2013.08.25
前回紹介したのトイ・プードルの皮膚病①の続きです。
このような症例で必要なことは、全身の皮膚病変をしっかりと把握することとスキンケアをメインとした治療をすることであるため、被毛のカットを行います。
もちろん絶対条件ではありませんが、最も早く治療結果を出すためにも行うべきと考えています。
それでは初回のスキンケアで全身をカットした状態を診てみましょう。
続いて、肩付近の拡大です。
続いて、右後肢。
同じく右後肢の拡大像です。
続いて、背中を上からみた状態です。
同じく背中の拡大像です。
続いて、右前肢とその拡大像です。
同じく右前肢を内側からみたところです。
最後に、右後肢の外側面です。
左右対称性のため、反対側からの写真は掲載していません。
こういった症例で必要なことは、初診時に「検査⇒診断⇒治療⇒改善」までの道筋を描くことです。
次回、治療後の状態をお示しします。
投稿者:
2013.08.19
1年以上ぶりの症例報告となりました。
改めて、四季の森どうぶつクリニックのHPとして当院の症例報告を行っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今回は、少し珍しいタイプの皮膚病です。
珍しいのは皮膚病の好発犬種ではないトイプードルであることです。
もちろんトイプードルで皮膚病がないわけではないのですが、難治性になりにくいため滅多に困るような皮膚病にはなりません。
それでは初診時の状態を見てみましょう。
非常に強い痒みのため、自傷(自ら身体を傷つける)と出血防止のため、エリザベスカラーを常時つけていました。
しかも2つ、わんこもそうですが飼主さまもつらい状態ですね。
次に、両眼。
脱毛と大きなフケが認められます。
続いて、右耳。
続いて、左耳。
続いて、右前肢とその拡大。
続いて、左側面全体。
続いて、左後肢とその拡大。
続いて、右側面全体と右後肢の拡大。
トイプードルでこのような悪化をしめすタイプはそう多くありません。
初診時では必要な検査、予測できる治療の流れをお伝えしました。
もちろん最も重要なのはスキンケアです。
目標はエリザベスカラーを外した普通のわんちゃんらしい普通の生活をすることです。
1回目のスキンケアの様子は次回お伝えします。
四季の森どうぶつクリニック
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