症例別

【フレンチブルドッグの皮膚病治療】体質改善の実際

2017.10.31

フレンチブルドッグの皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

日中は陽の暖かさを感じ、夜はひんやりと・・・随分と秋が深まってきましたね。

先日は東京であん動物病院の大石先生と皮膚科診療を開催しました。

11月7日(火)は静岡市のあん動物病院で診療サポートを行います。

静岡市近隣で通院できる方はあん動物病院の大石先生までご相談ください。

今日紹介する症例は、フレンチブルドッグの皮膚病重症例の気になるその後についてです。

以前にも紹介したことがあり、そのときのブログが平成29年2月6日です。

  【フレンチブルドッグの皮膚病治療】全身の重症症例

治療9週の時点で随分と改善したので、途中経過として掲載しました。

そしてブログの最後はこう締め括りました。

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あとは「もっとよくなる」、そして「再発させない」が重要です。

もう一度フワフワ&サラサラの被毛に回復させ、お薬がなくても再発もない状態へ導きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、初診の状態からみてみましょう。

まずは顔、エリザベスカラーを装着しています。

つづいて、頚部。

続いて、頚部左側~左の腕にかけて。

続いて、左前肢。

同じく左前肢の先端です。

続いて、右前肢。

続いて、胸部。

続いて、腹部。

続いて、身体左側です。

同じく左側、前肢。

同じく左側から、後肢。

この初診から約1年後の現在です。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

「もっとよくする」、「再発させない」とは書くのは簡単ですが、相当苦労しました。

現在は抗生物質も服用することなくいい状態を維持できるようになってきました。

もちろん絶対抗生物質をつかうことはない、とまではいきませんが、かなりキープできる体質になってきています。

もちろん再発させないためには当院のスキンケアECプラスが必須です。

これがなければ湿疹再発、抗生物質継続は否めないでしょう。

専用のオンラインショップでお求めいただけます。

もちろんスキンケアとサプリメントだけで治るわけではないです。

正しい診断、適切な投薬治療があってこそです。

ただ、投薬治療だけではここまでの体質改善は不可能だったでしょう。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【チワワの皮膚科専門外来】治療と体質改善の結果

2017.10.24

チワワの痒みを伴う脂漏性皮膚炎、マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

どんな犬種のわんちゃんも皮膚病になりえるのですが、やはり「難治性皮膚病になりやすい犬種」というのがあります。

チワワもその犬種の1つで、治療しづらい体質のわんちゃんがいます。

治療しづらいといっても主な原因として3パターンあるのですが、今日紹介するのはそんなチワワの「治り難い皮膚病3パターンのうちの1つ」の症例報告です。

【症例】

 チワワ 7歳7ヵ月 女の子(避妊済)

【経過】

実は過去にすでに掲載したことがある症例です。

2015年に来院され、一度治療後の改善した写真を掲載しています。

   過去の症例報告記事  【診極め】診断は瞬間に、治療は一寸の狂いなく

今日の記事はそれから約2年経て、現在どうなっているか・・・気になるところですよね。

それでは改めて約2年前の初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面全体から。

全身カイカイで傷だらけになっており、シャンプーしてもすぐにベタベタになっていました。

毛も少なく、生えていない部位すらあります。

この初診時から約2年後の現在と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

フワフワ&サラサラの見違える皮膚コンディション&毛並みです!!

継続は力なり、とはまさにこのことですね。

一般的には改善したとしても遺伝的体質はそのままなので治療終了としてしまうと時間とともに元に戻るのですが、継続することによりここ改善させることが可能ということがわかる結果です。

もちろん投薬治療・院内薬浴の両方を継続しているのですが、当初の投薬治療よりも随分と少ないお薬でよい状態をキープできるようになっており、「皮膚炎が起きにくい体質に改善」という方向性のためのアプローチが功を奏したといえます。

投薬治療とともに使ったのが当院のオリジナルスキンケア&サプリメント「プラスシリーズ」です。

以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

適切な投薬治療とともに続けることで、体質改善が期待できます。

またこのタイプの皮膚病治療であれば当院の遠隔診療でも高い治療成績を出すことが可能と考えています。

遠方で通院ができないわんちゃんは当院の遠隔診療をご検討ください。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚病治療】アポキルが効かない

2017.10.23

フレンチブルドッグの痒みを伴う膿皮症・アレルギー・アトピーの治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

フレンチブルドッグの皮膚病は本当に多いですね。

当院の皮膚科の来院で最も多いのがフレンチブルドッグではないかと思います。

ではフレンチブルドッグで多い皮膚病の原因はというと、

①細菌性膿皮症

②アトピー性皮膚炎

③アレルギー性皮膚炎(食物アレルギー含む)

というものが一般的にあげられます。

見た目ではどんな雰囲気かというと、今日の症例報告のようなわんちゃんが典型例なので「よくある典型的なフレンチブルドッグの皮膚病」としてみてください。

【症例】

 フレンチ・ブルドッグ 去勢雄 3歳 

【経過】

 〇1歳の時から痒みを伴う皮膚病を発症

 〇季節性はなく、1年通して痒い(梅雨が最も悪化)

 〇アポキルを1日1回1年前から継続して服用しているが改善しない
  ※間近1ヶ月はこのアポキルを1日2回服用中にも関わらず改善なし

 〇痒みは、胸の側面を掻く、四肢端をなめる(特に前肢)、ワキ、顔

 〇過去に3件の動物病院受診

 〇色々な療法食を使うも改善せず、手作り食でも改善せず

それでは初診時の状態をみてみましょう。

正面から。

顔の側面と皺の拡大です。

続いて頚部。

続いて、右前肢。

続いて、左前肢。

続いて、身体側面。

一見普通に見えますが、実は痒みを伴っています。

下半身を拡大してみましょう。

被毛が茶色になっているため、頻繁に噛んでいることが推測されます。

続いて右側面の肩のあたりです。

強くかいているため、傷になっています。

続いて、胸部とその拡大です。

続いて、腹部。

続いて、内股です。

それでは初診時からわずか1ヵ月後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

痒みは元々10だったのが2くらいまで減ったそうです。

見た目も赤い湿疹はほぼなくなり、毛並みも綺麗になり、白くなっているのがわかると思います。

被毛が茶色に変色する原因は唾液によるもので、舐めたり噛んだりしなくなったことで、白にもどっています。

フレンチブルドッグに多いしつこい足舐めもかなり軽減されています。

今回のタイプはフレンチブルドッグの典型的な皮膚病で、メジャーな原因3つをそろえています。

それぞれに対して適切な診断・アプローチをとることで、たった1ヶ月で劇的に改善します。

投薬治療を行いましたが、当院が開発したスキンケア&サプリメントもとても重要なアプローチの1つです。

再発を少なくするためには非常に効果的と考えています。

オンラインショップでお買い求めいただけますので、適切な医療を併用しながらご利用ください。

また、遠方にお住まいの方には遠隔診療を提供しています。

ここで一つ疑問があるかと思います。

なぜアポキルを1日2回服用しているにも関わらず痒みが改善せず、当院では改善したのか?

理由は複数あるのですが、1つはフレンチブルドッグに食物アレルギーは少ないという考え方です。

世の中では「フレンチブルドッグの皮膚病=アレルギー」といわれているところが多いですが、個人的にはそう考えていません。

あくまで「個人的に」であって正解ではないのですが、「アレルギー」と考えているから改善していないわんちゃんは相当数いるかと思います。

当院ではアレルゲン対策はほとんどしません。

理由は「アレルギーは稀」というスタンスだからです。

「アレルギーがない」という根拠はないのですが、アレルギー対策で改善するわんちゃんは稀ですので、あえて稀なところからアプローチしないだけです。

そして2つめは、アポキルが効く痒みと効かない痒みを区別できることでしょうか。

数字では判断できないので、獣医師の経験からの判断でしかありませんが、「これはアポキルが効く」「これはアポキルでは不十分」という判断ができることが重要だと思います。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【遠隔診療】北海道の皮膚病を治療する

2017.08.08

アトピーや脂漏性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚病治療専門病院、四季の森どうぶつクリニックです。

6月に北海道まで往診に行ったその後についてです。

  そのときの記事  【名古屋→北海道】片道1000kmの往診

北海道の飼主さまのご自宅のお風呂場で一緒に薬浴・スキンケア指導を行い、2週間後に飼主さまにお写真を送っていただきました。

今回は初診時と、2週間後の比較をお伝えします。

※初診の記事もご覧の上お読みいただければ幸いです。

まずは右腕から。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

続いて、左腕。

続いて、右後肢の足首付近(スネ~甲にかけて)です。

最後は、背中の拡大です。

初診6月14日から5日後には、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先生のおっしゃったとおり、その日の夜には痒みもおさまりぐっすり眠れるようになりました。
いままでの治療がいったい何だったのかと思うくらいです。
痒みや、薬のせいでだるそうで元気のなかった〇〇〇(名前)が、
以前のように元気いっぱいわがままいっぱいに戻った姿を
夫とニコニコしながら眺めています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とメールをいただくことができ、1週間後には痒みはなくなっていたようです。

今回ご紹介させていただいたパグちゃんには脂漏性皮膚炎と背中の膿皮症の2つがありました。

どちらもよく診る典型的なタイプであったので、治療はとてもシンプルです。

当院の治療方針で継続していけば、もう2度と元に戻ることはないと思います。

今回は飼主さまに北海道という遠方まで往診に呼んでいただくという診察の機会をいただくことができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

1件1件が常に大切な診療であることには変わらないのですが、病気を治すことが仕事の獣医師として思い出にも残る診療をさせていただきました。

ありがとうございました。

今後もしっかり対応させていただきます。

メールと写真で継続治療を行う遠隔診療については、HPに詳細を記載していますので、ご参考にしてください。

また、今回のパグちゃんの治療の一つで行った薬浴・スキンケア・サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求めいただけます。

なお、みなさまにお伝えしたいことは、「当院はモノを販売するクリニックではなく、医療を提供するためのクリニック」ということです。

あくまで医療にこだわって取り組んでいますので、適切な皮膚科医療とともにご利用ください。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病治療】シャンプーとサプリメントを中心に

2017.07.26

シーズーのアトピー、アレルギーが原因となっている脂漏性マラセチア性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院「四季の森どうぶつクリニック」です。

7月に入り、ギアが1つあがった様な来院件数でブログ&症例報告が進みませんでした・・・すいません。

北海道まで往診にいったパグのわんちゃんの経過も抜群にいいので、お写真を掲載したいところですが、もうしばらくお待ちください

・・・治療に手間取っているわけではありません(^^;

まずは久しぶの「まさにシーズーの典型例!」という症例のわんちゃんの治療報告です。

【症例】

 シーズー

【経過】

手元にカルテがなく、自宅でやっているので、また次回埋めますね(^^;

まずは初診時の状態です。

続いて頚部、

続いて、右上腕です。

同じく右上腕の毛をかきわけた拡大像です。

続いて、右前腕です。

同じく右前腕の毛をかきわけた状態です。

続いて、胸部です。

続いて、わきの拡大です。

最後に内股~後肢です。

ベタベタ、ゴワゴワ、大量の黄色いフケ、皮脂で臭いもかなり強くなっています。

このタイプであれば、初診時に毛をツルツルの状態までカットして、少し生えたころにはよくなります。

手元にカルテがないのでわかりませんが、被毛の長さから予測するに約3週間後くらいでしょうか?

初診時と約3週間後の比較をみてみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

まずは頚部。

続いて、右上腕です。

続いて、右前腕です。

続いて、胸部です

上の胸部写真と同じ角度から、脇の拡大です。

続いて、内股~後肢です。

病変・痒みともに皆無に近いところまで到達したと思います。

ここまで到達すれば、当院の治療方針さえ継続していれば、元に戻ることはないでしょう。

院内薬浴とお薬処方の両方を行いましたが、もしスキンケアやサプリメントがなければいかに飲み薬が同じものでもうまくいかないでしょう。

スキンケアとサプリメント、そして医療としての投薬治療の内容がすべてそろえばこれだけ早く改善します。

また、このタイプであれば継続治療をメールと写真で継続する遠隔診療でも十分に改善がきたいできると考えています。

関東圏からは東京、神奈川、千葉、埼玉からも受診があり、関西圏からも大阪、京都、兵庫から来院があります。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【名古屋→北海道】片道1000kmの往診

2017.06.14

こんにちは、メールと写真で継続治療を行う遠隔診療にも対応している皮膚病専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

当院ではオフィシャルHPに掲載しているように、ご自宅までの往診にも対応しています。
※写真で改善の見込みあり、と判断できる場合に限ります。

過去にも関西・関東での往診を何度か行ってきましたが、今日は名古屋から飛行機に乗り、北海道まで往診に行きました。

1件の診察+ご自宅薬浴で総14時間コースです。

「北海道でリフレッシュ?」と言われそうですが、明日から通常診療なので、観光・グルメなしで、離陸時刻23分前に空港駅につくという「路線検索」でも出てこないウルトラ乗り継ぎプランをつくり、空港を全力ダッシュして帰ってきました(笑)

こういったご自宅往診では1日1件しか診ることはできませんが、「呼んでいただけたら行きます」という気持ちで受けています。

今日は10歳のパグちゃんでした。

1歳のころから背中にフケ、5歳のころから頚部・四肢にフケがでるようになったということです。

最近は夜も痒くて寝れない、オシッコ中も痒くて途中でオシッコをやめてしまう・・・というかなり強い痒みを感じているようです。

まずは全体像。

続いて右前腕の内側。

同じく右前腕の正面から。

続いて、左前腕のやや外側から。

続いて、左後肢のカカト~甲の部分です。

最後に背中のフケです。

今日ご自宅でスキンケア治療の指導を兼ねて薬浴して、投薬開始です。

今戻ってきたばかりで、明日顕微鏡検査・血液検査を行う予定のため、「何1つ検査をしていない」という状態です。

おそらく今晩から眠れると思います。

そして1週間後にはフケも臭いも随分とすっきりしていると考えています。

検査結果から診断名をつけることと、治療方針をたてることは別、これも「診極め」です。

またご報告します。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレブルの皮膚科専門外来】アポキルを減らしたい

2017.06.03

フレンチブルドッグの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

春の膨大な仕事も終わり、落ち着いてきたので溜まっていた症例報告を続けていこうと思います。

テーマは引き続き「アポキルが効かないとき、どうするのか?」についてです。

今日は「アポキルを服用しているのに痒みが改善されない」ではないのですが、「アポキルだけではコントロールが難しかった」という症例です。

【症例】

 フレンチブルドッグ 8歳 去勢雄

【病歴】

 〇4年前からの慢性的な痒み

 〇季節性があり、夏の方が悪化しやすり

 〇過去の投薬治療は主にステロイドで、一時的にシクロスポリン

 〇痒みで身体を傷つけるほど掻くため、1年以上エリザベスカラーを装着している

 〇床がぬれてしまうほど手先をよく舐める

それでは初診時の状態です。

づづいて、かなり痒みの強い部位の一つ、胸部の側面です。

胸部の側面を拡大してみましょう。

これは脱毛疾患ではなく、掻き壊しといって強く書くことで毛が引きちぎれいているため引き起こっているものです。

続いて、左側面です。

膝~スネにかけて噛んでいることで傷が認められます。

続いて大腿部の尾側、全身での発症ではありませんが赤い湿疹が認められます。

この初診時で初期治療としては湿疹(膿皮症)に対して抗生物質、季節性の痒みに対してアトピーを疑いアポキルを併用しました。

この2つの投薬治療である程度の改善が得られましたが、「エリザベスカラーをはずせない」「アポキルを1日2回服用しないと抑えきれない日が多い」であり、十分に痒みをコントロールできているという状況ではありませんでした。

また膿皮膚症も抗生物質の服用により数を減らすことができたのですが、やはり服用しながらも新しい湿疹が週に1~2箇所できる・・・という状態でしたので、胃腸免疫サプリ「スキンケアECプラス」を併用しました。

さらに「掻き壊し」が心因性によるものと疑い、心因性に対するサプリメントでのアプローチを開始しました。

お薬はあえて変更せず、初診時に採用した抗生物質とアポキルの2種類のままで、追加は2つのサプリメントのみとしました。

併用後から激しく掻き壊すシーンが減り、アポキルを1日2回必要とする日もどんどん少なくなり、エリザベスカラーも完全にはずすことができるようになりました。

湿疹はスキンケアECプラスを併用して以降、抗生物質を必要とするような再発がないくらい綺麗な状態を保っています。

そして最も悪化しやすい季節になりましたが、エリザベスカラーを装着することはありません。

それでは、治療後の比較画像です。

※画像をクリックすると拡大することができます。

派手さはありませんが、毛並みが綺麗になっているのがわかると思います。

今回は投薬治療とサプリメントの相性が非常によく、アポキルを減らすことができた症例です。

湿疹タイプの膿皮症にはスキンケアECプラスがおすすめで、心因性にはヒーリングケアLFプラスを使うようにしています。

スキンケア単独で改善するタイプではないのですが、湿疹のケアには非常に有効だと思います。

初めてのご利用の方は写真を用いた無料相談ができる痒みケアスターターセットをお勧めします。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【差のつく皮膚病治療】フレブルとアポキルと+?

2017.05.22

こんにちは、フレンチブルドッグの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院四季の森どうぶつクリニックです。

暑い日が続いており、わんちゃんの皮膚トラブルも増えてきました。

今からケアを欠かさずつづけることで、いいシーズンにすることができますので、がんばっていきましょう。

それでは今日の症例です。

【症例】

 10歳 フレンチブルドッグ

【病歴】

 〇3年異常前から手先~腕を舐める皮膚病

 〇その他、お腹の皮膚炎、頚部~胸の皮膚炎

 〇過去の治療歴はステロイドの内服と外用薬

   ※ステロイド内服、1年365日のうち100日以上服用、3年以上継続

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面から。

続いて、頚部~前胸部。

同じく前胸部の拡大、黄色の皮脂がびっしりと付着しているのがわかるでしょうか?

続いて、胸部、円形脱毛があり、湿疹があることがわります。

続いて、右前肢。

続いて、左前肢。

同じ部位の拡大をみてみましょう。

同じく左前肢の指先です。

それでは治療後と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

非常に綺麗になりました。

今回の治療にはアポキルを併用しましたが、腕を舐める症状と足先を舐める症状は改善しませんでした。

そのためアポキルに当院のサプリメントを併用したところ、写真のように非常にきれいな改善を認めました。

確かにアポキルは安全性も高く、非常に強力な痒みを抑える作用がありますが、すべての痒みを押さえるわけではありません。

当院のサプリメント、ヒーリングケアLFプラスはこういったアポキルが聞きにくい、特に四肢端や腕を舐めるわんちゃんの体質ケアに非常にお勧めです。

いくつかの商品がありますが、フレンチブルドッグのわんちゃんであれば、掻く・舐めるといった痒み治療のために開発されたスターターセットをお勧めします。

今回のわんちゃんでも、脂漏にはスキンケア、湿疹にはスキンケアECプラス、四肢端の舐める痒みにはヒーリングケアLFプラスと症状に適したケアを行って治療を成功に導くことができました。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

トイプードルの膿皮症治療

2017.03.24

トイプードルの皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

梅雨・・・・・・・昨年同様に雨の降らない梅雨ですね。

ただ気温があがってきて、湿疹の出やすい季節になっています。

さて、今日はそんな梅雨~夏に多くなる湿疹タイプの皮膚病、『膿皮症』の症例報告です。

【症例】

 トイ・プードル   7歳6ヵ月   男の子(去勢済)

【症歴】

 〇1年前から発症

 〇過去2件の動物病院で膿皮症と診断されるも改善されず

それでは初診時の状態をみてみましょう。

続いて、頚部です。

同じく頚部の湿疹の拡大です。

続いて、胸~腹部です。

同じく胸の湿疹の拡大です。

続いて、背中です。

同じく、背中の湿疹の拡大です。


同じく背中の湿疹の拡大です。

ほぼ全身に無数の湿疹がありました。

それでは8週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

湿疹はなくなり、非常に綺麗になりました。

当院での診断ですが、過去の2件の動物病院の診断と同じく「膿皮症」という診断です。

このタイプの場合は大きく分けて2つのことを考えます。

「できた湿疹を治す」ための治療法と、「できないようにする」ための治療です。

というのも、できた湿疹を治すための治療である抗生物質は、「湿疹ができる原因は治さない」からです。

簡単にいうと、「抗生物質を止めると再発する」です。

当院では治療と、再発予防の両方にアプローチできるようにしています。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレブルの皮膚科専門外来】足の腫れ、顔の痒み、湿疹

2017.02.17

フレンチブルドッグの皮膚病治療に力をいれている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

冬の診察は暇なのですが、3月から11月まではフルスロットルで駆け抜けることになるため、最近は診察以外の仕事が忙しくなっています。

もうまもなく冬が終わりますので、徐々に身体と心のギアをあげていきます!

【症例】

 フレンチ・ブルドッグ 8歳 女の子(避妊手術済)

【経過】

 〇1歳から続く慢性的な皮膚病

 〇季節性はなく、ほぼ1年通した発症

 〇過去の治療は抗生物質、ステロイド、抗真菌剤、抗菌軟膏など。

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは全体像。

続いて、顔の拡大です。

※ちょっとわかりにくいですが、皮膚炎が強く顔に傷が多数あり、硬くなっています。

続いて左右の前肢です。

続いて、腹部です。

それでは治療後と比較してみましょう。

※画像をクリックすると大きくすることができます。

※最後、腹部にちいさな湿疹が1つ残っていますが、このあと完全に消失しました。

完全に綺麗になってから最後撮影する予定を忘れていたようで・・・失礼しました。

今回のポイントは四肢端とお腹と顔の皮膚トラブルが1つの病気ではないことですね。

1つの診断名と1つのアプローチでは絶対にいいコントロールは不可能です。

この初期の治療は薬浴とサプリメントを主に行いました。

特に内股の湿疹にはサプリメントが非常に有効です。

四肢端・顔の改善には投薬治療が必須と考えています。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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