2019.12.22
犬の膿皮症(湿疹)、脂漏症、アトピーなど痒みを伴う皮膚病に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
以前にも紹介した「新しい治療法」についての続きです。
今年覚えたこの治療法ですが、10中8,9で高い治療成績を出しています。
今回もフレブルのわんちゃんです。
【症例】
フレンチブルドッグ
【経過】
〇膿皮症が再発しやすい
〇アトピー(顔・四肢端)の痒みがある
それでは初診時の状態です。
ここまではフレブルのよくある「膿皮症&アトピー」ですね。
このタイプの膿皮症の多くは当院のスキンケア&サプリメント(スキンケアECプラス)と適切な食事療法で改善することができます。
ただこの症例は他の症例と異なり、再発しやすい傾向がありました。
そこで検査結果で異常がでないのですが、ある疾患が隠されているのではないかと予測して治療を開始することにしました。
「膿皮症をコントロールしている状態」の治療前、治療後をみてみましょう。
以下、治療後との比較です。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
いつも紹介している「劇的な変化」ではないですが、毛並みが非常に改善しているのが伝わるかと思います。
この治療後からは膿皮症がぶり返しにくくなっています。
赤みがなくなる、かさぶたがなくなるといった分かりやすい比較ではないですが、この治療変化の方がずっと大事です。
皮膚そのものがよくなる、皮膚コンディションの改善ができています。
「なぜ皮膚が弱いのか」のより根本的な治療がここにあります。
膿皮症を繰り返す、アトピーの改善が芳しくない、脂漏症が治りにくいなどのお困りごとがあれば当院にご相談ください。
より根本的な治療が可能かもしれません。
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