2014.06.24
前回の記事で「新しい病院に看板はございません」というお話をしましたが、この「病院なのに、外に看板がない」ことへのリアクションが人それぞれ違うことが非常に興味深かったのでブログで書いてみることにしました。
移転して約10日ですが、多く聞かれたのが・・・
●病院の前の道を2~3回通り過ぎてしまった
●病院とわからなくて、入っていいのか悩んだ
●レストランにみえて入れなかったけど、ちょうどわんちゃんが出てきたので入れました。
●入り口の前で病院に確認の電話をして入りました
移転の数ヶ月前から受付で周知してきたつもりだったので、何の問題もないかと勝手に考えていたのですが、予想以上に見た目の印象が与える影響は大きいということが再認識できました。
見た目が重要といえば・・・ですが、メラビアンの法則という言葉をご存知でしょうか?
僕も従業員向けの院内セミナーで何度か紹介したことがあるのですが、アメリカの心理学者が提唱した概念で「人は第一印象を3~5秒で判断し、そのほとんどを視覚情報から得る」という内容です。
ですが、小さいころから大人たちには「人を見た目で判断しちゃだめ」ということも教えられてきましたが、実際はどうでしょうか?
人それぞれ色々な価値観があるとは思いますが、僕個人としては「人の判断基準は見た目から」と思っています。
では、当院が5年の歳月をかけてたどり着いたこの新病院は・・・どんな印象を伝えられているのか?
みなさまからのご意見を参考に、客観的に判断すると・・・
1.建物に看板は一切ない
⇒家ではなさそうだけど・・・一目見て動物病院とわかる・・・・・・いや、一人もいないと思います。
2.入り口
⇒確かに入りやすい雰囲気は少ないかも・・・
3.動物病院なのに電話番号も診察時間も休みも書いていない
⇒初めての人や、通りがかりの人には不親切かも・・・
・・・・・・・・・・・・何か心にひっかかる・・・・・・
あっ!!
僕にそっくり!?
今までも色々な人に言われてきましたが、「絶対普通の仕事についてないのはわかるけど、何やってる人かわからない」・・・新病院の第一印象と似たようなものでしょうか。
また、麻衣子先生には「とっつきにくそうなんだから、もっと笑顔で!!」と指摘されます。
個人的には笑顔を心がけているのですが、麻衣子先生には「顔がひきつっている」といわれます・・・・すいませんm(_ _)m
そして「親切」について、親切も大事な要素かと思いますが、僕個人は親切を心がける前に「自分らしく」を最優先にしています。
『この親にしてこの子あり』という言葉もありますが、この獣医にしてこの建物あり・・・・・・・・やはり「見た目で判断する」というのは正しいのかもしれませんね(苦笑)
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2014.06.15
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
昨日14日から新病院での通常診療を開始しましたが、意外と聞かれたのが・・・・・・・
「病院の場所がわからない」・・・・・わかりにくい建物で申し訳ありませんでしたm(_ _)m
原因は非常に簡単なところにあり、今回新しい病院には看板をつけませんでした。
「四季の森」という言葉もなく、「動物病院」という言葉もありません。
そのため初めてご来院される方は、
外がまだ未完成で今後工事が加わりますが、これを目印にご来院ください。
参考までに追加工事がすすんでも、看板はないままです。
正面は、
同じく何もかかれていないのですが、よろしくお願いします。
また、昨日・今日で多くの方にお祝いのお言葉をいただきました。
ここまでこれたのもご来院いただいているみなさまのおかげですので、感謝の気持ちを忘れずこれからもご期待に応えられるよう努力していきます。
今後もよろしくお願いします。
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2014.06.10
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
ついに引越しが始まりました。
旧病院の梱包、医療機器の取り外し、新病院での打合せ・・・・・・・予想以上に大変です。
そんな中、いい時間帯に新しい病院のライトアップを見ることができたので、紹介しますね♪
おおっ・・・・・かっこいい!
まさかこの扉の先に動物病院があるとは誰も思えないでしょう!
扉の向こう側はみなさまが来院された時のお楽しみにしておきますので、しばらく秘密にしておきますね♪
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2014.06.06
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
いよいよ移転まで、カウントダウンです。
病院は最後の仕上げに入っており、
病院中央に位置する検査室の収納が設置されていました。
この検査室で特別こだわったものは何もなく、見た目も仕様もごくごく普通の病院らしいものですが、たったこれだけでも僕にはとても感慨深いものがあります。
今の病院をつくった5年前の開業時はこういった収納を設置する経済的な余裕がなく、最もコストの安い集成材(安い木の板)で台をつくり、ホームセンターで衣装ケース&書類ケースを購入し・・・という今時の動物病院ではあまりないまずしい思い出が残っています(苦笑)
実は今回の移転計画でもまだまだ余裕がないため、収納の半分はこの安い木の板を使用しているのですが、僕が「せめて検査室は病院らしくしたい」と綺麗に作ってもらうことにしました。
(もう一度書いておきますが、世間の動物病院で一般的に採用されるレベルで、自慢できるものではありません。)
ですが、5年前の開業計画時には現実の厳しさを知り、「自分には普通のレベルの病院がつくれない」と諦めたつらい思い出を塗り替えるという意味では、とてもとても意味のあるものでもあります。
ここ最近はできあがりつつある新病院と、もうお別れする病院を見比べながら複雑な心境です。
たった5年でこのステップアップにたどり着いたのは胸が痛くなるようなつらいまずしい想い出のおかげでもある・・・こう思うと、役目を終えてもう見れなくなる病院との別れがもっと先であってほしい・・・とすら思ってしまいます。
そういえば最近また聞かれるようになった「次の病院はログハウス?」という質問ですが、次はちょっと違う路線でつくっています。
最近のクリニックは圧倒的に「モダン」が流行りですが、新病院はちょっと「クラシカル」な感じです。
先週は従業員に初お披露目で、とてもよろこんでいたのが嬉しかったですね♪
みなさまの目にどう映るのか・・・楽しみです♪
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2014.06.02
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
急に暑くなってきましたね!
5~6月は身体が暑さに慣れていないことや、油断もあるせいか意外と8月よりも熱中症が起きやすい時期です。
陽が出ている日中の散歩は控えるなど熱中症にも気をつけましょう。
さて、先日驚きの事件が起こりました。
新病院建築現場で窃盗があったようです・・・ビックリ!
電気ケーブル?の一部が盗まれたようで、大きな被害ではないようですが身近なところでおきるとニュースで聞くこととは違った恐怖を感じますね。
建築中は資材が外に置いてあることも多く、建築現場を専門的に狙う窃盗団もあるとかで、以前から狙っていたのかもしれません。
幸い開院すれば医療機器など高価なものはあっても、窃盗団にとって魅力的なものなどはないので、そう狙われないとは思っています。
さて、今月はいよいよ移転です!
そして今の病院も最後の月となりお別れが近づいています。
開院1年目や2年目の苦しい時代を思い返すと「うれしい」とか「悲しい」という言葉では言い表せない想いで涙がでてくるほどなのですが、あまり感傷に浸る時間もないので、最終日の夜に麻衣子先生と乾杯しようと思います。
個人的にも人生を振り返えるいい機会だと思うので、後日開院からの5年間をまとめてみます。
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2014.05.31
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
久しぶりになりましたが、新しい病院の外観の様子です。
飼主さまの中には来院時のついでに「病院みてきました」とすでにチェック済な方もいるようで、みなさまの感想が気になるこの頃です。
では、すでに見られた方もたくさんいらっしゃるので、7~8割完成した正面入り口のデザインを紹介します♪
天井のデザイン&ライティングは麻衣子先生が考え、正面の両サイドについている照明も麻衣子先生の好みで選びました。
まだ取りつけされていませんが、扉は僕の好みでオリジナルを制作してもらっています。
陽が落ちたころに撮影すると動物病院とは思えないかっこいい写真が撮れそうなので、今から楽しみです♪
新病院では14日から診療開始しますが、部分的に施工を続けながら月末までに完全に移動する予定です。
ご不便おかけするとは思いますが、よろしくお願いします。
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2014.05.23
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
移転まで1カ月を切り、楽しくも忙しくも準備に夢中でお久しぶりになってしまいました・・・反省です。
では、多くの方がご存知かと思いますが、改めて病院移転のお知らせです。
平成26年6月14日(土)より
新病院での診療開始
また移転の準備のため
6月2日(月)、5日(木)、6日(金)、8日(日)の診療は午前のみ受付
6月8日正午から6月13日(金)まで臨時休診
とさせていただきますので、よろしくお願いします。
病院の建築状況ですが、随分と内装も進み、病院の雰囲気も把握できる状態までになってきました。
工事開始当初は色々ご紹介していましたが、病院移転というのはそうある機会ではありませんので、みなさまのご来院まで秘密にしておこうと思います。
そして多くの方に聞かれる新しい病院のデザインですが、今のもくもく(木・ログハウス風)した雰囲気とは随分とかわります。
麻衣子先生と2人で常に考えたコンセプトは「動物病院をつくろう」ではなく、「二人が好きな空間を作る」です。
今の病院のログハウス風をデザインした僕は平面図を含めた簡単なプランニングと一部こだわっただけで、次の病院の雰囲気を決定する重要なデザイン性の多くは麻衣子先生のセンスからです。
一見医療とは関係ない空間づくりのように思われますが、実は僕も麻衣子先生も「診療のセンスと一緒」と思っています。
なにもないところからの創造力、その完成度、日常の美意識、違和感に対する感性・・・診察に必要なことと一緒です。
そのため設計事務所には依頼せず、飼主さまにお伝えしたい大事な病院の魅力の一つとして、「空間に流れる雰囲気=二人の診療センス」という想いをこめてつくっています。
・・・・・・と、あとは設計事務所に依頼するとお高くなってしまうので、限られた予算内で贅沢せずいいものを提供するためにも二人で色々探し回って支給するようにしています。
新しい病院ではそんな二人の足で見つけてきたものが色々ありますので、ぜひ細かいところまで見てくださいね!
あと、実は14日の移転時はまだ未完成です・・・スイマセン。
診療はできる状態ですが、まだ100%ではない段階(特に外構)で診療スタートです。
診療しながら少しずつ完成度を高めていきますので、よろしくお願いします。
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2014.05.03
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
世間ではディズニーの新作「アナと雪の女王」が大人気のようですね。
僕は小さいころにディズニーランドに1度行ったはずですが、1コマくらいしか記憶がなく・・・むしろ動物園の方が大好きで、社会人になるまでディズニーのことはほとんど知りませんでした。
そんな僕がなんと30を超えてようやくディズニーに興味がでてきたのですが、そのきっかけは「ディズニーアニメ DVD」です。
来院される方はご存知かと思いますが、待合室ではこのディズニーアニメ、ジブリアニメ、BBCアースのDVDを流しています。
まったく知らなかったディズニーアニメでしたが、待合室で流して数年も経過するとセリフの1つ1つまで覚えることができます。
するとディズニーアニメの味わい深いとことが多く見つけることができるようになり、とても好きになりました。
今日はそんなディズニーアニメの中で、僕が好きなシーンを紹介♪
作品はリトルマーメイド、紹介する部分は前半にアリエルが沈没した船の中で王子の像をみつけ「駆け落ちしない?」・・・の後のシーンにあるパパ(トリトン)とのやりとりです。
パパ 「ワシはわからずやではないつもりだ。」
「だが、ルールを決めている。そのルールにはきっちり従ってもらいたい。」
アリエル 「でも、パパ・・・」
パパ 「溺れていた人間を助けたというのは本当か?」
アリエル 「仕方なかったの・・・」
パパ 「人間の世界との接触は絶対に禁じられている・・・・・・・・・・・・・・・誰でもしっている」
アリエル 「死にかけていたの・・・」
・・・・・・・・・・・・(他に数会話あり)・・・・・・・・・・・
アリエル 「でもいい人・・・」
パパ 「いい人!?・・・・いいも悪いもない」
「いいか、アリエル。ここではっきり解らせてやろう。他に道はない。やるしかない!」
・・・と、パパが王子の像を壊す・・・・というシーンです。
社会には色々な価値観の人がいます。
同じ空間の中でともに暮らすためにはルールが必要です。
そこに本当の平等性や正当性があるか?というと・・・・・・・・・・どうでしょうか?ありますか?
意外と理不尽で不平等だったりします。
それでも秩序が必要なので、一定のルールが存在するんですよね。
そこに「いいも悪いもない」というパパの意見は本当にそうだと思います。
ある人によっては理不尽で納得いかないものであっても、別の人には大事なルールのこともあります。
道路を歩くだけでも、信号を利用するだけでも社会の恩恵を受けていますので、納得するしないに関わらず、この社会で生きているだけでも既存のルールを守らなければいけないというのはみなが理解しなければいけないと思います。
リトルマーメイドの原作者がどんな思いでこのシーンをつくったのか、本当の意味はわかりませんが、個人的にはこのシーンが好きです。
他にもディズニーアニメにはたくさんいいセリフがありますので、機会があればまた「ディズニーアニメのここがオススメ!」で紹介しようと思います♪
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2014.05.01
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
数年前に流行した「草食男子」という言葉以降、人を行動パターン別に分類する用語として「〇〇男子」という表現があります。
もちろん草食男子であるはずないのですが、最近ふとネット情報から自分が当てはまる行動パターンがあり「〇〇男子」と呼ばれていることがわかりました。
最近特にそれが顕著になっているので、最近の僕がよく行っている行動・仕事を紹介します♪
文章の途中で、〇〇の部分がわかった方は同類かもしれません(笑)
ではスタート♪
6月の移転まで残すところ1カ月少しとなり、最近は移転に必要な設備・備品の発注がとても多くなっています。
この1週間でどこにどんなものを発注したかというと・・・
内容:新病院の床材(タイル)、壁に使用するブリックタイル、装飾用のアイアン、トイレに設置する洗面化粧台など
金額:100万くらい
もちろん病院は法人でもあるので、ちゃんと会社の名前で購入します。
株式会社△△△△の代表取締役平川将人・・・・という立派な肩書で申し込むのですが、限られた予算を少しでも有効に使おうと・・・
伝家の宝刀「〇〇〇〇」を使用します。
今の時代発注も非常に便利でして、仕事の終わった夜でもネットで発注できますし、「〇〇〇〇」も発注時に番号を入力するだけでお得になります。
ところが!
ちょっとイレギュラーな受注生産品が一つあり、その発注時に「〇〇〇〇」を入力する画面がありませんでした。
もちろんサンワカンパニーさんから送られてきた発注書には定価そのままが記載されています(当たり前ですね)。
そこで「〇〇〇〇男子」の僕がとった行動は・・・
翌日サンワカンパニーさんに電話して
僕 「株式会社・・・・の平川と申します。お世話になっております。先日発注した・・・・の件ですが、これには〇〇〇〇は適応されないのでしょうか?」
こんなやり取りがありました。
※結果はもちろん適応されず(苦笑)
ここでわかった方は同類ですね!
分からなかった方は、ヒント1つ目。
某家具屋
内容:待合室ソファー、椅子、収納など
金額:40万円ほど
事前に金券ショップなどから集めた株主優待券を使用し、会計時にちゃっかり10%OFF♪
続いて、ヒント2つ目!
最近のランチでよくいくかつや
内容:かつ丼(竹)
金額:650円 ※麻衣子先生はカツカレー(梅)590円
使用するのは・・・
クーポン100円割引券♪
そう!
僕は世間では「クーポン男子」に分類されるようです。
東証マザーズ上場のサンワカンパニーに「株式会社・・・」と名乗って「クーポン使えませんか?」と言うのはどうなのか?と自問自答したのはほんの一瞬でした。
麻衣子先生も「ここまでクーポン使う人はみたことない」というレベルだそうで(笑)
クーポンがあるところから行く・・・ではないのですが、あるなら使う、というスタンスです。
麻衣子先生が加入しているJAFメイトが届くとブロンコビリーのクーポンをちゃっかり財布にいれときます。
そんなクーポン男子ですが、世間的には「デートで女子がドン引きする男の行動パターン」に入るようです(涙)
でもね、移転時にサンワカンパニーさんでクーポン使用すると3%OFF、なんと3万円です!
家を建てるひとならきっと10万円とか変わると思います。
10万円・・・贅沢できますよね♪
え?
クーポン男子が代表をつとめる当院にクーポンはないのか?・・・・・・
春は予防に応じてたくさんプレゼントがありますよ♪
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2014.04.24
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
実は開業してしばらくした頃にとある病にかかっていたようで、数年前から自覚症状がでて「なんの病気だろうか?」と思いながら、1年ほど前に診断が下りました。
診断が下ったというよりも、自分で名前を付けました。
「しゃにびょう」といいます。
「しゃにびょう」がどんな病気か説明する前に・・・
ところでネット時代になって生まれた言葉や、広く知れ渡った言葉がたくさんあるのですが、みなさんはどのくらい把握されていますか?
僕はほどほどに知っている中間層だと認識していますが、その中でとてもしっくり理解できるようになった言葉があります。
それは「中二病」という言葉です。
以下、ウィキペディアの言葉を参考にしましたが、
中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。
という意味とされ、最初に言葉を作ったのはタレントでも有名な「伊集院光」さんのようです。
そこから派生して、
『高二病』、『大二病』、『社二病』・・・・とあるようです。
おもしろいのが『社二病』で、
社会人二年目ごろとなるとだんだん仕事に慣れ始め、社会に対して余裕が出始めます。それまで社会に追いつくことだけで精一杯だったが、生半可な知識や経験を重ねることで自己主張を覚え始める時期に発症するようです。
と解説されています。
社会人になって慣れたころに、1~2冊読んだビジネス書で経営学を語り出したり、会社の方針に色々思うようになったり・・・みんなありますよね!
きっと一般的な人の成長過程だと思うのですが、そんな僕も同じような道を歩んできました。
で、僕の不治の病とは、社会人2年目に陥り易い・・・ではなく、『社長2年目に陥り易い・・・社二病』ですね。
人に雇われていた勤務医時代ではわからなかったことを経験するようになって、色々と見えてくるものがかわりました。
雇用主として従業員を見るようになるのはもちろん、会社の経営方針を決める、お金の管理をする・・・・・・・・・自然なことですが、思考回路が常に経営者目線になってきます。
すると、「ガイヤの夜明け」「カンブリア宮殿」などのテレビ番組を見る目も変わってきます(笑)
「プロフェッショナル」や「情熱大陸」とかの番組もストイックな感じがあって、見ていると心が落ち着きます。
もちろん社長でなくても経営者目線になれる人も多いので、同じ気持ちになる方もたくさんいるとは思いますが、僕もこの典型的な例です。
ここ最近、僕がブログで紹介している「ブラックプレジデントがおもしろい」というのも、客観的にみると典型的な『社二病(社長2年目に陥り易い精神疾患)の症状』だと認識しています。
たかだか数年、小さな企業の社長なだけで経営の何がわかったといえるのか?
わかってるはずないのに、所詮「わかった風」なのに・・・・・それでも中々治らないのがこの病の怖いところです(笑)
知らない世界がまだまだたくさんあるにもかかわらず、自分の知っている範囲で全てを語る・・・・・・成長が止まる一番危険な思考回路です。
重症化するとちょっとかじった知識で出来上がった価値観を他人に押し付けようとするので他人に迷惑すらかけてしまいます。
ですがもしこの病にかかっていない人がいるとすれば、それはまさに偉人レベルなのでは??と思うほど多くの人がかかっているのではないかと思います。
だれもが陥りやすいこの病気ですが、唯一の治療法は「他人の世界観・価値観を知る」ことのような気がします。
歳をとるとついつい既存の知識・価値観だけですべてを判断してしまいがちですが、常に新しい判断基準に切り替える意識をもつことが重要だと思っています。
・・・・・・・・・・・・とブログでえらそうに書いているのも社二病の症状なのですが、いつになったら治るのでしょうか・・・・・
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