2018.03.26
四季の森どうぶつクリニックの平川です。
以前も紹介した「学術活動」の続きです。
今回は消化器疾患として
「慢性腸症」
をテーマにした症例報告です。
慢性腸症とは、以前はIBD(炎症性腸疾患)といわれていた疾患です。
たんぱく漏出性腸症という病名も含まれるかなり一般的な消化器疾患です。
この慢性腸症の問題点は2つあり、1つは確定診断が全身麻酔下での内視鏡検査であること、2つめはステロイドにより長期治療が必要という点です。
この2つの難点を解決するかもしれない新しい治療法について記載しています。
そう、あのアポキルが効く・・・・と思います。
いや、思いますというより効くと確信しています。
5年後10年後には標準治療の1つに入るでしょう。
その第1歩です。
治りにくい嘔吐&下痢にアポキルという選択肢です。
アポキルがどんな痒みも抑えるというわけではないように、消化器症状=アポキルではないので、ここは獣医師の腕の見せどことです。
当院では「この消化器症状にアポキル効きそう」と思った症例には、100%期待通りの効果を発揮していますので、ぜひ雑誌を購入して読んでください。
掲載は、インターズーさんのクリニックノート4月号(153号)です。
なお妄想から生まれた症例報告のため、参考文献はありません(笑)
投稿者:四季の森どうぶつクリニック