードルの症例です。

 

【症例】

トイプードル  3歳   女の子(不妊手術済)

 

【経過】

〇1歳半頃から脱毛

〇痒みがある目や口を掻いたり、こすったりする

〇手先をよく舐める

 

では初診時の様子を見ていきましょう。

 

まず右側面の写真です。

右耳の写真です。

左耳の写真です。

 

お腹側の写真です。

 

 

胸部拡大です。

 

腹部拡大です。

 

それでは、3ヶ月後の治療後の写真を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

初診から2週間後には、痒みがほぼ無くなりました。

毛が薄くなっていた耳や胸なども毛が徐々に生え、皮膚の赤みもなくなりました。

フローリングやソファ、人の手を舐めてしまうこともありましたが、だんだん無くなっていきました。

 

今回は心因性に対する投薬治療や腸内環境をよくするサプリメント(スキンケアECプラス)と性格や気質に対するサプリメント(パーソナルケアpⅡ+)とご自宅でのスキンケアも行いました。サプリメントやスキンケア用品はオンラインショップでもご購入いただけます。

 

わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがありましたら、是非当院へご相談ください。

関東圏にお住まいの方には、継続治療をオンライインで行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】 看護師 佐野

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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