症例別

【柴犬の皮膚科治療】2カ月で毛がフサフサに

2022.09.28

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は一般的な治療が効かない柴犬の子の症例です。

 

【症例】 

8歳 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇3年前から身体を『掻く・舐める・噛む』といった痒み症状が始まり、徐々に悪化傾向

〇食物アレルギー検査をし、食事療法や手作り食にするも改善せず

〇アポキルやステロイドの使用もしたが良くならず

 

初診の時の様子をご覧ください。

 

まずはお顔の写真からです。


次に首下から胸。

胸下から両前肢です。

胸の拡大写真です。

胸から腹部にかけての拡大写真です。

腹部の拡大写真です。

 

横の全体写真です。

ここからは各部位の拡大写真です。

まずは右前足。

次に下半身。

そして右後ろ脚。

最後に横顔~首周辺です。

 

柴犬さんかと疑うくらい容姿が変わっています。

全体的にほとんど毛が生えていません。

皮膚は赤黒く像のようにゴワゴワして強張り硬くなっています。

 

まずは投薬治療を主軸に、腸内の免疫異常が原因と考え腸内環境改善のため、当院がお勧めするフードとサプリメント(スキンケアECプラス)で治療を開始しました。

 

それでは、初診時から2ケ月後の様子をご覧ください。

 

この写真は毛をかき分けた写真です。密に毛が生えアンダーコートも復活しています。

1ヶ月後には痒みが劇的に減り、2ヶ月後には写真の状態まで改善しました。

離島から船に乗って通院する必要があり、「頻繁に連れてこれないけど、治りますか?」と初診時に心配されていました。


もちろんこのタイプは当院では非常に改善させやすく、通院間隔を開けながらでも改善は可能です。
実際に今回の改善までに必要な診察は2回、
1回目:初診時
2回目:検査結果説明
3回目:改善後の写真撮影
でした。

この子のように食事といったアプローチでは改善不可能のため、投薬治療が必要になります。
ただ投薬治療の組み合わせが特殊なため、アポキル・サイトポイント・ステロイドなどで同じように改善しない場合は当院への受診を強くオススメします。

お勧めするアプローチ
・投薬治療
・スキンケアECプラス
・アロペシアGR+
・食事療法(アレルギー対策ではない)
・スキンケア(治るものではないが、必要)

今回使用しているサプリメントは、当院オンラインショップでお買い求めいただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【キャバリアの皮膚科治療】アポキルを毎日飲んでも痒い

2022.09.04

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はキャバリアの子の症例です。

 

【症例】キャバリア 2歳 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇1歳からしつこい痒み

〇1日1回で管理できていた痒みが、ここ1年コントロールできず

〇掻く・噛む・舐めるを繰り返し、シャンプーしてもすぐべたつく

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

まずは、首の写真です。

 

次に前足の内側です。1枚目が右側、2枚目は左側です。

こちらは胸からお腹にかけての写真です。

それぞれ拡大した写真です。1枚目は胸、2枚目はお腹です。

続いて後足の内側です。1枚目は左の内側、2枚目は右の内側です。

こちらの写真は後足の膝辺りの外側です。1枚目は右側、2枚目は左側です。

こちらは、身体側面の写真です。

そして、毛をかき分けた写真です。

この子は特に両腕のあたりや、ひざ下の脱毛が激しく、被毛もコンディションが悪い状況です。

食事療法と投薬療法、そして当院のサプリメント『スキンケアECプラス』『パーソナルケアPⅡ+』を使用し治療を開始しました。

治療開始から1か月後には皮膚のベタつきやニオイが改善され、皮膚を掻くことが無くなったと変化が現れたので、

アポキルの投薬を 1日1回 → 2日に1回 へ変更しました。

さらに1ヶ月後には毛も増え始め、ベタベタからフワフワに変わり、皮膚を噛むことも無くなりました。

では初診時と治療開始から3ヶ月後の写真を比べてみましょう。

 

 

毛量が増えフワフワになっているのが写真からわかると思います。

この子はアトピーの範疇に入りますが、アトピーがコントロールできなくなる要因として、
「毛並みの異常」「腸内免疫の異常」「心因性」があると判断しました。

治療方針は積極的な投薬治療、腸内環境改善のために、「オススメのドッグフードへの切り替え」「スキンケアECプラス」
心因性に対して、投薬治療と「パーソナルケアpⅡ+」を開始しました。

アポキルに関しては当院でも1日1回で継続服用としましたが、
1ヶ月後には2日に1回まで減らしても痒みがコントロールできている状態まで改善させることができました!

アポキルを減らせない、アポキルが効かないときの要因は1つではありません。複数の要因に対して同時に適切なアプローチができると、初めて劇的に改善が認められます。

シャンプー変えたらよくなるかな?、食事変えたらよくなるかな?ではない「すべてに適切なアプローチを」が大事です。

皮膚病でお困りの方は是非当院にご相談ください。

今回使用したサポリメントとその他の当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【キャバリアの毛並み治療】アポキルもサイトポイントも効かない

2022.07.12

こんにちは。キャバリアの皮膚病にも力を入れている四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、色々な薬を続けても改善しなかったキャバリアの症例をご紹介します。

 

 

【症例】

キャバリア  6歳7ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇1歳前から6年以上続く痒み

〇アポキル、サイトポイント(注射)、インタードッグ(注射)、アレルギー療法食(アミノ酸まで分解)を続けたが改善しない

〇舐めだしたら止まらない、傷になるまで掻く

 

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

 

まずは顎から首の写真です。

皮膚の赤みと脱毛が見られます。

 

こちらは胸から下の写真と前肢の写真になります。

脇や手を舐めることもあり、こちらも赤みや脱毛が見られます。

 

 

 

 

続いてお腹全体の写真と、腹部のアップの写真です。

全体的に薄毛でお腹にはほとんど毛がありません。

 

 

最後に後肢の写真です。

こちらも地肌が見えるほど毛が薄くなっています。

 

 

 

それでは約3ヶ月後の写真を比較してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか

 

まず、毛量が格段に増えています。写真では分かりづらいかもしれませんが毛並みも良くなりました。舐めたり掻くことが減ってきたこともあり、赤みも落ち着いています。

今回はアポキルやサイトポイントが効かない理由、アレルギー療法食を辞めた方がいい理由を説明し、「見落とされている遺伝的要素」に対しての積極的な治療を行いました。

当院でもアポキルは処方していますが、現在は「3日に1回の服用」と非常に少ない投薬量でコントロールできるようになりました。

アポキルもサイトポイントも痒みに対しては非常に高い効果を示すため、効かない場合は「基礎疾患の診落とし」「食事療法の間違い」を疑う必要があります。

今回はポイントをまとめましたので参考にしてみてください。

 

 

【今回の症例の考えるべきポイント】

 

ポイント① アポキルが効かない理由

→隠れている体質異常を診落としている。

具体的には「毛並み異常」で、治療後は毛並みが抜群によくなっている。

 

ポイント② サイトポイントが効かない理由

→上記①と同じく、アポキルが効かないときは基本的にサイトポイントも効きません。

 

ポイント③ 痒みだけではないこと

→「後肢で掻く」「舐める&噛む」が必ずしも痒みから起きているわけではありません。

また痒み相応の掻く・舐める・噛むではなく、痒み以上に過剰な掻痒行動がでてしまう子もいます。 

こういった「癖・行動」に着目したアプローチが不足すると、難治性になってしまいます。

 

ポイント④ 食事療法の間違い

→「よかれ」と思って選んだアレルギー療法食が体質に合っておらず、悪化要因になっていることが多いです。

特にアレルギー対応をうたった「加水分解」「アミノ酸」「グレインフリー」「グルテンフリー」といった食事は悪化要因になる事が多いため、当院では推奨していません。

 

ポイント⑤ 選択するお薬の間違い

→アポキルを使うことが間違いということではなく、アポキルが効かない隠れた要因に対して治療することが重要になります。そうすることで少ないアポキルで痒みをコントロールすることができるようになります。

 

ポイント⑥ 毛並みの異常に気付くこと

→治療後の毛並みと比較しなければ難しいかもしれませんが、初診時「毛並みが悪い」と気付くことができなければ治療はうまくいきません。皮膚病があるから毛並みが悪いわけではなく、「毛並みが悪いから皮膚が悪い」という逆の視点が必要です。これに気付けなければずっと治らないでしょう。

 

 

この疾患は当院でしか診断・治療ができないため、「うちの子の毛並みは悪いかも」と感じた方は、是非当院までご相談ください。きっと劇的によくなります。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

【症例報告制作者】  看護師 森

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ワイヤーフォックステリアの皮膚科治療】アポキル・ステロイド・サイトポイントが効かない

2022.06.21

こんにちは。テリア系の毛並み治療にも力を入れている、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、ワイヤーフォックステリアの症例をご紹介します。

 

 

 

【症例】

ワイヤーフォックステリア  2歳6カ月  男の子(去勢済み)

 

【経過】

〇1歳前から痒みが続いている

〇アポキルを毎日服用し、追加でステロイドを服用するが改善が見られない

〇サイトポイント(痒み止めの注射)を毎月受けても改善しない

〇前足など、嚙みだしたら止まらない

 

 

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

 

 

まずは首から胸の写真です。

毛の密集度が少なく地肌の色がみえています。

 

こちらは前足を前からみた写真です。

噛み癖により赤みと傷があり、周辺の毛は更に薄くなっています。

 

 

続いて胸、お腹、股の写真です。

ほとんど脱毛している状態です。本来はお腹などにも毛はしっかり生えます。

 

 

 

次に前足と後ろ足を横から見たものです。

こちらも全体的に薄毛で、舐めたり噛んだりする部分は更に毛がないのがわかります。

 

 

 

こちらは背中部分の毛を掻き分けた写真です。

こちらも毛はすかすかで地肌が見えています。

 

最後に全体の写真です。

 

 

 

それでは、約3ヶ月後の写真と比較した写真をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

劇的に毛量が増えて、もこもこになったのがお分かり頂けると思います。

 

今回の症例はテリア系に多い、アポキル・サイトポイントが効かない症例です。

今までは痒みに対するだけの治療だった為、服用を続けてもずっと改善されないままでした。アポキルやサイトポイントを使用しても改善されない場合、他の疾患が隠れていることに気付く必要があります。

当院では今まで見落とされていた基礎疾患、痒みからではなく心因的な原因での痒みや噛み癖に対する治療を積極的に行いました。

 

このように噛み癖による肌や毛並みへのダメージや、なかなか改善されない皮膚病にお困りのかたは、是非当院にご相談下さい。

 

 

また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。

※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。

詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト

 

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

下のリンクバナーからご覧頂けます。↓

 

【症例報告制作者】  看護師 森

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【柴犬の毛並み治療】酷い噛み癖と痒み治療

2022.06.20

アポキルが効かない柴犬の治療に力を入れている、犬の皮膚科専門動物病院の四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、柴犬の症例をご紹介します。

 

 

 

【症例】

柴犬  2歳9ケ月  女の子(避妊手術済)

 

 

【経過】

〇2歳になってから痒みが酷くなった

〇アポキルを服用したがあまり改善されなかった

〇体の痒みに加え、膝と腕を噛む

 

 

 

では、初診の様子からご覧下さい。

 

 

 

首~胸、更にお腹と股の写真です。

これらは共通して、アンダーコートが無く薄毛です。地肌が見えるのは異常な状態です。

 

 

 

 

 

続いては噛み癖によって脱毛状態になっている前足と後ろ足です。

肌もゴワゴワとと固くなっています。

 

 

 

最後は全体の写真です。

全体的に毛量が少ないのがお分かり頂けると思います。

 

 

 

それでは、ビフォーアフターを比較した写真をご覧下さい。

 

 

約3カ月後の状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は当院でもアポキルを服用して頂きました。

今まではアポキルを服用しても効果があまり出なかったのに、今回はこのように改善に繋がりました。その理由は、ただの痒みの治療だけではなく、腸内環境を改善させたり、見落とされがちな基礎疾患や心因性の治療も並行してしっかりアプローチした事によるものです。

その大切なポイントに気付き治療を行えれば、短期間でもこれだけの改善がみられる場合もあります。

 

この子の場合、1ヵ月も経たないうちに痒みが減り、舐めたり噛んだりすることも減っていきました。

そして、2ヶ月も経たない頃に、飼い主様からこの毛並みは初めてと言って頂けました。

写真でお分かり頂けるように、しっかりとアンダーコートが生え、モコモコになり、本来の柴犬の毛並みになりました。

 

この様になかなか改善されない、どんどん悪化していくなど、わんちゃんの事でお困り事がありましたら、是非当院にご相談下さい。

 

今回、腸内環境を良くする為に当院オリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)を使用しています。気になる方はこちらからご覧頂けます。⇒サプリメント&スキンケア製品

 

 

また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。

※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。

詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト

 

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

下のリンクバナーからご覧頂けます。↓

 

 

 

【症例報告制作者】  看護師 森

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【ダックスの毛並み治療】アポキル、ステロイドが効かない皮膚炎

2022.02.08

こんにちは。犬の皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はミニチュアダックスフンドの症例をご紹介します。

 

 

 

【症例】

ミニチュアダックスフンド  1歳11ヶ月  女の子(避妊済)

 

【経過】

〇9ヶ月程前から痒みや赤み、皮膚炎が悪化している

〇アレルミューン注射(アトピー性皮膚炎のわんちゃんに使用される注射)を6回打ったが効果なし

〇アポキル、ステロイドも効果なし

 

 

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

 

 

こちらは顎を上げたところです。皮膚炎に加え、かなり毛の薄い状態です。

 

 

 

次はお顔のアップです。

口周りは特に痒みが出ている部位で、毛も無く、ひっかき傷もできています。

そして頭頂部の毛も脱毛している状態です。

 

 

そしてこちらは胸、前足の写真です。

特に胸にの辺りは毛がほとんど無く、赤みもあります。

足にはかさぶたもあり、皮膚の状態もごわごわしているのが分かります。

 

 

 

 

次は胸~お腹の写真をご覧下さい。

胸は毛がスカスカで、脇やお腹の辺りは毛がありません。

 

 

 

そして側面から見た後足です。

こちらも毛がスカスカの状態で毛並みも良くありません。

 

 

全体の写真も毛並みが悪く、少ない印象を受けます。

 

 

 

 

それでは、約3ヶ月後の写真をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この子は発症してから、アポキルやステロイド、アレルミューンなど色々試しても悪化が続いていました。

食事を切り替えたり、シャンプーも2週間に1度行っていたそうです。

今回の当院の治療で効果が出たのは、基礎疾患に原因がある事を見極めその治療を行うことができたからです。皮膚病からホルモン疾患などは見落とされがちですが、根本の治療を行わないと中々改善しない場合も多くあります。この子の場合は必要な投薬治療と、腸内環境を整える為に当院オリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)を使用しました。それに加えて、ご自宅でのスキンケアも行って頂きました。

必要な治療ができれば、この子の場合だと1週間後には痒みを半分まで減らす事ができ、1ヶ月後には皮膚炎も落ち着きました。2ヶ月後には痒みはほぼ無くなり毛も再生し、3ヶ月後には写真の様に毛並みもかなり良くなり、毛量も増え、毛が無かった所にもしっかり毛が再生しました。

 

ずっと皮膚病で悩んでいる、中々良くならない、アポキルやステロイドを服用しても改善しない、など、わんちゃんの皮膚病や毛並みの事でお困りの事があれば、是非当院にご相談下さい。

尚、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。

※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。

詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト

 

 

今回、腸内環境を整える為に使用した当院オリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)、ご自宅で行って頂いたスキンケア製品は以下のオンラインショップからご覧頂けます。⇒サプリメント・スキンケア製品

 

 

 

【症例報告制作者】  看護師 森

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【フレンチブルドッグの皮膚科治療】アポキル、サイトポイントで改善しない皮膚病

2022.01.11

今年もよろしくお願い致します。皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

今回は、フレンチブルドッグの症例をご紹介します。

 

 

【症例】

フレンチブルドッグ  2歳9ヶ月  男の子(去勢済)

 

【経過】

〇アポキルを1年間毎日服用したが効果なし

〇サイトポイントの注射も効果なし

〇皮膚病としては軽度だが変化しない

 

 

では、初診時の様子をご覧下さい。

 

 

 

まずはお顔のアップです。目の周り、シワの辺りの毛が薄くなっています。

 

 

 

こちらは胸~お腹の写真です。

胸の辺り、脇の辺りの毛が薄くなっています。お腹の毛も薄くなっていて、皮膚が黒ずんでいます。

 

 

 

 

そして、前足と後足です。

前足はあまり分かりませんが、後足は毛が薄くなっているのが分かります。

 

 

 

 

 

それでは、約1ヶ月後の写真をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

この子は元々、皮膚病としては非常に軽度なので劇的な変化はないのですが、確実な改善が見られました。1か月も経たないうちに、顔の痒みも大分減り、赤みも落ち着きました。毛量もそこまでの薄毛ではなかったのですが、薄くなっていた部分に毛が再生しています。胸や、後足の写真を見て頂くと、毛並みも綺麗になっているのがお分かり頂けると思います。そして、飼主様が気になっていたお腹の黒ずみも緩和してきました。

アポキルをずっと服用してきて、服用を辞めても悪化もせず変化がなかったそうです。今回の治療では、見落とされていた基礎疾患へのアプローチに平行して、腸内改善(スキンケアECプラス)と、ご自宅でのスキンケアを行って頂きました。

 

このように、アポキルで改善しないなど、酷い皮膚病の症状でなくても気になる事やお悩みの事があれば是非当院にご相談下さい。

 

今回、腸内環境を整える為に使用した当院オリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)、ご自宅で行って頂いたスキンケア製品は以下のオンラインショップからご覧頂けます。

 

また、関東にお住まいの方、関東の方が近い方は、東京サテライトで当院の獣医師が初診をさせて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うことも可能です。

※疾患によっては適応できないこともありますので、ご了承下さい。

詳しくはこちらのホームページでご覧いただけます。⇒東京サテライト

 

 

【症例報告制作者】  看護師 森

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シェルティーの皮膚科診療】アポキル+抗生物質が効かない 

2021.09.21

こんにちは、犬の皮膚科専門院の四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、シェルティーの症例です。

 

 

 

【症例】

シェルティー  4歳  女の子(不妊手術済)

 

【経過】

〇1歳前から季節性のない痒み

〇アポキル、抗生物質、ステロイドでの治療を受けたが良くならず

〇湿疹が完全に無くなったことがない

 

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

 

まずはお腹側の全体です。

 

こちらは、胸辺りのアップです。

分かりにくいかもしれませんが、毛がすかすかな状態です。

 

そして、お腹の部分とそのアップの写真です。

膿皮症の症状もお分かり頂けると思います。

毛の質もごわごわしていて、皮膚の状態も悪いです。

 

 

 

こちらは側面からみた写真です。

 

更に、毛をかき分けたところです。

アンダーコートが正常に生えていないのと、こちらも膿皮症の症状が分かります。

 

 

 

それでは改善した様子をご覧ください。約、1年後の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの治療には、まず腸内環境を整える為にサプリメントの服用、外側からのアプローチにスキンケア用品を使った自宅でのスキンケアを行って頂きました。

 

膿皮症や基礎疾患への治療の為の投薬治療も開始し、1ヶ月後には痒みが減り、湿疹もかなり減りました。

治療開始から4ヶ月後には毛並みも回復し、まだ完全なゼロではなかった湿疹の治療を続け、開始から6ヶ月頃には湿疹がゼロになりました。写真でもお分かり頂けるように、毛の量が正常な量になりました。毛の質もふわふわです。

その後もサプリメントと、スキンケアを続けて頂いています。

投薬にはアポキルや抗生物質も使いました。今回改善に繋がったのは、きちんと見極めて正しく投薬することと、他の原因に対するアプローチが必要でした。

 

このように原因を見極めて治療し、適切な治療を続けていくと、このように改善することができます。

 

わんちゃんの皮膚病や毛並みの事で何かお悩みがありましたら、是非当院にご相談下さい。

また、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。

疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。

詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト

 

 

 

今回の治療に使用した、獣医師開発のオリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)と、スキンケア商品はこちらのホームページからご覧いただけます。⇒サプリメント・スキンケア商品

 

 

 

【症例報告制作者】  看護師 森

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【パピヨンの皮膚科治療】アポキルが効かない、膿皮症

2021.08.17

こんにちは、パピヨンの膿皮症などの治療も行っている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、パピヨンの症例です。

 

【症例】

パピヨン 4歳 女の子(不妊手術済み)

 

【経過】

〇2020年8月頃からお腹を舐めるようになった

〇お腹、四肢、お尻の脱毛

〇アポキルが効かず、ずっと治らない

 

それでは、初診時の写真をご覧ください。

まず最初に、正面です。

 

続いて、身体の全体と拡大したものです。

 

こちらは、お腹とその拡大です。

 

 

 

こちらは、お尻の写真です。

 

初診時から、約5か月後と比較してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

膿皮症の治療には抗生剤の処方が一般的ですが、この子はあえて飲まず、ホルモン異常のアプローチとお家でのスキンケア、腸内環境を整えるサプリメントでの治療を行いました。

お腹や身体のかさぶたは無くなり、脱毛があったお腹、四肢、お尻か綺麗に生え揃いました。そして、以前は硬かった毛も人生で初めて柔らかく、フワフワになりました。

 

今回治療で使ったスキンケア商品やサプリメントは、オンラインショップでもご購入いただけます。

 

このようにアポキルが効かない、なかなか治らないという方や他の皮膚の症状でお困りの方も是非当院までご相談ください。

関東圏にお住まいの方には、継続治療をオンラインで行う遠隔診療も提供しています。

※症状によってできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。

 

【症例報告作成者】 看護師 佐野

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【マルチーズの脂漏症】免疫、ホルモン異常へのアプローチ

2021.08.17

マルチーズの脂漏症、アトピーの治療も行っている皮膚科専門病院の四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回は、マルチーズの症例です。

 

 

【症例】

マルチーズ  7歳  男の子(去勢済み)

 

【経過】

〇4、5ヶ月前から症状が出た

〇アポキルを一週間服用後痒みは治まったがまた再発

〇1歳の頃には脂っぽかった

 

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

まずは首から胸の写真です。

地肌が見え、毛が薄くなっています。

 

 

次はお腹全体と脇、胸辺りです。

 

 

 

こちらは脇の寄り写真です。

脂漏症の症状もお分かり頂けるかと思います。

 

そしてお腹部分です。

お腹の部分の毛がありません。

 

そして側面からの写真です。

 

こちらは側面からの首から肩のものです。

毛がぺったりしてオイリーなのが分かります。

こちらも地肌の色が見えています。

 

そして最後は足です。

 

 

 

それでは治療後との比較をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は治療開始から3ヶ月後のものになります。

まずお分かり頂けるのは毛並みだと思います。脂漏症特有の脂っぽさが無くなり、ふわふわの毛になりました。

 

今回は月に1度程度の院内薬浴と、基礎疾患と心因性(舐め癖)への投薬治療を行いました。治療開始から1ヶ月も経たないうちに痒みが減り、皮脂量も減ってきました。

元々、シャンプーをして3日で脂っぽくなっていたのが、3ヶ月後には、シャンプーをして1ヶ月経っても毛がふさふさしている状態にまでなりました。

 

このように、痒いから痒み止めを服用する。のではなく、その子にある基礎疾患や、必要な処置、色々な方向からのアプローチによって症状は改善します。そして、その基礎疾患や、性格、状態はその子によって色々あります。

ずっと皮膚病が良くならない、原因が分からないなど、わんちゃんの皮膚病の事でお困りのことがあれば是非、当院までご相談下さい。

 

尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。

疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。

詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト

 

今回、院内薬浴、飼主様の行うスキンケアで使用しているスキンケア用品は、獣医師開発のオリジナルの物になります。

気になる方はこちらからご覧いただけます。⇒スキンケア・サプリメント

 

 

 

【症例報告作成者】  看護師 森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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