2018.06.15
犬のブツブツ・湿疹「細菌性膿皮症」の治療および再発防止に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
犬の皮膚病で最も症例数の多い「膿皮症」ですが、シンプルなのにとても奥が深い病気です。
個人的には「人間の風邪」と同じレベルで、「治せるけど、二度とさせない方法はない」のため、いかに再発を減らすか?がポイントです。
【症例】
ヨークシャーテリア 6歳 男の子(去勢済み)
【経過】
〇1年前から湿疹が治らない
それでは初診時の状態をみてみましょう。
まずは内股、左の内股に2~3この湿疹が認められます。
続いて、背中です。
毛をかき分けないとわかりませんが、円形の湿疹が無数に認めらます。
約1か月後の状態を比較してみましょう。
湿疹はゼロになりました。
これだけきれいになったのは1年ぶりということだそうです。
こういった膿皮症の場合は、2つゴールを設定します。
1つ目 「湿疹をゼロにする」
2つ目 「再発させない」
今回はまだ1つ目ですが、治療成績向上と2つ目の再発予防のために、初診時から当院が膿皮症治療のために開発したサプリメント「スキンケアECプラス」を併用しています。
特別な基礎疾患がないことを条件にですが、繰り返す膿皮症に対してはスキンケア&サプリメントが非常に有効なため、当院が開発した膿皮症ケアセットで取り組むといいと考えています。
当院が開発したスキンケア商品とサプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。
多くの方が「スキンケア」にこだわりがちですが、一番大事なのはサプリメント「スキンケアECプラス」です。
スキンケアは起きてしまった細菌感染を早めに抑え込むには非常に大事ですが、膿皮症の原因を直接抑え込むのは限界があります。
季節(梅雨~夏)による湿疹を予防する効果はかなり高いと思いますので、季節性であればスキンケアメインでもいいかと思います。
「細菌性の膿皮症」と一言にいっても、その原因と対策は症例によってかなり異なるため、獣医師による的確な判断とアドバイスが必要です。
投稿者: