2023.12.26
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザーの子の症例です。
【症例】
Mix(ビションフリーゼ×ミニチュアシュナウザー) 5歳3ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇3歳から痒みあり
〇胸~お腹、上腕~前胸を舐める
〇口や目の周り、首を傷になるまで掻く
〇アポキルを1日2回服用時は痒みほとんど無くなるが、1日1回にすると痒みが出る
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
こちらは胸、お腹の写真です。
最後に身体側面の写真です。
【初診時の見極め】
ポイント①被毛形成異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・全体的に毛が薄い、細い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・ぬいぐるみの中綿を出したり、目や口の刺繡を取り、破壊する
・草を拾い食いする
・ごみ箱を漁る
・お家の中で飼主さんが行くところについていく
(ドアの前で待っていることもある)
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。
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【当院の処方プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
それでは治療から約6ヶ月後の写真を比べてみましょう。
この子の場合、治療から約1か月後には痒みがほとんどなくなり、2ヶ月から徐々に毛の量も増えていきました。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルPⅡ+(心因性)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者】看護師 佐野
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