2015.11.19
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
今年も学会&セミナーシーズンがやってきました。
今週末は大阪での大きな学会「動物臨床医学研究会 年次大会」に参加し、29日、12月6日、12月13日はすべて名古屋でのセミナー参加です。
2015年のアップデートもラストスパートです♪
では、今日は恒例の「診極め」の症例報告です。
ちょうど1ヶ月前の10月17日に来院されたわんちゃんをその日のうちに紹介しました。
診た当日のブログで「1~2ヵ月後には綺麗になる」とお伝えして、今日がちょうど1ヵ月後の再診でしたので比較を紹介したいと思います。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
毛並みは非常に綺麗になりました。
以前の記事を読んでいただきたいのですが、このわんちゃんは2年間ずっとステロイドを投薬していました。
診断名は細菌性膿皮症であり、一般的にはステロイドではなく抗生物質での治療が必要な病気です。
そのため初診時はそのステロイドを止めることができるのか?という検査を行いました。
シンプルに休薬せず、検査を行った理由は「長期間ステロイドを服用していると、急に休薬することで命に関わる体調不良に陥ることがあるから」です。
予測どおり検査結果から「急な休薬はできない」と判断されたため、、初診時から2~3週間かけて徐々に減量してステロイドをゼロにしました。
そして一般的に治療の最優先事項である「抗生物質」は・・・・・・・・・・処方していません。
では何をしたかというと・・・・もちろん当院のスキンケア&サプリメントです。
メディケア スキンクリーニングオイル
メディケア シャンプー
メディケア ローション
スキンケアECプラス(サプリメント)
初診時だけ院内薬浴をしたのですが、オイルクレンジング後の湿疹をみてみましょう。
診た目が痛々しいくらいですが、スキンケアではここまでする必要性があります。
またスキンケアも非常に重要ですが、この湿疹を根本的にコントロールするにはサプリメントが最も重要だと考えています。
初診時の時点で即ステロイドを休薬できればもう1~2週間早く改善したと思うのですが、ステロイドを服用していても1ヶ月でここまで綺麗にすることができます。
参考までに皮膚全体のトラブルが改善しているわけではありません。
ステロイドを休薬したことで数日前から顔・四肢端・耳の痒みが認められるようになりましたが、これも想定の範囲内で初診時に「おそらく顔・四肢端の痒みがでるでしょう」とお伝えしていました。
もちろん今日からこの顔・四肢端・耳の治療が始めています。
皮膚の診断名と治療が1つであることはあまりありません。
病変に応じて治療方針を変えることが重要です。
顔・耳・四肢端すべて、おそらく2~4週間後には綺麗になっているでしょう。
投稿者:
2015.08.25
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
休診日にあわせて胃腸風邪でダウン・・・・・まさに休息日となりました。
「めずらしく・・・」とでもいえれば仕事の疲れ?などいえるのですが、年に何度も熱を出すので基本的にちょっと病弱?
しかし食欲もしっかりあるせいか麻衣子先生もそんなに心配してくれません(涙)
休診日明けには元気になっているでしょう!
さて、最近ちょっと怠っていた症例報告です。
最近のマイブームは「いかに薬をつかわずに治すか?」です。
もちろん使用するのは当院にしかないスキンケア&サプリメントです。
何度もいうように医療を超えるわけではありませんし、万能ではないため、「優先順位は何か?」を診極める必要性がありますが・・・・・10中8,9はずしません。
先日来院されたわんちゃんでも診た瞬間「いける」と判断できたので、あえて初回に投薬治療を選択せずに治療スタートしました。
症例はフレンチブルドッグです。
初診時の状態をみてみましょう。
右のワキです。
大腿部の尾側からの写真です。
その拡大、左大腿部です。
同じく右大腿部です。
ここの状態から12日後の状態をみてみましょう。
写真をクリックすると拡大してみることができます。
右のワキ。
次は大腿部を尾側からみた写真です。
たった12日でここまで綺麗になりました。
診断名は細菌性皮膚炎、「膿皮症」です。
一般的な治療法としては「抗生物質の服用」ですが、今回の症例ではあえて処方しませんでした。
それは「スキンケアとサプリメントでいける!」と確信があったからです。
フレンチブルドッグの皮膚病には非常に特徴があります。
その一つがこの湿疹、細菌性皮膚炎「膿皮症」です。
皮膚で細菌が増えることで湿疹ができます。
治療で抗生物質を選択する理由は「抗生物質が皮膚に到達して、皮膚で増えている細菌を抑えることができるから」です。
しかし多くの症例で「再発」が認められます。
抗生物質は治療法として最適か?????
毎回お話していますが、もうみなさんおわかりですよね?
抗生物質では何か足りません。
そう、「なぜ皮膚で細菌が増えたのか?」をまったく無視したのが抗生物質での治療です。
抗生物質は増えた菌を抑えます。
確かにこの症例に抗生物質を処方すれば、同じような改善があったと思われます。
でも細菌が増える原因はまったく考慮されていません。
それに比べて当院のスキンケア&サプリメントは皮膚を正常化するために必要なケアができるように設計されています。
重症化している症例ではどうしても投薬治療を最優先性にするため、スキンケアとサプリメントは「補助と再発予防に」という目的で後から使いますが、本当はこの程度の皮膚病なら治してしまうほどの力があると実感しています。
基本はフレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグ、シーズーをメインにしていますが、当院ではトイプードル、チワワ、ヨーキーなどさまざまな犬種でも使用しています。
皮膚トラブルでお困りの方はぜひご利用ください。
すでに当院で通院されている倍以上の方が、オンラインショップで継続使用されています。
また、当院では遠方の方のために「遠隔診療」にも取り組んでいます。
遠隔診療とは、1回目の初回に実際の診察を行い、2回目以降を写真とメールで継続治療する診療です。
スキンケアとサプリメントが万能ではないため、医療とセットにすることが最も重要と考えています。
すでに石川県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県と遠方からの遠隔診療を行っています。
すべての皮膚疾患が遠隔診療の対象になるわけではありませんが、シーズ、ブルドッグ犬種(フレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグ)を中心に、HPに掲載されているような典型的な症例では十分にコントロールすることが可能ではないかと考えています。
その他犬種としては、トイプードルの脂漏性疾患も遠隔診療でいい結果がでています。
ご希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
四季の森どうぶつクリニック
平川将人
投稿者:
2015.05.22
フレンチブルドッグの繰り返す膿皮症の根本的な治療に力をいれている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
なぜフレンチブルドッグは皮膚病になるのか?
なぜフレンチブルドッグの皮膚病は再発しやすいのか?
なぜフレンチブルドッグの皮膚病は難治性なのか?
今回紹介するのは「治療」という側面よりもさらに「根本的に皮膚病にさせない」という新しい取り組みです。
【症例】
フレンチブルドッグ 3歳 去勢雄
【病歴】
〇3年前から全身に湿疹ができる。
〇診断名は「膿皮症」
〇やや少ない季節もあるが、1年中湿疹がある
〇3年間湿疹に対してさまざまな治療をしてきた
【過去の検査&治療歴】
当院受診までに行った治療や検査などです。
〇抗生物質・・・過去に持続型注射薬を含め5種類服用(同時ではなく、変更しながら)
〇シャンプー・・・セラミドシャンプー、角質溶解系シャンプー
〇抗ヒスタミン剤
〇サプリメント・・・セラミド系、脂肪酸系などさまざま
〇食事療法・・・複数の食事療法にチャレンジ
〇免疫抑制剤
〇減感作療法(注射薬)
〇外用薬・・・ステロイド系、セラミド系など
〇アレルギー皮内反応検査、食物アレルギー検査(2回)
犬の皮膚病治療の選択肢でほぼすべてが含まれるような過去3年間といえます。
それでは初診時の状態をみてみましょう。
※写真をクリックすると拡大できる写真もあります。
診た目も、検査結果も診断は「細菌性皮膚炎、膿皮症」と呼ばれるものです。
フレンチブルドッグで最も多く、診断は難しくないのですが再発が多くコントロールしにくい傾向にある皮膚病です。
それでは初診時から4週間後の状態と比較してみてみましょう。
処方は当院が開発したオリジナルのサプリメントと、同じく当院が開発したクレンジングオイル、シャンプー、ローションのスキンケアのみとしました。
内服薬は一切使わず、食事療法などの指示もせず「今まで通り」としました。
写真をクリックすると拡大してみることができます。
※赤い三角は主な湿疹がある部位を示しています。
湿疹がゼロではありませんが、劇的に改善しています。
皮膚に残っているくすんでいる部分は、湿疹が改善したあとにのこる色素沈着で時間とともに薄くなっていきます。
今回の症例のポイントは「診極め」です。
何を診極めるのか?
それはフレンチブルドッグがなぜ皮膚病になりやすく、再発しやすいのか?・・・・・と、この重症かつ難治性の皮膚病に必要なものが何かの優先順位をつけることです。
この優先順位ですが、過去・現在の動物医療では抗生物質を服用することがファーストチョイス(第一選択)です。
これは個人的も同様で、今でも変わることはありません。
ですがそれは「治療」としてで、「なぜこの皮膚病になっているのか?」に対する治療ではありません。
予測ではありますが、今回の症例に適切な抗生物質を処方すれば同じような改善があったのではないかと思いますが、高い確率で服用をやめれば再発したと思います。
だとすればそれは湿疹を診ているのであって、動物の身体を診ているとはいえない・・・と考えています。
「診極め」とは、改善方法を知っていることではなく、「なぜこうなったのか?次こうさせないためには?」を含めた部分を初診時に判定することです。
今回は初診時にいくつか検査も行いましたが、検査結果を見ることなく「まずはこのスキンケアとサプリメントのみ」とし、個人的には「まずこれでいけるだろう」という確信をもってチャレンジしました。
再発防止のメインはサプリメントで、スキンケアは症状にあわせて行うように指導しています。
再発がなければこまめなシャンプーもなくなり、飼主さまにとっても随分とケアの負担が少なくなると思います。
投稿者:
2015.02.24
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
つい先日まで1ヶ月以上放置していたブログですが、今日2回目の更新です♪
今回は再発しやすい皮膚病の中でも最も多い、細菌性の湿疹「膿皮症」についてです。
治療すれば改善するけど、治療をやめると再発する皮膚病・・・悩んでいる方は非常に多いと思います(僕もずっと悩んでいました)。
シンプルな治療方針としては「適切な抗生物質を服用し、適切なシャンプー療法を実施する」ですが、これだけで治るのではあれば誰も困りません。
もちろん耐性菌への対策としての感受性試験だけでなく、アレルギーやホルモン疾患などの基礎疾患が存在することがあるため、
・犬アトピー性皮膚炎の管理
・食事療法
・甲状腺機能低下症などの内分泌疾患の評価および治療
なども重要です。
ですが、できうる客観的な検査法を実施してもこれらの明確な診断名に当てはまらない「皮膚病になりやすい、再発しやすい体質」ということもあります。
それが「体質だから・・・」となるのですが、明確な診断名がなければ改善方法がないわけではありません。
今回はアトピーもない、食事療法も実施して、内分泌疾患もない、シャンプーもしっかりしている・・・・・にも関わらず湿疹が再発する症例についてです。
【症例】
犬 フレンチ・ブルドッグ
【病歴】
〇痒み(顔・耳・四肢端・体幹)を伴う皮膚病
〇ステロイドを服用することで痒みを止めていた
〇ステロイドをやめると身体を傷つけるほど掻いてしまう
【初診時の状態】
上の写真は、ステロイドの副作用で被毛が少なくなっています。
上の写真の円形のフケが細菌感染を起こしている湿疹です。
このタイプにステロイドの使用は治療が難しくなるため、個人的には使用せずに治療を行います。
治療後は、
ステロイドを中止し、適切な抗生物質とシャンプー療法、食事療法で湿疹をコントロールすれば被毛もきれいに再生してきます。
ただし、今回の症例はここではおわりません。
抗生物質の服用を中止すると・・・
湿疹が再発します。
再び抗生物質を服用することで、
綺麗に改善します。
しかし、抗生物質の服用を中止すると1ヶ月たたないうちに必ず再発するのです。
湿疹ができる ⇒ 抗生物質を服用(1~1.5ヶ月) ⇒ 湿疹消失 ⇒ 抗生物質終了
⇒ 1ヶ月ただずに湿疹再発 ⇒ 抗生物質再開(1~1.5ヶ月) ⇒ 湿疹消失 ⇒ 抗生物質終了
⇒ 1ヶ月たたずに湿疹再発 ⇒ 抗生物質再開・・・・・・・・・・
最も皮膚病になりにくい冬に湿疹が少ない(ゼロではない)時期があったため、抗生物質の再投与を先送りして耐えた時期もありますが、身体に湿疹がない状態をみることはほぼできませんでした。
お恥ずかしい話ですが、今回の症例ではこの状態で1年半以上経過しました。
おそらく日数として半分を超える期間で抗生物質を服用していたと思います。
そして昨年の閃き、ここから治療方針が大きくかわりました。
あの治療症例からさらに工夫を重ね、2年目が終わろうとする今回の症例でも治療チャレンジすることに!
すると・・・
抗生物質を服用していないにもかかわらず湿疹がない!!
去年の時点はまだドキドキしていましたが、もう今年に入ってからは確信があったので、今回の症例に対しては「絶対にうまくいく!」と自信がありました。
幸い今は最も湿疹ができにくい冬という条件もあるかもしれませんが(それでも去年の冬は湿疹あり)、もう今までのように抗生物質に頼るようなことはないと思います。
昨年「この冬のうちに磨き上げてみなさまの元へお届けできるようにします」とお話しましたが、そろそろ実現しそうです。
あとほんのわずかな微調整、今治療チャレンジしている柴犬でいい結果がでれば最終決定にしたいと思っています。
ここからは少しマニアックな話になりますが・・・
そもそも細菌が原因となっておきる湿疹『膿皮症』の細菌ですが、元々皮膚の表面にいる常在菌(みんなの皮膚の上にいる菌)です。
他のわんちゃんからもらった菌が原因ではありませんし、どこからか拾ってきたものでもありませんし、皮膚病が治ったあとにも皮膚に残っていますし、皮膚病になったことがないわんちゃんの皮膚にもいます。
※まれにそうでない菌の皮膚病もありますが、非常に少ないです。
そしてこの皮膚病の現在の主流の治療が「菌を抑えるために、抗菌剤を服用する。」「菌を抑えるため殺菌剤の外用を塗布する。」となっているのですが、何か違和感を感じませんか?
そう、「なぜ菌が増えたのか?」についての対策が抜けているのです。
菌を抑える抗生物質も菌を抑える殺菌外用薬も「皮膚で菌が増えた原因」を治療しているわけではありません。
僕も過去、現在、そしてこれからの未来もこの抗菌剤と殺菌外用薬を使用し続けるため、間違った治療アプローチとは考えていませんが、「殺菌」という治療だけでは本当の意味で治療とはいえない・・・・・ずっとそう考えていました。
でも「なぜ増えたのか?」がわからず何年も経ちました。
去年から紹介しているこの閃きのアプローチですが、
〇抗菌剤のように皮膚に到達して菌を抑える効果はありません。
〇殺菌外用薬のように皮膚に直接塗布するものでもありません。
皮膚にはまったく届かないところからアプローチしています。
「なぜ増えたのか?」を説明する明確な答えが1つだけではないとは思いますが、治療結果をみると今まで足りなかったピースの1
つであると思います。
遠くて診察が受けられない飼主さまにお届けできるようにしますので、準備が出来次第このブログ、そしてホームページでご案内します。
予定は3月末か、4月中です。
投稿者:
2014.02.01
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック獣医師平川です。
さて、今日はフレンチブルドッグの難治性皮膚疾患についてです。
「痒みが強く、なかなか治らない」と当院の皮膚科診療を受診される中でも多くを占めるのがこのフレンチブルドッグですが、今回紹介する症例はそんなフレンチブルドッグの難治性になり易い典型的な皮膚疾患の1つです。
【症例】
フレンチブルドッグ 3歳10カ月 女の子
【過去の病歴】
〇生後1歳前からお腹の湿疹の再発を繰り返す
〇2歳ごろまでは、抗生物質と痒み止めの2種類で改善していた
〇但し、内服をやめるとすぐに再発する
〇この1年は赤い湿疹だけでなく、皮膚がめくれるような脱毛が全身に広がる
〇痒みは非常に強い(頚部、ワキ、腕、お腹~お尻、顔、耳、四肢端)
※痒みがないところはない
さて、初診時の状態です。
まずは顔正面から。
つづいて、右の顔の拡大です。
これでは皮膚病のようにみえないかもしれませんが、非常に痒い部位の一つです。
細かい白いフケがあり、べたつきが認められます。
続いて、左耳です。
続いて、左半身です。
病変を分かり易くみるため、斜め後ろからみてみましょう。
斜め後ろからみると、病変の数が多いことがわかりやすくなると思います。
その一つを拡大してみましょう。
同じように右半身をみてみましょう。
続いて、四肢端ですが四肢に同じ病変が認められるため1つだけみてみましょう。
この指の間をそれぞれ拡大してみましょう。
続いて、足の裏です。
続いて、胸部(腹側)です。
続いて腹部です。
同じく、腹部の病変部がある拡大です。
左内股の拡大です。
最後に、左内股の拡大です。
これが難治性皮膚疾患のフレンチブルドッグの典型の1つです。
さて、ここから治療後の状態と比較してみましょう。
赤みが少ないのでわかりにくいかもしれませんが、毛並みが綺麗になっていることが皮膚コンディションが改善している証拠です。
続いて、左耳です。
続いて、左右から状態です。
続いて、四肢端の比較です。
続いて、胸~腹部~内股です。
この比較写真に要した治療機関はわずか6週間です。
ただ完治ではなく、今でも継続治療を行っています。
大事なことはフレンチブルドッグを知ることです。
教科書的に診断名を当てはめて、治療を選択しても治らないこともめずらしくありません。
それは「木を見て森を見ず」と同じことで、本質的なところの評価が不十分といえます。
やはりフレンチブルドッグには他犬種にはない独特の体質があるため、それにあった病変の診方、治療選択肢があります。
フレンチブルドッグの体質をよく知る
これに尽きます。
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