皮膚科ブログ

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【フレンチブルドッグの皮膚病】

2019.10.18

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はフレンチブルドッグの症例です。

 

【症例】

フレンチブルドッグ 4歳5ヶ月 女の子(避妊手術未)

 

【経過】

〇1歳前から痒みあり(季節性はない)

〇足先を舐める

〇顔、下顎をこすりつける

〇両耳を掻く

〇アレルギー用の食事を試したが改善しない

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

 

前胸、前肢です。

 

前肢の指間です。

 

足裏です。

 

それでは、初診時から約6週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

全体的に赤みが引き、痒がることも少なくなったそうです。

手舐めも改善されました。

 

このような症例には投薬治療はもちろん必須ですが、それに加えて当院のサプリメントが非常に有効です。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病治療】薬浴&サプリ&食事療法

2019.10.18

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はシーズーの症例です。

 

【症例】

シーズー 2歳3ヶ月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇半年前から続く皮膚炎

〇抗生物質の投与を行ったが改善しなかった

〇腹部、後肢、足先を舐める、耳を掻く

〇エリザベスカラー着用

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

右腕の内側です。

 

右の手先です。

 

左の足先です。

 

胸~脇、腹部です。

 

胸~脇、腹部の拡大です。

 

内股~後肢です。

 

それでは、初診時から約2週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

 

全体的に赤みが引き、フケも無くなりました。

以前は人がいない時ずっと手を舐めていたようですが、だいぶ落ち着いたそうです。

 

このような症例には当院が開発したスキンケアとサプリメントが非常に有効です。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【アポキルが効かない】痒いわけではない「癖」

2019.10.13

犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックの平川です。

3年前にアポキルが発売されて以来、犬の痒み疾患には「とりあえずアポキル」という流れが強くなっています。

非常に安全性が高いので特に大きな問題はありませんが、「アポキルで痒みが治らない」という皮膚病症例はかなり多くいます。

というのも当院を受診されるわんちゃんの8~9割が「アポキルを服用しているのによくならない」とお話されます。

 

ここで重要なのは「本当に痒いのか?」という視点です。

犬の掻痒行動には「掻く」「舐める」「噛む(かじる)」といった症状がありますが、すべてが「痒み」に対する症状ではないこともあります。

ヒトでも「皮めくり症」という病気があるように、かならずしも痒みからきているわけではない皮膚疾患もあります。

簡単にいうと「癖」という枠に入る「行動学的特徴」ですね。

犬でも「癖」によって掻いたり、かじったり、舐めたり・・・というのはよくあります。

今回の症例はそんな「痒いわけではなくて癖でかじってしまう症例」です。

【症例】

 マルチーズ 女の子

それではちょうど一番悪化している状態の写真を紹介します。

症状がでているのは写真右半分(左前腕)、左腕の外側ですね。

常にかじっているため毛が伸びず、ちぎれているため短い状態になっています。

明らかに心因性を疑う所見で、アポキルを使っても全く改善しません。

抗不安作用のある向精神薬を服用することである程度緩和もあるのですが、十分な改善ではなくぶりかえしたりもします。

一般的に「ストレス?」と言われる心因性ですが、必ずしもストレスとは限りませんので「癖」としてアプローチする方がいいこともあります。

そこでこの症例には今年の春に開発した「パーソナルケアPⅡ+」を併用することにしました。

パーソナルケアPⅡ+を併用してからは治療成績が明らかに向上しています。

しかも抗不安薬を完全に中止してもほとんどぶり返さなくなっています。(治ったという表現ではないです)

明らかに「癖」のスイッチが入らなくなって落ち着いているという状態です。

 

症例によって原因や性格・気質はさまざまで、場合によっては不安を取り除く向精神薬が必要であったりするため一概にいえませんが、心因性=抗ストレス&抗不安というものではないと考えています。

やはりわんちゃんの性格・気質にあったアプローチがあり、投薬治療も大事にしつつ「サプリメント」というのは投薬治療ではできないより根本的な対策の1つではないかと考えています。

 

今の皮膚科医療では癖は「癖だから(治療対象ではない=治らない=仕方ない)」で終わってしまう傾向があるかと思いますが、「癖が起きる病気」として捉えてアプローチすることで1つ2つ上の治療成績を出すことができます。

まだまだ一般的な治療ではない分野ですが、当院ではわんちゃんの生まれつきの性格・気質を的確に診断し、積極的な治療プランを提案しています。

その1つが「パーソナルケアPⅡ+」です。

パーソナルケアPⅡ+は短期的な効果が期待できるサプリメントではないため、最低半年以上(できれば数年)かけて継続をお勧めしています。

特に気難しい柴犬、個性的な子が多いブルドッグ犬種、シーズーには非常にお勧めです。

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【パーソナルケアPⅡ+】舐め癖への画期的アプローチ

2019.06.03

手先・足先を舐める、腕をなめる・・など、痒み疾患に間違われやすい「癖」に対する皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

皮膚炎などはなく、同じところを舐めて続けて茶色になっているわんちゃんいませんか?

アポキル・ステロイドといった一般的な痒み止めで効果がないのも特徴の一つです。

【症例】

 チャイクレ

【経過】

〇元々アトピーがあり、アポキル・抗不安薬・ヒーリングケアLFプラスで2年ほど症状はおちついていた。

〇家族構成の変動などのきっかけて再発し、同じ治療内容を続けているにも関わらず半年以上改善がない

※以前にも治療実績として紹介したことがありますが、その後の経過が順調なので再掲載です。

 

それでは再発時の写真です。

右腕の手首やや上の写真、そしてその拡大の2枚です。

 

同じ部位を繰り返し舐め続けているため、皮膚がびらんをおこしています。

ここから「癖」に対する治療として投薬治療の変更とサプリメントの変更を行いました。

もちろん治療結果はよかったのですが、投薬治療を古い内容に戻しても維持できるかもやってみました。

投薬治療を昔のレベルに戻しても一切ぶり返しなしで維持できています。

なにより被毛の茶色が一切ないため、「舐めていない」という状態です。

もちろんパーソナルケアPⅡ+だけでのアプローチではなく、投薬治療も併用していますが、以前はコントロール不能だった舐め癖の投薬内容にもどしているため、サプリメントでの維持ができている指標になると思います。

この子には腕だけなく、他の部位を噛む癖もあったのですが、現在は全身どこも噛んでいません。

かなりいい状態なので、今はアポキル・抗不安薬などの投薬治療の減薬にも取り組んでいます。

 

「舐め癖」「突発的な掻き壊し」「急に噛みだす」といった症状は、従来の痒み治療(アポキル・ステロイド)での反応が悪く、いい治療プランが提案できなかった症状ですが、現在はいい治療プランが提案できています。

そのうちの1つが当院が今年の4月に開発したサプリメント「パーソナルケアPⅡ+」です。

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレブルの皮膚病治療】手舐め・足舐めの癖にアプローチ

2019.05.31

フレンチブルドッグに多い「アポキル・ステロイドが効かない」手舐め・足舐めといった痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

フレンチブルドッグの皮膚病の原因と言えば「アトピー・アレルギー」がよく知られていて、アレルギー対策としてアレルゲンを避けた食事療法や、ステロイド・アポキルといった痒み止めの内服治療薬が一般的ですが、これらの治療でよくならないフレンチブルドッグも多くいます。

今日はそんな「痒み止めが効かない手舐め・足舐めのフレンチブルドッグ」の症例です。

【症例】

 約2歳 フレンチブルドッグ 男の子

【経過】

〇1歳のころから続く痒み

〇手・足先をよくなめるため、エリカラを外すことができない

〇顔も全体的に赤く、掻いたりこすったりしている

それでは初診時の状態、まずは正面から。


続いて、前肢端とその指間・足裏の拡大です。





続いて、後肢端とその拡大です。




それでは初診時からやく1か月後の状態です。






慢性的な舐め癖によって毛が茶色に染まっているため一部分かりにくいところがあるかもしれませんが、舐める程度は「10→2」レベルまで改善しました。

アポキル・ステロイドといった痒み止めが劇的に改善につながる「痒くて舐める」もありますが、「舐める=痒い」とは限らないため、改善がない場合は痒い以外の原因を探さなくてはいけません。

手舐め・足舐めの原因は一概に1つだけではなく、多くは複合的な要因で起きているため、アプローチを痒み止め(アポキルやステロイド)一辺倒では不十分なこともあります。

特にフレンチでは心因性(性格)による舐め動作が強く出やすい傾向にあるため、心因性のアプローチを併用しなければうまくいかないケースが多くあります。

当院でフレンチブルドッグの治療成績が高い理由の1つはこの心因性のアプローチが奏功しているためだと考えています。

その他に考慮すべき原因として「アレルギー」についてよく聞かれますが、環境アレルゲンに対する反応はあれど食物アレルギーはほとんどないため、食生活からのアレルゲン回避の努力はほとんど改善につながらないと考えています。

※稀に食物アレルギーもありますので、アレルゲン回避でよくなる場合があるかもしれませんが、当院ではアレルゲン回避だけで改善した症例はこの5年は経験していません。

今回のアトピーがあったため、アポキルを併用しつつですが、心因性の投薬治療を行って改善させました。

ある程度改善したら減薬のためにもサプリメントの併用していくと治療成績が高くなります。

当院ではこういった痒い以外の舐め癖にサプリメント「パーソナルケアPⅡ+」を開発しました。

一般的なサプリメントと異なり長期的な使用が必要ですが、根本的に解決しにくい性格・気質からくる舐め癖には非常に有用だと考えています。

また、こういった症例にはスキンケアも非常に重要となります。

スキンケア単独で舐め癖が改善するのは難しいのですが、スキンケアが不十分であると治るものも治りません。

ピントが足裏の皮膚にあわなかったため、比較画像では採用していませんが、足裏の奥に皮脂が多く付着したままの状態であれば投薬治療がどれだけ適切でも痒み改善は難しいです。

こういったシャンプーでは取り除きにくい皮脂汚れには当院のMedicareクレンジングイルが非常に効果的です。

犬の皮膚病治療のために開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【犬の舐め癖の治療法】「舐める=痒い」とは限らない

2019.05.10

手を舐める、足を舐めるなど身体の一部を執着してなめることによって起きる皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

犬の皮膚科をしていると、「舐める」という症状をよく診ます。

痒いから舐めていることもありますが、痒みと関係なく舐めているわんちゃんも多くいます。

痒みから舐めている場合は痒みを抑えればいいのですが、痒みと関係なく舐めていれば痒み治療ではまったくうまくいきません。

今回はそんな「痒いではない舐め癖」のわんちゃんです。

【症例】

 マルチーズ 4歳 男の子(去勢済)

【経過】

〇元々臍ヘルニア(デベソ)があり、気にして舐めていた

〇しつこく舐めることでヘルニアの袋部分が破れてしまい、手術で縫合整復

〇術後も舐め癖はつづき、臍に裂開部分あり

〇アポキル服用するもあまり効果がなかった

 

それでは初診時の状態です。

 

次は臍(へそ)の拡大です。

穴が開いています。

おそらく臍ヘルニアを舐めすぎて破裂した後、手術で整復&縫合するも術後に舐めすぎで一部離開してしまったと思われます。

舐め続けたことでずっと穴が開いている状態が続いているのでしょう。

 

非常につよい舐め癖があり、胸~内股にかけてほとんど毛がありません。

ここから8週間後の状態と比較してみましょう。

ほとんど舐めなくなり、毛も再生していますし、皮膚コンディションもかなり改善しています。

臍の皮膚裂開部分も完全に閉じることができています。

 

この症例では「腹部を舐める」という症状が非常に強いのですが、痒くて舐めていたわけではありません。

そのため痒み止め「アポキル」では十分な改善ができません。

こういった症例には心因性のアプローチ(投薬&サプリメント)が重要になってきます。

サプリメントとしては今年当院で開発した「パーソナルケアPⅡ+」がお勧めで、今回の治療症例でも併用しています。

今まで「舐め癖」は仕方がないと言われていた部分もありますが、当院では皮膚トラブルにつながる過剰な舐め癖は治療対象としてみています。

また投薬&サプリメントを長期継続することで十分改善可能と考えています。

 

パーソナルケアPⅡ+は以下のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【トイプードルの皮膚科専門外来】舐め癖&掻き壊し

2019.04.25

アポキル・ステロイドといった痒み止めのお薬が効かない舐める・掻くといった皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

トイプードルはアトピー、脂漏症、ホルモン異常の他にも心因性の皮膚トラブルが多いなど、かなり難治性になる場合があります。

今回は一見重度ではないのですが、特徴的な皮膚病で同じような症状のわんちゃんの飼主さまには知ってほしいことなので紹介します。

 

【症例】

 トイプードル 4歳 女の子(避妊手術済)

【経過】

〇生後4歳(約半年前)にブリーダーから譲渡

〇引き取ってこの半年ずっと皮膚トラブルがある

〇痒みは「前胸を舐める」「陰部を舐める」「背中を真っ赤になるまで掻く」「顔をこする」「前肢端を舐める」

それでは初診時の状態を紹介します。

続いて、頚部~前胸部です。

 

続いて、左前腕の屈曲部位です。

続いて、胸部とその拡大です。

 

 

続いて、この胸の部位の毛をカットした後の状態です。

 

続いて、背中と皮膚炎の局所拡大です。

背中全体をみると一見なにもないようにみえますが、たった1か所だけ非常に炎症の強い部位があります。

この半年間、背中ではこの1か所だけをずっと掻いているそうです。

背中の他の部位にこの赤み、ないし痒みがでたことはないそうです。

 

 

初診時から2週間後の状態です。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

舐め癖がつよく、真っ赤&脱毛していた部位ですが、舐めるのがとまったため、赤みもなくなり発毛しています。

 

左前腕の内側(屈曲部)ですが、同じく舐め動作がなくなったので皮膚炎が消失しました。

 

この部位には部分的に「感染」があり、心因性である舐め癖と感染の炎症の2種類が混在しています。

 

舐める・掻くといった症状はほぼゼロになりました。

写真は掲載していませんが、背中の皮膚炎&痒みもゼロになりました。

 

 

今回の症例のポイントです。

①舐め癖が強い

四肢端を舐める症状もですが、前胸部をずっなめるという行動は非常にめずらしく、一般的な痒み行動ではありません。

②同じ部位を掻き続ける

背中ですが、広い範囲でみると一見皮膚病変はありませんが、1か所だけ掻き壊して真っ赤になっています。

このように「ピンポイント」で皮膚炎が起きつづけているのも心因性の特徴の1つです。

③痒み以外にも特徴的な行動が多い

これは診察室での表情や動き(行動)をよく観察すればかなりの確率で診断できます。

また日常の行動について飼主さまからお話をきくことで、同じく推測できます。

皮膚病治療だからといって、皮膚の診た目と検査で診断治療するのではなく、そのわんちゃんの「行動」をよく観察することが重要です。

 

こういった症例には感染症の除外のために積極的なスキンケアと、心因性へのアプローチが必要です。

もちろん当院が開発したスキンケア&サプリメントが非常に有効です。

適切な診断&治療とともに【医療にプラスのケア】痒みケアスターターセットをご使用いただければ非常に効果的です。

このタイプはスキンケア単独では絶対によくならないため、スキンケアECプラスとパーソナルケアPⅡ+が非常にお勧めです。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【犬の舐め癖専門外来】手舐め・足舐め・内股舐め

2019.04.22

シーズーの手舐め・足舐め・内股舐めなど痒みを伴う皮膚炎治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

手をしつこく舐める、足を舐めだしたら止まらない、暇があると内股を舐める・・・など「舐める」という症状が強くでる皮膚病があります。

アポキルやステロイド、食事療法、アレルギー治療などでの改善が難しく、今の皮膚科では難治性として扱われています。

特にシーズーに多く診らえる傾向があります。

今日はそんな症例です。

【症例】

 キャバリア×マルチーズMIX 4歳 男の子(去勢済み)

※シーズーではないのですが、遺伝的体質がほぼシーズーに近いためこのカテゴリに分類しています。

【経過】

〇1年前から手を舐める&噛む、毛をひっぱる

〇2ヵ月前からは後足や内股までなめるようになった

〇季節性はない

〇アポキルを1日2回服用しても効果がない

〇食事療法併用しているが、改善しない

それでは初診時の状態です。

続いて、口唇(右側)です。

 

続いて、前肢端です。

続いて、前腕です。

※皮膚炎があるのは腕の曲がる部位(屈曲部)です。

その拡大です。

続いて、内股~後肢です。

 

 

 

それでは初診時から5週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

非常に綺麗になりました。

口唇、腕、四肢端、内股の痒みはほぼゼロに近いです。

当院でもアポキルを併用しましたが、1日2回ではなく1日1回と少ない量で使っています。

 

ポイントを列挙します。

①アポキルは効くのか?効かないのか?

②よく見るアトピーや脂漏性マラセチア性皮膚炎と何が違うのか?

③食事療法は適切か?

④アポキル以外に必要な投薬治療は何か?

これらを初診時に同時に判定することが5週間で改善させるポイントです。

 

投薬治療があることが最も確実な治療プランですが、治療内容にスキンケア&サプリメントは非常に重要になっています。

当院が開発したスキンケア商品のMedicareシリーズと、サプリメントPlusシリーズが非常に相性があうと思います。

特にクレンジングオイル&シャンプー、スキンケアECプラス&パーソナルケアPⅡ+がお勧めです。

 

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

当院では獣医師向けにプライベートセミナーを開催しています。

今回の症例のようなアポキルが効かない舐め癖に対する診断・治療法についての詳細な解説を行います。

ご興味のある方は当院までお問い合わせください。

≪セミナー申し込みはこちら≫

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【痒い?or 癖?】犬の皮膚病に新しいアプローチ「性格」

2019.04.09

犬の舐め癖・掻き壊しと言ったアポキルが効かない痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

手を舐める、足を舐めるといった指間・足裏の痒い皮膚病がときに「癖」と言われていることがあります。

「本当に痒いのか?癖なのでは?」

特にフレンチブルドッグ・シーズー・トイプードルに多く、その他マルチーズなどの小型犬や柴犬で多くみます。

特徴の一つとして、今の標準的な皮膚科治療である「食事療法」「スキンケア」「アポキル(痒み止め)」では中々改善しないことです。

「癖」以外にも改善しにくい皮膚病として、皮膚炎がないのに急に出血・傷になるくらい掻いてしまう「掻き壊し」タイプのわんちゃんもめずらしくありません。

「そんなに痒いの??」

犬種としてはやはりフレンチブルドッグ、柴犬に極端に多い傾向があり、同じく「食事療法」「スキンケア」「アポキル(痒み止め)」では中々コントロールできず、エリザベスカラーや洋服で防ぐ以外難しいという症例によく遭遇しています。

 

本当に痒いの?

→痒みであればアポキル(痒み止め)で改善すると思います。

 

そんなに痒いの?

→ずっと掻いていないのであれば、そこまで痒くないのだと思います。

 

「癖」や「やりすぎ」の痒み症状による皮膚病は確かにあります。

こういった皮膚病の原因の一つとして「心因性」という視点があり、当院ではこの心因性に積極的にアプローチしてきました。

投薬治療としては「ストレス障害対策として抗不安薬」、サプリメントとしては「ストレス対策としてヒーリングケアLFプラス」が相当します。

確かにこの治療法でかなりのわんちゃんが改善しますが、ストレス対策では改善しないわんちゃんもいますし、本当に「ストレスが原因なのか?」と思うシーンもあります。

そこでこの1年は「ストレスではない性格による皮膚病」と視点を変えて治療方針を立てることで新しい治療ができるようになったと感じています。

【症例】

 チャイクレ

【経過】

 〇約5年前から当院受診

 〇約2年前まで抗不安薬でほぼコントロール済

 〇家族構成の変化により治療成績低下

それでは再発するようになったときの写真です。

 

 

右前腕(手首の少し上)を舐め続けることでびらん・潰瘍になっています。

以前は抗不安薬・ヒーリングケアLFプラスでずっとコントロールできていたのですが、家族構成の変化によりぶり返してしまい、最近はずっとコントロール不能になっていました。

そこで「ストレス対策」から「癖」という視点に切り替えて治療内容を変えてみました。

半年以上ぶりに綺麗に改善し、今のところ再発なしです。

被毛が茶色ではなくなっていることが、短期的な改善ではなく長期間舐めていないことの証明でもあります。

「ストレスで舐めている?」という視点ではなく、「癖」「性格」という視点でアプローチしたのが奏功しています。

投薬治療もそうですが、このタイプにはサプリメントも非常に有効だと思います。

ようやく完成した「パーソナルケアPⅡ+」です。

正直なところ癖や性格が薬やサプリメントで変わるのか?という意見が大半かと思いますが、

今見つかっていない答えは想定外にある

きっと5年後10年後にはスタンダードになるでしょう。

柴犬の掻き壊し、フレンチの舐め癖&掻き壊し、シーズーの舐め癖には非常にいいだろうと期待しています。

 

今「性格」「癖」に対する新しい治療について、世界初の症例報告を執筆中です。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【柴犬の皮膚科専門診療】アポキルとステロイドが効かない痒み

2019.03.31

アポキルが効かない柴犬のアトピー・アレルギーなどの痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

柴犬の皮膚病治療は難しいですね。

「難しい」と一言にしても色々意味があって、

①掻く・舐める・嚙むの原因、皮膚炎の原因がわからない(診断できない)

②柴犬が治療を受け入れてくれない

③治療方針に対して、飼主の理解が得られにくい

④体質に合う薬・体質改善方法がわからない

などがあります。

今回は柴犬の難治性が色々詰まった症例です。

 

【症例】2272

 柴犬

【経過】

 〇アポキルが効かない

 〇ステロイドが効かない

 〇ずっと掻いている

 〇食事療法で改善しない

まずは初診時の状態です。

まずは顔から。






続いて、左胸部(脇)を側面からみたところです。

 

それでは治療後の状態と比較してみましょう。






非常に綺麗になりました。

見た目の重症度が高くないためBefare&Afterでみれば一瞬にみえますが、実際は相当苦労しました。

 

まずは①原因がわからない(診断できない)についてから。

もちろん当院で原因がわからないということはほとんどなくて、「検査でわかる原因はない」と言った方が適切かと思います。

このタイプは診た瞬間に治療方針はわかるのですが、実はありとあらゆる検査をしても痒みの原因と考えられる異常な検査結果が1つもでないのです。

原因というには不足ですが、局所にわずかなマラセチア・細菌が検出される程度です。

柴犬の皮膚病治療が難しい理由の1つはこれ、「原因が特定しにくい」です。

ただ、検査結果で異常がでないのはいつものことで、想定の範囲内です。

 

続いて②柴犬が治療を受け付けないについてお話します。

根本的な解決ではないのですが、このタイプにはスキンケア&局所療法をすることが痒みの緩和にそこそこ効果的なのです。

しかし柴犬は特徴的な性格が原因で、このスキンケアや局所療法が難しいことがあります。

診察のたびに局所ケアを提案しましたが、飼主さまがケガをするレベルなので結局不可能でした。

 

続いて③飼主さまの理解を得られないについて。

これは僕のインフォームドに未熟なところがあったかもしれませんが、「検査で異常所見がない」というのは飼主さまにとっては理解しにくいことかと思います。

「病院でしっかり検査したら、原因が見つかって、答え(治療法)がわかる」

これは病院を受診する飼主さまに潜在している期待レベルで、当然のことかと思います。

ただこれには獣医師とのギャップがあり、医療提供する側からしたら「それならどんな獣医師も困らない」という想いで診ています。

検査して原因が分かって、治療法がわかるものならどの病院でも検査を勧めますし、おそらく病院を変える必要はなくなります。

ただ、異常所見がないからこそ「治療は〇〇と〇〇」というのがあるのですが、そこに飼主さまとのギャップがあると治療が進まないということがあります。

良くも悪くも検査結果に異常があれば「〇〇だから治療は〇〇」とスムーズに進みますが、検査で証明できない治療方針には「本当にそうなのか?その治療方針が効果的なのか?」という疑問は信頼関係でしか払拭できません。

今回はこの③に非常に時間がかかりました。

答えとして、今回の症例には

 〇痒みを止める ⇒ アポキルやステロイド

 〇局所ケア ⇒ 不可能

 〇性格 ⇒ 心因性アプローチ

 〇体質改善 ⇒ 免疫サプリメント

 〇有害物質の排除 ⇒ 食事療法

特に下3つが「同時に」必要だったのですが、まさにこの3つが「検査結果で異常がでない」ところで伝わりにくいというのがネックでした。

例えば、食事療法です。

「食べないかもしれない」

「(過去によくなっていないのに)本当によくなるのか?」

「高い食事を勧められる」

不安要素はたくさんあると思います。

 

続いて心因性アプローチです。

「掻いているのに痒みではない?」

「心因性の薬に不安がある」

想定外の診断治療が提案されると心配になるのは当然かと思います。

 

最後は「体質改善のサプリメント」です。

「何がどう体質なのか?」

「サプリメントは気休めでは?」

アポキルやステロイドですら効かない皮膚炎にサプリメントが有効と考えるのは確かに伝わりにくいかもしれませんね。

 

何より大事なのは「全部同時にすること」です。

複数の治療方針の中から「〇〇はするけど、△△は治らなかったら考える」というように、複数の中から1つ選ぶというスタンスで臨むと治療は失敗します。

原因を1つでも残すとうまくいきません。

実は今回の治療症例は明らかに改善するにの3カ月以上かかったのですが、時間がかかったのはこういった理由がありました。

初診時にしっかり検査させていただいて以降はほとんど追加検査はなく、毎回の診察で丁寧に丁寧にお話しさせて理解を得ることができました。

 

 

まとめです。

柴犬の掻く・舐める・嚙むといった痒み症状の原因の多くは検査でみつけることはできません。

検査で異常がでないということは、治療法がかなり限定されます(痒み止めのアポキルやステロイド)。

そのためアポキルやステロイドが効かなければ今の標準医療ではかなり難治性という判断になりやすいです。

ただ、柴犬には遺伝的な体質・性格があるため、アプローチ方法はたくさんあります。

だからこそ、一つ一つ的確な対応をすれば「劇的に」改善します。

それは「検査」ではなく「経験」です。

 

投薬治療が必須ですが、こういった症例には当院のスキンケア&サプリメントが非常に有効です。

特にスキンケアECプラスと、まもなく発売されるパーソナルケアPⅡ+はかなり相性がいいと思います。

当院のオンラインショップでお買い求めできますので、「適切な医療とともに」ご使用いただければと思います。

医療にわずかでもズレがあれば改善しないのも事実のため、柴犬の皮膚病でお悩みの方は当院受診をご検討ください。

柴犬の皮膚病の多くはメール&写真で対応する遠隔診療(2回目以降)でも十分高い治療成績が期待できます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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