2024.03.02
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 6歳 1ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇2年間ずっと痒がる
〇前肢をビショビショになるまで舐めてしまう
〇アポキルやステロイドを使用するもあまり効果が無い
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずはお首の写真です。
次に両前肢です。
こちらは右前肢の内側のお写真です。
脇と胸~腹部のお写真です。
最後に右体側のお写真です。
【初診時の診極め】
ポイント:①被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
こういった症例にアポキルやサイトポイントが効かないわけではないのですが、
「飲むのを辞めるとぶり返す」「飲んでいてもスッキリしない」となりやすのが現実です。
被毛形成異常を改善させることで根本的な治療が可能になります。
ポイント:②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
今回の症例もこのタイプで、
純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出ていました。
この子の場合だと、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・気分が乗ればよく歩くが、歩かない時もある
・犬に無関心で、近付いてきたら逃げる
・おもちゃに興味がなく遊ばない
・音が苦手でちょっとした音にびっくりする
(例:トラックやバイクが来たら立ち止まる)
・床を舐める癖がある
・床に落ちている髪の毛を食べる癖がある
・ベッドを掘る
・室内で飼主の後を追う傾向がある
(例:トイレまで着いてくる)
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、当院でのみ受けれる治療法です。
④心因性
・投薬治療
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それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には痒みが2~3割まで減り、
毛にボリュームが出始めました。
そして治療から3ヶ月後、
抜け毛が少なくなり、皮膚の赤みや湿疹は無くなりました。
初診時に処方していたアポキルは1ヶ月後にはとん服処方でコントロールでき、2ヶ月以降には処方せずに痒みを2~3割のまま維持できています!
行動面では、
「遊ぶバリエーションが増えた」
「床を舐めなくなった」
「髪の毛を拾い食いしなくなった」
「苦手だった車の音にも立ち止まらず歩いてくれる」
といった嬉しい変化があったとご報告をいただきました🐶
今回の症例のようにアポキルを使用せずに痒みの軽減や、毛並み異常の改善には、教科書には載っていない特殊な投薬治療の組み合わせが必要です。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2024.01.05
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 1歳2ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇背中の円形脱毛
〇痒みなし
〇外用薬(抗生剤)の効果なし
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは胸の写真です。
次にお腹の写真です。
胸~お腹にかけて毛が薄く、地肌が見えています。
最後に左側の背面です。
円形脱毛があります。
【初診時の見極め】
ポイント:被毛形成異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・全体的に毛が薄い、細い、艶が無い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
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【当院の処方プラン】
〇被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
徐々に毛のボリュームが増え、きれいな毛艶に改善しました。
飼い主さまからは「脱毛が劇的に改善した」とお言葉をいただきました!
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同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
投薬治療が併用できれば3-6ヶ月が改善の目安ですが、サプリメントのみでアプローチする場合は、
ECプラスとGR+のセットで最低6ヶ月以上の1年かけるつもりで向き合うことをお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.10.07
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 1歳3ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇生後6カ月から頚部の円形脱毛
〇頚部の円形脱毛が徐々に拡大
〇痒みなし
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面からのお写真です。
こちらは首のお写真です。
こちらは胸のお写真です。
こちらはお腹のお写真です。
最後に身体側面の写真です。
それでは治療後のお写真と比べてみましょう。
【初診時の見極め】
ポイント 被毛形成異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・全体的に毛が薄い、細い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
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【当院の処方プラン】
①腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
②被毛形成異常
・投薬治療
この子の場合、徐々に毛のボリュームが増え、毛質も柔らかくなりました。
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同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
投薬治療が併用できれば3~6ヶ月が改善の目安ですが、サプリメントのみでアプローチする場合はECプラスとGR+のセットで最低6ヶ月以上の1年かけるつもりで向き合うことをお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2023.09.06
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 3歳1ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇2歳から痒がる
〇ステロイドの使用で良化するも止めると再発
〇搔く:噛む=7:3
〇脱毛(特に脇・腕・胸)
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
次に右前肢の内側です。
根本の方は少しですが地肌が見えています。
胸の写真です。
脇にはほぼ生えておらず、地肌が見えています。
右脇の拡大写真です。
次に腹部です。
こちらは右体側です。
最後に毛をかき分けた写真です。
遠目からはそんなに問題なさそうですが、毛をかき分けるとすぐに地肌が現れ、
毛に密度が無いのが分かります。
【初診時の診極め】
ポイント:被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
こういった症例にアポキルやサイトポイントが効かないわけではないのですが、
「飲むのを辞めるとぶり返す」「飲んでいてもスッキリしない」となりやすいのが現実です。
被毛形成異常を改善させることで根本的な治療が可能になります。
.
.
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【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
※この毛並み異常への投薬の選択は教科書に載っていないため、当院でのみ受けれる治療法です。
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には抜け毛が減り、
毛にボリュームが出始めました。
痒み止めの使用回数も2~3日に1回でコントロールできるように。
そして治療から3ヶ月後にはAfter写真の状態まで改善されました。
痒みについても「最後にアポキルを飲んで8日間経ったけど、痒みはない」というレベルまで改善できました。
アトピーや毛並みの異常を特徴とする被毛形成異常や標準治療ではなく、
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 上林
投稿者:
2023.07.10
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 2歳5ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1年中の痒み
〇四肢を舐める
〇噛む
〇抗生剤を服用するも改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
こちらは左前足です。
こちらは左前足です。
最後に腹部と左足の拡大写真です。
それでは治療から約1ヶ月後の様子を比べてみましょう。
【初診時の診極め】
ポイント①毛並み異常と脂漏症
毛並み異常の症状は、
・全体的に毛が『薄い』『細い』
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
・湿疹がある(皮膚が弱い)
・皮脂が多く、ベタベタする
があげられます。
ポイント②心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
日常の行動パターンで、純粋な痒みではなく、
心因性の掻痒行動(舐める・噛む・搔く)が強く出る傾向があります。
この症例の場合ですと、
・床や絨毯や人を舐める
・食糞をする
・ほこりや毛を咥える
・靴下を収集する
・良く興奮し、走り回る
・クルクル回る
・散歩が嫌い
・他のわんちゃんを怖がる
があげられます。
皮膚炎と痒み症状を詳細に分類すると、
・食生活が悪い
・純粋な痒み
・イライラや不安による掻痒行動
・脂漏症による悪化
・被毛形成異常による悪化
となります。
すべての問題点を初診時に把握し、適切なアプローチを同時に行うことが重要です。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常(毛並み異常)
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
⑤週に1~2回のスキンケア
・Medicareオイル
・Medicareシャンプー
この子の場合、治療開始から約1ヶ月後には舐める、噛む、搔く行動が10分の1まで減り、毛の密度も高くなりました。
アトピーや毛並みの異常を特徴とする被毛形成異常や心因性の診断&治療は標準治療ではなく、
今回の症例でも特殊な投薬治療を組み合わせて改善に導いています。
同じような症状でお困りの場合は当院への受診をお勧めします。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2022.10.08
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は脂漏症のチワワの子の症例です。
【症例】チワワ 2歳 男の子(去勢済)
【経過】
〇2歳頃から皮膚の痒み、赤み、べたつき、ニオイ、フケ、脱毛が気になるようになった。
〇シクロスポリンやステロイドを服用するも改善しない。
それでは初診時の様子をご覧下さい。
まずは首の写真です。
こちらは胸、前足の写真です。
次は脇、胸の写真です。
こちらはお腹の写真です。
最後に身体の側面とその拡大写真です。
2歳頃から皮膚の痒み、赤み、フケ、べたつき、ニオイ、脱毛の症状が出ており、シクロスポリンやステロイドの薬を服用していましたが、改善しないということで来院されました。
初診時は皮膚にべたつきがあり、毛がワックスでセットしたような束感が出ていました。
それでは、初診時から約4ヶ月後と比べてみましょう。
今回は投薬治療、腸内環境を整えるサプリメント「スキンケアECプラス」を中心にし、当院のおすすめする食事への切り替え、飼主さまにご自宅でスキンケアも行って頂きました。
治療開始から約2ヶ月でニオイが気にならなくなり、4ヶ月後には痒みが消失し、飼主さまには「完治したようだ!」とお声を頂き、投薬治療を終了しました。
<今回使用した当院オリジナル商品>
・スキンケアECプラス
・Medicareクレンジングオイル
・Medicareシャンプー
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
当院おすすめのフードは、インスタグラムのプロフィールにあるリンクから「治療を成功に導く食事管理法」をクリックしていただくと、資料請求できます。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2022.09.02
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの子の症例です。
【症例】
チワワ 12歳 女の子(避妊済)
【経過】
〇2年前から湿疹が一年中できる
〇お腹に痒みがあり、掻いてしまう
〇薬や注射を使用しても改善せず
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
次は脇の写真です。
こちらは胸からお腹の写真です。
湿疹があり、毛も薄くなっています。
お腹の拡大写真です。
身体側面の写真です。
皮膚の拡大写真です。
最後は足の写真です。
写真で写っているほとんどの部分に赤みがあり、毛が薄くなっています。
それでは、初診時から約5カ月後と比べてみましょう。
お写真を比べて頂くと毛量が増え、モコモコなっているのがよくわかります。
皮膚の赤みや湿疹があったところもきれいになくなりました。
主に投薬で膿皮症、免疫異常、毛並み改善を治療しましたが、他にスキンケアも飼い主さまにご自宅で行って頂きました。
・Medicareクレンジングオイル
・Medicareシャンプー
この2種類を週に1回の頻度で使っていただきました。
この子の場合スキンケアだけでは100%の改善にはたどり着くことが難しいですが、スキンケアをしっかり行うことで治療成功に近づきます。
今回使用したスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
投稿者:
2021.10.12
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの症例をご紹介します。
【症例】
チワワ 5歳11ヶ月 女の子(不妊手術済)
【経過】
〇季節性はなく一年中症状がある状態(痒み、ベタベタ感、臭い)
〇ステロイドでの効果はあったが、一時的でまた悪化を繰り返す
〇サイトポイント注射もあまり効果が無かった
〇3ヶ月前から更に悪化し脱毛も
それでは初診時の様子です。
まずは顎下~首の写真です。
更にアップにした写真です。
毛も少なく、肌がゴワゴワになっています。
こちらは前足の様子です。
こちらも皮膚が硬くなり、ゴワゴワしています。
毛もほとんど生えていません。
次はお腹側の写真です。
胸のアップです。
薄毛なのがお分かり頂けると思います。
こちらはお腹~後足の写真です。
こちらも毛がスカスカな状態です。
この写真は首~肩辺りの毛をめくったところです。
毛がほとんど無く、皮膚の状態も良くありません。
こちらは背中のアップです。
正常なアンダーコートも見られず、かなりスカスカです。
それでは4ヶ月後の状態をご覧下さい。
初診から1ヶ月も経たないうちに痒みが減ってきて、皮脂によるベタベタ感も減っていきました。
今回の治療には基礎疾患へのアプローチと並行して、腸内環境を整える為のサプリメント(スキンケアECプラス)の服用と、ご自宅でのスキンケア(オイル、シャンプー)も行いました。
痒みにだけの治療では改善しない例です。隠れた原因を見つけ、その基礎疾患へのアプローチができたことで改善に繋がりました。
4ヶ月後には痒みも落ち着き、毛並みも写真のようにボリュームが出て、ベタベタ感も改善してふわっとしました。最後の写真でお分かり頂けるように、アンダーコートも再生し、地肌が見えない程の毛量になりました。
このように、良くなったり、悪くなったりを繰り返している。痒み止めやステロイドのお薬で改善しない。など、わんちゃんの皮膚病でお困りでしたら一度当医院にご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、その後の診察をオンライン診療で行うこともできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくはこちらからご覧頂けます。⇒東京サテライト
今回の治療に使用した、獣医師開発のオリジナルのサプリメント(スキンケアECプラス)と、スキンケア商品はこちらのホームページからご覧いただけます。⇒サプリメント・スキンケア商品
【症例報告作成者】 看護師 森
投稿者:
2021.08.18
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は、チワワの皮膚病の症例です。
【症例】
チワワ 1歳 男の子
【経過】
〇耳の後ろ・顎・足先などの脱毛
〇痒みがあり、頭・顎を掻き、足先・腕・腰を舐めたり噛んだりする
では、初診時の状態を見ていきましょう。
はじめに、正面です。
続いて、身体の側面です。
身体側面の右側の拡大です。
身体側面の左側の拡大です。
続いて、腕の拡大です。
続いて、頚部です。
頸部の拡大です。
続いて、胸部・腹部です。
胸部の拡大です。
腹部の拡大です。
全体的に毛が薄く、背中や頭が部分的にはげてしまっています。
では、初診時から約3ヶ月後の状態を見てみましょう。
わずか3カ月でここまで毛並みが良くなりました。
治療前は、足先などを濡れるほど舐めていたのが治療後はほぼ無くなっています。足先の脱毛・赤みもなく、綺麗な毛が生えそろっています。
そして飼主様曰く、だんだんと治っていくにつれ、性格が変わってきたそうです。飼い主様の近くに自ら来るようになり、人懐っこい性格になっていきました。
皮膚病による脱毛・痒み・痛みは、外面的な問題以外にも内面的な問題もおこり、飼主様に懐きづらくなったり、怒りっぽくなってしまったり、鬱っぽくなってしまいます。
反対に、適切な治療をしていけば今回の症例の子のように人懐っこく、明るく犬らしい性格になっていくかもしれません。
【症例報告制作者】看護師 山崎
投稿者:
2021.07.23
心因性の噛み癖などの治療にも力を入れている皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はチワワの症例です。
【症例】
チワワ 11歳9ヶ月 男の子(去勢済み)
【経過】
〇元々皮膚トラブルはなかった
〇2年前から急に左手を舐める&噛む、身体に湿疹
〇ステロイドなどを服用したが改善しない
〇エリザベスカラーをつけている
それでは初診時の写真をご覧下さい。
まずは全体の姿です。
胸から股まで毛が薄いのが分かります。
こちらは首の写真です。
そして、胸とお腹の部分です。
薄毛と、赤み、所々に湿疹があります。
次は腕です。
こちらも毛が薄い状態です。
特に左には舐め壊し、噛み壊した様な跡もあります。
こちらは側面の写真です。
それでは治療後の状態と比較してみましょう。
並べてみると、全体的に毛量が増えたのがお分かり頂けると思います。
こちらは側面の毛をめっくったところです。
アンダーコートが再生しています。
治療後の写真は4ヶ月後のものです。
今回は腸内免疫の改善と、投薬治療を行いました。
ホルモン異常へのアプローチに加え、心因性へのアプローチも行いました。手を舐め壊したり、噛み壊したりするのは心因性が原因の場合があります。
目を離す時にはつけていましたが、2ヶ月後にはエリザベスカラーが外せるようになりました。4ヶ月後には完全に外せています。
毛はアンダーコートも再生してボリュームが出て、毛の質も柔らかくなったように見えます。
今回、腸内環境を整える為と(スキンケアECプラス)、心因性へのアプローチに(パーソナルケアPⅡプラス)サプリメントも使っています。
このように中々治らない、原因が分からない、など、わんちゃんの皮膚の事でお悩みの方はぜひ当院までご相談下さい。
尚、関東にお住いの方は東京サテライトで初診を診させて頂き、再診をオンライン診療で行う継続治療を受けることもできます。
疾患によっては適応外になることもありますが、ご希望の方はご相談ください。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧ください。
【症例報告制作者】 看護師 森
投稿者: